AASHITE SOUSHITE KOUYATTE =7月 2次関数 方程式と不等式= <メニュー画面> 2次方程式の解の個数 <予備知識 方程式と関数の関係> 問1 2次方程式の解の個数を求める 問2 x軸との関係から2次関数の式を求める 2次不等式の解き方 (𝑎 𝑥 2 +𝑏𝑥+𝑐 の部分)=0 とおいたとき、 方程式の解の個数が 問3 2個だった場合の解き方 問4 1個だった場合の解き方 問5 0個だった場合の解き方 (※)マウスが消える場合は、Ctrl+A を押して下さい
𝑥 方程式と関数の関係 <予備知識> (余談) 𝑦=0という関数は 𝑥軸のことでした 。 𝑥軸のことでした 。 例えば、 𝑦=𝑥 2 −3𝑥+2 と 𝑦=0 の交点・・・① を求めるには、連立させて ね 方程式 𝑥 2 −3𝑥+2=0 ・・・② を解くことになります。 2 1 𝑥 ですから、①の交点の𝑥座標と②の解は同じ ものです。この単元では、そのことを利用し て問題を解いていきます。
−8𝑘+1>0 すなわち 𝑘< 1 8 のとき 2個 <2次方程式の解の個数を求める> 問1 2次方程式 2 𝑥 2 −3𝑥+𝑘+1=0 方針1 やり方は2つ。 場合によって使い 分けます。 まずは判別式です。 の実数解の個数を調べなさい。 <方針1> 判別式 を利用 𝐷= 𝑏 2 −4𝑎𝑐 𝐷>0 ⇒ 解は2個(異なる2つの実数解) 𝐷=0 ⇒ 解は1個 (重解) 𝐷<0 ⇒ 解は0個 (解なし) 𝐷= 3 2 −4∙2∙ 𝑘+1 =−8𝑘+1より −8𝑘+1>0 すなわち 𝑘< 1 8 のとき 2個 −8𝑘+1=0 すなわち 𝑘= 1 8 のとき 1個 −8𝑘+1<0 すなわち 𝑘> 1 8 のとき 0個
2 𝑥 2 −3𝑥+𝑘+1=0 𝑘− 1 8 <0 すなわち 𝑘< 1 8 のとき 2個 <2次方程式の解の個数を求める> 問1 2次方程式 2 𝑥 2 −3𝑥+𝑘+1=0 方針2 頂点のy座標で 判別します。 の実数解の個数を調べなさい。 <方針2> 頂点のy座標を利用 𝑦=2 𝑥− 3 4 2 +𝑘− 1 8 より、 頂点のy座標は 𝑘− 1 8 𝑘− 1 8 𝑘− 1 8 <0 すなわち 𝑘< 1 8 のとき 2個 𝑘− 1 8 =0 すなわち 𝑘= 1 8 のとき 1個 𝑘− 1 8 >0 すなわち 𝑘> 1 8 のとき 0個
𝐷= 𝑏 2 −4𝑎𝑐 𝐷 4 = (𝑘−1) 2 − 2 𝑘 2 −7𝑘+5 =0 ∴ 𝑘 2 −5𝑘+4=0 ∴ 𝑘−1 𝑘−4 =0 <x軸との関係から2次関数の式を求める> 問2 𝑦= 𝑥 2 −2 𝑘−1 𝑥+2 𝑘 2 −7𝑘+5 が 方針1 やり方は2つ。 場合によって使い 分けます。 まずは判別式です。 𝑥軸に接するように𝑘の値を定めなさい。 <方針1> 判別式 を利用 𝐷= 𝑏 2 −4𝑎𝑐 与えられた関数が、𝑥軸に接するためには 𝑥 2 −2 𝑘−1 𝑥+2 𝑘 2 −7𝑘+5=0 が 重解を持てば良いから 𝐷 4 = (𝑘−1) 2 − 2 𝑘 2 −7𝑘+5 =0 ∴ 𝑘 2 −5𝑘+4=0 ∴ 𝑘−1 𝑘−4 =0 ∴ 𝑘=1 , 4
𝑦= 𝑥−(𝑘−1) 2 + 𝑘 2 −5𝑘+4 𝑘 2 −5𝑘+4 ∴ 𝑘 2 −5𝑘+4=0 ∴ 𝑘−1 𝑘−4 =0 <X軸との関係から2次関数の式を求める> 問2 𝑦= 𝑥 2 −2 𝑘−1 𝑥+2 𝑘 2 −7𝑘+5 が 方針2 頂点のy座標で 判別します。 𝑥軸に接するように𝑘の値を定めなさい。 <方針2> 頂点のy座標を利用 𝑦= 𝑥−(𝑘−1) 2 + 𝑘 2 −5𝑘+4 より、頂点のy座標は 𝑘 2 −5𝑘+4 ∴ 𝑘 2 −5𝑘+4=0 ∴ 𝑘−1 𝑘−4 =0 ∴ 𝑘=1 , 4
𝑥 2 −𝑥−6<0 −𝑥 2 +3𝑥−1≦0 𝑥 2 −3𝑥+1≧0 <2次不等式の解き方 パターン1> 問3 手順1 <2次不等式の解き方 パターン1> 問3 (1) を解きなさい。 𝑥 2 −𝑥−6<0 手順1 −𝑥 2 +3𝑥−1≦0 左辺の 𝑥 2 の係数が マイナスのときは、 プラスにしておき ます。 (2) を解きなさい。 (1)は、そのままでOKです。 (2)は、両辺にマイナスをかけて 𝑥 2 −3𝑥+1≧0 としておきます。 不等号の向きを変えるのを 忘れないでっ!
𝑥 2 −𝑥−6<0 𝑥 2 +3𝑥−1≧0 𝑥 2 −𝑥−6=0 ∴ (𝑥−3)(𝑥+2)=0 ∴ 𝑥=3,−2 <2次不等式の解き方 パターン1 > 問3 (1) を解きなさい。 𝑥 2 −𝑥−6<0 手順2 𝑥 2 +3𝑥−1≧0 (左辺)=0の解の個 数を調べます。 ここでは解が2個の場合を扱います。 (2) を解きなさい。 (𝑎 𝑥 2 +𝑏𝑥+𝑐 の部分)=0 を解きます。 𝑥 2 −𝑥−6=0 (1) ∴ (𝑥−3)(𝑥+2)=0 ∴ 𝑥=3,−2 ⇒ 解の個数は 2個 (2) 𝑥 2 −3𝑥+1=0 ∴ 𝑥= 3± 9−4 2 = 3± 5 2 ⇒ 解の個数は 2個 パターン1では、 解の個数が 2個の場合を扱います。
𝑥−𝛼 𝑥−𝛽 <0 ⇒ 𝛼<𝑥<𝛽 𝑥−𝛼 𝑥−𝛽 >0 ⇒ 𝑥<𝛼, 𝛽<𝑥 <2次不等式の解き方 パターン1 > 問3 (1) を解きなさい。 𝑥 2 −𝑥−6<0 手順3 𝑥 2 +3𝑥−1≧0 左記のように判断 できる理由は (2) を解きなさい。 解の個数が2個の場合 ⇒ こちらです 2解が 𝛼,𝛽 (𝛼<𝛽)のとき 𝑥−𝛼 𝑥−𝛽 <0 ⇒ 𝛼<𝑥<𝛽 𝑥−𝛼 𝑥−𝛽 >0 ⇒ 𝑥<𝛼, 𝛽<𝑥 「<なら 𝑥 は 小さい解と大きい解の間」 「>なら 𝑥 は 小さい解より小さく、大きい解より大きい」 (1) −2<𝑥<3 𝑥≦ 3− 5 2 , 3+ 5 2 ≦𝑥 (2)
𝑥 <2次不等式の解き方 パターン1 理由> このパターンの不等 𝑥−𝛼 𝑥−𝛽 <0 を満たす部分は 式を解くときに毎回、 <2次不等式の解き方 パターン1 理由> このパターンの不等 式を解くときに毎回、 理由を考える必要は ありませんが、理解し ておきたい内容です。 𝑥−𝛼 𝑥−𝛽 <0 を満たす部分は 下のグラフのオレンジの矢印の部分で、 𝛼<𝑥<𝛽 となります。 β α 𝑥 𝑦= 𝑥−𝛼 𝑥−𝛽 同様に、 𝑥−𝛼 𝑥−𝛽 >0 を満たす部分は 上のグラフのグリーンの矢印の部分で、 𝑥<𝛼, 𝛽<𝑥 となります。
𝑥 2 −4𝑥+4>0 𝑥 2 −4𝑥+4≧0 𝑥 2 −4𝑥+4<0 𝑥 2 −4𝑥+4≦0 − 𝑥 2 −4𝑥+4≦0 <2次不等式の解き方 パターン2> 問4 不等式を解きなさい。 手順1 𝑥 2 −4𝑥+4>0 (1) 左辺の 𝑥 2 の係数が マイナスのときは、 プラスにしておき ます。 𝑥 2 −4𝑥+4≧0 (2) 𝑥 2 −4𝑥+4<0 (3) 𝑥 2 −4𝑥+4≦0 (4) この問題では、すべてそのままでOKです。 例えば − 𝑥 2 −4𝑥+4≦0 の場合なら 両辺にマイナスをかけて 𝑥 2 +4𝑥−4≧0 としておいた方が扱いやすいです。
𝑥 2 −4𝑥+4>0 𝑥 2 −4𝑥+4≧0 𝑥 2 −4𝑥+4<0 𝑥 2 −4𝑥+4≦0 𝑥 2 −4𝑥+4=0 < 2次不等式の解き方 パターン2 > 問4 不等式を解きなさい。 手順2 𝑥 2 −4𝑥+4>0 (1) (左辺)=0の解の個 数を調べます。 ここでは解が1個の 場合を扱います。 𝑥 2 −4𝑥+4≧0 (2) 𝑥 2 −4𝑥+4<0 (3) 𝑥 2 −4𝑥+4≦0 (4) (𝑎 𝑥 2 +𝑏𝑥+𝑐 の部分)=0 とおいた方程式を 解きます。 𝑥 2 −4𝑥+4=0 ∴ 𝑥−2 2 =0 ∴ 𝑥=2(重解) ⇒ 解の個数は 1個 パターン2では、 解の個数が 1個の場合を扱います。
𝑥 2 −4𝑥+4>0 𝑦=𝑥 2 −4𝑥+4= (𝑥−2) 2 𝑥 < 2次不等式の解き方 パターン2 > 問4 < 2次不等式の解き方 パターン2 > 問4 不等式を解きなさい。 手順3 𝑥 2 −4𝑥+4>0 (1) 解の個数が1個の 場合は、必ず グラフを描いて 意味で考えます。 𝑦=𝑥 2 −4𝑥+4= (𝑥−2) 2 のグラフは以下のようになるから 2 𝑥 𝑦= (𝑥−2) 2 𝑥=2だけは、=0になってしまうので省きます。 ∴(1)の答えは 2以外のすべての実数
𝑥 2 −4𝑥+4≧0 𝑦=𝑥 2 −4𝑥+4= (𝑥−2) 2 𝑥 < 2次不等式の解き方 パターン2 > 問4 不等式を解きなさい。 < 2次不等式の解き方 パターン2 > 問4 不等式を解きなさい。 手順3 (2) 𝑥 2 −4𝑥+4≧0 解の個数が1個の 場合は、必ず グラフを描いて 意味で考えます。 𝑦=𝑥 2 −4𝑥+4= (𝑥−2) 2 のグラフは以下のようになるから 2 𝑥 𝑦= (𝑥−2) 2 𝑥に何を入れても、この式(0以上)を満たしています。 ∴(2)の答えは すべての実数
𝑥 2 −4𝑥+4<0 𝑦=𝑥 2 −4𝑥+4= (𝑥−2) 2 𝑥 < 2次不等式の解き方 パターン2 > 問4 < 2次不等式の解き方 パターン2 > 問4 不等式を解きなさい。 手順3 𝑥 2 −4𝑥+4<0 (3) 解の個数が1個の 場合は、必ず グラフを描いて 意味で考えます。 𝑦=𝑥 2 −4𝑥+4= (𝑥−2) 2 のグラフは以下のようになるから 2 𝑥 𝑦= (𝑥−2) 2 𝑥に、何を入れても0より小さくはなりません。 ∴(3)の答えは なし
𝑥 2 −4𝑥+4≦0 𝑦=𝑥 2 −4𝑥+4= (𝑥−2) 2 𝑥 < 2次不等式の解き方 パターン2 > 問4 不等式を解きなさい。 < 2次不等式の解き方 パターン2 > 問4 不等式を解きなさい。 手順3 (4) 𝑥 2 −4𝑥+4≦0 解の個数が1個の 場合は、必ず グラフを描いて 意味で考えます。 𝑦=𝑥 2 −4𝑥+4= (𝑥−2) 2 のグラフは以下のようになるから 2 𝑥 𝑦= (𝑥−2) 2 𝑥=2のみが、この式(0以下)を満たしています。 ∴(4)の答えは 𝑥=2
𝑥 2 −4𝑥+5>0 𝑥 2 −4𝑥+5≧0 𝑥 2 −4𝑥+5<0 𝑥 2 −4𝑥+5≦0 − 𝑥 2 −4𝑥+4≦0 <2次不等式の解き方 パターン3> 問5 不等式を解きなさい。 手順1 𝑥 2 −4𝑥+5>0 (1) 左辺の 𝑥 2 の係数が マイナスのときは、 プラスにしておき ます。 𝑥 2 −4𝑥+5≧0 (2) 𝑥 2 −4𝑥+5<0 (3) 𝑥 2 −4𝑥+5≦0 (4) この問題では、すべてそのままでOKです。 例えば − 𝑥 2 −4𝑥+4≦0 の場合なら 両辺にマイナスをかけて 𝑥 2 +4𝑥−4≧0 としておいた方が扱いやすいです。
𝑥 2 −4𝑥+5>0 𝑥 2 −4𝑥+5≧0 𝑥 2 −4𝑥+5<0 𝑥 2 −4𝑥+5≦0 𝐷 4 =4−5<0 <2次不等式の解き方 パターン3 > 問5 不等式を解きなさい。 手順2 𝑥 2 −4𝑥+5>0 (1) (左辺)=0の解の個 数を調べます。 ここでは解が0個の 場合を扱います。 𝑥 2 −4𝑥+5≧0 (2) 𝑥 2 −4𝑥+5<0 (3) 𝑥 2 −4𝑥+5≦0 (4) (𝑎 𝑥 2 +𝑏𝑥+𝑐 の部分)=0 とおいた方程式を 解きます。 𝐷 4 =4−5<0 ∴ 解なし ⇒ 解の個数は 0個 パターン3では、 解の個数が 0個の場合を扱います。
𝑥 2 −4𝑥+5>0 𝑥 2 −4𝑥+5≧0 𝑦=𝑥 2 −4𝑥+5= 𝑥−2 2 +1 𝑥 <2次不等式の解き方 パターン3 > <2次不等式の解き方 パターン3 > 問5 不等式を解きなさい。 手順3 𝑥 2 −4𝑥+5>0 𝑥 2 −4𝑥+5≧0 (1) (2) 解の個数が0個の 場合も、必ず グラフを描いて 意味で考えます。 𝑦=𝑥 2 −4𝑥+5= 𝑥−2 2 +1 のグラフは以下のようになるから 2 𝑥 𝑦= (𝑥−2) 2 +1 𝑥に何を入れても、>0も≧0も満たします。 ∴(1)(2)の答えは すべての実数
𝑥 2 −4𝑥+5<0 𝑥 2 −4𝑥+5≦0 𝑦=𝑥 2 −4𝑥+5= 𝑥−2 2 +1 𝑥 < 2次不等式の解き方 パターン3 > < 2次不等式の解き方 パターン3 > 問5 不等式を解きなさい。 手順3 𝑥 2 −4𝑥+5≦0 (3) 𝑥 2 −4𝑥+5<0 (4) 解の個数が0個の 場合も、必ず グラフを描いて 意味で考えます。 𝑦=𝑥 2 −4𝑥+5= 𝑥−2 2 +1 のグラフは以下のようになるから 𝑦= (𝑥−2) 2 +1 𝑥 2 𝑥に何を入れても、<0にも≦0にもなりません。 ∴(3)(4)の答えは なし