第四章 情報源符号化の基礎 4・1 情報量とエントロピー 4・2 エントロピー符号化 4・3 音声符号化 4・4 画像符号化.

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第四章 情報源符号化の基礎 4・1 情報量とエントロピー 4・2 エントロピー符号化 4・3 音声符号化 4・4 画像符号化

4・3 音声符号化 (1)波形符号化 標本値の予測方法(図4・3) 波形の連続性:予測値付近の発生確率が高い t 差分 予測値 4・3 音声符号化 (1)波形符号化 標本値の予測方法(図4・3) 差分 予測値 t -4 -3 -2 -1 (a) 差分符号化 + D - (b)デルタ変調 波形の連続性:予測値付近の発生確率が高い

(2)スペクトル符号化 スペクトル符号化による音声伝送の原理図(図4・4) 送信側で言葉から文字を認識してその文字を送信する 受信側では受け取った文字を合成音声で発声する 不自然な歪みが残る

(3)ハイブリッド符号化 各種の携帯電話に使用 パラメータとコード番号 音声入力 制御 音声出力 通信路 コードブック コードブック 音源 フーリエ変換 パラメータ分析 音源 コードブック 音源 コードブック 誤差最小 ディジタルフィルタ ディジタルフィルタ 制御 音声出力 各種の携帯電話に使用

4・4 画像符号化 (1)ランレングス符号 ランレングス:2値パタンにおいて、0あるいは1が連続する数

ワイル符号、語頭と語尾を分割して示す(表4・2-1) ランレングス 符 号 語 符号長 語 頭 語 尾 1 00 3 2 01 10 4 11 5 6 7 8 9 110 000

ワイル符号、語頭と語尾を分割して示す(表4・2-2) ランレングス 符 号 語 符号長 語 頭 語 尾 9 110 000 6 ... . 16 111 17 1110 0000 8 32 1111 33 11110 00000 10 .. 2048 111111111 1111111111 19

(2)離散コサイン変換・JPEG 画像からN個の連続した画素を取り出す 対称なN個の画素を付加した2N個の画素 DCT

(3)MPEG フレーム間の差分を符号化する フレーム間予測図(図4・5)