文字情報基盤 IPAmj 行政機関で使う文字の問題は これで解決 参考6

Slides:



Advertisements
Similar presentations
「ネット社会の歩き方」レッスンキット プレゼンテーション資料集 13. 個人情報は大切なデータ プレゼンテーション資料 著作権は独立行政法人情報処理推進機構( IPA )及び経済産業省に帰属します。
Advertisements

受付番号 平成 23 年度 東北復興に向けた地域ヘルスケア構築推進事業 (被災地域における医療・介護周辺サービスの提供拠点整備の推進及び医療情報 等の共有システムの推進のための調査事業) 提案書 事業区分 イ-2:被災地における医療情報等の共有等を可能にするシステム の推進の調査事業 (被災地での地域医療提供体制の再構築のための情報通信技術の活用の在り方、
Web-GIS の開発と地盤情報の 高度利用に関する共同研究について -具体的な共同研究テーマ ( 案 ) - 「地質・地盤情報協議会」・ 「 Web-GIS コンソーシアム」説明会資料 全国地質調査業会連合会・情報化委員会.
世界最先端IT国家創造宣言 の見直しについて 資料1 2016 年3月 10 日(木) 内閣官房 情報通信技術( IT )総合戦 略室.
プレゼンテーションからホームページ作成まで 情報システム入門 A 総合情報センター 非常勤講師 :中山 進.
平成27年度SCOPE(重点領域型研究開発(先進的通信アプリケーション開発型)) 研究開発課題 ○○の研究開発
連絡事項 建物内は禁煙です。喫煙は、屋外の灰皿設置場所にてお願いします。 自動販売機は1階の玄関にあります。
2003年9月19日 株式会社リコー ソリューション計画センター 宮本 崇夫
eL-Stat(地方自治体の統計業務支援窓口)の構築
資料3-7 NIEM等 海外調査報告 経済産業省 CIO補佐官 平本健二.
住民基本台帳ネットワークシステムの 利用状況等について
電子行政サービス基盤整備には行政手続きの専門家の任用を
パソコン教室(Word) ワークフロア清柳
社会福祉法人の財務諸表等開示システムの概要等①
情報共有基盤とは 「情報共有基盤」とは、「共通語彙基盤」「文字情報基盤」を合わせた、電子行政やオープンデータを実施するうえでのデータの基盤である。 オープンデータをマッシュアップするには、語彙や文字の共通化もしくは変換の仕組みが必要 企業 オープンデータ 政府 シームレスな情報共有基盤 自治体 交換.
情報共有基盤とは 情報共有基盤とは、行政やオープンデータの利便性向上を図るため、「共通語彙基盤」「文字情報基盤」を合わせた取り組みにより実現される、関係機関間での情報共有の仕組みである。 オープンデータをマッシュアップするには、語彙や文字の共通化もしくは変換の仕組みが必要 シームレスな情報共有基盤 国・地方を通じた行政機関内での、住所、氏名、施設名等の語彙、さらには、氏名文字、法人文字の正確で効率的な交換が必要.
JEPA「文字図形共有基盤」調査検討分科会 黒田信二郎 2011年11月17日
1.電子納品の際に準備する機材と、電子納品の基準について
文字書式設定(1) 方法1: ①文字書式を設定したい文字列を選択する。 ②「書式」メニュー → 「フォント」とクリックする。
地方公共団体オープンデータ推進ガイドライン および手引書の見直し(案)
電子行政オープンデータ推進のためのロードマップ(工程表)
FOODS eBASE Cloudプラットフォームで構築
コードの歴史 ASCII(American Standard Code for Information Interchange)  ANSI ISO 646 = 95文字のラテン文字 アルファベット+数字+特殊文字 制御コード: LF, CR などの表示制御と   ACK,DEL などの通信制御 、など.
1.情報通信技術(IT)の利活用に関する制度整備検討会の概要
これまでのオンライン利用の促進に関する取組の概要    これまでのオンライン利用の促進に関する取組の概要      参考資料1 ■ e-Japan戦略(平成13年1月IT戦略本部決定)   「2003年までに、国が提供する実質的にすべての行政手続きをインターネット経由で可能とする」とした。 ● オンライン利用拡大行動計画(旧計画)(平成20年9月IT戦略本部決定)
2016年3月10日(木) 内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦略室
これまでのオンライン利用の促進に関する取組の概要    これまでのオンライン利用の促進に関する取組の概要      参考資料1 ■ e-Japan戦略(平成13年1月 IT戦略本部決定)   「2003年までに、国が提供する実質的にすべての行政手続きをインターネット経由で可能とする」。  ● オンライン利用拡大行動計画(平成20年9月.
18.ファイル共有ソフトは 要注意 プレゼンテーション資料
18.ファイル共有ソフトは 要注意 プレゼンテーション資料
経済産業省のこれまでの取組 行政CIOフォーラムで検討を開始 「電子行政一点突破プロジェクト」を発表
図書館システムの歴史と 日本語処理を考える
~スマートフォン利用~ 店舗管理システムのご提案 サイボウズ中国.
【事業名】 【事業代表者】㈱○○ ○○ 【実施予定年度】平成26~○年度 平成26年 月 日 (1)事業概要
「BE-Bridge拡張検討WG」成果報告
平成29年10月 内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室
政府情報システムのコスト削減の 取組状況について
インタネット・E-Mail・携帯電話の活用
資料1-6 平成26年度 第1回技術委員会資料 支援ツール群整備方針
両国の現状 スウェーデン 日本 インターネット普及率 インターネット普及率 More than 50% 30.6% Eコマース浸透率
アメリカ国内の障害児センターの活動について
OperationTool Manual オペレーションツールマニュアル Ver.1.10 UPDATE:
Mappin’ Drop 防災 減災 少子 高齢 産業 創出 Mappin’ Drop 誕生の キッカケ
1.保有データを自治体Webサイトで公開しよう①
外部仕様書・オープンデータガイド精査方針
平成27年度SCOPE(重点領域型研究開発(スマートネットワークロボット)) 研究開発課題 ○○の研究開発
資料1-5 平成26年度 第1回データガバナンス委員会資料 平成26年度検討事項(案)
「政府標準利用規約(第2.0版)」の概要 「政府標準利用規約(第2.0版)」の概要は以下のとおり。 1.基本的なコンテンツの利用ルール
官民データ活用推進基本法と 政府内データ標準化の取組
平成25年度オープンデータ実証実験 自治体行政情報実証(概要)
【事業名】 【事業代表者】㈱○○ ○○ 【実施予定年度】平成28~32年度 平成28年 月 日 (1)事業概要
事務所における既存ガイドラインデータの整備方針(参考)
資料2-2 平成26年度 第2回技術委員会資料 次年度検討テーマ案
地方公共団体オープンデータ推進ガイドラインの概要(案)
平成29年10月30日 内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室
地方公共団体オープンデータ推進ガイドラインの概要
「政府標準利用規約(第1.0版)」の概要 「政府標準利用規約(第1.0版)」の概要は以下のとおり。 1.基本的なコンテンツの利用ルール
電子行政オープンデータ推進のためのロードマップの概要
資料5 情報共有基盤の推進状況について 平成26年3月18日 経済産業省.
自治体名を記入してください。 【自治体名】の 教育の情報化について 自治体名と部門名 を 記入してください。 ○○教育委員会 ○○
これまでのオンライン利用の促進に関する取組の概要
オープンデータに関する 経済産業省の取組と提言
登記・法人設立等関係手続の簡素化・迅速化
オープンデータリーダ育成研修 資料集 講義ノート:
第2回実務者会議の議論を受けた検討(データWG関係)
図表:NZGOALの審査および公開プロセスに関するフローチャート
1.保有データを自治体Webサイトで公開しよう①
第2回実務者会議の議論を受けた検討 資料14 1 第2回実務者会議での議論の概要 (○:有識者意見、●:関係府省意見) 1
これまでのオンライン利用の促進に関する取組の概要
代表申請社名:〇〇 実施体制:〇〇〇/〇〇〇/…
行政保有データ(行政手続等関連)の棚卸結果概要 (平成31年3月とりまとめ)
Presentation transcript:

文字情報基盤 IPAmj 行政機関で使う文字の問題は これで解決 参考6 行政機関で使う文字の問題は これで解決 文字情報基盤:IPAmj明朝フォント(漢字58,814文字) 戸籍統一文字(漢字55,270文字) 住民基本台帳ネットワークシステム統一文字(漢字19,563文字) JIS漢字コード(10,050文字) 常用漢字(2,136文字) 法令、公用文書、新聞、雑誌、放送等、一般の社会生活において、現代の国語を書き表す場合の漢字使用の目安を示す。 実用上の情報交換の必要性から、出現頻度等を元に文字を選定(JISX2013:2004) 戸籍のオンライン手続に使用することを目的として整理した文字(辞書をベースに整理) 多くの住民が氏名に使う文字を整理 文字情報基盤を使うことで、あらゆる機関との文字情報の交換が簡単にできるようになります IT戦略「世界最先端IT国家創造宣言」(平成25年6月閣議決定)の電子行政部分で、「文字の標準化・共通化に関しては、今後整備する情報システムにおいては、国際標準に適合した文字情報基盤を活用することを原則とする。」と今後の活用が国の方針として決定されています。 経済産業省   独立行政法人情報処理推進機構

文字情報基盤の内容 文字 ガイド 支援ツール IPAmj明朝 フォント 文字情報一覧 導入ガイド 変体仮名 フォント 一覧 拡大縮小が自由にできるOpentypeフォーマット 文字の画像ファイルも併せて提供 文字情報一覧表 各種文字コード間の関係や部首などの文字の基本情報を一覧で整理 文字情報基盤導入ガイド 業務によって使うべき文字範囲の例示など基本的方針 文字情報基盤導入テクニカルスタディ コード化完了までの暫定運用推奨案 文字縮退変換マップ(H26予定) 文字情報基盤からJIS第4水準までの縮退対応表 参考:変体仮名一覧 変体仮名のフォントを提供し、文字情報基盤の運用を補助 導入事例 札幌市等での文字情報基盤導入実証の結果を整理 調達仕様書記載例(H26予定) 調達仕様書への記載例を提示 文字データベース(構築中) 文字をだれでも使いやすくするデータベース 導入によるメリット ・外字管理コストの削減 ・幅広い業務での一貫した作業 ・文字によるベンダロックインの回避 ・目的別に文字を使い分けることで、行政サービスと行政効率化を同時に実現 文字 ガイド 支援ツール IPAmj明朝 フォント 文字情報一覧 導入ガイド 縮退マップ 導入事例 仕様例 変体仮名 フォント 一覧 テクニカルスタディ 文字データベース

導入方法 文字に関しての導入基本方針の決定 現在、保有している文字の棚卸 導入ルールの整備 仕様への記載 中長期にどのように管理していくかの方針を決める 導入は、組織内で一斉に行う必要はなく、順次実施してもよい 現在、保有している文字の棚卸 同定方針を決める(実施しながら整理していくのでもよい) 各システムで持っている外字を文字情報基盤の文字に同定作業をする 導入ルールの整備 どの業務で、文字をどの範囲(文字数)で提供するか方針を決める 縮退ができない文字をひらがな表記にするなどの方針の整理 外部連携にあたってのプライベート領域(PUA)利用方針の整理 仕様への記載 調達仕様に文字情報基盤の活用を記載する。 適用業務と文字の範囲(参考) 文字情報基盤で整備された文字図形 (IVS使用*) (IVS不使用*) JIS X 0213 JIS X 0208 常用漢字 組織内に閉じた 業務 戸籍業務 ○(*A) △   住民記録業務 法人関連業務 生徒名簿等(字形に正確さが求められる場合) 生徒名簿等(日常業務) ○ 一般的な書類作成        △→○(*B) ○→△(*B) 災害等緊急時対応システム 外部への 通知等 一般向け広報文書 正確な人名表記を要する通知文等 ○(*C) △(*C) 情報公開等 外部からの 申請等 一般的な申請等 正確な人名表記を要する申請等 ○(*D) △(*D) (*A)必要に応じ、文字情報基盤で整備された文字図形以外の文字図形を、「外字」等として利用することが有り得るが、できる限り文字情報基盤の文字範囲に収まるよう、調整することが望ましい。 (*B)市場にある一般的情報機器の対応状況に応じ、変化する。 (*C)JIS X 0213範囲以外の文字については、図形イメージによる表示、伝送を検討する。 (*D)JIS X 0213範囲以外の文字については、表示を図形イメージによるものとするほか、Web上に漢字入力を支援するサービスを設けることを検討する。 (*) IVS(字形選択子)を使用するシステムでは文字情報基盤で整備した全ての文字(約6万文字図形)を区別可能。使用しないシステムでは約5万文字図形を区別可能。

FAQ Q:外字って何ですか? A:コンピュータに標準では入っていない文字を特別に追加した文字のことです。 Q:文字情報基盤を導入するのに条件はありますか? A:文字情報基盤は、無料で誰でもご利用になれます。異体字をまとめて扱うことができる IVSの機能を使うには、windows7以降のパソコンを使う等の制限がありますが、その機 能を使わなければ、制限はありません。 Q:ベンダから外字は自由に作れますといわれますが、そのほうが住民の要望に応えられ るのではないですか? A:独自の外字を作ると、運用にも費用が掛かることになります。また、外部との情報連携 ができないなど、運用に支障が生じます。新たな外字を作らずに、文字情報基盤に対 応した文字を活用することで、これらの課題やベンダロックインを回避することができま す。 Q:戸籍統一文字、住民基本台帳ネットワークシステム統一文字、登記統一文字との関係 を教えてください? A:戸籍統一文字、住民基本台帳ネットワークシステム統一文字は、文字情報基盤ですべ て含んでおり、コード間の関係も一覧として提供しています。登記文字についても、必 要な文字については、縮退マップを提供する予定です。また、文字情報基盤は、すべ ての業務に使える汎用文字です。 Q:文字情報基盤は、変体仮名を含んでいないのではないですか? A:文字情報基盤本体には変体仮名を含んでいません。それは、変体仮名には同定基準 が存在しないためです。しかし、自治体が導入するにあたり困るというご意見を頂戴す るため、参考データとして提供を開始いたします。 Q:これだけ多くの文字を提供されても困るのではないでしょうか? A:文字情報基盤では、6万字近いフルセットからJISの範囲への縮退マップを提供する予 定です。用途に応じて、文字の利用サイズを自由に選択できます。 Q:ベンダが、文字情報基盤に対応できませんと言っていますが、どうしたらよいのでしょう か? A:文字情報基盤は、技術的には導入は難しくありません。ベンダに対して、再度の確認 をお勧めします。 Q:コード化されていな1900文字はどのように扱えばよろしいのでしょうか? A:コード化が完了するまでの数年間は、暫定的にプライベートな外字領域(私用面:PUP) を使う方策を例示しています。本来は各利用者が個別に使うための領域ですが、暫定 的な対応策として示しています。 問合先 独立行政法人情報処理推進機構国際標準推進センター http://mojikiban.ipa.go.jp/