Struts VS SAStruts ・ STRUTS と SAStruts を比較します。
Struts のメリット１ STRUTS はディファクトスタンダード。 ↓ プログラマがたくさんいる。 ライブラリ、ツールがたくさんある。 ビジネス案件が豊富。 書籍などの情報元が豊富。
Struts のメリット２ ・根源的な部分のみのフレームワーク。 ↓ 拡張が容易。理解が容易。 ・大規模アプリケーションの十分な実績。 ↓ 枯れている。高いパフォーマンス。安定性
Struts のデメリット ・設定ファイルが肥大する。 ・修正するたびにサーバ再起動。 ・テストしずらい。 ↓ 生産性が低い。
SAStruts の設計野望 安定していて、知っている人もたくさんい る。けど使いづらい。 ↓ ・使いづらい部分だけ改善して安定してる部 分は使いまわそう。 ・ Struts を知っている人を取り込もう。
SAStruts で改善１ (before) ※ 設定ファイルを無くした。 struts の場合 <action path="/login"←url キー input="~~~~~~~~~~~" name="LoginForm" ←Form 発見 type="LoginAction"←Action 発見 scope="session" validate="true">
SAStruts で改善１ (after) sastruts の場合 url: /login ↓ ( フレームワークが推測 ) アクション： → loginAcition ( 格納場所： pakkege.action) フォーム： → loginForm ( 格納場所： pakkege.form) ↓ 格納場所やネーミングルールで対象を 見つけることで解決。書かなくていい。
SAStruts で改善２ (before) ※ form 情報の取得をシンプルに struts の場合 –public ActionForward execute(ActionMapping mapping, ActionForm form, – HttpServletRequest request, – HttpServletResponse response) – throws Exception { – LoginForm loginForm=(LoginForm)form; – String user=loginForm.getUser(); – String inputPassword=loginForm.getPassword(); – ActionForward af = null; – if (user == 10113) { – af = mapping.findForward("success"); – } else { – af = mapping.findForward("failure"); – } – return af; – }
SAStruts で改善２ (after) ※ form 情報の取得をシンプルに struts の場合 –protected LoginForm loginForm; = "checkPassword", input= 失敗.jsp) –public String index(){ – return input= 成功.jsp; –} ※条件 user = の定義部分は, メソッド checkPassword として loginForm クラス内に書く
SAStruts で改善（その他） ・プログラムの組み替えを自由に インスタンス化処理を DI コンテナに委譲することで プログラムを疎結合にした。 ↓ 結合関係を切り替えられる ↓ 組み替えが自由になる。 ↓ テストが楽になる。プログラムの再利用が容易。 ※ DI によるソースの POJO 化機能
比較 STRUTSSASTRUTS 雑感 開発スピード ×○ コード量が減る、テスト環境が作りやすいな ど 言語習得△ × SASTRUTS の方が、決め事が多いので JAVA から勉強すると覚えることが多い 再利用性 ×○ POJO 化されているので再利用しやすい。 安定度 ( 実績 ) ○ △ STRUTS は長年使われてきたので枯れている が、 SASTRUTS も コアの部分以外で追加されているクラスが少 ないので間もなく安定する だろう。 処理速度 ○ △実際には比較していないが、設定ファイルを 無くすなど自動化している 部分の処理が追加されるはず。
まとめ ・ SAStruts は昨今はやっているアジャイル開発 に向いている。 ・ SAStruts の大型案件実績も出てきているので STRUTS に取って代わる日も近いのでは。