Ⅴ.記帳事務の概要 1.一連の作業の流れ 2.1日の大まかな作業 3.入力事例 (1)現金受 (4)振替(振替元固定) (1)現金受 (4)振替(振替元固定) (2)現金払 (5)返納金戻入れ(現金) (3)振替(通常振替) (6)返納金戻入れ(振替) (参考)振替歳入
1.一連の作業の流れ 記帳事務は統合国庫記帳システムへの入力等により実施する。 取引証票 取引証票と共に、統轄店に送付 入力資料 入力画面 確認画面の印刷 通常振替・入力 (振替先) 口座: 取引店: 取引官庁: ∫ 振替書番号: 123 金額: 5,432,000 (振替元) 通常振替・入力 (振替先) 口座: 取引店: 取引官庁: ∫ 振替書番号: 123 金額: 5,432,000 (振替元) 取引証票 入力結果確認表(国庫金受払 集計報告・代理店直扱分)の印刷 ①パスワードを定期的に 変更 ②ウィルスチェックを 定期的に実施 取引証票と共に、統轄店に送付 基本的な画面遷移 メイン メニュー 取引を選択 口座指定 画面 口座を設定 入力 画面 確認 確認 画面 出力 画面 完了
2.1日の大まかな作業 時間帯 作業内容 8時30分 オンラインの開始 8時30分~ システムの開始(ログイン) ホーム画面の確認 8時30分 オンラインの開始 8時30分~ システムの開始(ログイン) ホーム画面の確認 当日取引データの入力(~入力終了の送信まで) 13時00分 口座別受払残高一覧の出力 適宜 振替済書、振替済通知書、訂正済通知書の出力 15時00分 窓口終了 ~ 国庫内為替取引(他店振替分)の入力確認 当日受付取引の入力済確認 合計書、歳入金等一覧の出力、受払証票と照合 国庫金処理別受払高表の出力、自行庫勘定と照合 16時00分 国庫内為替取引の送信締切 国庫金受払集計報告(代理店直扱分)の入力 ~17時00分 入力終了の送信 17時00分 システムの終了(ログアウト) 18時00分 オンラインの終了 (注)上表は、10日、16日、月末日以外の日のケース。 10日、16日、月末日は、入力終了の送信刻限とオンライン終了時刻がそれぞれ30分間延長。 ・入力終了の送信刻限:17時00分⇒17時30分 ・オンライン終了時刻:18時00分⇒18時30分 【参照:統合国庫記帳システムの留意事項【代理店用】1.(2)】
3.入力事例 (1)現金受【口座指定】1/2 納付者等から、受入書類に現金または小切手等を添えて納付を受けた場合(歳入金等 納付者等から、受入書類に現金または小切手等を添えて納付を受けた場合(歳入金等 および歳出金の返納金戻入れにかかるものを除く。)において、当該受入書類に 基づく受入先官庁等の口座に対する受入れの記帳を行うケース。 ・ローカル口座番号を入力し、 「▼」を押すと、当該官庁名が 表示される ・また、ローカル口座番号を入力す ることなく、「▼」を押すと、 自店がローカル口座として登録 している口座の一覧が表示される (最初にこれを選択した場合には、 以下の「取引官庁」、「計算科 目」が自動的に入力される) プルダウンメニューから、該当する計算科目名を検索して指定(但し、最初に「口座」を指定した場合には、自動的に入力される) デフォルトでは自店名が表示される(他店口座を指定する場合は、プルダウンメニューから、該当する取引店名を検索して指定する) 指定した口座名称等が表示されていることを確認し、「口座設定」ボタンをクリック(→入力画面へ)<以下【口座指定】画面において同じ> プルダウンメニューから、該当する官庁名を検索して指定(但し、最初に「口座」を指定した場合には、自動的に入力される) 【参照:統合国庫記帳システム関係事務取扱要領(代理店用)p.101~】
3.入力事例 (1)現金受【入力】2/2 番号を直接、入力。但し、受入書類に番号が記載されていない場合は、入力不要 金額を直接、入力 プルダウンメニューから、「現金」または「別計算」を選択 (なお、「計算外・内訳帳記帳 (歳入代理店等扱)」および 「計算外・内訳帳記帳」は、 代理店では選択しない) 入力内容が正しいことを確認し、「確認」ボタンをクリック(→確認画面へ)<以下【入力】画面において同じ(p.62を除く)>
3.入力事例 (2)現金払【口座指定】1/2 窓口で小切手の呈示(手形交換所経由分を含む)を受けた場合、または取引先の 官庁等から国庫金送金請求書等を添えて小切手の呈示を受けた場合において、当該 小切手に基づく当該官庁等の口座に対する払出しの記帳を行うケース。 ・ローカル口座番号を入力し、「▼」を押すと、取引官庁名と計算科目名が表示される ・また、ローカル口座番号を入力することなく、「▼」を押すと、自店がローカル口座として登録している口座の 一覧が表示される(最初にこれを選択した場合には、以下の「取引官庁」、「計算科目」が自動的に入力される) 「▼」を押し、該当する 官庁名を検索して指定 (但し、最初に「口座」を指定した場合には、自動的に入力される) 「▼」を押し、計算科目一覧から、該当する計算科目名を検索して指定(但し、最初に「口座」を指定した場合には、自動的に入力される) 【参照:統合国庫記帳システム関係事務取扱要領(代理店用)p.106~】
3.入力事例 (2)現金払【入力】2/2 小切手番号を直接、入力 金額を直接、入力 プルダウンメニューに表示される、 ・現金(現金により支払う小切手の場合) ・手形交換所(手形交換所経由で提示された 小切手の場合) ・国庫送金(国庫送金資金として交付された ・当預その他(上記以外の事務処理区分で 整理する小切手の場合) の中から、該当するものを選択 (但し、「現金」以外は、必要に応じて選択)
3.入力事例 (3)振替(通常振替)【口座指定】1/2 取引先の官庁等から国庫金振替書の交付を受けた場合(歳出金の返納金戻入れにか かるものを除く。)において、当該振替書に基づく振替元官庁等の口座に対する払出 しの記帳を行うとともに、振替先官庁等の口座等に対する受入れの記帳を行うケース。 ・ローカル口座番号を入力し、「▼」を押すと、取引官庁名と計算科目名が表示される ・また、ローカル口座番号を入力することなく、「▼」を押すと、自店がローカル口座として登録している口座の 一覧が表示される(最初にこれを選択した場合には、以下の「取引官庁」、「計算科目」が自動的に入力される) 「取引官庁」にチェックを入れたうえ、 プルダウンメニューから、該当する官庁名を 検索して指定(但し、最初に「口座」を指定 した場合には、自動的に入力される) 振替先の取引店を入力 プルダウンメニューから、 該当する計算科目名を 検索して指定(但し、最初に「口座」を指定した場合には、自動的に入力される) プルダウンメニューから、該当する官庁名を検索して指定(但し、最初に 「口座」を指定した場合には、自動的に入力される) (注)添付書類がある場合、「国庫金振替書」の入力は、 「統合国庫記帳システムの留意事項【代理店用】2.(1)ホ、②」を参照して取扱う。 プルダウンメニューから、該当する計算科目名を検索して指定(但し、最初に「口座」を指定した場合には、自動的に入力される) 【参照:統合国庫記帳システム関係事務取扱要領(代理店用)p.115~】
3.入力事例 (3)振替(通常振替)【入力】2/2 番号を直接、入力 金額を直接、入力 「預託金」等の取引の場合において、 添付書類があるときは、「あり」を選択のうえ、「納入告知書等番号」を入力 (但し、自店内取引の場合には、 納入告知書等番号の入力は不要)
3.入力事例 (参考)振替歳入【口座指定】1/2 歳入金等を受入科目とする振替にかかる取引の記帳を行うケース。 歳入金等を受入科目とする振替にかかる取引の記帳を行うケース。 ・ローカル口座番号を入力し、「▼」を押すと、取扱庁名と計算科目名が表示される ・また、ローカル口座番号を入力することなく、「▼」を押すと、自店がローカル口座として登録している口座の 一覧が表示される(最初にこれを選択した場合には、以下の「取扱庁」、「計算科目」が自動的に入力される) ①統合国庫記帳システムの「取扱庁マスター一覧」を 基に「取扱庁コード一覧」を作成し、国庫金振替書 の「受入科目」に記載された主管名から、同一覧に 記載された「取扱庁コード」を入力し、「▼」を 押して、該当する口座を選択する もしくは、 ②「振替先」の「取扱庁名」を50音検索し、表示され た取扱庁一覧から、主管名を確認し、該当する口座 を選択する 歳入の振替先は、日本銀行本店のみ 振替歳入の場合は「取扱庁(振替歳入)」 にチェックを入れる 振替書に基づいて入力する(p57参照) 【参照:統合国庫記帳システム関係事務取扱要領(代理店用)p.115~】
3.入力事例 (参考)振替歳入【入力】2/2 振替書番号を直接、入力 金額を直接、入力 振替歳入の場合には、「余白記載事項」および「一部相殺超過額の表示の有無」という入力項目が表示されることに注意 添付書類がない場合に、国庫金振替書の 「余白記載事項」に次の記載がある場合は、 余白記載事項の「▼」を押して一覧を表示し、 該当するものを選択 ・健康保険料被保険者負担金 ・船員保険料被保険者負担金 ・厚生年金保険料被保険者負担金 ・労働保険料被保険者負担金 ・国家公務員有料宿舎使用料 ・議員国庫納金 ・防衛省職員食事代 ・防衛省職員被服弁償金 ・防衛省職員被服代払込金 ・労働者災害補償保険通勤災害一部負担金 ・国家公務員通勤災害一部負担金 ・相殺額(一部相殺超過額の振替では、添付書類が ある場合でも「相殺額」を選択することに注意) ・「徴収決定済み」または「徴収決定済」
3.入力事例 (4)振替(振替元固定)【口座指定】1/3 取引先官庁等から、振替元官庁等の口座が同一の複数枚の国庫金振替書の交付を受け た場合(歳出金の返納金戻入れにかかるものを除く。)において、当該振替書に基づく 振替元官庁等の口座に対する払出しの記帳を行うとともに、振替先官庁等の口座等に 対する受入れの記帳を行うケース。 ・ローカル口座番号を入力し、「▼」を押すと、取引官庁名と計算科目名が表示される ・また、ローカル口座番号を入力することなく、「▼」を押すと、自店がローカル口座として登録している口座の 一覧が表示される(最初にこれを選択した場合には、以下の「取引官庁」、「計算科目」が自動的に入力される) 振替先の取引店名を入力(歳入金等の場合は日本銀行本店。他店の場合は、代理店コードを入力し「▼」を押す、もしくは、空欄のまま「▼」を押して検索) 「振替歳入」以外のときは「取引官庁」、 「振替歳入」のときは「取扱庁(振替歳入)」にチェックを入れたうえ、プルダウンメニューから、該当する官庁名を検索して指定(但し、最初に「口座」を指定した場合には、自動的に入力される) (1枚目) プルダウンメニューから、該当する計算科目名を検索して指定(但し、最初に「口座」を指定した場合には、自動的に入力される) プルダウンメニューから、該当する計算科目名を検索して指定(但し、最初に「口座」を指定した場合には、自動的に入力される) 【参照:統合国庫記帳システム関係事務取扱要領(代理店用)p.129~】
3.入力事例 (4)振替(振替元固定)【入力】2/3 振替書番号を直接、入力 金額を直接、入力 添付書類がある場合には「あり」を選択し、「納入告知書等番号」欄に納入告知書等番号を入力 (但し、自店内取引の場合には、 納入告知書等番号の入力は不要) 入力内容が正しいことを確認のうえ、2枚目の振替書の入力を行うため「他口座入力」ボタンをクリック(→振替先口座指定画面<次頁>へ) (1枚目)
(4)振替(振替元固定)【振替先口座指定】3/3 3.入力事例 (4)振替(振替元固定)【振替先口座指定】3/3 ・ローカル口座番号を入力し、「▼」を押すと、取引官庁名と計算科目名が表示される ・また、ローカル口座番号を入力することなく、「▼」を押すと、自店がローカル口座として登録している口座の 一覧が表示される(最初にこれを選択した場合には、以下の「取引官庁」、「計算科目」が自動的に入力される) 振替先の取引店名を入力(歳入金等の場合は日本銀行本店。他店の場合は、代理店コードを入力し「▼」を押す、もしくは、空欄の まま「▼」を押して検索) プルダウンメニューから、該当する官庁名を検索して指定(但し、最初に「口座」を指定した場合には、自動的に入力される) (2枚目) プルダウンメニューから、該当する計算科目名を検索して指定(但し、最初に「口座」を指定した場合には、自動的に入力される)
3.入力事例 (5)返納金戻入れ(現金)【口座指定】1/2 納付者等から、センター支出官を返納先とする歳出金(返納金戻入れ)の受入書類 納付者等から、センター支出官を返納先とする歳出金(返納金戻入れ)の受入書類 に現金を添えて納付を受けた場合において、当該受入書類に基づく日本銀行本店に設 置されたセンター支出官の(歳出金)口座に対する受入れの記帳(支払額等にマイナ ス符号を付記)を行うケース。 「項」を指定した後、一覧から、 該当する計算科目名を検索して指定 「▼」を押し、「項名」の検索画面で項名を入力(漢字変換)のうえ、検索して指定(「計算科目」から選択すると部局等項が 多数に上り、画面表示に相当の時間を要することから、先ず「項名」から入力する) 【参照:統合国庫記帳システム関係事務取扱要領(代理店用)p.142~】
3.入力事例 (5)返納金戻入れ(現金)【入力】2/2 債主コードを直接、入力 (冒頭の「0」は入力不要) 整理番号を直接、入力 金額を直接、入力 取扱官署コードを直接、入力したうえ、「▼」を押す (右側に、官署名が表示される) プルダウンメニューから、「現金」または「当預その他」を選択
3.入力事例 (6)返納金戻入れ(振替)【口座指定】1/2 取引先官庁等から、国庫金振替書にセンター支出官を返納先とする返納金納入告知書 等を添えて交付を受けた場合において、当該添付書類および国庫金振替書に基づく振替 元官庁等の口座に対する払出しの記帳と、日本銀行本店に設置されたセンター支出官の (歳出金)口座に対する受入れの記帳(支払額等にマイナス符号を付記)を行うケース。 「項」を指定した後、一覧から、該当する計算科目名を検索して指定 「▼」を押し、「項名」の検索画面で項名を入力(漢字変換)のうえ、検索して指定 (「計算科目」から選択すると部局等項が多数に上り、 画面表示に相当の時間を要することから、先ず「項名」から 入力する) 振替書に基づいて入力 する(p.57参照) 【参照:統合国庫記帳システム関係事務取扱要領(代理店用)p.154~】
3.入力事例 (6)返納金戻入れ(振替)【入力】2/2 振替書番号を直接、入力 金額を直接、入力 債主コードを直接、入力 (冒頭の「0」は入力不要) 整理番号を直接、入力 取扱官署コードを直接、入力したうえ、「▼」を押す (右側に官署名が表示される)
<内容等に関する照会先> 日本銀行業務局総務課 国庫業務企画グループ Tel: 03-3279-1111(代)