セールス・イネーブルメント・スペシャリスト Sarah Reese氏 Cloud 101 セールス・イネーブルメント・スペシャリスト Sarah Reese氏
アジェンダ クラウド・コンピューティングの定義 クラウドの様々な定義 クラウドの特性 クラウド・タイプへの理解 クラウドの使用方法 クラウドの構成 ハイパーバイザー クラウドの制限
クラウド・コンピューティングの定義 www.ibm.comの定義により、クラウド・コンピューティングはコンピューティング・ソリューションのカテゴリーです。 テクノロジーやサービスを利用して、ユーザーは必要に 応じてオンデマンドのコンピューティング・リソースにアクセスすることができます。物理や仮想、専用または共有の リソースでもかかわらず、どんな方法でもアクセスできます(直接接続、LAN、WAN、またはインターネットの経由で)。 クラウド・コンピューティングは3件のステートメントで簡単に述べられます: オンデマンド・サービス 共有サーバー、ネットワーク、ストレージとインタ フェース ネットワーク・ベースのコンピューティング IBMはクラウド・コンピューティングを以下のように定義しました。「それはコンピューティング・ソリューションのカテゴリーです。テクノロジーやサービスを利用して、ユーザーは必要に応じてオンデマンドのコンピューティング・リソースにアクセスすることができます。物理や仮想、専用または共有なリソースにもかかわらず、どんな方法でもアクセスできます(直接接続、LAN、WAN、またはインターネットの経由で)。」 クラウド・コンピューティングは下記の要素で構成されます。 オンデマンド・サービス。お客様は自分が望むものを望むときに取得できることを意味します。長期契約なし、柔軟性、およびいつでもキャンセル可能です。 共有サーバー、ネットワーク、ストレージ、およびインターフェイス。クラウドは1つ以上の共有コンポーネントで構成される共有環境です。しかし、物理デバイスを使用するクラウドはネットワークのみを共有します。仮想ソリューションを使用するクラウドは一般的にすべてのコンポーネントを共有します。 ネットワーク・ベースのコンピューティング。クラウドですべてのコンピューティングはパブリックとプライベート・ネットワーク接続を越えて行います。ユーザーはさまざまな手段で自分の環境に実質的に接続します。コントロール・パネル、GUI、またはリモート接続を含みます。
クラウドのさまざまな定義 オンデマンド 従量使用 セルフ・サービス グリッド・コンピューティング メインフレーム・コンピューティング クラウドを明確に言えない理由とは?対話の相手によって、 クラウドはどんなものにでもなる可能性もあります。 各サービス・プロバイダーにとっても異なります。 クラウドとは: オンデマンド 従量使用 セルフ・サービス クラウドは下記ではありません: グリッド・コンピューティング メインフレーム・コンピューティング ユーティリティー・コンピューティング 議論によってクラウドはさまざまなものになる可能性があります。一部の使用者にとって、クラウドは写真、映画、および音楽などを格納する場所に限っています。一部の人はドキュメントの共有、およびチームメイトや家族のメンバーとのコラボレーションにクラウドを使用します。他の使用者はクラウドのフル・パワーを活用し、複雑なコンピューティング・ソリューションに転換させます。 ユーザーはクラウドとの対話方法に関係なく、従量使用でオンデマンドのリソースを得ることを期待することができます。すべてはセルフ・サービス環境で実現します。しかし、これらの概念は直接すぎるかもしれません。かなり複雑になる場合もあります。「オンデマンド」は「直ちに、という意味ですか」?または、プロバイダーはサービスを提供やアップグレードする窓口を有しますか?サービスはストレージ容量、帯域幅または1日あたりのセット料金で把握されますか?どのようにしてセルフ・サービスを行いますか?ユーザーは環境全体を独自に構成する必要がありますか?または、プロバイダーはそれを支援しますか? 一般人はともかく、我が業界の人々も、クラウドを分かりにくいと思っています。理由の1つは、サービス・プロバイダーが各クラウド体験の基準を設定します。iCloudに自分の音楽を保存している使用者とSoftLayerの使用者の定義は全く異なっています。マネージド環境を専門とするほかのクラウド・サービス・プロバイダーとも全く異なります。 次のスライドでいくつかのクラウドの共通特性を検討します。しかし、まずクラウドとは異なる概念を識別しましょう: クラウドはグリッド・コンピューティングではありません: グリッド・コンピューティングはデバイスのグループです。異なる地理的なロケーションで1つの目標に向かって別々に作業することができます。クラウドとグリッド・コンピューティングの共通特性は同様に速くスピンアップすることです。スピンダウンすることもできますが、一般的に1つのタスクを完了する場合のみに存在します。 クラウドはメインフレーム・コンピューティングではありません:大量のデータや重要なアプリケーションを処理するために大きな企業や政府はメインフレーム・コンピューティングを利用します。通常、長期間と物理デバイスの力を要求とします。 クラウドはユーティリティー・コンピューティングではありません:ユーティリティー・コンピューティングはご存知のようにクラウドの道を開きましたが、ユーティリティー・コンピューティングはクラウドより低い柔軟性を提供します。
クラウドの特性 安全な プラットフォーム 標準化 インターフェイス 管理の簡単化 ユーティリティー 請求 弾性と スケーラブル セルフ・サービスによる プロビジョニング 安全な プラットフォーム 標準化 インターフェイス 管理の簡単化 各ユーザーのクラウド環境は少し異なりますが、すべてのクラウド利用者は下記の特徴を期待しているはずです。 -弾性と拡張性:クラウドは需要に応じて成長するように設計されています。ユーザーが追加の容量、パフォーマンスまたはマシンを求める場合、プロバイダーはこれらのニーズを迅速に満たせる能力を備えなければなりません。 -セルフ・サービスによるプロビジョニング:シンプルなセルフ・サービス環境でクラウド環境を要求とプロビジョニングをします。人間の相互対話をほとんど必要としません。ユーザーはクラウドが数回のクリックでスピンアップすることができると期待します。 -標準化インターフェイス:API、ウェブベースのポータルまたは2つの組み合わせを問わず、標準化インターフェイスによってユーザーは毎回に予測可能な経験を持つことができます。 -ユーティリティー請求:ユーティリティー請求はお客様が望むときに、自分の望むものに–その以上または以下でもなくお金を支払うことを意味します。請求は従量帯域幅、または時間単位、毎日や毎月の設定料金に基づく可能性があります。 -管理の容易さ:シンプルなインターフェイスはRDPまたはKVM/IP経由でリモートにデバイスへアクセスできます。すべてはこのカテゴリに分類します。クラウド内のデバイスは簡単に管理することができます。デバイスは、さまざまな手段を通じてアクセス可能にする必要があります。 -安全なプラットフォーム:クラウド内のデータを不正アクセスされやすいと意味します。このため、セキュリティはプラットフォームに組み込まれて、プロバイダーに管理されます。プラットフォーム・レベルのセキュリティはプライベート・ネットワークの利用可能性とDoS保護のようなものを含める可能性があります。デバイス・レベルのセキュリティ(例えば、ユーザーが独立に管理するウイルス対策ソフトウェア)と混同しないでください。 ユーティリティー 請求
クラウド・タイプへの理解 Infrastructure-As-A-Service (IAAS) コンピューター・ハードウェアの配信 オペレーティング・システム、ソフトウェア、および補助的な サービスも含める場合があります SoftLayer、AWS、Google Compute Platform-As-A-Service (PAAS) 開発とランタイム向けのコンピューティング・プラットフォーム& ソフトウェア Google AppEngine、Windows/SQL Azure Software-As-A-Service (SAAS) ホストされたアプリケーションをサービスとして提供 salesforce.com、Office Live、Gmail クラウド上のサービスは毎日で成長しています。しかし、3種のコア・サービスはクラウド使用の大部分を構成します。 Infrastructure-as-a-Service (IAAS):インフラのデリバリーを専攻します。ネットワーク経由で物理または仮想デバイスをアクセスできます。また、IAASプロバイダーは各種類のアドオン(例えば、専門ソフトウェア、ストレージ・ソリューション、および他の補助的なサービス)を提供する可能性があります。SoftLayerはIAASプロバイダーの事例です。 Platform-as-a-Service (PAAS):開発とアプリケーションのデリバリーのためにコンピューティング・プラットフォームと対応のソフトウェアを提供します。PAASでお客様はアプリケーションの構成とデリバリーを処理します。プロバイダーは他のすべてを引き受けます。Google AppEngineは好評のPAASプロバイダーです。 Software-as-as-Service (SAAS):完全なソフトウェア・ソリューションを提供します。オンラインソースからのダウンロードやCD-ROMの使用ではなく、クラウドでホストされています。SAASプロバイダーは通常、ウェブ・ブラウザーを経由するクライアント・アクセスを通じてアプリケーションを提供します。SalesForceはSAASのプロバイダーです。SoftLayerで毎日利用しています。
クラウドの使用方法 クラウドの使用は常に増加と変化しています。個人や専門の利用者向けに、十分汎用されるようにクラウドを設計しました。そしてクラウドはさまざまな方法で使用されています。 個人的利用 ソーシャル・メディア スマート・フォン・アプリ オンライン・ゲーム 電子メール ボイス・オーバーIP (VoIP) ショッピング 携帯電話アプリケーション デスクトップ・アプリケーション ネットワークに接続されたメディア・プレーヤー 電子リーダー、タブレット 専門的利用 ホストされたエクスチェインジ 季節的ウェブサイト 弾性負荷分散 バッチ処理 コード変換、ストリーミング 仮想デスクトップ・インフラ メール・サービス アプリケーション・サーバーと ウェブ・サーバー パフォーマンス・ブースター 仮想デスクトップ 新しいテクノロジーの誕生はクラウド機能を拡張します。利用者はクラウドを使用する新しい方法を見つけます。個人と専門の利用者双方で人気があります。 個人利用の最も普及しているメソッドはソーシャル・メディア、スマートフォン・アプリケーション、オンライン・ゲーム、電子メール、VoIP、およびショッピング、または電子コマースの使用などを含めます。人々は携帯とデスクトップ・アプリケーション、メディア・プレーヤー、電子リーダー、およびタブレットなどいくつかのクラウドを利用します。 クラウドのプロの利用はホストされたエクスチェインジ、オンライン・ゲーム、季節的なウェブサイト、弾性負荷分散、バッチ処理、コード変換またはストリーミング・ビデオやVDIを含めます。電子メール・サービス、アプリケーション・サーバーやウェブ・サーバー、パフォーマンス・ブースターまたは仮想デスクトップを利用する可能性があります。
クラウドの構成 4 つの主要なコンポーネント: ハードウェア ネットワーク ストレージ 管理ソフトウェア 複数のノード(サーバー) ほとんど非ローカル・ストレージ ネットワーク 冗長、ギガビットまたは高パブリックとプライベート・ネットワーク接続 冗長かつ高速なストレージ・ネットワーク ストレージ 高可用性、共有ストレージ・プラットフォーム 管理ソフトウェア 管理ポータル ハイパーバイザー すべてのクラウドは4つの主要なコンポーネントで構成されています:ハードウェア、ネットワーク、ストレージ・プラットフォーム、管理ソフトウェア。 ハードウェア:ハードウェアは通常、クラウドでホストとして複数の仮想マシンに使用されます。各デバイスはネットワーク・ギアとストレージを共有します。 ネットワーク:ネットワークは冗長なパブリックやプライベート接続で構成され、高速ストレージ・ネットワークと連動します。 ストレージ:ストレージを利用する場合、オンデマンドでアクセスすることが可能です。クラウド・ストレージは一般的にSANを基に要件に対応します。 管理ソフトウェア:ユーザーは管理ポータル・スタイルのインターフェイス、またはハイパーバイザー内のプラットフォーム専用の管理ソフトウェアを使用してデバイスを管理することができます。
ハイパーバイザー ホスティド・ハイパーバイザー: 仮想化アプリケーションは OS上で実行しています。 ハイパーバイザーとはソフトウェア或いはファームウェアです。 ホスト上で複数のオペレーティング・システムを実行できます。 A 完全なハードウェアの抽象化 自己完結型のゲストOS 固定リソースの制限 2種類のハイパーバイザー: ネイティブ・ハイパーバイザー: 仮想化プラットフォームが OSです。 ホスティド・ハイパーバイザー: 仮想化アプリケーションは OS上で実行しています。 B クラウド・コンピューティング・インスタンスはハイパーバイザーを使用して実行できます。ハイパーバイザーはソフトウェアまたはファームウェアです。複数のオペレーティング・システムはホスト上で実行することができます。 ハイパーバイザーは単一のマシンを複数の仮想デバイスに変化します。その手段はデバイス上でハードウェアの抽象化と複数のゲスト・オペレーティング・システムの作成です。各ゲストOSは異なるクラウド・コンピューティング(または仮想)インスタンスを表します。複数のクラウドは1つのハードウェアで存在することができますが、ハードウェア上のインスタンスの数は利用可能なリソースに依存しています。 2つのハイパーバイザー・オプションがあります:ネイティブ・ハイパーバイザーでは、仮想化プラットフォームがホストのオペレーティング・システムとして機能します。ホスティド・ハイパーバイザーでは、ホストのオペレーティング・システムで仮想化アプリケーションを実行しています。最も好評な既存ハイパーバイザーはネイティブです。
パフォーマンス –共有された環境は パフォーマンスの制限を意味しています。 機能 –ユーザーは仮想デバイス以上の利用を実現できません。 クラウドの制限が多いのですか? 価格設定-仮想マシンは高価です。 パフォーマンス –共有された環境は パフォーマンスの制限を意味しています。 機能 –ユーザーは仮想デバイス以上の利用を実現できません。 アプリケーション–多くのアプリケーションは 利用できません。 利用者がクラウドに反対する理由は多くあります。クラウドを利用するときに懸念する共通の理由をいくつか見ましょう。 価格設定:利用者はスクリーンで現れた仮想環境をクラウドとして見ています。その背後には、ハードウェアと完全な冗長環境が依然存在します。すべての原動力を提供します。 パフォーマンス:ユーザーが仮想化を考慮に入れた場合、パフォーマンスはとても重要な問題のひとつになります。確か仮想CPUは対応のベアメタルに等しくないですが、ユーザーはさまざまなニーズに適合した最低レベルのパフォーマンスを獲得できます。一部のプロバイダーはオーバーサブスクリプションをしますが、ほかのプロバイダーは慎重に自分のリソースを使用して、顧客のパフォーマンスを損なわないように注意します。 機能:仮想環境の機能が限られているという内容は通常の誤解です。いくつかの面で実際に仮想化はより良い機能を実現します。例えば、メモリを追加するとき、容量追加を実現するために物理デバイスをプルダウンする必要がありません。さらに、イメージ・テンプレートは仮想デバイスで使用できる一般的な機能です。デバイスの構成を迅速にクローニングすることができます。以前はハードウェア向けに利用できません。現在は、パフォーマンスのためにクラウドで最適化できます。 アプリケーション:さまざまなアプリケーションは仮想環境で良好に実行しています。多くの企業はウェブとアプリケーション・サーバー、および低中I/Oアプリケーション向けにクラウド・コンピューティング・インスタンスを使用します。クラウドはビッグデータなどすべての場合でも最適ではありませんが、多くの利用者によく適しています。
結論 クラウドはセルフ・サービス環境です。従量使用の オンデマンド・コンピューティングで構成されます。 クラウドはセルフ・サービス環境です。従量使用の オンデマンド・コンピューティングで構成されます。 IAAS、PAASおよびSAASを含むサービスは クラウドで人気があります。 クラウドはゲーム、電子コマースおよび仮想 デスクトップ・アプリケーションなどの個人や専門的 利用に適しています。 クラウド環境はホスト・サーバー、ネットワーク、データの格納方法、および管理ソフトウェアで構成されます。 ハイパーバイザーはクラウド・コンピューティング・インスタンスの仮想環境の作成に使用される、 管理ソフトウェア或いはファームウェアです。
付録 A-専門用語
専門用語 クラウドはコンピューティング・ソリューションのカテゴリーです。テクノロジーやサービスを利用して、ユーザーは必要に応じてオンデマンドの コンピューティング・リソースにアクセスすることができます。物理や仮想、 専用または共有なリソースにもかかわらず、どんな方法でもアクセス できます(直接接続、LAN、WAN、またはインターネットの経由で)。 IAAS(Infrastructure-as-a-Service)はインフラを提供します。ネットワーク経由で物理や仮想デバイスをアクセスできます。 PAAS(Platform-as-a-Service) は開発とアプリケーション・デリバリー用のクラウド・コンピューティング・プラットフォームと対応ソフトウェアを提供します。 SAAS (Software-as-as-Service)は完全なソフトウェア・ソリューションです。オンライン・ソースからのダウンロードやCD-ROMの使用とは異なり、 クラウドでホストします。 ハイパーバイザー・ソフトウェア或いはファームウェアによって複数の オペレーティング・システムはホスト上で実行することができます。 ネイティブとホストに分類します。ネイティブでは、ハイパーバイザーが OSそのものとなりますが、ホスト上では、ハイパーバイザーが ハードウェアのOSで実行できるアプリケーションです。