マーケティングリサーチの管 理

リサーチ部門の機能 トップマネジメントの意思決定システム の参画 経営戦略・マーケティング戦略を支援す る情報の収集と分析・報告 戦略内容を支援する発案能力 消費者・顧客の動向に関する分析力・洞 察力 リサーチ・スペシャリスト集団としての 研究開発力

リサーチャーの資質 素養関係 – 企業行動を理解しマーケティング視点に立脚 している – 消費者の心理や行動に強い関心がある – 論理的思考、科学的思考ができる – チャレンジ精神が旺盛である – サービス精神がある – 責任感が強い

リサーチャーの資質 能力関係 – リサーチの企画・設計に優れている – 実査・集計業務に明るい – 分析能力、洞察力、要約力に優れている – 文章表現が豊かである – 口頭プレンゼンテーションに優れている – 数字に明るい

リサーチャーの資質 態度関係 – 問題点を完全に解決しようとする気持ちが強 い – 作業効率を高める努力をする – 自社内のリサーチ発注部門を支援しようとす る気持ちが強い

人材育成 リサーチの理論や実際を交互にマスターさせ る リサーチ結果の口頭プレンゼンテーションを 経験させる マーケティング・マインドをもって、リサー チ結果を簡潔に要約させる 優秀な調査会社で実施訓練を積ませる 外部研修会に参加させ、内容を詳細に報告さ せる 特定のテーマについて論文を書かせる

情報管理 自社のセールスデータを徹底して競争他 社に対して秘密保持する 調査対象者データは発注企業に絶対に漏 れてはいけない

年間計画の策定 プロジェクト計画書の作成 予算編成

調査会社の選択 企画力、分析力の優秀性 リサーチの専門的、技術的知識 マーケティング知識 実査能力 日程の厳守 迅速な作業対応 見積もり金額の妥当性 秘密保持の体制 研究開発姿勢 実査を得意とするか、企画・分析を得意とするか 定性調査を得意とするか、定量調査を得意とするか オールラウンド型か、得意分野への特化型か

調査会社の管理 自社のリサーチャーが調査会社に対して、 すべてのリサーチプロセスにおいて、正 しい方向づけ・ディレクションを実行す る 調査会社に対して、調査の結果が自社の マーケティング展開に生かされている点 を可能な限り相手に説明する 調査会社との共同作業を実施する

シンジケート・サービス

シンジケートサービスの調査と は、 シンジケートサービスの調査とは、ある調 査会社が、ある調査を企画・実施、その データを多数の企業にオープンに販売す るタイプの調査である。

消費者パネル調査 パネル調査とは、同一の調査対象に向けて 繰り返し実施するマーケティング調査のこ と。 消費者パネル調査：調査モニターとして登 録した特定の調査対象（パネラー）に対し て継続的に調査を実施するもの 。

調査方法 日記式調査方式 … パネラーが購入品目を 自ら記入し、調査会社に送信する方法。 スキャンパネル方式 … バーコードリー ダーで商品バーコードを読み取り、調査 会社に送信する方法。 – ストア・スキャンパネル – ホーム・スキャンパネル

SCI (Intage) １．手法：ホームスキャニング

SCI (Intage) ２．地域 （沖縄を除く）全国 ３．対象世帯 ２人以上一般世帯 ４．サンプル数 全国１万２００８人世帯 ５．サンプリング 三段抽出

SCI (Intage) 報告データ 購入世帯率 １００人世帯あたり購入金額、購入個数、 購入量 シェア（金額、個数、容量） 購入世帯当たり購入金額、購入個数、購 入容量 購入実単価

SCI (Intage) 対象品目 食料品（主食、調味料、加工食品、嗜好 品、飲料） 雑貨品（衛星用品、生活環境用品、紙・ 包装品、ペット用品、趣味・文化用品、 各種雑貨品） 医薬品

SCI (Intage) 報告形態： クライアントサーバー型検索・分析ソフ ト「 Partner & Brains 」 磁気テープ ハードコピー

小売店パネル調査

SRI (Intage) （１）データの活用領域  シェア状況、店頭回転状況、販売店率  販売要因分析、価格効果の測定  売れ筋商品動向、ブランド力の測定、市 場トレンド

SRI (Intage) （２）調査方法  手法：各パネル店の POS レジに入力された POS データが店単位のコンピュータに集約 され、毎日オンラインで調査会社のホスト コンピュータに転送される。  地域：全国  対象パネル店の業態：スーパーマーケット、 コンビニエンスストア、酒店、食料品、 ホームセンター、薬局、ペットショップ

SRI (Intage) （３）報告データ  販売金額  販売量  販売店率  マーケットシェア  販売店当たり販売量  取り扱い店内シェア  販売価格

ACSISS-E （ Gfk Marketing Service Japan) （１）データの活用領域  事業・販売計画の立案  商品企画  生産計画・物流計画の見直し

ACSISS-E （ Gfk Marketing Service Japan) （２）調査方法  手法：店頭で消費者が家電製品を購入し、 POS データを通過したデータを入手し、 拡大推計する。  地域：全国  対象パネル店：日本全国家電量販店４５ 社約 3800 店舗  対象製品：ＡＶ機器、情報機器、季節空 調、白物家電、住宅設備機器、精密機器

ACSISS-E （ Gfk Marketing Service Japan) （３） 報告データ 販売数量・金額、加重平均価格、数量・金額シェア

テレビ視聴率調査（ビデオリ サーチ） １．ピープルメーターによる調査

テレビ視聴率調査（ビデオリ サーチ） ２．オンラインメータによる調査

テレビ視聴率調査（ビデオリ サーチ） ３．日記式アンケートによる調査

そのほかのシンジケート・サー ビス １．シングル・ソース・データ（「購買 データ」＋「 TVCM 視聴データ」） 例：インテージの SSJ, ビデオリサーチの ACR データ活用領域 ①既存品の場合：購買データにもとづく ターゲットセグメント毎の当該 TVCM 視聴 状況の把握。 ②新製品の場合：当該 TVCM 視聴状況別 のトライアル購入率の把握。