3.5 ネットワークの ディストリビューション層の構築 3.5 ネットワークの ディストリビューション層の構築
3.5.1ディストリビューション層 T10KG003 伊藤正人
ディストリビューション層 ネットワークの規模が大きくなることで、ローカルネットワークを複数のアクセス層ネットワークに分割する必要性が高くなる 分割方法 ・地理的な条件 ・論理的グループ化 ・セキュリティ要件 ・アプリケーション要件 etc…
ディストリビューション層の役割 ◆独立した複数のローカルネットワークの接続、またその間で伝送されるトラフィックの制御 ◆独立した複数のローカルネットワークの接続、またその間で伝送されるトラフィックの制御 ・同じローカルネットワーク内のホスト間のトラフィックがローカルで処理されるように制御 ・送受信されるトラックに対するフィルタの適用 個々のホストは、ハブやスイッチなどのアクセス層デバイスを介してネットワークに接続されます。アクセス層デバイスは、ルータなどのディストリビューション層デバイスを介して相互に接続されます。 ディストリビューション層を構成するネットワーク デバイスは、ネットワーク間を相互接続するためのデバイスであり、ホスト間を相互接続するためのデバイスではありません。 ディストリビューション層は、独立した複数のローカル ネットワークを接続し、ネットワーク間で伝送されるトラフィックを制御します。この層の役割は、同じローカル ネットワーク内のホスト間のトラフィックがローカルで処理されるように制御することです。他のネットワークに送信されるトラフィックのみが、この層を通過します。また、ディストリビューション層では、セキュリティ管理やトラフィック管理のために、送受信されるトラフィックに対してフィルタを適用することもできます。
地理的な条件 ・離れた場所にあるローカルネットワークを相互に接続可能
論理的グループ化 ・共通のニーズやリソースへのアクセス権を持つユーザを論理的にグループ分け可能 正直よくわからん。目的が。 ・共通のニーズやリソースへのアクセス権を持つユーザを論理的にグループ分け可能 正直よくわからん。目的が。 やりたいことはデータの簡単な整理なんだろうけど。
セキュリティ要件 ・機密情報が保持されているコンピュータのグループを隔離して保存可能 ・機密情報が保持されているコンピュータのグループを隔離して保存可能 また、内側のコンピュータのアドレスを外側のネットワークに対して隠すことも可能なのでローカルネットワークへの攻撃や不正アクセスの可能性も低くなる。
アプリケーション要件 ・ブロードキャストの範囲をローカルネットワーク内のみへの限定が可能 ・ブロードキャストの範囲をローカルネットワーク内のみへの限定が可能 ブロードキャストは必要だが、ローカルネットワークに接続されているホストの数が多過ぎると大量のトラフィックが生じてネットワークのパフォーマンスの低下となる可能性がある。
ルータの役割 ルータとは? ・ローカルネットワークを相互接続するデバイス ・フレーム内にカプセル化されたパケットをデコードする ・ローカルネットワークを相互接続するデバイス ・フレーム内にカプセル化されたパケットをデコードする ルータは、ローカル ネットワークを相互接続するネットワーク デバイスです。ネットワークのディストリビューション層では、ルータがトラフィックの転送先を制御し、効率的なネットワーク処理に必要な機能を実行します。 また、アクセス層のスイッチがMAC アドレス情報が格納されているフレームだけをデコード(カプセル化解除)するのに対して、ルータはフレーム内にカプセル化されているパケットをデコードします。
ルータの役割 宛先IPアドレスのネットワーク部を読み取り、最も効率的なネットワークの宛先を判断する パケットには、宛先ホストと送信元ホストの IP アドレスに加え、それらのホスト間で送信されるメッセージ データが含まれています。ルータは、宛先 IP アドレスのネットワーク部を読み取り、どのネットワークにメッセージを転送すれば最も効率的に宛先に届くかを判断します。 送信元ホストと宛先ホストの IP アドレスのネットワーク部が一致しない場合は、ルータを介してメッセージを転送する必要があります。たとえば、ネットワーク 1.1.1.0 に存在するホストがネットワーク 5.5.5.0 に存在するホストにメッセージを送信する場合、送信側ホストはルータにメッセージを転送します。ルータは受信したメッセージのカプセル化を解除して、宛先 IP アドレスを読み取ります。次に、メッセージの転送先を決定します。その後、パケットをフレームに再カプセル化し、そのフレームを宛先に転送します。
メッセージの送信 ルータは、メッセージ送信の際どのように宛先ネットワークまでの経路を決定するのか? ・ルータに格納されているテーブルにローカル接続以外のリモートネットワークに送信する場合に使用する経路情報が記憶されている ・このテーブルに取得したIPアドレスが存在するか照合し、パケットを新しいフレームにカプセル化して送信する リモートネットワーク・・・自分の端末に直接接続されていないがネットワークを利用して使用可能な機器のことを指して用いたり、電話回線を利用して遠隔地とデータのやり取りをする端末を指す。 (goo辞書より)なので、ネットワークに利用される端末のことと思われる。
メッセージ送信の流れ 宛先IPアドレスにH4のIPアドレス192.168.12を記載し、まずスイッチへ送信し、そこからルータへと送ります。 この時MACアドレスを参照してるかは不明。
メッセージ送信の流れ そしてルータ内のルーティングテーブルと参照し、指定されたIPアドレスが存在するネットワークにメールを送信します。
メッセージ送信の流れ 次にH1からブロードキャストで送る場合です。
メッセージ送信の流れ ブロードキャストなので、スイッチからは全てのポートへと送信します。
メッセージ送信の流れ しかし、ルータではディストリビューションの役割のため、ネットワークのパフォーマンスを保つために送信が行われない
3.5.3デフォルトゲートウェイ T10KG001 相澤聖也
デフォルトゲートウェイ 所属するネットワークの外のコンピュータへアクセスする際に使用する「出入り口」の代表となるコンピュータやルータなどの機器。 アクセス先のIPアドレスについて特定のゲートウェイを指定していない場合に、デフォルトゲートウェイに指定されているホストにデータが送信される。 設定元のコンピュータからデフォルトゲートウェイまでは直接アクセスできなければならない。
デフォルトゲートウェイ
デフォルトゲートウェイ ローカル ネットワークの各ホストには、正しいデフォルト ゲートウェイを設定する必要がある。 ホストの TCP/IP 設定でデフォルト ゲートウェイが指定されていなかったり、誤ったデフォルト ゲートウェイが指定されていたりすると、リモート ネットワーク上のホストに宛てられたメッセージは正しく配信することができない。
ルータで管理されるテーブル ルータ ローカルネットワークとリモートネットワークの間の情報を中継し、送受信する機器。 ネットワーク層のアドレスを見て、どの経路を通して転送すべきかを判断する経路選択機能を持つ。 転送先を決定できないメッセージは破棄される。
ルータで管理されるテーブル
ルータで管理されるテーブル 宛先ホストが同じルータに接続されたネットワーク上に存在している場合 別のルータにパケットを転送する必要がある場 このアドレスは実際の宛先ホストの MAC アドレス。 別のルータにパケットを転送する必要がある場 このアドレスは転送先のルータの MAC アドレス ルータはこれらの MAC アドレスを ARP テーブルから取得
ルーティング テーブル ネットワークのアドレスと、各ネットワークへの最適経路が記録されている。 ネットワーク内の別のルータから送信されてきた情報に基づいて動的に更新されるケース。 ネットワーク管理者が手動で情報を入力するケース。
3.5.5 ローカルエリアネットワーク T10KG027 新津祐樹
ローカルエリアネットワークとは(1/3) ◆Local Area Network(LAN; ローカル エリア ネットワーク)とは ◆特徴 単一のローカル ネットワーク、または同じ管理体系に属するローカル ネットワークのグループのこと ◆特徴 ・すべて一つの管理体系に属していること ・イーサネットプロトコルや無線(ワイヤレス) プロトコルが使用されること ・高いデータ速度がサポートされていること
ローカルエリアネットワークとは(2/3)
ローカルエリアネットワークとは(3/3) 図中のローカルエリアネットワークの数は?
LANでのホストの配置(1/3)
LANでのホストの配置(2/3)
LANでのホストの配置(3/3)
3.5.7 Packet tracer T08KG027 田丸雄基
Packet tracer
3.6 ローカルネットワークの 計画と接続
3.6.1 T10KG034 丸山晶久
3.6.1 LANを計画しよう 一般的なLANはイーサネットで構築される 構築してから考えるのではなく、十分といえるまで先に計画を練っておくのが重要 それを文書としてまとめ上げれば計画完成
第一歩:情報収集 ネットワークにつなぐホストの数と種類 使うアプリケーションの種類 ネットワークに何を要求するのか インターネット接続、ファイル共有など セキュリティとプライバシーの関連問題 信頼性や稼働時間への要求 接続方法の要件 無線、有線など
計画を立てる 情報が十分に集まったら計画を立案する 最初に、部屋の温湿度範囲やコンセントの位置を必ず確認する 忘れると設置でドボンするので注意 物理的なネットワークと論理的なネットワークのそれぞれを別々に図として書く この同じネットワークの二つの表し方のそれぞれを「物理トポロジ」「論理トポロジ」と呼ぶ
例:物理トポロジの図
各トポロジの検討(3.6.1ここまで)
補足:二つのドメインについて ブロードキャストドメイン コリジョンドメイン イーサネットなどでは「ブロードキャスト」という一斉送信が使える この一斉送信には範囲があるため、これを適切に設定すると性能がよくなる コリジョンドメイン イーサネットで同時に送信するとデータがぶつかってしまう範囲。 リピータハブ等を使うと発生する
3.6.2 プロトタイプ ネットワークの計画ができたら、計画通りにネットワークを作ったらどうなるか、性能テストができる Packet Tracerはネットワークのエミュレータだから実際に組まなくても動作を試せる そのほかにも強力なツールやテクニックがいろいろあるので、織り交ぜてばっちりテストすべし
こんな感じになる(3.6.2ここまで)
3.6.3多機能デバイス T09KG034 村松佑基
結果として複数のネットワーク機能を備えた製品が開発された 3.6.3 多機能デバイス ホームビジネスやスモールビジネスでは大企業が使うような大規模なデバイスは必要ない しかし、スイッチングやルーティングは必要 ↓ 結果として複数のネットワーク機能を備えた製品が開発された
3.6.3 多機能デバイス
3.6.4 Linksysルータへの接続
3.6.4 Linksysルータへの接続 スイッチポートに接続されるデバイスは全て同じブロードキャストドメインに属している必要がある ↓ ↓ 全てのデバイスが同じネットワークに所属しているIPアドレスを持っていなければならない
Microsoft Windows で、ネットワーク上のデバイスの識別 ネットワークを設計して文書化する際には、IP アドレス情報だけでなくコンピュータ名も使用する ↓ トラブルシューティングを実施する際に役に立つ。
Microsoft Windows の現在の IP 設定を表示するには?
3.6.4 Linksysルータへの接続
3.6.5 リソースの共有
簡易ファイルの共有
簡易ファイルの共有
リモートファイルへのアクセス