リアルタイムシステムに 上流設計ツールは有効か? 株式会社 豊田中央研究所 システム1部 和田錦一 bykin@kis.tytlabs.co.jp
自己紹介 豊田中央研究所(http://www.tytlabs.co.jp/) 私の専門分野 トヨタグループ9社により設立 ソフトウェア工学、オブジェクト指向、形式的仕様記述、ソフトウェアシミュレータ
自動車業界における 組込みシステム開発の悩み 開発期間短縮 システム規模大型化 厳しいコスト制約 エンジニアの不足
自動車業界における 上流設計ツールとは ずばり!制御系設計ツールです トレンド MATLAB/Simulink、MATRIX-X 制御理論を数理モデルで表現 システムのスペック策定に必須の存在 トレンド 連続系だけでなく離散系も扱える ソース自動合成 仕様書自動合成
上流設計ツール事例(1/2) 周期実行処理 データフロー記述 シミュレーション機能 ソース自動合成機能 離散系制御設計 上流設計ツール(MATLAB/Simulink)をカスタマイズ 周期実行処理 離散系制御設計 データフロー記述 第3者にとって分かり易い記述 シミュレーション機能 実行可能な仕様書 ソース自動合成機能 コーディング工数短縮 仕様とソースの整合性確保
上流設計ツール事例(2/2) 車両制御システム開発に適用した結果、開発期間は1/2~1/3に短縮(推定) ソース自動合成は性能が不十分 適用結果 車両制御システム開発に適用した結果、開発期間は1/2~1/3に短縮(推定) ソース自動合成は性能が不十分 人手比2~4倍 上流設計ツールによる 記述例
上流設計ツールは有効か? 有効! 真に有効となるためには? 設計仕様の策定には現状レベルで十分有効 ソース自動合成の性能 人手比1倍以下 シミュレーション結果と実機動作の一致 安く手に入る!
注文の多い組込みシステム 制約の多い組込みシステム。制約って? 製造コストは増やすな。 開発コストは減らせ。 実績のないことはするな。