事業システム分析の基本テンプレート 氏名 この分析の詳細については、加護野忠男・井上達彦『事業システム戦略』有斐閣僚、

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事業システム分析の基本テンプレート 氏名 この分析の詳細については、加護野忠男・井上達彦『事業システム戦略』有斐閣僚、 ならびにhttp//www1k.mesh.ne.jp/yuhikaku/を参照されたい。

分析枠組みの概念図 マルチレイヤー事業システムの断面図 表の 価 値 背後にある 活動システム 活動を支える経営資源 個別資源を結合した能力レベル 個別資源のレベル 加護野忠男・井上達彦『事業システム戦略』有斐閣

価値分析シート(事業の定義) 現状分析 誰に (顧客層) 何を (機能) いかに (仕組み) 加護野忠男・井上達彦『事業システム戦略』有斐閣

事業が定義されると 新規参入の脅威: 競争相手も明確になる 産業内の既存の競争: 買い手の交渉力: 売り手の交渉力: 代替製品の脅威: 新規参入企業 新規参入の脅威: 要因 規模の経済 必要投下資本 差別化 スイッチコスト 流通確保 通常は 小規模 アパレル 会社 産業内の既存の競争: 売り手 産業内の既存競争 買い手 要因 集中度 代替品 売り手にとって 売り手の製品 後方統合 要因 企業数 成長性 固定費 生産性 差別化 要因 集中度 標準化度 スイッチコスト 十分な情報 低 メーカー 大手商社 オンワード サンヨー サンエイ ・ 最終 消費者 買い手の交渉力: 売り手の交渉力: 代替製品 要因 代替品 なし 代替製品の脅威: ポーターの5つの要因

経済原理(収益モデル) の経済 加護野忠男・井上達彦『事業システム戦略』有斐閣

A事業 B事業 C事業 開発 調達 生産 販売 職能1 経済原理が決まると 自社の担当範囲も 明確になる 職能2 職能3 職能4 職能5 職能6 職能7 販売 職能8 職能9 A事業 B事業 C事業 経済原理が決まると 自社の担当範囲も 明確になる 社内 中間 外部取引先

ポジショニングごとの利益率 分野 ブランド 粗利益率 ① ② ③ ④ 分野 ブランド 粗利益率 ① ② ③ ④ 水野真澄「ワールド」『Dresdner Kleinwort Binson Reserch』99年2月3日 に加筆(①デザイナーズ衣料の粗利益率を80%とした)。

ポジショニング (移動障壁) 高付加価値 低価格 高価格 低付加価値 戦略グループB1 戦略グループB2 戦略グループC 戦略グループD 加護野忠男・井上達彦『事業システム戦略』有斐閣

ポジショニング (移動障壁) 高付加価値 低価格 高価格 低付加価値 移動障壁 B2→B1移動障壁 戦略グループA 戦略グループB1 戦略グループC C→B2移動障壁 C→D移動障壁 D→C移動障壁 戦略グループD 低付加価値 加護野忠男・井上達彦『事業システム戦略』有斐閣

事業システム(インプットとアウトプット) 「事業活動のシステム」 資源のインプット 資源のアウトプット =価値が価値(勝ちが勝ち)を生み出す循環 加護野忠男・井上達彦『事業システム戦略』有斐閣

出発点、主要な価値=「何を」 A B *2つのサブシステムが結びついて、初めて価値を供給できるようになる。

価値を支える裏方の「事業の活動システム」 A B A B

「事業の活動システム」の中味をブレイクダウン 4 1 2 3 5 A B 8 6 7 9 10 11 12 エンド 13 ポーターの活動システムのマッピングを応用した

「事業の活動システム」を支える能力と資源 旬の デザイナー の提案 4 生産ライン の確保 1 取引関係 素材の 確保 2 マーチャン ダイジング 会議 3 実験 計画法 5 供給・補充システム 安定供給 高速SCM A 情報収集 意味発見のシステム シーズンピークに合わせた 開発システム 週単位のMD B 8 マイニング 6 社内 モニター 7 MDマップ による計画 テスト セール 9 迅速な SCM 処理 10 売上 POS情報 の処理 11 最大 公約数的 企画の 発見 12 エンド ユーザー コンピュー ティング 13 加護野忠男・井上達彦『事業システム戦略』有斐閣

の事業システム ー多層的に捉えた場合の断面図ー 価値システムの レイヤー 価値 価値 主活動 主活動 主活動 活動システムの レイヤー 活動 活動 活動 活動 資源システムの レイヤー 能力 能力 資源 資源 資源 資源 個別資源 加護野忠男・井上達彦『事業システム戦略』有斐閣

Competitive Implication におけるVRIO分析 内部資源 (能力レベルと個別資源) Valuable? Rare? Costly to imitate? Exploited by Organization Competitive Implication Economic performance A あ YES NO 一時優位 平均以上 か YES さ 同等 平均 た な B は ま や ら わ C い き 持続優位 し Barney, J. B. Gaining and Sustaining Competitive Advantage, Prentice Hallを応用した。