得意技の証明 プロのあかし 技能検定 平成17年6月11日 東京都塗膜防水技能士会

東京都塗膜防水技能士会 本技能士会は、平成15年に「東京都塗膜 防水技能検定協議会」の下部組織として ｳﾚﾀﾝとＦＲＰの１・２技能士を対象に、設立 され 1）各種講習会の開催 2）技術資料の作成・配布 3）技能検定への協力 を行っております

会員数は？ 平成１７年４月現在で、正会員１０８名 会費は？ 入会金・年会費とも無料 入会方法は？ 合格通知後にご案内します

東京のｳﾚﾀﾝ・FRPの日程は？

厚生労働省の技能検定とは？ 働く人々の有する技能を、 一定の基準により検定し、 その技能を国として証明する “国家検定制度”

その目的は？ 労働者の 1,社会的評価の向上 2,技能習得意欲の増進 3,雇用の安定 4,円滑な再就職 を目的としている

今までの実績は？ 職業能力開発促進法に基づき、 昭和３４年からスタートして、 平成１６年度現在で、 １３７職種（２２３作業） について実施されています。

どんな職種があるの？ 造園・機械加工・ダイカスト・鉄道車輌製造・ 鉄工・紳士服製造・木型製作・光学機器製造・ 製本・印刷・家具製作・プラスチック成形・とび・ 畳製作・化学分析・漆器製造・築炉・放電加工・ 製麺・フラワー装飾・路面表示施工・配管・さく 井・鋳造・パン製造・酒造・菓子製造・溶射・ ﾃｸﾆｶﾙｲﾗｽﾄﾚｰｼｮﾝ・機械ﾌﾟﾗﾝﾄ製図・義肢製 作・電子回路接続・樹脂接着剤注入施工・型枠 施工・塗装・防水施工など

中央官庁の対応 公共建築工事標準仕様書（平成16年度版） ※改修仕様書も同じ 第１章 一般共通事項 第５節 施 工 1.5.2技能士 第１章 一般共通事項 第５節 施 工 1.5.2技能士 （１）技能士は、職業能力開発促進法による、 １級又は単一等級の資格を有する者・・・ （２）技能士は、・・・・１名以上が自ら作業すると ともに、他の技能士に対して、施工品質の 向上を図るための作業指導を行う。

（財）住宅性能保証機構 優良な住宅の普及と消費者の保護を目的に 設立された（財）住宅性能保証機構では、 各種の保証を行っている。 平成17年４月から、木造住宅の10㎡超20㎡ 以下のバルコニーのＦＲＰ防水も一定の条件 を満たせば保証対象となり、その条件に１つ に“技能士による施工”が明記されている。

検定の実施体制は？

等級は？ ☆ 特級 ☆ １級 ☆ 単一等級 ☆ ２級 ☆ ３級（外国人研修生を対象） ☆ 基礎１級（外国人研修生を対象） ☆ 特級 ☆ １級 ☆ 単一等級 ☆ ２級 ☆ ３級（外国人研修生を対象） ☆ 基礎１級（外国人研修生を対象） ☆ 基礎２級（外国人研修生を対象） 防水施工は、１・２級のみだが シーリング作業だけは、３級もある

受検資格は？

試験の内容は？ １，実技と学科試験に分かれ、両方に 合格すると、“技能士”となります。 ２，片方だけ合格した場合は、翌年から 残りを受検して合格すれば、 “技能士”となります。 （何年かかっても大丈夫です）

学科試験は？ 真為２５問、四肢択一２５問の合計５０問 真 為：設問を読んで、その内容が正しいか 間違っているかを判断して、正・誤 で答える。 択 一：設問を読んで、正解と思うものを 四肢（イロハニ）の中から選び、記号

出題範囲・内容は？ 厚生労働省の専門調査委員会で定めた “基準と細目”の範囲で作成され、防水施 工職種では以下の内容となっている。 １，建築一般 ２，製図 ３，関係法規 ４，安全衛生 ５，該当防水の施工法

学科試験を受験される方に ・試験時間（１時間40分）をフルに利用 ・必ず全問に答える ・設問の語尾に注意 ・ヒッカケ問題や極端な事例はない ・マークシートへの記入は丁寧に

ウレタンの実技試験は？ 標準時間 ：１時間５０分 打切り時間：２時間１０分 内 容：１ 級 試験台の床面、立上り、箱部の全面 標準時間 ：１時間５０分 打切り時間：２時間１０分 内 容：１ 級 試験台の床面、立上り、箱部の全面 に補強材を挿入し、ウレタンゴム系 塗膜防水作業を行う。 ２ 級 １級に準ずるが、箱部は無い。

ＦＲＰの実技試験は？ 標準時間 ：１時間４０分 打切り時間：２時間００分 内 容：１ 級 試験台の床面、立上り、箱部の全面 標準時間 ：１時間４０分 打切り時間：２時間００分 内 容：１ 級 試験台の床面、立上り、箱部の全面 にＦＲＰ防水作業を行う ２ 級 １級に準ずるが、箱部は無い

実技試験を受験する方に １，受験日（午前・午後も）の指定・変更は 一切出来ません ２，試験前に『注意説明』があります、 遅刻は厳禁！ ３，実技試験問題の「注意事項」・「仕様」・ 　 「施工図」・「工具一覧」の全てが問題 ４，試験場での私語は禁止

自分勝手な施工はダメ ・体操競技は規定演技と自由演技の 合計得点で争われるが、技能検定が 要求しているのは、規定競技だけ。 ・勝手な解釈による自由演技（施工）は、 減点される。 ・試験問題で要求している手順、工程、 仕様で施工すること。

実技試験の失格要件 以下の一つでも該当すると失格 １，打切り時間までに 作業が終了しなかった ２，検定委員からの安全衛生上の 指示を守らなかった 3,全体的に出来ばえが不良で、 極めて技能が未熟なもの

みなさまの ご健闘をお祈りします