温暖化最高！！！ THE地学受験者チーム

地球温暖化で何が起こる？ 地球の大気温度が上昇する ＜実態＞ →①北極海の氷が解け、海面が上昇してしまう ②異常気象（台風など）の被害 　　　　　　　　　　　＜実態＞ 地球の大気温度が上昇する →①北極海の氷が解け、海面が上昇してしまう 　②異常気象（台風など）の被害 ＜海面上昇＞ 海抜高度の低い都市などは水没する可能性がある 例）ツバル

＜ツバル＞ ツバルは海抜高度が最高でも5メートル、という南太平洋に浮かぶ小さな島国。 ①畑に侵食して作物が被害を受ける ②井戸の水も淡水から塩水へ変化しつつある ③砂浜が削られ、海岸の植物が倒されるなどの海岸侵食 国民は海面上昇による環境難民となりつつある

例）オランダ、バングラディシュ 国土のほとんどを干拓で切り開いてきた国。 ＝低地が多い 　　　　　　　　海面上昇に危機感 数多くの環境難民が生まれてしまうことでしょう

異常気象といえば、どんな気象のことをいうのか？ 日本で近年１０個以上の台風が上陸。 アメリカやヨーロッパでは屋根で助けを待つ、家が流されるほどの洪水の被害。 別の地域では干ばつ〔雨が降らないことによって日照り状態が続き、長期的な水不足が続いた状態〕が起きている。 

日本で起こった台風の被害 日本に上陸する台風の数は、平均３個。 しかし ・・・ ↓ 昨年は１０個という異常な量が上陸。→大被害 　日本に上陸する台風の数は、平均３個。 　　　　　しかし　・・・　↓ 　昨年は１０個という異常な量が上陸。→大被害 　世界的に見た台風の数は特別増えているわけではない。　なぜか・・・？ 　　　　　　　例年、中国平均６個→去年４個　　 　　　　　　　　　フィリピン平均４個→去年０個 　　　　減少した分が日本に向かっている。 　海水の温度や、太平洋の高気圧の形などによって台風のコースが変わりうると考えられている。

ハリケーンについて ニューオーリンズを襲ったハリケーン 「カトリーナ(Katrina)」 ニューオーリンズの約8割が水没し、100万人以上の人々が家を追われ、死者は千人を超える被害 しかし　↓ 　米海洋大気局は「温暖化がハリケーンの勢力や数に大きな影響を与えるとは考えにくい」と否定的

　　最近の海水温の上昇は、25－40年という周期の自然変動である可能性が大。カトリーナが地球温暖化の影響によるものかどうかを確定することは、現在では不可能。　 しかし・・・↓ 　地球温暖化が進めば、ハリケーンや台風が大型化することは、気候モデルによるシミュレーションの結果でも示されている。

IPCCによると 〇温室効果ガスが温暖化の原因である確率は「90%を超える」 地球温暖化の原因とは？ IPCCによると 〇温室効果ガスが温暖化の原因である確率は「90%を超える」

温室効果ガスとは？ 赤外線の一部を吸収することにより温室効果をもたらす気体の総称 主に二酸化炭素、メタン、ハロカーボンなどのこと

温室効果ガスの増加 人為的要因 化石燃料の使用など 非人為的要因 　　化石燃料の使用など 非人為的要因 　　太陽の周囲を移動する地球軌道の変化（ミランコビッチ周期）や太陽の活動、火山による　排出物

二酸化炭素の変動

対策 ＜日本＞ ①京都議定書 改定京都議定書目標達成計画が閣議決定 　　　　　　　　　　　　＜日本＞ ①京都議定書　 改定京都議定書目標達成計画が閣議決定 地球温暖化対策推進本部において、京都議定書における我が国の６％削減約束をより確実に達成するため京都議定書目標達成計画の改定案がとりまとめられた。

　②カーボン・オフセット 　カーボン・オフセットとは、日常生活や経済活動において避けることができないCO2等の温室効果ガスの排出について [1]できるだけ排出量が減るよう削減努力する [2]どうしても排出される温室効果ガスを排出量を見積る [3]排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資する 排出される温室効果ガスを埋め合わせるという考え方

＜韓国＞ 【国民の意識は高い】 例えば、スターバックスなどのカフェでも容器はすべてリサイクルの対象。 　　　　　　　　【国民の意識は高い】 例えば、スターバックスなどのカフェでも容器はすべてリサイクルの対象。 　飲み終わった紙コップを戻すと、お金が戻ってくるシステムになっています。 　割り箸を使っているレストランは、罰金を取られるという規定まであります。　

　日本で1年間に消費される割り箸は、中国に続いて第2位の250億膳。 一人当たりの割り箸使用量では世界一となります。 　首都・ソウルを走っていた高速道路を撤去してもともとあった川をよみがえらせた！！！！！！（2005年10月）

＜カナダ＞ 発生したCO2を地中の奥深くに封じ込めてしまおうという取り組みもあります。 アメリカ・ノースダコタ州の石炭ガス化プラントで発生したCO2を、総延長約325キロものパイプラインで、カナダ・サスカチワン州の油田に輸送。 1日、5000～6000トンのペースで、約1400メートルの地下の割れ目に高圧で注入し、すでに約500万トンを貯蔵することに成功しています。 将来の地球温暖化対策技術として期待されている。

＜イギリス・ロンドン＞ 2003年から「渋滞税」という税金を導入。 →払わない場合は、80ポンドの反則金が課せられてしまいます。 →中心地の自動車の量は3割以上減少したといいます。

＜スウェーデン＞ 北海道よりも緯度の高いスカンジナビア半島に位置し、冬が長く、夏が短い国。 ①首都・ストックホルムでは、停まっているバスやタクシーは全てエンジンを切ることが義務付けられている。 ②ガソリンスタンドでは、エタノールが燃料として使われている。 ☆エタノール燃料の自動車は、駐車場が無料になる。 ③人間や家畜の排泄物から発生させたバイオガスを燃料にした自動車もある。

②レジ袋 　　　スーパーのレジ袋は、なんと50年前からすべて有料だったそう。 　　　主婦が買い物に行く時は、マイバッグを持参するのが常識。 　　　③各家庭で契約する電力を選べる 　　　「風力」「水力」「火力」「原子力」、おがくずなどを燃やし発生させる「バイオマス」の5種類の中から選べるようになっている。 　　　　　↓ 契約者が多いのは環境に優しいと言われる風力発電と水力発電で、全体の80％を占めている。