平成25年度オープンデータ実証実験 公共交通実証(成果)

Slides:



Advertisements
Similar presentations
地方航空路線活性化プログラム 提案書 提案名: ○○ 提案者: ○○ 代表者(提案責任者): ・組織名: ○○ ・住 所: ○○ ・担当者: ○○ ・連絡先: TEL 整理番号: 様式1.
Advertisements

情報流通連携基盤共通 API 【公共交通運行情報サービス】 公共交通利用者の端末にリアルタイムの 運行情報を直接提供 【交通弱者支援情報サービス】 交通弱者である視覚障がい者に 対して音声により移動支援情報を提供 【次世代交通支援情報サービス】 駅内の利用者の位置に応じて 施設案内等の情報サービスを提供.
スマートフォン、タブレット端末、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の普及等を背景に、多種多様な情 報を相互に連携させて新たな価値を生み出すことが期待されている。 地方公共団体オープンデータ推進ガイドラインの概要 0.ガイドラインの位置付け 国が掲げるオープンデータ取組の意義 1.経済の活性化、新事業の創出.
平成27年度SCOPE(重点領域型研究開発(先進的通信アプリケーション開発型)) 研究開発課題 ○○の研究開発
資料4 第2回 2020オープンデータシティ推進委員会 公共交通分野の検討状況
(平成26年1月24日 第5回電子行政オープンデータ実務者会議 総務省提出資料)
【目次】 1.オープンデータ実証実験の概要  (1)全体概要  (2)実証実験の例    ①統計情報・データカタログ実証    ②自治体行政情報実証
認証実用化実験協議会 平成10年度第1回定例研究会 ICAT 認証実用化実験協議会(ICAT) の広域認証実験
平成24年度オープンデータ実証実験 水産物情報(概要)
資料1-4 平成27年度 第1回技術委員会 2015年度技術委員会の目標と 検討項目(案)
座席割り当てのアルゴリズム 列車のどこに座りますか: ・山や海など車窓の景色を眺めながら行きたい ・窓側(または通路側)に座りたい ・タバコの煙がないところ(タバコが吸えるところ) ・出入り口の近くには座りたくない ・子どもと一緒なのでトイレの近くに座りたい ・団体客と一緒または近くに座りたくない.
オープンデータ流通推進コンソーシアム 利活用・普及委員会報告
課題整理表 資料10 次期狛江市障害者計画・ 障害福祉計画策定に向けた この課題整理表は、 ①国が示した障害福祉計画に係る基本指針
デマンド交通(予約型乗合交通)って どんなもの?
電子行政オープンデータ推進のためのロードマップ(工程表)
「超小型高出力パルスレーザーの応用に関するアイディア募集」
平成24年度オープンデータ実証実験 災害関連情報(概要)
地方公共団体オープンデータ推進ガイドラインの概要
2016年3月10日(木) 内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦略室
1.オープンデータ実証実験の全体概要 ○ 分野を超えたデータの流通・連携・利活用を効果的に行うために必要となる、①情報流通連携基盤共通API※(標準データ規格・標準API規格)の確立・国際標準化、②データの2次利用に関するルール(データガバナンス方式)の策定、③オープンデータ化のメリットの可視化等のための実証実験を実施。
資料1-3 平成27年度 第1回技術委員会 他の委員会の開催報告
<研究開発項目〇> ●●●●●●● ● ● <提案題目> △△ △ △△研究開発
1.総務省における取組の全体像 オープンデータに係る環境整備 先行的取組 1.オープンデータ実証実験
Yahoo! JAPAN 震災対応とオープンデータの重要性 資料8
教育支援センター技術支援課 関根啓由・吉元貴士・加茂清一 吉澤好良・牧嶋良美・千葉顕
訓 練 コ ン セ プ ト 災害医療はトリアージ(Triage)、治療(Treatment)、搬送(Transport)の3Tと称されるが、3Tを行うにはそれ以前に体制構築、具体的には指揮命令系統のある組織作り(Command)と組織内あるいは連携他機関との情報伝達・共有手段の確認(Commun ication)を行わなくてはならない。
2012 オリンピック・パラリンピック ロンドン大会でのオープンデータの取組
<研究開発分野> 次世代人工知能技術分野 <研究開発項目⑦> 次世代人工知能技術の社会実装に関するグローバル研究開発
ココシルこまえ バリアフリーナビ 防災 減災 少子 高齢 産業 創出 バリアフリーナビ 誕生の キッカケ
●●●●●●●●●●●●●●●●事業【医療】
平成30年度 那覇空港における二次交通としての路線バス等の利用促進に関する調査・検討業務
審査区分決定までのフローチャート 迅速審査が可能な範囲とは?
1.保有データを自治体Webサイトで公開しよう①
東京都福祉のまちづくり推進計画改定の基本的考え方(意見具申の概要)
オープンデータ流通推進コンソーシアム事務局
昨年度VLEDの取組み 対象データ ・道路通行規制情報 ・食品営業許可情報 ・地盤情報(ボーリングデータ・土質試験結果など)
次期「福祉のまちづくり推進計画」の改定に向けた基礎資料
類型:● 注)応募する類型を記載してください。 <企画タイトル> <提案社一覧>.
平成25年度オープンデータ実証実験 防災実証(概要)
添付図-1:課題⑦-2-1 「巨大都市・大規模ターミナル駅周辺地域における複合災害への対応支援アプリケーションの開発」
レスキューWeb MAP 防災 減災 少子 高齢 産業 創出 レスキューWeb MAP誕生の キッカケ
『超小型高出力パルスレーザーの応用・レーザー製品化に関する募集』公募
Mappin’ Drop 防災 減災 少子 高齢 産業 創出 Mappin’ Drop 誕生の キッカケ
外部仕様書・オープンデータガイド精査方針
資料1-5 平成26年度 第1回データガバナンス委員会資料 平成26年度検討事項(案)
オープンデータ・アプリコンテストについて
大阪市の帰宅困難者対策の取り組み 大阪市危機管理室 平成29年度 第1回帰宅困難者支援に関する協議会(H )
平成25年度オープンデータ実証実験 自治体行政情報実証(概要)
有償サービス(AreaCutterfor避難所)
資料2-2 平成26年度 第2回技術委員会資料 次年度検討テーマ案
地方公共団体オープンデータ推進ガイドラインの概要(案)
平成29年10月30日 内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室
事業名:海の共創基盤~せとうちマリンプロムナード~
平成25年度オープンデータ実証実験 社会資本実証(概要)
第1回オープンデータ官民ラウンドテーブルの 開催について
地方公共団体オープンデータ推進ガイドラインの概要
働くママ応援し隊 防災 減災 少子 高齢 産業 創出 働くママ応援し隊 誕生の キッカケ 働くママ応援し隊 でこう 変わった!
公共データWGにおける 利用条件等に関する検討状況等について
本フォーマットに従い、提案する研究開発の説明資料を作成してください。
第3回データ運用検討分科会資料 資料3 第1回・第2回分科会の振り返り
平成25年度オープンデータ実証実験 統計情報・データカタログ実証(概要)
政府や地方公共団体によるAPI提供に関する検討事項 (第2回技術委員会 資料2-4より抜粋)
AIGジャパン・ホールディングス株式会社
【提案者】 ○○○○株式会社(委託等:国立大学法人○○大学) ○○○○株式会社
実施地域: サービス等領域:( ⅰ)/ ⅱ/ ⅲ / ⅳ) / ⅴ)から選択 ) コンソーシアム等名称:
第2回実務者会議の議論を受けた検討(データWG関係)
第2回実務者会議の議論を受けた検討 資料14 1 第2回実務者会議での議論の概要 (○:有識者意見、●:関係府省意見) 1
代表申請社名:〇〇 実施体制:〇〇〇/〇〇〇/…
オープンデータ流通推進コンソーシアム 情報流通連携基盤・外部仕様書 (平成24年度版) Call for Comment結果報告
1月府・市町村合同地震・津波災害対策訓練の考え方
Presentation transcript:

平成25年度オープンデータ実証実験 公共交通実証(概要) 平成25年度オープンデータ実証実験 公共交通実証(概要) ○ 平成24年度に実施した実証をより多くの公共交通機関に展開し、広範囲の公共交通機関の運行情報、駅・停留所の公共交通施設情報等をリアルタイムで提供するとともに、混雑・事故・災害等が発生した緊急時に公共交通機関の利用に不自由をきたしている交通困難者や、地域の公共交通機関利用者に対して、的確な路線選択の支援、公共交通施設内での避難誘導等の機能を提供する。 ○ また、広範囲の公共交通機関の運行状況、および駅や空港の施設・環境等に関する静的情報・リアルタイム情報を提供するにあたり、情報提供に関する手順、権利・責任分界点等を整理する。 実施主体: 株式会社横須賀テレコムリサーチパーク 連携主体: 公共交通オープンデータ研究会         (会員: 小田急電鉄株式会社、京王電鉄株式会社、京成電鉄株式会社、京浜急行電鉄株式会社、首都圏新都市鉄道株式会社、東京急行電鉄株式会社、東京地下鉄株式会社、東京都交通局、東武鉄道株式会社、東京臨海高速鉄道株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、株式会社ゆりかもめ、日本空港ビルディング株式会社、東京大学大学院情報学環ユビキタス情報社会基盤研究センター、株式会社横須賀テレコムリサーチパーク) 開発者サイト 提供データ APIドキュメント サンプルプログラム ライブラリ 等 公共交通運行 情報提供サービス 公共交通施設 情報提供サービス コンテストによる アプリケーション 提供 情報流通連携基盤共通API 反映 【公共交通情報オープンデータ化ガイドライン】 オープンデータ化の手順 公共交通機関の権利・責任分界点 情報サービス開発事業者、公共交通機関利用者等の情報利用者が公共交通情報を利用するうえでの留意事項 時刻表情報 リアルタイム位置情報 遅延・運休等情報 施設情報(改札・店舗等) 環境情報(温度・湿度) 駐車場利用状況 時刻表情報 走行情報 本実証で扱う データ 鉄道事業者 駅・空港運営会社 バス事業者 9機関45路線以上 東京駅・新宿駅 都営バス(東京都内)

平成25年度オープンデータ実証実験 公共交通実証(成果) 平成25年度オープンデータ実証実験 公共交通実証(成果) ○ 首都圏の公共交通機関(12社局)が保有する公共交通関連情報と羽田空港のリアルタイムフライト情報を用いて、公共交通分野におけるオープンデータ活用の有効性を実証。 ○ 具体的には、①公共交通運行情報提供サービス、②公共交通施設情報提供サービスというユースケースで実証するとともに、公共交通オープンデータ研究会の場を活用して、公共交通情報オープンデータ化ガイドラインを策定。 ○ 実証の結果、公共交通関連情報をAPI経由で提供することの有用性が示された(オープンデータ・アプリコンテストにおいて、5週間に150名の開発者登録、12件のアプリケーション応募あり)。また、災害対応機能についても有用性が示された。一方、今後の更なるデータ提供のための啓発活動やビジネスモデルの確立が課題として挙げられる。 ○公共交通運行情報提供サービス「ドコシル2.0」 提供する機能・情報を拡大   ・首都圏12社局(45路線以上)の時刻表情報・運行情報を提供   ・Twitter アカウントを用いて列車、バスに対してつぶやく機能を追加   ・時刻表からのおよその遅れ時分の表示(在線列車)   ・緊急時・災害時情報として最寄りの避難所を表示 ○公共交通施設情報提供サービス「ココシルターミナル」 対象駅、提供情報を拡大   ・東京駅(H24年度)に加え、新宿駅、羽田空港も対象 機能の拡充   ・Bluetooth Low Energyのマーカを位置認識用デバイスとして追加   ・みどりの窓口カウンタの混雑状況を提供   ・駅での乗り換えを支援するターミナルナビを提供   ・羽田空港のリアルタイムフライト情報を提供 12社局45路線以上の時刻表情報・運行情報を提供 列車やバスに対してつぶやく (ドコシルなう) 災害時には最寄りの避難所を表示 カウンタのセンサで混雑状況検知 リアルタイム フライト情報 (羽田空港) 災害時には 最寄りの避難所を表示 ○公共交通オープンデータの持続的な提供に関しての検討                                                                                                       現在公共交通事業者が行っているデータ提供の枠組みを考慮した公共交通オープンデータ提供の枠組み策定に必要な項目(データ提供手法、課金の有無や利用条件の考え方等)を抽出。 公共交通オープンデータ研究会において、本実証により構築した公共交通オープンデータ提供の枠組みの実用化に向けて継続して活動。 ○公共交通情報オープンデータ化ガイドラインの策定 データの提供形態に応じた作成時の留意点について検討   ・データ仕様を定め、それに従い適切にデータを作成する。     (仕様上にない不要な情報は含めない)   ・表の枠線色、枠線の太さ、フォント色、フォントサイズに意味を持たせない。          (赤字は急行、下線は終電というような意味づけは、機械可読性の観点から推奨されない) 【実証後の継続計画】 当面は実証請負事業者において継続運用(一部データは要調整)。