司法領域における 行動科学の実践 -家庭裁判所調査官の職務- 人文学部 学術講演会のご案内 司法領域における 行動科学の実践 -家庭裁判所調査官の職務- 本学学生・ 教職員限定 日時 場所 2016年 1月13日(水) 2時限(10:45~12:15) 図書館 ライブラリーホール 講師 髙井 一匡氏 井石 真由氏 主任家庭裁判所調査官 家庭裁判所調査官 家庭裁判所は,夫婦や親族間の争いなどの家庭に関する問題を審判や調停,訴訟などによって解決するほか,非行を犯した少年について処分を決定します。その中で家庭裁判所調査官は,例えば,離婚や親権者の変更等の家庭に関する紛争の当事者やその渦中にいる子ども,事件送致された少年及びその保護者に面接等をして,紛争の原因や子どもの心情を調査し,紛争の解決に資する働きかけを行ったり,少年が非行に至ったメカニズム等を解明して,再非行予防のための教育的措置を行います。このため家庭裁判所調査官には,心理学,社会学等の行動科学の知識や技法にもとづき,当事者や子ども,少年の心情,事件の背後にある複雑な人間関係や環境を理解することが求められています。本講演では,このような家庭裁判所調査官の職務について紹介し,その中で行動科学の知識や技法がどのように活かされているかについて考察します。 広島修道大学 人文学部 広島修道大学 ひろしま未来協創センター 主 催