市場機会の発見・評価・選択.

Slides:



Advertisements
Similar presentations
ビジネスプランセミナー 第 5 回 事業計画書の作成 時 山 山
Advertisements

Copyright © Best Practice Inc. All rights reserved ○○ 年 ○ 月 ○ 日 株式会社 ○○
製品戦略. 製品レベル 中核ベネフィット 休憩と睡眠 基本製品 ベッド、バースルーム、タオル 机、鏡、台、クローゼット 期待製品 清潔なベッド、洗い立てのタオル 膨張製品 リモコン付きのテレビ、生花 潜在製品.
新製品の開発. 「新製品」とは 1. これまでにない新製品 全く新しい市場を創り出す新製品 2. 新しい製品ライン 既に確立されている市場に、企業が初めて 参入する新製品 3. 既存製品ラインへの追加 自社の現行の製品ライン(パッケー ジ、味など)を補う新製品 4. 既存製品の改良や変更 性能の改善もしくは知覚価値を増大さ.
© Japan Marketing & Consulting System 研究開発型 三つの関門 件数 時間 基礎研究 製品化 事業化 市場導入 魔の川 死の谷 ダーウィンの海.
マーケティングとマーケティ ングリサーチ. マーケティングとは何か? アメリカ・マーケティング協会の定義 「個人と組織の目的を満たすような交換 を生み出すために、アイデアや財やサー ビスの考案から、価格設定、プロモー ション、そして流通に至るまでを計画し 実行するプロセスである」
情報学部ビジネスコンテ ストの開催とその活性化 方法 情報学部情報社会学科 IS 4年 7071-1047 孫 暁維.
日本の電機産業の敗因と 今後の展望 竹永徹之介 石塚理紗 西山夏穂.
STP戦略.
マーケティングの基礎.
【目次学習法】 企業経営理論 【経営戦略~社長】要するに、社長方針 【組織論~人事部】要するに、人集め
第2章競争戦略 梶田 真邦 桑原 雪乃 斉藤 晋世.
製品・ブランド戦略 ウィラワン・ドニ・ダハナ 火曜日ー1時限.
ターゲット市場調査と選定 市場セグメンテーションとターゲッティング
マーケティング戦略の決定.
M.E.ポーターの競争戦略論 M.E.ポーターの競争戦略論は、「競争優位」に関する理論的フレームワークを提示した基本的理論である。SCPパラダイムという考えをもとに持続的な競争優位を確立するための戦略である。 SCPとは、市場構造(structure)、企業行動(conduct)、業績(performance)の略語であり、市場構造と企業行動が業績を決めるという考えである。
事業システム分析の基本テンプレート 氏名 この分析の詳細については、加護野忠男・井上達彦『事業システム戦略』有斐閣僚、
SAMPLE SAMPLE 1.誰に(ターゲット戦略) b.流通戦略(Place) ①誰に(ターゲット戦略) ・・・・・・・・・・・・・・・
会社概要 会社名 株式会社 ジェイテックアーキテクト 所在地
流通と営業.
第三章要約 りんご.
第9章 新規参入と既存企業の優位性 帝国.
新製品の売上予測.
新製品の開発.
テスト段階.
ファイナルペーパー by butao 本資料の“位置づけ”と“内容”のご説明 事例Ⅰファイナルペーパー 事例Ⅱファイナルペーパー
経営学Ⅰ 経営戦略101.
第2回 バリューチェーン1 【 Value Chain(価値連鎖) 】
グループ研究1班 第一章 経営戦略とは何か 雨森 彩 大嶋 健夫 小沢 博之.
[1] 技術資料 技術名を入力 会社名を入力
市場調査のプロセス 企画段階.
マーケティング計画.
製品ライフサイクルと マーケティング戦略.
大阪大学工学研究科 ビジネスエンジニアリング専攻 座古研究室 修士2年 百々路裕二郎
[1] 技術資料 技 術 名 ㈱OOOO
[1] 技術資料 技術(製品)名を入力 会社名を入力
ソニーの経営戦略 金井咲子.
マーケティング戦略.
マーケティング・マネジメント トータル・マネジメント.
中小企業の発展と管理会計 ~戦略とBSCに焦点を当てて~ 発表者:商学部3回生 萬徳貴久.
マーケティング戦略の決定.
マーケティング概念.
経営戦略論参考資料(2) 2007年8月3日.
マーケティング戦略の立案: 新製品開発戦略
導入段階.
情報技術とビジネス・プロセス革新②(第8章) 2.プロセス革新と企業戦略
Analysis for Marketing Planning
マーケティング・プロセス.
顧客獲得.
マーケティング・マネジメント.
顧客関係性マネジメント.
顧客関係性マネジメント(CRM) ウィラワン・ドニ・ダハナ 木曜日ー2時限.
管理的側面 管理者に必要な経営知識 経営学の基本 ②環境と戦略と競争優位.
顧客ライフサイクル.
技術名 会社名.
会社名 ビジネス プラン プレゼンテーション.
クロスSWOT分析 社外 社内 (顧客、市場、競合、 マクロ環境) (自社) O:機会 T:脅威 S:強味 課題:S×O 課題:S×T
市場機会の発見と市場の規定.
製品に関する意思決定.
製品またはサービスの販売 サブタイトル.
[製品名] マーケティング プラン [氏名].
[製品名] マーケティング プラン [氏名].
製品・市場 マトリクス 市場(製品使命) 既存市場 新市場A 新市場B 製 品 ラ イ ン 既存製品 市場浸透戦略 市場開拓戦略 新製品A
新製品開発戦略.
1970年代のアメリカでのビール会社(ミラー)のシェアは4%であり、売上が低迷し、業界で7位に位置。
マーケティング.
第2-3-1図 企業の事業展開の戦略について 戦略 説明 ① 市場浸透戦略
イノベーションと異文化マネジメント(P17~P35) 質問・コメント・問題提起
マーケティング・チャンネル戦略.
データ・ベース・マーケティングの概念.
Presentation transcript:

市場機会の発見・評価・選択

戦略計画レベル 企業の戦略計画 事業戦略計画 製品レベルの戦略計画 企業ミッションの明確化 戦略事業単位の設定 各事業単位への資源配分 新事業の計画および古い事業の合理化 事業戦略計画 事業ミッション SWOT分析 目標設定 戦略策定 プログラムの作成と実行 製品レベルの戦略計画

マーケティングと戦略計画 1.マーケティング 情報提供と提案 2.戦略計画 4.マーケティング 計画 3.事業目標と 資源配分の承認 マーケティング部門 戦略計画部門 1.マーケティング 情報提供と提案 2.戦略計画 4.マーケティング 計画 3.事業目標と 資源配分の承認 5.マーケティング 実行 6.結果の評価

市場機会の発見・評価・選択 市場機会 企業 市場機会の 発見・評価 自社能力の分析 市場機会の選択 マーケティング能力 財務能力 製造能力 組織力 企業 自社能力の分析 市場機会の選択

必要な3つの能力 魅力的な市場機会を発見する能力 市場機会に関する情報の共有化の能力 市場機会に対応する能力(製品化の能力)

市場機会の発見 市場機会 企業 マーケティング・リサーチ 研究開発 マーケティング・インテリジェンス活動 サプライヤーによる技術開発 販売店のアイデア 従業員のアイデア

市場機会の発見、成功率、貢献度 Cooper (1984) 成功率 マーケティングと技術 の統合 低予算、保守的 新製品の売上げ の割合 高予算、散乱銃型 マーケティング、 技術力なし 技術主導型 Cooper (1984)

市場機会の発見に関する戦略 1.市場浸透戦略 3.新製品開発戦略 2.新市場開拓戦略 4.多角化戦略 既存製品 新しい製品 既存市場 新しい市場 市場機会マトリックス(アンゾフ 1957)

市場機会の魅力度 市場のポテンシャル 参入条件 経験効果 競争上の魅力度 予想投資額 期待収益率 リスク

市場のポテンシャル 潜在顧客数 市場規模 既存市場か新市場か 市場の成長性 製品ライフサイクルの段階

参入条件 参入順位 先発優位性 参入コスト 設備コスト プロモーション・コスト 販売コスト

参入順位とマーケット・シェア 1 2 3 4 5 6 100% 59 41% 44 31 25% 36 25 21 18% 22 18 16 14% 28 19 14 12 11% 参入順位 ブランド数

先発優位性の源泉 消費者の先発ブランドに対する好み 規模の経済性 技術上のリーダーシップ 希少資源の先取り

先発優位性の反例 製品 先発企業 追随企業

先発企業の失敗の理由 新製品の未完成 不適切なポジショニング 導入タイミングの失敗 必要な資源の不足

経験効果

競争上の魅力度 競争の度合い 価格競争の可能性 参入と退出の容易さ

予想投資額 設備投資 開発と生産のコスト 流通チャンネルの確保 プロモーション費用

リスク 市場発見におけるリスク 設計とテスト段階におけるリスク 市場におけるリスク

自社能力の適合度 マーケティング能力 財務能力 製造 組織 企業の評判、市場シェア、顧客満足、顧客維持、流通チャ ンネル、販売促進 資本コストと資金調達能力、キャッシュ・フロー、財務の安 定性 製造 設備、生産能力、従業員の能力、技術的製造能力 組織 有能なリーダー、意欲的従業員、企業家精神、柔軟性・機 動性

市場機会の評価と選択 評価項目 評価 重要度 市場ポテンシャル 参入条件 経験効果 競争の度合い 予想投資額 期待収益 リスク 評価項目 マーケティング 財務 製造 組織 30% 70% 評価スコア