Current Status of the WFMOS Negotiation K. Motohara, T. Yamashita, M. Hayashi, H. Karoji, and Y. Suto
始まりの手紙 Gemini 側は製作者が決まる頃までに NOAJ と何らかの協定を 結ぶ事を希望している。 この協定では WFMOS が完成したら すばるに搭載すると明記する必要があろう ( SAC) 。 A Letter from Douglas Simons to Shoken Miyama (abstract) Gemini would like to begin discussions with representatives from the Subaru community regarding the future joint development and operation of WFMOS at Subaru. In order to make a commitment to eventually build WFMOS, a draft agreement describing the nature and scope of the collaborative development of WFMOS using Gemini and Subaru resources will need to be established on similar timescales as the studies themselves. I would therefore greatly appreciate your identifying representatives who could enter into such discussions and represent the interests of Subaru, NAOJ, and the Japanese astronomical community as we develop such a draft agreement.
Request to SAC from Subaru Director 観山台長: WFMOS の概念設計終了後に日本との交渉が必要となるが、 日本側の交渉相手を指名してほしいという内容だ。 SAC で人選をお願いしたい( SAC) 。 これに対して、 SAC は新しいメンバーで発足した段階から 人選を進め、日本側のすばるコミュニテーの代表として、 SAC 委員から山下卓也(広島大学)と本原顕太郎(東京大学)の 二名を台長に推薦することとした( SAC) 。 観山台長はこれを受けて、さらに、 NAOJ 代表として 林正彦、唐牛宏の二名を追加し、すばる側の交渉人として四名の 体制で臨むことを Gemini 側に通知した( ) 。 また、日本側代表は山下が務めること決定した。 交渉は SAC が全面的に補佐役を努める事とする。
WFMOS-WG within SAC 交渉人の本原を中心に、 WFMOS - WG を発足させ、 に 第一回の意見交換会を行った。 WG のメンバーは本原、山下、須藤、 臼田、岩室、有本の計 6 名。この WG で具体的な交渉内容を詰め、 SAC でその内容を議論して、補完することにする。 WG 意見交換会では、 WFMOS は有力な装置であり進めるべき である、という点では全員の意見が一致したが、今後どのように 進めてゆくかロードマップを描く必要があることを確認した。 これを受けて、 SAC は 8 月の光天連、冬のすばる UM でコミュニテーの 意見を十分聞いた上で、交渉に臨むこととした( SAC) 。 すばるユーザーはまだ WFMOS が現実の話だと思っていないと 判断されるので、光天連シンポジウムでは現実問題として提示して、 ユーザーの意見を出してもらうこととした。
WFMOS as a Next Gen. Subaru Instrument Report of the Next Gen. Subaru Instrumentation From the View of Galaxy/Galaxy Formation ( Ouchi Report 、 : Supervised by SAC ) ( Presented in 2008 Subaru UM ) Contributor : ( 50 音順) Wako Aoki, Masa Akiyama, Nobu Arimoto, Takashi Ichikawa, Yuka Uchimoto, Moto Enoki, Masami Ouchi, Koji Ohta, Masa Onodera, Masa Chiba Nobu Kashikawa, Koji Kawabata, Taddy Kodama, Tomo Goto, Kazu Shimasaku, Masa Tanaka, Nao Tamura, Mamoru Doi, Chihiro Tokoku, Tomo Totani, Tohru Nagao, Masahiro Nagashima, Ken Nagamine, Takashi Hamana, Yosuke Minowa, Masao Hayashi, Naoki Yasuda, Tohru Yamada Organizer : Ouchi, Hamana, Arimoto
Ouchi Report すばる次世代観測装置検討会の結論 「銀河進化史、その全容の解明」という銀河天文学の 大目標を達成するために、次世代(5-10年後)にすばるで行うべき サイエンス課題と、その実現に必要な次世代観測装置を 多角的に検討した。その結果、すばるで行う次世代銀河天文学において、 (1)主焦点多天体可視分光装置 (2)主焦点広視野近赤外線撮像装置 (3)(多天体)面分光装置 の三つが(現有装置および FMOS 、 HSC を除いては)最も 有効であるとの結論に至った。一方で、5-10年後の30m望遠鏡、 JWST 時代における装置の競争力を考えた場合、(1)は他に類を見ない 成果を期待でき、(2)は他の装置と比べやや優位であり。(3)は 何らかの工夫をしない限り他の望遠鏡と同等の性能となると予想される。 これら 3 装置の性能は、対象とする赤方偏移や理解できる銀河の 物理が異なるため、相補的でありいずれも銀河研究に欠かす事ができない。
GOPIRA Symposium 光天連シンポジウム( 2008/8/21-22 )では、 これまでの経緯をまずコミュニティへ説明 期待されるサイエンスのトピックス、 WFMOS についての懸念 などが示された。 最後に、挙手による意見分布を求めたところ、 WFMOS の 渉を進めることに肯定的・中立的意見が大勢を占めた。 ⇒ Proceed the Negotiation
Goal of Negotiation 「すばると Gemini の間で WFMOS 製作についての合意書案を作成す る」 2009/5 に、何らかの形 ( ドラフトなど ) を出すことが目 標 ⇔ 2009/8 に、現在の装置検討の契約が切れるため 少なくとも、 Gemini Board が製作にとりかかれる保 障がほしい ( すばるへの搭載、サーベイ観測夜数 )
Previous Negotiation Meetings ● 第 1 回 : Hilo ● 第 2 回 : 三鷹 SAC : 三鷹 ● 第 3 回 : 本郷 SAC : 三鷹 ● 第 4 回 : 三鷹
Key-points for the Negotiation Survey Nights Time Exchange Construction Cost Development in Japan Operation
Survey Nights 5yr/300nights がベースライン 基本的には現在のすばる戦略枠の中で行う サーベイ観測夜の半分は Gemini 時間で補填 される
Time Exchange Common Use Time Exchange 将来的に時間交換を拡大し年間数十夜にする ( 現在年間 10 夜以下 ) Gemini 側からも PI 共同利用観測の希望があるため サーベイ観測時間の折半分を含め、 Gemini を年間 50 夜程度使う Exchange Rate 現在の時間交換は Classical 観測で行われているが、年間 50 夜と なると、 Queue をメインに運用している Gemini にとっては現実 的ではない。 Gemini-Queue / Subaru Classical の時間を 1:1 で交換。 ただし、 Gemini の Band1, 2, 3 にプロポーザルを割り当てる
Time Exchange Gemini Queue Band System 採択プロポーザルのランクごとに、 3 つのバンドに振り分ける Band1: 達成率 90% ( 観測条件が緩ければ 100%) Band2: 達成率 75% Band3: 達成率 30-60% Band1 にのみ配分を希望するのであれば、交換比率の目安は 1:0.6 になる
Construction Cost WFMOS の製作コストは現時点でも確定していない そもそも、いつの価格で計算するの? 為替レートは? 製作が遅れた際の追加予算はどうカウントする? すばるとしては、観測夜を売る、というつもりはない とかやっているとキリがない。 製作コストではなく全コスト、という概念とする HSC と共通部分の製作コストを日本側負担とみなす 運用はすばるが費用を持つ もちろん、日本側も予算措置の努力を行う とすることで、細かな計算なしに ” 折半した ” とみなして進めたい
WFMOS Development in Japan Persons 日本側での PI 候補確定 観測装置に通暁した人材は候補はいるが、確定できていない Instrument Development 現在候補として考えられているのは、 ・主に分光器のカメラ部分。 Hamamatsu CCD + Readout Electronics ・データ解析システム、アーカイブ もちろん、それ以外のコンポーネントの開発可能性もある(しか も Gemini funding で) 最終的な合意文書の締結までに大体の体制を確立しないといけな い
WFMOS Operation Open-Use Process 日本⇔ Gemini 時間交換へのプロポーザルの処理は、現在と同じ 枠組みで行う 日本独自にプロポーザル選択を行い、それを Gemini ITAC に送る Survey Team Selection/Formation Process 日本は All Japan 体制になるのに対し、 Gemini 側はそうならない だろう。どのようにアレンジするのかは今後の議論が必要
Impact to Subaru Users Strategic Survey 300nights/5years Subaru Open Use Nights decrease by 30% Japanese Community MUST use Gemini 50nights/year
Impact to Subaru Users (cont.) Current : 240nights/yr With WFMOS : –80nights/yr がサーベイ・時間交換に費やされる –Grey/Dark nights(160nights/yr) の半分はなくなる。 – ただし、 Gemini で 50nights/yr が使える However… –WFMOS がなくても、戦略枠で Max 60nights/yr は使われる 可能性は常にある。 共同利用 戦略枠 時間交換 共同利用 戦略枠 共同利用 共同利用 (Dark/Grey) 時間交換 戦略枠 共同利用 戦略枠 Gemini 共同利用
Gemini Promotion Subaru UM での Gemini 報告 (Simons) Chris Packham (Gemini-US SAC Chair) 行脚 2008/11/17 @東北大 天文台・東京大天文センター 東京大本郷 広島大 神戸大 京都大 Graduate Student 懇談 (2008/11/25) Scot Kleinman, Joseph Jensen(Gemini) 東大・国立天文台大学院生
Future Schedule 2009/Feb/22-23 : Design Selection 2009/Mar : Design Report at ASJ Meeting (Lunch Time : Will be announced) 2009/Feb-Mar : Draft Agreement 2009/May : Subaru-Gemini Kyoto Conference 2009/May : Agreement