2010年4月13日 電子制御設計製図Ⅰ 第一回 担当教員: 北川輝彦.

Slides:



Advertisements
Similar presentations
電子制御設計製図Ⅰ 第一回 担当教員: 北川輝彦 2015 年 4 月 7 日. 電子制御工学の概要 コンピュータ 自動車 航空・宇宙 医療機器 情報 / 通信 ネットワーク ロボット 電子機器 電気 知能化システム 環境機器 電子 機械 情報 制御 計測 実験・実習.
Advertisements

製図の知識 2013 年 7 月 18 日(金) Ⅲ限 電子制御設計製図Ⅰ. ( a )図面の大きさ A0~A4 の 4 種類 (b) 横方向 X と縦方向 Y の比率 横置きとし, X:Y= :1 とする. 図面の大きさ A1 A2 A3 A4 用紙の大き さの呼び 用紙の大きさ A01189×841.
身の回りの IT 情報科教育法 後期 10 回 2004/12/18 太田 剛. 目次 1. 最終提出の確認 2. ルータの説明 ( 先週の続き ) 3. 身の回りの IT 1/8 の授業は情報科教員の試験対策です。
第9回放送授業.
プログラミング入門 ガイダンス.
2014年4月11日 電子制御設計製図Ⅰ 第二回 担当教員: 北川輝彦.
1.コンピュータと情報処理 p.20 第1章第1節 3.ソフトウェア ソフトウェア 基本ソフトウェア
Java I 第2回 (4/18)
電子回路設計 電子制御設計製図Ⅰ  2009年11月17日 Ⅳ限目.
足立元/坪倉篤志 CG基礎 足立元/坪倉篤志 Contents 講義のガイダンス CGの歴史(ソフト/ハード)
コンピュータ リテラシー 担当教官  河中.
座 席 表(CP教室) 出席番号.
電子社会設計論 第11回 Electronic social design theory
5.電子成果品のチェック方法について.
米山研究室紹介 -システム制御工学研究室-
第2章 ソフトウェアの基礎知識 電子制御設計製図Ⅰ    2010年5月11日 Ⅲ限目.
CADの概要2 電子制御設計製図Ⅰ 2009年4月14日 Ⅲ限目.
第2章 ソフトウェアの基礎知識.
情報科学1(G1) 2016年度.
2010年度 コンピュータリテラシー クラス:  B1 講義日: 前学期 月曜日7時限.
画像工学 2011年10月6日 担当教員 北川 輝彦.
技術者英語 対象: 電気電子システム工学科 2年生 時限: 前期 水曜日 Ⅳ限 担当: 武藤 真三、本間 聡
データ分析基礎c(2012年以降入学) 情報編集基礎c(2011年以前入学)
コンピュータ リテラシー 担当教官  河中.
オリエンテーション パソコン教室の利用方法
新学習指導要領説明会 技術・家庭(技術分野) 内容の数が2から4へ  ・改善の基本方針  ・内容の解説  ・指導計画の作成.
平成30年度 ポリテクセンター岩手 電気・電子系
画像工学 2012年10月3日 担当教員 北川 輝彦.
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
電子回路設計 電子制御設計製図Ⅰ  2010年11月30日 Ⅲ限目.
序章 第2節 教育機器とコンピュータ 1 パーソナルコンピュータ
1.コンピュータと情報処理 p.18 第1章第1節 2.コンピュータの動作のしくみ CPUと論理回路
2011年4月14日 電子制御設計製図Ⅰ 第一回 担当教員: 北川輝彦.
2014年4月4日 電子制御設計製図Ⅰ 第一回 担当教員: 北川輝彦.
米山研究室紹介 -システム制御工学研究室-
ソフトウェア情報学総論 基盤ソフトウェア学講座
構造材料学の開講にあたって コンクリート工学研究室 岩城 一郎.
第7回 授業計画の修正 中間テストの解説・復習 前回の補足(クロックアルゴリズム・PFF) 仮想記憶方式のまとめ 特別課題について
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
プログラミング基礎a 第1回 ハードウェアとソフトウェア プログラミング総論 ~プログラミング言語とは~
電子計算機工学 Keiichi MIYAJIMA Computer Architecture
基礎製図Ⅱ 機械工学とは 「ものを作る」 「機械を作る」.
1.情報機器について知ろう(p.8-9) 第1章 第1節
ディジタル回路の設計と CADによるシステム設計
第2章 ソフトウェアの基礎知識 電子制御設計製図Ⅰ    2010年5月19日 Ⅱ限目.
インターネット             サーバーの種類 チーム 俺 春.
データベース設計 第4回 DBMSの機能と操作方法(1) Access入門
プログラミング基礎a 第1回 ハードウェアとソフトウェア プログラミング総論 ~プログラミング言語とは~
2009年4月7日 電子制御設計製図Ⅰ 第一回 担当教員: 北川輝彦.
Presented by なんでも作るつたい(隊)
ガイダンス 情報システム管理 ガイダンス 水野 嘉明 情報システム管理 1.
コンピュータの仕組み 〜ハードウェア〜 1E15M009-3 伊藤佳樹 1E15M035-2 柴田将馬 1E15M061-1 花岡沙紀
情報処理基礎A・B 坂口利裕 横浜市立大学・商学部
明星大学 情報学科 2012年度前期     情報技術Ⅰ   第1回
製図課題Ⅰ 2010年7月20日(火) Ⅲ限.
情報基礎Ⅱ (第1回) 月曜4限 担当:北川 晃.
ガイダンス 電子計算機 電気工学科 山本昌志 1E
基本情報技術概論(第13回) 埼玉大学 理工学研究科 堀山 貴史
コンピュータ概論B ー ソフトウェアを中心に ー #00 概要説明
情報コミュニケーション入門e 第9回 Part2 ハードウェアとソフトウェア
FILDERの将来構想 ダイキン工業株式会社 電子システム事業部.
情報コミュニケーション入門b 第2回 Part1 ハードウェアとソフトウェア
情報コミュニケーション入門b 第2回 Part1 ハードウェアとソフトウェア
情報数学Ⅲ 5,6 (コンピュータおよび情報処理)
情報数学5,6 (コンピュータおよび情報処理) 講義内容
情報処理技法(リテラシ)II 第1回:オリエンテーション 産業技術大学院大学 情報アーキテクチャ専攻 助教  柴田 淳司 パソコンの基本操作.
CADシステムとソフトウェア 電子制御設計製図Ⅰ    2009年4月28日 Ⅲ限目.
明星大学 情報学科 2014年度前期     情報技術Ⅰ   第1回
情報基礎Ⅰ 情報セキュリティの部 共通認証IDの使い方
情報スキル活用 第1週    ガイダンス.
Presentation transcript:

2010年4月13日 電子制御設計製図Ⅰ 第一回 担当教員: 北川輝彦

電子制御工学の概要 知能化システム コンピュータ 自動車 航空・宇宙 医療機器 情報/通信 ネットワーク ロボット 電子機器 電気 環境機器 機械 情報 制御 計測 実験・実習

ロボットで例える電子制御工学 設計 頭脳 動作 神経 電子制御設計製図 制御工学,情報処理,電子計算機  制御工学,情報処理,電子計算機  ディジタル回路,情報処理(アルゴリズム) 動作  ロボット工学,機械運動学  材料力学,電気回路,電子回路  ディジタル回路 神経  計測工学,電子デバイス,ディジタル回路 設計  電子制御設計製図

電子制御設計製図(シラバス)について 授業の目標と期待される効果  図面を作図するだけに留まらず,CADシステムを利用することを通じて情報機器の基礎知識を習得し,さらに機械工学と電気工学にまたがる幅広い分野の知識を駆使したデザイン能力の育成を目的としている  1)機械製図に関する規格を理解する  2)製図技法を理解する  3)情報機器について理解する  4)電気回路の作図力を身につける  5)論理回路の作図力を身につける  6)CADソフトの利用方法を習得する

電子制御設計製図(シラバス)について 授業の進め方とアドバイス 前期はCADの基本概念を中心に講義を行う. 機械,電気,情報の広範囲を網羅するため,学生は復習を行っておく必要がある 後期は作図演習を中心に実施するため,学生は,機械部品の名称,規格を把握しておく必要がある. 普段からパソコンを利用していると,演習効率が高くなる.

授業計画(前期) 第1回:電子制御設計製図の概要、CADシステムの基礎(4 / 7) 第2回:コンピュータのハードウェア(4 /14) 第3回:コンピュータのソフトウェア(4 /21) 第4回:ネットワークの基礎知識(4 /28) 第5回:情報セキュリティと知的財産 第6回:CADソフトウェアの利用法 第7回:CADソフトウェアによる作図法 第8回:中間試験 第9回~第11回 演習課題      図形の各種描画機能,図形の基礎知識をCADシステムにより演習する 第12回~第13回 製図の基礎 第14回~第15回 CADを用いて個別に作図する      作図課題テーマ1)支持台 期末試験 第16回:フォローアップ(期末試験の解答の解説など),作図課題テーマ1)支持台

評価方法 総得点 評価 95~100 10 90~94 9 80~89 8 70~79 7 60~69 6 中間試験(前期100点) 期末試験(前期100点,後期100点) 製図課題3回(各50点)前期1回,後期2回 演習課題2回(各50点)前期1回,後期1回 総得点   評価  95~100   10  90~94     9  80~89     8  70~79     7  60~69     6

CAD利用技術者試験ホームページ http://www.csaj.jp/cad/

CAD利用技術者試験 ・CAD利用技術者試験の合格者の称号 ・試験内容(2級) ・試験内容(基礎試験) CADシステムを利用するすべての企業において、製図業務や営業・販売業務に従事し、半年以上の就学・就業経験を有する者を想定して行います。1級の合格を目指す方はもちろん、設計や製図、CADシステムの販売等に従事する方が合格者像です。 【合格後の進路】 1級の受験、設計事務所・メーカーの営業、派遣・在宅のCADオペレーター、CADインストラクター ・試験内容(基礎試験) これからCADを本格的に学ぶことを目的とした、3ヵ月程度の就学者を想定して行います。将来、2級および1級の合格を目指す方はもちろん、設計や製図、CADシステムの販売等に従事する方が合格者像です。 【合格後の進路】 2級および1級の受験、設計事務所・メーカーの営業、派遣・在宅のCADオペレーター

CADシステムの概要と機能

製図の方法 ・製図器による製図   定規,コンパスなどによる手作業 ・CADシステムによる製図   コンピュータを使った作図作業

製図器による製図 2002年当時の授業風景(電子制御設計製図)

CADシステムによる製図 情報処理演習室(旧システム)

CADシステムの概要 CAD(Computer Aided Design:コンピュータ支援設計)   Computer Aided Drawingと訳される場合あり コンピュータを利用して機械製品や建設物などの設計を行うシステム

CADシステムの目的と効果  設計、製図業務の効率化  技術計算、自動設計、自動集計  他のシステムとの連携

CADシステムの構成 CADサーバー   図面の一元管理、バックアップ、CADソフトのライセンス管理など。UPS(無停電電源装置)によるシステムの保全をする場合も。 CADクライアント端末   図面の作成や技術計算など

CADシステムの構成(ハードウェア) 演算装置 CAD本体。演算処理、システム制御を管轄。 入力装置   図面のデータ入力。マウス、キーボード、タブレットなど 出力装置   ディスプレイ、プロッタ、プリンタなど 記憶装置   内部記憶装置、外部記憶装置

CADシステムの構成(ソフトウェア) OS(Operating System) CADソフトを動作させる基本ソフトウェア。   Windows, MacOS, UNIX, LINUXなど。   CADソフトの要件に合った種類、バージョンを選択。 CADソフト   図面を作成、編集、保存、プロッタへ出力。 トランスレータ   図面データを変換するソフトウェア。CADソフトごとに設定された固有のデータ構造を中間ファイル形式へ変換したり、中間ファイルから固有のデータ構造への変換を行う。

CADシステムの種類と特徴 汎用CADシステム・・・AutoCADが代表的 (本授業で用いる) 機械系CADシステム 建築系CADシステム 汎用CADシステム・・・AutoCADが代表的     (本授業で用いる) 機械系CADシステム 建築系CADシステム 電子系CADシステム 電気系CADシステム その他のCADシステム    3D-CAD Caelum XXen(ケーラム ゼン)

CADソフトの基本的な機能 図面の作成(線・円・文字・寸法線の入力) コピー、移動の編集が可能 線の色、太さ、種類の設定・修正が可能 文字の種類や大きさの設定・修正が可能

CADシステムで扱う文字 (a)ストロークフォント   ●線分や円弧などの線で構成された文字。   ●文字データの容量は小さい。   ●例)寸法数値

4-10キリ φ20 CAD 設計 (b)アウトラインフォント ●明朝体などの文字の輪郭によって構成された文字。   ●明朝体などの文字の輪郭によって構成された文字。   ●きれいな表現が可能であるが,文字データの容量は           大きい。   ●例)表題,注釈 4-10キリ    φ20    CAD    設計