ソフトウェア工学特論III 第10回 その他の図 情報通信工学専攻 GM11013 堀江 真史 堀江 真史
1.オブジェクト図 オブジェクト同士の関係を表現する 会員リストA 会員リストA オブジェクト リンク 田中さん 鈴木さん 伊藤さん
1.オブジェクト図 オブジェクト図を用いて多重度を考える クラス図を描くとき、多重度を表記するが、この多重度を考えるときに オブジェクト図が利用できる 伊藤部長 企画部 経理部 斉藤部長 技術部 加藤担当部長
オブジェクト図を用いて多重度を考える 伊藤部長 企画部 経理部 斉藤部長 技術部 加藤担当部長
1.オブジェクト図 オブジェクト図でシステムの状態を表現する オブジェクト図はシステム稼動している、ある瞬間のオブジェクトの状 態を表現することができる 田中さん 鈴木さん
1.オブジェクト図 オブジェクト図でシステムの状態を表現する 田中さんの買い物かごの状態 鈴木さんの買い物かごの状態 田中さん:会員 田中さんのかご :買い物かご インスタントラーメン:商品 カレー:商品 サッカーボール:商品 鈴木さん:会員 鈴木さんのかご :買い物かご テレビ:商品 冷蔵庫:商品
1.オブジェクト図 オブジェクト図でシステムの状態を表現する 鈴木さんの買い物かごの状態2 冷蔵庫をやめて、電話をかごに入れた 鈴木さん:会員 鈴木さんのかご :買い物かご 電話:商品 テレビ:商品
1.オブジェクト図 オブジェクトの属性値の表示 クラスからインスタンス生成したオブジェクトの属性値を表示すること ができる クラス→ 田中さん:会員 会員番号=0000001 名前=田中 太郎 住所=東京都豊島区… 電話番号=01-23-4567 鈴木さん:会員 会員番号=0000002 名前=鈴木 花子 住所=埼玉県川口市… 電話番号=09-87-6543 ←オブジェクト→
1.オブジェクト図 コンポジットオブジェクト(UML 1.x) コンポジットクラス コンポジット オブジェクト 部屋 部屋 東側:壁 コンポジットクラス コンポジット オブジェクト 部屋 部屋 東側:壁 西側:壁 南側:壁 部屋 北側:壁 壁 4 床 床 1 天井 天井 1
2.アクティビティー図 UML 1.x UML 2.x ActionState1 ActionState1 Action1 [N] [N]
2.アクティビティー図 アクションUML2.x/アクション状態UML1.x アクションは下記の実行を示す状態 操作または操作内の一部の呼び出し 一連の処理の中の手続き アクション状態 アクション 状態 ステートチャート図の状態→
2.アクティビティー図 デシジョンとマージ デシジョン:処理の分岐を表現 マージ: 複数処理の合流を表現 購入金額の合計 マージ: 複数処理の合流を表現 デシジョン マージ 購入金額の合計 [購入金額<10万円] 購入明細印字 重要顧客に登録
2.アクティビティー図 フォーク、ジョイン フォーク:一つの処理の流れを2つ以上の制御の流れに分割 ジョイン:2つ以上の処理の流れを1つに統合 購買処理 フォーク 購入側処理 販売側処理 代金支払い 販売処理 在庫処理 ジョイン
2.アクティビティー図 レーン UML 1.x いくつかのアクション状態をレーンにより まとめることができる 顧客 販売部門 発送部門 いくつかのアクション状態をレーンにより まとめることができる 現実世界における、組織の単位に相当する。 購買処理 販売処理 代金支払い 在庫処理 商品発送 商品受取
2.アクティビティー図 レーン UML 2.x 顧客 販売部門 発送部門 受付 在庫管理 上旬 購買処理 販売処理 在庫処理 中旬 代金支払い 商品発送 下旬 商品受取
2.アクティビティー図 シグナル UML 1.x シグナル:処理の途中で、別のアクテビティを発生させる
2.アクティビティー図 シグナル UML 2.x シグナル:処理の途中で、別のアクテビティを発生させる
2.アクティビティー図 アクティビティー図 のオブジェクト アクティビティ図の中でもオブ ジェクトを表現できる。 各処理と、オブジェクトの生成 参照、更新などの関係を表現で きる
3.パッケージ図 パッケージの階層を表示することができる
3.パッケージ図 GUI サブシステム UML 1.x UML 2.x でサブシステムは、コンポーネントとして扱う ←分岐記号 インターフェース UML 2.x でサブシステムは、コンポーネントとして扱う
4.UML拡張、プロファイル ステレオタイプと表記用アイコンの例: <<boundary>> 販売管理画面 <<control>> 販売管理 <<eneity>> 商品
5.OCL 要素.選択肢 ある要素の選択肢を表現する 選択肢:属性、関連リンクのロール名など 例:aMember.age > 18 要素.操作(引数...) ある要素の操作(メソッド)を表現する 例:aMember.購入額(月)
5.OCL 集合->size 集合内の要素の数を表す 例:videoshop.member->size > 10 self 現在のオブジェクトを示す java, C++ の this みたいな… 集合->select(真偽式) 例:videoshop.member->select(self.videotape- >size >= 3)
6.コラム;ビジネスモデリング 牛丼屋のビジネス モデルをUMLで 表現した例 <<caseWorker>> 接客担当者 <<internalWorker>> 調理担当者 <<entity>> メニュー <<entity>> 注文 <<entity>> 食材
問題1 UMLで規定されていない図を選択しなさい。 シーケンス図 アクティビティ図 ER図 オブジェクト図 配置図 ユースケース図
問題2 パッケージ間に引くことのできる関係を選択 しなさい 依存関係 集約関係 関連 コンポジション集約
問題3 アクティビティ図の説明で正しいものを選択 しなさい オブジェクトの状態の変化を表現する 相互作用を表現する システムの状態を表現する 処理の流れを記述する
問題4 オブジェクト図の説明で間違っているものを 選択しなさい オブジェクト同士の関係を表現することがで きる。 多重度を考えるときに利用すると便利であ る。 システムのある瞬間の状態を考える上で利用 する。 システムのハードウェア構成を考える上で利 用する。
問題5 パッケージ図に対する説明で、正しいものを 選択しなさい。 パッケージはクラスのみ入れることができ る。 パッケージの中に、パッケージを入れること はできない。 パッケージの中に入れることができるクラス 数は決まっている。 パッケージは階層的に表現することができ る。