JMP version5(以上) 日本語版のScripting Languageによる プログラミング 京都大学薬剤疫学 樋之津 史郎 hinotsus@pbh.med.kyoto-u.ac.jp
仕様 JMPで生存時間解析を行って出力されたデータセットをもとに、エクセルの散布図で 生存率の描出を行う 打ち切りの「ヒゲ」を描けるようにする 多数の打ち切りがある場合を想定し、打ち切りの出力をしないオプション パワーポイントでの散布図描画のため、行と 列の入れ替えも可能にする
まず、JMPで生存時間解析データを作る
生存時間解析を実行
解析実行
結果のウインドウを下にスクロール ↓下へ スクロール
ここをクリック
右クリック
JMPのファイルとして保存
スクリプトの説明 今回のサンプルでは2群のグラフ。 各々ArmA.JMP, ArmB.JMPというファイルを作ったとする。 スクリプトは、これらのファイルを読み込んで、エクセルで散布図を描くためのデータを作る
JSLスクリプトの KMforExcel22.JSLを読み込む
スクリプトを実行する
ファイル名を聞いてくるので さっき作ったJMPファイルを指定する
「何番目のarmか」を入力する 「新しいテーブル名」は必要なら変更
2番目のarmについても同様
エクセルでの作業 これまでの作業で作られたエクセルファイルを縦につなぐ形で結合し、散布図を描く 線としてつなぐ系列は生存率の推定値のみ 打ち切りの時の「ヒゲ」にあたる部分は Y誤差範囲として描出させる
ArmAの下にArmBのデータをつなぐ、 1行目は下図のように名前を入れる
ワークシートの左上から
ワークシートの右下まで選択
グラフウィザードの「散布図」選択
「系列」タブからWhiskerの系列と NoAtRiskの系列を削除
このようになったら「完了」ボタン
その後の、ちょっとした変更 最大を1.02、最小を0 領域と輪郭を「なし」 補助線を削除 あとはp値などを記入して完成 打切りの「ヒゲ」がなくてよければ、パワーポイントのグラフ(散布図)でも同様に描画可 パワーポイントのグラフで、打ち切りが多くて 行が足りない場合は、スクリプトの「打ち切りデータを無視する」にチェック