公益財団法人 ロータリー米山記念奨学会 2015年9月
米山記念奨学事業とは? 日本で学ぶ 外国人留学生 を支援 日本のロータリー独自の事業 (日本全国34地区合同プロジェ クト) 日本のロータリー独自の事業 (日本全国34地区合同プロジェ クト) 公益財団法人ロータリー米山記念 奨学会 世話クラブ・カウンセラー制度 による深い交流 ★豆辞典p5-6に対応 ロータリー米山記念奨学事業とは何でしょうか。 新しい会員だけでなく、ベテラン会員の皆さんの中にも、「今さら人には聞けないけど、実はあまりよく知らない…」と、いう方がいらっしゃると思います。 まず簡単に、ロータリー米山記念奨学事業についてご説明いたします。 ロータリー米山記念奨学事業とは、日本のロータリーが作った独自の事業で、34地区、全地区が推進する合同プロジェクトです。 事業のはじまりから一貫して、日本で学ぶ外国人留学生を対象としています。 「公益財団法人ロータリー米山記念奨学会」というのは、この事業をおこなうために、日本のロータリーが協同して運営する奨学財団で、財源はすべて会員のみなさんからのご寄付で成り立っています。 この奨学金の最大の特長は「世話クラブ・カウンセラー制度」です。銀行振込が多い他の奨学金とは違って、米山奨学金ではロータリー活動に共に参加してもらい、交流することを大切にしています。 世話クラブ・カウンセラーになったロータリアンからは、 「一度カウンセラーをすると、やみつきになる」 「いったんロータリーを退会したが、また米山に関わりたくて再入会した」 「目に見える国際奉仕の最前線。これほど魅力にあふれた、面白いチャンスはめったにない」 といった声が寄せられています。
なぜ 海外からの留学生を 支援するのですか? ここで、ひとつみなさんにお考えいただきたいことがあります。 なぜ、外国人留学生なのでしょうか。 自分たちの国の学生ではなく、外国人留学生を支援する。 そこに、どんな意味があると思われますか?
フルブライト・プログラム 世界平和を達成するためには 人と人との交流が最も有効である ウィリアム・フルブライト 上院議員 ウィリアム・フルブライト 上院議員 皆さんは、フルブライト奨学金をご存じでしょうか。 第二次世界大戦がおわった1945年、「世界平和を達成するためには、人と人との交流が最も有効である」という強い信念のもと、アメリカのフルブライト上院議員が議会に法案を提出し、発足した教育交流事業です。今では世界的な評価を得ていて、これまでに日本人も約6,400人が奨学金を受けてアメリカで学んでいます。 <参考> 「フルブライト奨学金」は、海外からの留学生だけでなく、他国へ留学するアメリカ人も支援しています。この点で、海外から日本に来て学ぶ留学生のための米山奨学金と、海外に行く日本人を支援する財団奨学金(現在はグローバル補助金と地区補助金による奨学金)は、車の両輪をなしているといえます。 フルブライト氏の言葉(日米教育委員会HPより) “Educational exchange can turn nations into people, contributing as no other form of communication can to the humanizing of international relations. …I do not think educational exchange is certain to produce affection between peoples, nor indeed do I think that is one of its necessary purposes; it is quite enough if it contributes to the feeling of a common humanity, to an emotional awareness that other countries are populated not by doctrines that we fear but by people with the same capacity for pleasure and pain, for cruelty and kindness, as the people we were brought up with in our own countries.” ---Senator J. William Fulbright
日本のロータリアンの夢 米山基金 1952年に事業構想。“平和日本”を世界へ 日本の友人を増やし 平和を実践する人材を育てる ★豆辞典p5-6に対応 米山奨学金は、日本のロータリーの父と呼ばれる米山梅吉氏が亡くなったあと、その功績を永遠に偲ぶことができる事業をやろうと、1952年、東京RCがはじめたものです。アジアから優秀な学生を招いて研究させようというもので、当時は「米山基金」をいう名前でした。当時、彼らが思い描いていたモデルは、アメリカのフルブライト奨学金でした。※1 「二度と戦争の悲劇を繰り返さないために“平和日本”を肌で感じてもらいたい」。 当時の日本のロータリアンたちも、フルブライト上院議員と同様、人と人との交流こそが、平和な世界の基礎を作ると考えていたのです。 こうして、東京RCが始めた「米山基金」は、わずか5年で、日本の全ロータリークラブの共同事業となり、1967年には財団法人ロータリー米山記念奨学会が設立されました。2017年には、財団設立50周年を迎えます。 ※1 「この事業を日本全区のロータリークラブに呼びかけ、アメリカのフルブライトやその他のスカラーシップ制度のごとき大規模なものにして、米山翁の名において国際親善に大きなサービスをしたい」(1955年、穂積重威氏) <参考> 写真は、米山梅吉翁(上)と、米山基金の構想を発表した古沢丈作氏(下) 米山梅吉氏(1868-1946) 国際理解と親善への近道
国内最大級の事業規模 年間730人 累計18,648人 (2015学年度730人) (これまでの累計18,648人) ★豆辞典p15に対応 年間730人 累計18,648人 ★豆辞典p15に対応 米山奨学会では年間730人、これまでに累計で、世界123の国と地域から18,648人を支援しています。これは、外国人留学生を対象とする民間奨学金としては最大で、今後、海外からより多くの留学生を呼び寄せようとする日本の政策にも大きく貢献しています。 奨学生の国・地域別の割合はグラフのとおりです。左側の2015学年度だけで見ますと、中国が39.7%、つづいて韓国が14.4%、ベトナムが11.1%となっています。 累計では中国が33.0%、韓国が22.9%、台湾が18.3%となっています。 「中国の学生が多すぎる」という声も時々いただきます。 (2015学年度730人) (これまでの累計18,648人)
国籍のバランス 中国籍の米山奨学生の割合 ★豆辞典p27に対応 外国人留学生というと、欧米系の人たちを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、現状、日本にいる留学生の90%以上がアジア人※1です。 その中でも最も多いのが中国人なので、まず、絶対数が多いことをご理解ください。 ロータリーでは、指定校に、国籍バランスを考えて推薦してもらうようお願いをしたり、地区での選考の際は、優秀性を重視しつつも1カ国に偏らないようにするなど、できるかぎり努力しています。ご覧のように、今年度は39.7%と3年前に比べて大きく減りました。今、皆さんの周りにいる中国人奨学生は、狭き門をくぐりぬけて採用された、優秀な学生たちです。 ※1 「平成26年度外国人留学生在籍状況調査」 –JASSO- より 日本語教育機関を含む外国人留学生184,155人のうち、アジアからの留学生が92.7%。国籍別では中国が最も多く51.3%。 高等教育機関在籍者に限定すると、アジアからの留学生は91.5%。国籍別では中国が最も多く55.9%。
どんな成果が 出ていますか? こうした奨学事業の成果、それは、元奨学生たちの活躍そのものです。
元奨学生(学友)の活躍 モンゴル初の3年制高校を設立 駐日韓国大使(2人) 地区ガバナー(3人) 女性の自立支援(ネパール・ラオス・アフガニスタンなど) 台湾で女性初の故宮博物院院長 剣道を中国で広める ★豆辞典p17-18に対応 1万8千人にのぼる巣立った学友は、さまざまな活躍をしています。米山奨学会が発行する『米山学友の群像』、ハイライト米山、フェイスブックやホームページ、『ロータリーの友』“よねやまだより”で、さまざまな学友が紹介されていますので、ぜひ、皆さん、どれか一つでもご覧ください。お金を出す価値がわかっていただけると思います。 例えば15年前、モンゴルで初めての三年制高校を作ったのは、米山学友のジャンチブさんです。制服や部活動などを取り入れた日本式高校で、現在は小中学校・高専・大学を併設し、多くの卒業生が日本に留学しています。(ジャンチブさんについてはp18上に掲載) 駐日韓国大使として、国を代表して日本と韓国との交流を担った学友もこれまでに2人もいます。第14代大使の崔相龍(チェサンヨン)氏と、第18代の権哲賢(クォンチョルヒョン)氏です。 ロータリアンとなり、地区ガバナーとなった学友も3人出ています。1人目は韓国の林隆義氏(1997-98年度第3650地区ガバナー)、2人目は台湾の許国文氏(2005-06年度第3490地区ガバナー)、3人目は今年度ガバナーの台湾の林華明氏(2015-16年度第3520地区ガバナー)です。 (林華明さんについてはp17上に掲載) このほか、女性たちの職業支援、自立支援のためにミシンや刺繍などの技術を教えている学友もいます。 台湾で有名な故宮博物院では、女性で初めて院長に抜擢されたのが米山学友でした(林曼麗氏:1981-83/東京保谷RC) また、日本で学んだ剣道を中国の子どもたちに教え、国際試合では中国代表選手として活躍する学友もいます(楊敢峰氏:2004-05/水戸南RC) これらは、ほんの一握りの紹介にすぎません。
学友会について 国内31 海外 6 2014 1989 モンゴル 韓国 日本国内:31 2009 中国 (華北・上海) 1983 台湾 中国 (華北・上海) 1983 台湾 2013 ネパール ★豆辞典p19-21に対応 (2秒後に、各学友会がアニメーションで出てきます) 奨学期間が終わったあともロータリーとの接点を持ち、学友同士の友情を深める学友会という組織があります。 学友会は、日本国内に31、海外には台湾・韓国・中国・タイ・ネパール・モンゴルと、6つの学友会があります。 国内31 海外 6 2012 タイ
学友会について モンゴル 第2770地区 第2660地区 第2620地区 ★豆辞典p19-21に対応 各学友会では、さまざまな活動をしています。 左上、第2770地区(埼玉県)では毎年、奨学生と学友が老人福祉施設を慰問して、お年寄りの方々と交流しています。 右上の写真は、モンゴル学友会が、ウランバートル郊外にある日本人墓地の砂漠化を防ぐため、植樹をしている様子です。 左下、第2660地区の関西学友会では、ネパール大地震の被災者のために、募金活動をしました。懸命に義援金を呼びかけるこの1枚は、米山奨学会が実施した第1回フォトコンテストで最優秀賞を受賞しました。 右下の写真は、第2620地区(静岡県・山梨県)学友会が、甲府駅前の清掃活動をおこなった写真です。 第2660地区
当地区の学友・学友会 ★貴地区の学友・学友会を紹介してください
寄付はきちんと 使われていますか? 皆さんの米山に対する日頃のご支援に心から感謝申し上げ、つづいて、財政状況・当地区の寄付実績についてご報告します。
ご寄付は奨学事業に 管理費は利子で賄っています 寄付金合計 14億1,474万円 奨学金+補助費 12億3,446万円 収入計 1,493,783 支出計 1,493,783 ★豆辞典p7-8に対応 みなさんが米山に寄付したお金は、奨学事業に使われています。 左の円グラフは収入です。昨年度の寄付金は14 億1,474万円(濃オレンジと薄いオレンジ)で、過去5年間で最高額だった前年に比べ、さらに約7,700万円増加しました。利子を合わせると、収入は全部で14億9,378万円でした。 右の円グラフは支出を表しています。奨学金、地区や世話クラブへの補助費など、事業費としての支出は全部で12億3,446万円と、収入を大きく下回りました。2013年4月にいったん奨学生採用枠を100人減らしましたが、寄付金が回復傾向にあるため、2015学年度は720人、2016学年度はさらに740人枠とすることが決定しています。 支出の黄色い部分、理事会などの会合旅費 、管理部門の事務局人件費などの管理費は、左側の“利子収入”で賄われています。 また、支出に占める管理費は5.0%と非常に低く、公益性の高さを表しています。 <参考> 詳細は、ホームページ(トップページ > ダウンロード > 情報公開の「決算報告」)で公表しています 寄付金合計 14億1,474万円 奨学金+補助費 12億3,446万円
当地区の実績(1) 平均寄付額 円 (第 位) 13,251 19 全国平均15,996円 ★豆辞典p13に対応 平均寄付額 円 (第 位) 13,251 19 全国平均15,996円 ★豆辞典p13に対応 (ピンク色の矢印を貴地区の棒グラフの上に移動してください。プレゼンテーション時に点滅します) (四角い枠内の金額と順位を、p13を参考に、貴地区の数字に変えてください) このグラフは、地区別の個人平均寄付額です。 昨年度の全国平均は15,996円、最も高かったのは、第2590地区(神奈川県横浜市・川崎市)の31,506円でした。 当地区はピンクの矢印が指している所で、一人平均○○円、全国で第○位でした。 <参考> クラブの実績は、ホームページをご覧ください トップページ > 寄付金について > 寄付金納入明細表 > 各月の「地区別」
当地区の実績(2) 4,747円 11,249円 41.6% 12 35 ・普通寄付金 ・特別寄付金 当地区 全国平均 5702円 4,747円 ・特別寄付金 7,550円 11,249円 ・特別寄付金の 寄付者割合 22.2% 41.6% ・法人寄付の数 12 35 ★豆辞典p13に対応 (HPトップページ > 寄付金について > 寄付金納入明細表 > 2015年6月> 寄付金納入明細総合表(pdf)を開き、地区の実績を入力してください) もう少し詳しく見てみましょう。 米山への寄付金は大きく分けて2種類があります。クラブが決めた金額を会員数分送金する「普通寄付金」は、全国平均が4,747円に対し、当地区は●●円でした。 また、個人・法人・クラブからの任意の寄付、「特別寄付金」は、全国平均が11,249円、当地区は●●円でした。 先ほどの“個人平均寄付額”は、この普通寄付と特別寄付を合わせた金額です。 特別寄付金の寄付者割合とは、会員の中で個人として特別寄付をした人の割合です。全国平均は41.6%、当地区は●●%でした。 法人寄付も、ぜひお願いいたします。全国平均は35法人、当地区は●●法人でした。
課税所得額750万円の方が10万円寄付をすると、 39,200円 所得税が軽減されます 寄付の税制優遇 所得税、法人税の 税制優遇! 税額控除と所得控除 普通寄付金にも適用可 ※米山奨学会HPで申請が必要 2,000円 以上の寄付でメリット有 ★豆辞典p11-12に対応 米山への寄付は、所得税・法人税の税制優遇が受けられます。※1 「税額控除」と「所得控除」、どちらか有利な方を選択することができます。「税額控除」は、寄付額の約40%を、所得税額から直接控除することができるもので、「所得控除」よりも控除額が大きくなることが多いです。 例えば、課税所得が750万円の方が、10万円寄付した場合、税額控除の場合は3万9,200円も所得税が還付されます。 特別寄付金だけでなく、普通寄付金も、申請をすれば領収書が出ます。※2 すべての領収証を合算して、年間2,000円以上の寄付でメリットがあります。 法人の特別寄付についても、法人税が軽減されます。 同じ寄付をするなら、所得税や法人税が軽くなる米山へ、ぜひ、ご支援をお願いいたします。 ※1 東京都在住の方は、所得税のほか、都民税についても寄付金控除を受けることができます。 ※2 クラブ事務局が、会員氏名と金額を入力した所定のファイルを、米山奨学会のホームページ窓口でアップロードする必要があります(締切11月末まで)。 課税所得額750万円の方が10万円寄付をすると、 39,200円 所得税が軽減されます
16,000円 ご寄付のお願い 他地区より寄付が多ければ、 より多くの奨学生を採用できます 当地区の目標額(普通+特別) (枠内に貴地区・貴クラブの目標数字を入力してください) 説明例: ガバナーが掲げる当地区の今年度の目標額は、1人当たり○○○○円となっております。 地区で奨学生を何人採用できるかは、ほぼ、寄付額の全国比で決まります。 来年の当地区の奨学生数は〇〇人(←p23の2016年の地区別数字を参照)です。 1人でも多くの奨学生を採用できるよう、今年度の目標に向けてご協力をお願いします。 <参考> 地区に割り当てられる奨学生数の算出方法については、p24をご覧ください 16,000円
2016年は ソウル国際大会へ! みなさんご存じのとおり、2016年5月28日から6月1日の会期で、ソウル国際大会が開催されます。 5月29日日曜日が開会式の予定です。国際大会は、年に一度、全世界のロータリアンが集まる「ロータリーの祭典」ですが、その大会がこんなに近い国で開催されることは、滅多にないチャンスです。 2014年のRI理事会で、米山の学友たちも、国際ロータリーの学友であるということが正式に認められました。 これにより、米山奨学生・卒業生の国際大会への登録料は、他の財団学友などと同様、70ドルです※1。70ドルで、すべてのプログラムに参加することができます(ロータリアンは310ドル~)。 ※1 2015年12月15日の第1回締切までの登録料が70ドルです ロータリアンになった学友は除く
ソウルで歴史的3イベント ソウル国際大会期間中・・・ 2016年5月29日(日) 夜 米山ナイト! 2016年5月30日(月) 午後 分科会 2016年5月29日(日) 夜 米山ナイト! 2016年5月30日(月) 午後 分科会 “友愛の広場”にブース出展 世界の学友と交流! 公益財団法人ロータリー米山記念奨学会では、このソウル国際大会で3つのイベントを計画しています。 一つは、5月29日、開会式の夜に、同じ会場で米山ナイト・イン・ソウルが開催されます。開会式のあとはみなさん、米山ナイトへ! (※ガバナーズナイトなど地区のイベントとスケジュールが重ならない限り、ぜひご参加ください) もう一つは、翌日の5月30日、米山奨学事業をテーマとする分科会が開催されます。国際大会の正式プログラムに米山が入ることは史上初となります。ぜひ、みなさんで、この歴史的瞬間を見届けてから帰りましょう! そして、友愛の広場にブースを出展し、ここでも世界へ米山をPRします。ブースに立ち寄ると、米山バッジがもらえるそうです。ソウルに参加する際は、忘れずにブースをのぞいてください。 公益財団法人ロータリー米山記念奨学会の小沢一彦理事長は、このソウル国際大会の共同委員長をつとめており、ロータリアンだけでなく、奨学生や学友の参加を呼び掛けています。 みなさんがかつてお世話をした奨学生、現在の奨学生にもぜひ声を掛けて、できればクラブの予算を少し使うなどして、奨学生をぜひ一緒にソウルへ連れて行ってくださいますよう、お願いいたします。 奨学生・学友の登録は、米山奨学会事務局が一括して行います。専用ページが開設されていますので、 詳しくは米山奨学会のホームページをチェックしてください。 史上初!
この写真は、先ほどのスライドにもありましたが、第2770地区の奨学生が老人福祉施設を訪問し、入居しているご老人たちと歓談しているときの写真です。 初対面の米山奨学生とご老人が、互いに手を取り合い、涙を流していました。国籍をこえて、世代をこえて、私たちは手を握り合うことができるのです。ご老人はこう言ったそうです。「昔は戦争をしたけれど、これからは仲良くしましょうね」と。奨学生は、これから先、ずっと、この言葉を忘れることはないでしょう。 「世界平和を達成するためには、人と人との交流が最も有効である」――。 国際交流がすぐ平和に結びつくわけではありません。うまく交流できない奨学生もいます。しかし、この地道な、一人一人と絆をつむいでいく活動を、日本のロータリアンは60年以上、続けてきました。そしてその成果は確実に出ています。 日本のロータリアンたちが受け継いできた米山記念奨学事業は、今を生きるわれわれロータリアンの誇りです。 先輩たちがつないできた米山の灯を、米山のたすきを、次の世代に伝えていきましょう! ご清聴ありがとうございました。 ご清聴ありがとうございました
おまけスライド ★おまけスライドは、自由に組み込んでお使いください。
そもそも、留学生の裕福 度を知ることは超困難 留学費用を支払えない人 は日本に入国できない お金に困っていないのでは? 優秀性>経済的困窮度 そもそも、留学生の裕福 度を知ることは超困難 留学費用を支払えない人 は日本に入国できない Q.留学生といっても、あまりお金に困ってなさそう。支援の必要はあるのか? A. 米山奨学金は、経済的に困っているから支援するものではありません。学業面・人物面が優秀で、将来、日本との懸け橋になりうるかどうかを優先しています。また、実家の経済状況などは選考対象ではありません。奨学金の申込書には経済状況を記入する欄がありますが、正直なところ、留学生の本当の経済状況を知ることは、至難のわざです。 また、日本の入国管理局は、留学中の経費を支払えると判断した人にのみ留学ビザを与えているので、住むところにも困るような留学生は日本にいないのが現状です。とはいえ、ほとんどの留学生は、食費や生活費を切り詰めて、勉学に、研究に、頑張っています。 <参考 外国人留学生の生活について> 実家の仕送りに頼らず、奨学金やアルバイトで学費を賄う私費留学生が多く、授業料・住居費・食費・ガス水道電気代、すべて含めて1カ月の支出14万円程度の生活をしている。(「平成25年度私費外国人留学生生活実態調査概要」 –JASSO- より) なお、日本人大学生は、学部生で1カ月平均支出15万7千円、大学院博士課程で17万7千円。(「平成24年度学生生活調査について」 –JASSO- より)
ロータリアンになった学友 米山学友を中心に設立したクラブ ロータリアンになった学友180人 台北東海RC、台中文心RC 東京米山友愛RC(2750) 東京米山ロータリーEクラブ2750 さいたま大空RC(2770) ロータリアンになった学友180人 ★豆辞典p15-16に対応 ロータリアンになった学友も多くいます。 米山学友が中心になって設立したロータリークラブはここに書かれている5つです。 (※さいたま大空RCは米山学友だけでなく、財団学友も中心となって設立) 他のクラブを含め、これまでに180人がロータリアンになっています。この人数は米山奨学会事務局が把握できている分ですので、実際にはもっと多いと思われます。
米山のニュースで寄付UP ★豆辞典p29に対応 すばらしい活躍をしている学友、学友会をここでは紹介しきれませんが、奨学会事務局から随時ニュースが発信されています。 米山奨学会では公式フェイスブックページを作っていますので、アカウントをお持ちの方は、ぜひ米山のページに「いいね」をお願いします。 また、毎月「ハイライトよねやま」というニュースが発行されており、米山奨学会のHPにも掲載されています。 そのほかDVDなど、米山奨学会事務局には豊富な資料があります。 ほとんど無料で手に入れることができますので、気軽に奨学会事務局へ問い合わせてみてください。
寄付者の割合(特別寄付) 45.5 特別寄付(任意)をした人は % 全国平均 41.6% 最大(2650)82.5% ★豆辞典p13に対応 特別寄付(任意)をした人は % 45.5 全国平均 41.6% 最大(2650)82.5% ★豆辞典p13に対応 (p13を参考に、特別寄付をした人の%を貴地区の数字に変えてください) (円グラフの数字を貴地区の数字に変えてください。 【手順】グラフ上で右クリック →「データの編集」 →黄色い数字をp13を参考に入力 *「していない」は自動計算されます →エクセルの右上の「×」をおして閉じる) 皆さんは、1年間で、どのくらいの人が特別寄付(クラブが送金する普通寄付以外の任意寄付)をしていると思いますか? 昨年度、全ロータリアンのうち特別寄付をした人の割合は全国平均で41.6%でした。 ちなみに、第2650地区では82.5%、8割以上の方が毎年、特別寄付をしています。 当地区では○○%の方にご協力いただいています。この割合を今後さらに増やすことができるよう、皆さんにさらなるご協力をお願い申し上げます。
地区別の個人平均寄付額 ハイライトよねやま184号(2015年7月13日発行)に掲載したグラフ・図
寄付額と事業費の推移 過去6年間で最高額 14億1,474万円