車いすと自転車屋さん 車いす利用者が望むメンテナンス マウンテンペンギン 内山幸久
自己紹介 障害名 頚髄損傷による四肢体幹機能麻痺障害 障害の等級 一種一級 東京都大田区で、自立生活。 都営住宅で、多くの福祉用具を使用。 頚髄損傷による四肢体幹機能麻痺障害 障害の等級 一種一級 東京都大田区で、自立生活。 都営住宅で、多くの福祉用具を使用。 無年金、その他の福祉手当で生活。
座談会の要旨 自転車店は、既に車いすとの係わりを持っている。 車いす流通は、メーカーの供給姿勢に問題がある。 行政の給付制度は、経済的に問題がある。 利用者は、お金も払ってないが、納得していないことも多い。
自転車屋さんにメンテナンスをお願いしたいと思う場面 急いでパンクを修理したいとき 車いすメーカーが遠隔地の場合 軽微な故障(パンクなどのタイヤトラブル) 車いすメーカーとの関係がうまくいっていないとき
私の車いすがパンクしたとき 国際福祉機器展に参加したとき パンクした片側の車輪とバランスを取るため、反対側のタイヤの空気を抜いた。 帰宅の途中、町の自転車屋さんに修理を依頼(何度にもわたる状況説明)。 パンクは直ったがリムを傷つけていたかもしれない。
通常時、車いす修理までの手順 福祉事務所の地区担当者に電話 修理希望申請書の郵送を依頼 車いすメーカーに電話連絡 修理の依頼・公費でまかなうことを伝える 後日福祉事務所から、修理券が郵送される
車いすメーカーの修理対応 車椅子の回収 車椅子の修理 納車時に修理券の手渡し
車いすメーカーの問題点 遠隔地の場合が多い 対応が遅い(回収・修理・納車) 充分に直っていないことがある 担当営業マンとトラブルになることがある 他のメーカーの車いすの修理は嫌がられる
町の自転車屋さんに望むこと 急ぎのパンク修理(手動と電動) 出張修理 タイヤやチューブを取り寄せておく ライトとブレーキも 車いす用雨合羽の販売 車いす用アクセサリーなどの販売
車いす利用者として思うこと パンクの修理をお願いしても、自分の話を聞いてくれるか不安 値段がいくらになるか分からないから不安 公費が使えないのではないか? 修理が希望どおりにならなかった場合、苦情を言いたくても、地元での摩擦を生じたくない
行政に対して思うこと パンク修理券を利用者に交付し、自転車屋さんが行う修理に対して助成を行う。 福祉理髪店のように、シンボルマークを配布し、店頭に掲示するよう働きかける。
福祉理髪店 各理髪店は、法人では、無い。 理髪店の組合単位で、契約している。 店頭にシンボルマークを、掲示している。 サービスの基本は、出張だが、実際には来店での、サービスも行っている。 出張理髪券は、年に四枚を、年度の初めに送ってくる。(一度申請すれば、翌年以降は自動的に交付される。)
車いすメーカーに思うこと モジュラータイプ ユーザーからの意見聴取 リハビリエンジニアの参加