大阪城 OB P 寝屋川流域 総合治水対策 流域面積 約270k ㎡ 東西約14k m 南北 約19k m 寝屋川流域の特徴 淀川 大和川.

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大阪城 OB P 寝屋川流域 総合治水対策

流域面積 約270k ㎡ 東西約14k m 南北 約19k m 寝屋川流域の特徴 淀川 大和川

寝屋川流域の特徴 河内湖の時代 (1800 ~ 1600 年 前) 河内湾の時代 (7000 ~ 6000 年 前) 江戸時代 (300 ~ 400 年 前)

大阪湾 生駒山 寝屋川流域の特徴

寝屋川流域 流域の3/ 4が内水域 寝屋川流域の特徴

流域唯一の出口 京橋口 寝屋川 寝屋川流域の特徴

寝屋川 寝屋川流域の特徴 感潮河川区間

浸水被害状況

(1) 計画降雨として当時の既往最大実績降雨(大阪管区気象台、明治 29 年 8 月 30 日、最大時間雨量 61.8mm 、 24 時間雨量 175.6mm )を対象と した。 (2) 流出計算は日本で始めて使用する流出函数法(指数函数)とした。 (3) 流出係数は、流域が田園都市として発展することを想定、浸水実績を 考慮した実測値に将来の土地利用を考慮した補正を行った。 結果、f =0.25 ~ 0.35 を採用。 (4) 内水域のポンプ排水容量は市街地では完全排水、農地では 20cm 、 24 時間の堪水を許容することで定めた。 (5) 不等流と不定流との結果に大差が無いことを確認し、不等流を採用。 また、粗度係数も実測値を検証しn=0.025を用いた。 (6) 洪水処理計画では、分水路方式を積極的に取り入れ、第二寝屋川、平 野川分水路の新川開削を計画の柱とした。 第一次治水計画

第二次治水計画

累積沈下量 地盤沈下の変遷 第二次治水計画

計画降雨 計画降雨は、昭和 32 年に八尾で観測された流域内の戦後最大降雨 ( 最大 1 時間雨量 62.9 ㎜ /hr 、最大 24 時間雨量 ㎜ ) とし、流域全体 に一様に降るものとします。 R 24 = ㎜ r max =62.9mm/h R 24 =311.2mm 全流域一様降雨 第二次治水計画

昭和 32 年 6 月降雨 等雨量線

流量計算の概要 (1) 計画降雨は既往最大とし、昭和 32 年6月八尾観測所の観 測雨量(最大時間雨量 62.9mm 、 24 時間雨量 ㎜)を用 い流域分布は一様とした。 (2) 流出計算は合理式(流出係数は全域 0.8 )により、排水区 ごとに求めた。 内水域は下水道整備計画のポンプ容量でカットし、全流出量 を排水し終えるまで一定量の流出とした。 (3) 河道流量については各排水区からの流出を河道貯留も考慮 し、貯留関数のパルス法を用い算定した。 第二次治水計画 基本高水流量 1,650㎥ /sec (京橋口地点)

太間 P 毛馬 P 第二次治水計画 恩智川逆流河川恩智川逆流河川 治水緑地 第三寝屋川 寝屋川道水路寝屋川道水路 城北運河

基本高水流量 1,650 ㎥/ s 【京橋口地点】 河道改修 850 ㎥/ s 流量分担計画 寝屋川流域第二治水計画 放水路 425 ㎥/ s 遊水地 405 ㎥/ s さ だP 90 ㎥/ s 寝屋川P 135 ㎥/ s 毛 馬P 200 ㎥/ s 打上川 35 ㎥/ s 寝屋川 130 ㎥/ s 恩智川 240 ㎥/ s

第二次治水計画

昭和48年 市街地 田 畑 平成 8 年 市街地 田 畑

● 昭和 47 年 7 月 大東市・曙町 平成 7 年 7 月 東大阪市・善根寺町 昭和 57 年 8 月 大東市・恩智川竹橋上流 ● 平成 9 年 8 月 八尾市・本町 流域の浸水被害

270 0 62.9mm/ hr 311.2mm/d ay 寝屋川流域総合治水計画

流域基本高水流量 2,700 ㎥/ s 【京橋口地点】 治水施設による対策 2,400 ㎥/ s 流域における対策 300 ㎥/ s 【400万㎥】 流量分担計画 寝屋川流域総合治水計画 流す施設 ためる施設 分水路 地下河川 遊水地 調節池 河川の改修 ためる施設 浸透施設 保水・遊水機能の保全対策 ソフト面からの対策 市街化調整区域の保持 森林・緑地の保全 小規模開発対策 水害に強い街つくり 水害に強い土地利用 水防災に対する市民意識の向上 警報システム・以南対策の充実