武内勇司 (筑波大 数理物質融合科学センター)

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武内勇司 (筑波大 数理物質融合科学センター) 超伝導検出器と SOI 極低温アンプ 2016年3月2日 /光量子計測器ワークショップ @筑波大学総合研究棟 武内勇司 (筑波大 数理物質融合科学センター) on behalf of Neutrino Decay Collaboration S. H. Kim, K. Takemasa, K. Kiuchi, K. Nagata, K. Kasahara, K. Moriuchi, R. Senzaki, S. Murakami, S. Yagi (U. Tsukuba), S. Matsuura (Kwansei Gakuin U.), H. Ikeda, T. Wada, K. Nagase (JAXA/ISAS), H. Ishino, A. Kibayashi (Okayama U.), S. Mima (RIKEN), T. Yoshida, R. Hirose, Y. Kato, C. Asano, T. Nakamura (U. Fukui), Y. Kato (Kinki U.), Y. Arai, M. Hazumi, I. Kurachi (KEK), S. Shiki, M. Ukibe, G. Fujii, M. Ohkubo (AIST), E. Ramberg, J. H. Yoo, M. Kozlovsky, P. Rubinov, D. Sergatskov (FNAL), S. B. Kim (Seoul National U.) and S. Kawahito (Shizuoka U.)

Superconducting Tunnel Junction (STJ) Superconductor / Insulator /Superconductor Josephson junction device 2 E Ns(E) Insulator Superconductor 100m 300nm Superconductor Superconductor Insulator Δ: Superconducting gap energy 接合面を挟んで電位差(|V|<2Δ)を印加. 超伝導体に吸収された光子のエネルギーにより複数のクーパー対が解離(励起)し,生成された準粒子によって,エネルギーに比例したトンネル電流が発生. 超伝導ギャップ(Δ)は遠赤外フォトンのエネルギーよりもずっと小さい   原理的には,遠赤外域一光子を検出可能 ~s 程度の比較的高速なパルス応答(Nbの場合)  光子計数することでS/Nの著しい向上

STJ I-V 特性 STJの電圧ー電流特性(I-Vカーブ) V=0においてクーパー対のトンネル電流(直流ジョセフソン電流) , |V|>2 の領域で準粒子の電流(通常の抵抗)が見られる 2Δ B field Leak current 光入射の場合 ジョセフソン電流は,磁場を印加することで抑制する.

𝝂 3 → 𝜈 1,2 +𝛾 宇宙背景ニュートリノ崩壊探索への応用  distribution in ν 3 → 𝜈 2 +𝛾 𝛾 宇宙背景ニュートリノ(C𝜈B)におけるニュートリノ崩壊 𝜈 3 → 𝜈 1,2 +𝛾 標準模型を超えるニュートリノの異常磁気能率の探索 宇宙背景ニュートリノの直接観測 ニュートリノ質量の絶対値の決定 標準模型による寿命予言値: 𝜏=Ο(10 43 yr𝑠) 測定による寿命下限値: 𝜏>Ο(10 12 yr𝑠)  distribution in ν 3 → 𝜈 2 +𝛾 𝝂 3 → 𝜈 1,2 +𝛾 50𝜇𝑚(25meV) dN/d(a.u.) [m] 100 500 10 Red Shift effect Sharp Edge with 1.9K smearing 𝒎 𝟑 =𝟓𝟎 𝐦𝐞𝐕 in the 3 rest frame 𝜈 2 𝜈 3 𝛾 𝐸 𝛾 = 𝑚 3 2 − 𝑚 1,2 2 2 𝑚 3 Two body decay

ニュートリノ寿命測定感度1014年を目指したロケット実験 高度200~300km にて200秒の測定 主鏡直径15cm ,焦点距離1m の望遠鏡 光学系は全て1.8K程度に冷却 焦点位置に=40-80m (16-31meV) をカバーする回折格子と 50(波長方向) x 8(空間方向) ピクセル配列の遠赤外光検出器(Nb/Al-STJ) 各々のNb/Al-STJ ピクセルで波長ごと(Δ𝜆=0.8𝜇𝑚)の光子計数 1ピクセル当たりの受光面積は100mx100m (視野角100rad x 100rad) Nb/Al-STJ array 𝜆=40−80𝜇m 𝐸 𝛾 =16~31meV Δ𝜃 𝜆 8 rows 50 columns

C𝜈Bニュートリノ崩壊光探索ロケット実験における検出器要求 CIB summary from Matsuura et al.(2011) Telescope parameters Main mirror D=15cm, F=1m detector 波長0.8m あたり 100m x 100m x 8 pixels 視野角 : 8 x 10-8 sr CMB ISD SL DGL CB decay wavelength [m] Surface brightness I [MJy/sr] Zodiacal Emission Zodiacal Light 𝜏= 1×10 14 yr𝑠 Integrated flux from galaxy counts ニュートリノ崩壊( 𝒎 𝟑 =𝟓𝟎 𝐦𝐞𝐕, 𝝉 𝝂 =𝟏× 𝟏𝟎 𝟏𝟒 yrs): 𝑰 𝝂 =25kJy/sr 3.3 x 10-20 W / 8pixels @ =50m 黄道光8MJy/srのもと200sec の測定でこれを検出  検出器性能として1pixel当りNEP < 4× 10 −19 𝑊 𝐻𝑧 が必要 (量子効率100%として)

C𝜈Bニュートリノ崩壊光検出に要求される検出器NEP 検出器視野角 望遠鏡主鏡: D=15cm, F=1m 波長0.8m (=c/50m-c/50.8m=94GHz)あたり 100m x 100m x 8 pixels  視野角 : 8 x 10-8 sr 以下量子効率を100%として ニュートリノ崩壊光 ( 𝑚 3 =50 meV, 𝜏 𝜈 = 10 14 yrs): 𝑰 𝝂 =25kJy/sr @ =50m 𝑭𝑵𝑫= 𝟐𝟓 𝒌𝑱𝒚 𝒔𝒓 × 𝟖×𝟏 𝟎 −𝟖 𝒔𝒓×𝝅 𝟏𝟓𝒄𝒎 𝟐 𝟐 ×𝟗𝟒𝑮𝑯𝒛=𝟑.𝟑× 𝟏 𝟎 −𝟐𝟎 𝑾 𝟖𝒑𝒊𝒙 黄道光: 𝑰 𝝂 =8MJy/sr @ =50m 𝑭 𝒁𝑬 =𝟏.𝟏× 𝟏 𝟎 −𝟏𝟕 𝑾 𝟖𝒑𝒊𝒙 t 時間でFZE を積分した際の揺らぎ エネルギー 𝜖 𝛾 のフォトン数揺らぎ起因: 𝜖 𝛾 𝐹 𝑍𝐸 Δ𝑡 𝜖 𝛾 = 𝜖 𝛾 𝐹 𝑍𝐸 Δ𝑡 測定時間t,検出器NEP要件を決める不等式 𝑁𝐸𝑃× 2Δ𝑡 < 𝜖 𝛾 𝐹 𝑍𝐸 Δ𝑡 < 𝐹 ND Δ𝑡  t>40sec (1), t>200sec (2.2 per =0.8m)  NEP<1.5× 10 −19 𝑊 𝐻𝑧 for t=200sec with 8 pix  NEP<4.2× 10 −19 𝑊 𝐻𝑧 per 1pix

産総研 CRAVITY 製 Nb/Al-STJ M. Ukibe et al., Jpn. J. Appl. Phys. 51, 010115 (2012) M. Ohkubo et al., IEEE Trans. Appl. Super, 24, 2400208 (2014) 500pA/DIV 0.2mV/DIV I V T~0.3K w/ B field Temperature(K) 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7 Leakage 100pA 1nA 10nA 100nA 0.1nA 50m  50m Nb/Al-STJ fabricated in CRAVITY at AIST Ileak~0.2nA を達成 更に小さな junction size のものでテスト中 リーク電流のショットノイズ由来のNEPは,リーク電流iL=50pA, 超伝導ギャップエネルギー=0.6meV, トラッピングゲインG=10とすると(量子効率100%,読出し系のノイズを考えなければ) NEP= 1.7Δ G 2 𝑖 𝐿 𝑒 ~4× 10 −19 𝑊 𝐻𝑧

STJパルス光応答特性 R0=1M Nb/Al-STJは,~1s という比較的早い応答速度 T~300mK VIS laser through optical fiber  STJ V 冷凍機 V0 R0=1M 100uV/div 4us/div T.Okudaira,2015.1.16 I V STJ I-V curve w/light w/o light V0=V+R0I 0.4mV 可視光(465nm)レーザーパルス応答性(AIST製Nb/Al-STJ 100um角) STJ 応答信号時定数: 立下り ~1s, 立上り~2s (もしくは,これより早い) 定電流モードの回路(右上)で測定 Nb/Al-STJは,~1s という比較的早い応答速度 光子計数を行えば,実効的なNEPは劇的に改善可能 但し読出し系の帯域は>1MHzを確保する必要あり

STJ キャパシタンス測定 STJ STJ は,junction size に比例したキャパシタンス 100mx100m CSTJ Current (nA) Voltage (mV) 0.4 -0.4 40 -40 緑:実測 (f=2kHz) 黒:シミュレーション CSTJ=0.9nF, 1.2nF,1.5nF, 1.8nF 100mx100m STJ I=I(V) CSTJ STJ 等価回路 STJ は,junction size に比例したキャパシタンス STJのI-V測定からSTJのキャパシタンスを測定 SIS接合面の面積に比例する成分: ~34fF/m2 100m角のSTJで 0.4nF~0.6nF 20m角のSTJでも 0.03nF~0.05nF 低入力インピーダンスの電荷積分型アンプでの読出しが必要

電荷積分アンプ読出しによる 可視光(465nm)パルスに対するNb/Al-STJ 応答 産総研CRAVITY製100x100m2 Nb/Al-STJ STJ T~350m (3He sorption) Charge sensitive + pre-amp. CSTJ 10M Shaper amp. I=I(V) Laser pulse trigger 2V/DIV 40μs/DIV 出力電荷からおよそ10光子検出であると評価された Nb/Al-STJ の低入力インピーダンス電荷積分アンプ読出 STJ自体およびSTJ配線は比較的大きな静電容量(pF~nF)を持つ 低入力インピーダンスの電荷積分型アンプでの読出しが必要 室温に置かれた電荷積分型のアンプでの読出:ノイズ大 一光子検出には,読み出し系のS/N改善が必須 STJの直近に置ける極低温電荷積分型アンプの開発

FD-SOI-MOS 3K room 低温特性 :Fully Depleted - Silicon On Insulator MOSFET 先崎蓮修論発表より FD-SOI-MOS 極低温でも動作可能なトランジスタ :Fully Depleted - Silicon On Insulator MOSFET Si O 2 絶縁膜上にMOSFETを形成 寄生容量が小さく、低消費電力 4K以下でも動作 低温特性 3K room 電流値の増加 閾値電圧の上昇  性能の劣化はなく、特性変化を考慮すれば極低温でも十分使用できる

SOI増幅回路一体型STJ検出器(SOI-STJ) SOI回路基板上にNb/Al-STJ検出器を直接形成した増幅回路一体型の検出器 SOI-STJの利点 STJ検出器からの配線の引き回しが不要 良いS/N STJアレイ化が容易 低消費電力

History of Development of SOI-STJ G D S SOI-STJ1号回路図 STJ via STJ capacitor FET 700 um 640 um IN OUT SOI-STJ1 p-MOS,n-MOSのみのSOI STJ/FETの極低温動作確認 STJとSOI電極との接続確認 増幅段 バッファ段 C SOI-STJ2号回路図 D S G SOI-STJ3 バッファー段の追加 SOI-STJ2 STJとFETのDC offsetをキャパシタンスで分離

SOI上にSTJを形成後の特性 1mA/DIV drain-source current 2mV/DIV gate-source voltage (V) drain-source current 0.2 0.4 0.6 0.8 -0.2 1pA 1nA 1A 1mA B~150Gauss 2mV/DIV 1mA/DIV I-V curve of a STJ fabricated at KEK on a FD-SOI wafer nMOS-FET in FD-SOI wafer on which a STJ is fabricated at KEK Both nMOS and pMOS-FET in FD-SOI wafer on which a STJ is fabricated work fine at temperature down below 1K 極低温では,スレッショルド電圧のシフト,サブスレッショルド領域のドレイン電流抑制,飽和領域でのドレイン電流の上昇など,特性が変動 Nb/Al-STJ fabricated at KEK on FD-SOI works fine We are also developing SOI-STJ where STJ is fabricated at CRAVITY

先崎蓮修論発表より

SOI-STJ4 先崎蓮修論発表より

先崎蓮修論発表より SOI-STJ4

先崎蓮修論発表より SOI-STJ4

SOI-STJ4

SOI-STJ4

SOI-STJ5 Pre-amplifier development 近赤外一光子検出に最適化した低入力インピーダンス電荷積分型アンプをVDEC* が提供するSPICE simulation で設計中 極低温での SOI MOSFET の振る舞いをシミュレーションに組み込むため KEK や JAXA と共同研究で SPICE用MOSFETパラメータを構築中 様々なL(チャンネル長:L=0.4~5um)やW(チャンネル幅: W=1~10um)を持ったFETの3Kにおける特性の測定 - + V=0.4mV Output STJ I=I(V) CSTJ 50s 0s 100s 500M 1pF STJ に定バイアスを印加するのと同時にSTJに発生した電荷を積分 室温でのFET パラメータを仮定したSPICE simulation 入力電荷:2fC 1.3eV(波長1m)の一光子入射相当 * VLSI Design and Education Center(VDEC), the U. Tokyo in collaboration with Synopsys, Inc., Cadence Design Systems, Inc., and Mentor Graphics, Inc.

まとめ 中~遠赤外域の光子計数(現状大面積化は難しい),極低温SOI回路のアイデア,他応用分野があれば,ぜひご教授ください. 遠赤外(50m)の一光子検出が可能な検出器を STJ + SOI の技術を用いて開発中 光子計数により,実効的にNEP で≤ 10 −20 𝑊 𝐻𝑧 を目指す Nb/Al-STJ は,産総研CRAVITY で世界最高水準の低リーク電流のものが得られている(<200pA @ 50m角) 20μm角,10m角のものもテスト中 来週に福井大の遠赤外領域開発研究センターにて, 波長50mレーザーのNb/Al-STJへの照射実験を予定 SOIに技術を用いた極低温アンプによる読出し回路を開発中 SOI アンプ一体型STJの可能性 SOI-STJ4のアンプ単体の極低温テスト結果は,室温シミュレーションと同等の性能を示した.STJの実際の信号読み出しテスト,ノイズ評価は,これから 光子計数の利点を最大限に生かす低インプットインピーダンス高速アンプ(帯域>1MHz)設計中 中~遠赤外域の光子計数(現状大面積化は難しい),極低温SOI回路のアイデア,他応用分野があれば,ぜひご教授ください.

Backup

Neutrino 𝜈 3 → 𝜈 1,2 +𝛾 𝜈 1,2 γ e,𝜇,𝜏 𝑊 𝜈 3 Neutrino has 3 mass generations (1, 2, 3) Neutrino flavor states (e, , ) are not mass eigenstates 𝜈 𝑒 𝜈 𝜇 𝜈 𝜏 = 𝑈 𝑒1 𝑈 𝑒2 𝑈 𝑒3 𝑈 𝜇1 𝑈 𝜇2 𝑈 𝜇3 𝑈 𝜏1 𝑈 𝜏2 𝑈 𝜏3 𝜈 1 𝜈 2 𝜈 3 Neutrino flavor oscillates during the flight, and squared mass differences (Δ 𝑚 12 2 , Δ 𝑚 23 2 ) have been measured, but their absolute masses are not measured yet! Heavier neutrinos (2, 3) are not stable Neutrino can decay through the loop diagrams 𝜈 3 → 𝜈 1,2 +𝛾 Neutrino mass can be determined from the decay However, neutrino lifetime is expected to be very long (much longer than the age of universe) We adopt Cosmic neutrino background (CB) as the neutrino source for neutrino decay search 𝑊 𝜈 3 γ e,𝜇,𝜏 𝜈 1,2

Cosmic neutrino background (C𝜈B) CMB 𝑛 𝛾 =411/ cm 3 𝑇 𝛾 =2.73 K 𝑘𝑇~1MeV 10 2 The universe is filled with neutrinos. However, they have not been detected yet! Density (cm-3) 10 −7 CB (=neutrino decoupling) ~1s after the big bang 𝑇 𝜈 = 4 11 1 3 𝑇 𝛾 =1.95K 𝑛 𝜈 + 𝑛 𝜈 = 3 4 𝑇 𝜈 𝑇 𝛾 3 𝑛 𝛾 = 110 cm 3 𝑝 𝜈 =0.5meV/c

Motivation of -decay search in CB Search for 𝜈 3 → 𝜈 1,2 +𝛾 in cosmic neutrino background (C𝜈B) Search for anomalous magnetic moment of neutrino Direct detection of C𝜈B Determination of neutrino mass: 𝑚 3 = 𝑚 3 2 − 𝑚 1,2 2 2 𝐸 𝛾 Aiming at a sensitivity to 𝜈 lifetime for 𝜏 𝜈 3 =Ο 10 17 yr𝑠 Standard Model expectation: 𝜏=Ο(10 43 yr𝑠) Experimental lower limit: 𝜏>Ο(10 12 yr𝑠) L-R symmetric model (for Dirac neutrino) predicts down to 𝜏=Ο(10 17 yr𝑠) for 𝑊 𝐿 - 𝑊 𝑅 mixing angle 𝜁<0.02 Magnetic moment term (need L-R coupling) 𝜈 𝑗𝐿 𝑖𝜎 𝜇𝜈 𝑞 𝜈 𝜈 𝑖𝑅 SM: SU(2)Lx U(1)Y LRS: SU(2)LxSU(2)RxU(1)B-L 𝑊 𝐿 𝜈 3𝐿 γ 𝑒 𝐿 , 𝜇 𝐿 , 𝜏 𝐿 𝜈 1,2𝐿 𝜈 3𝑅 𝑚 𝜈 3 𝑊 1 𝜈 3𝑅 𝜈 1,2𝐿 𝜏 𝐿 γ 𝜏 𝑅 𝑚 𝜏 PRL 38,(1977)1252, PRD 17(1978)1395 𝑊 1 𝑊 2 = cos𝜁 −sin𝜁 sin𝜁 cos𝜁 𝑊 𝐿 𝑊 𝑅 1026 enhancement to SM 𝜈 𝑖𝑅 𝜈 𝑗𝐿 γ ≃ 𝑊 𝐿 −𝜁 𝑊 𝑅 𝚪~ 𝟏𝟎 𝟒𝟑 𝒚𝒓 −𝟏 𝚪~ 𝟏𝟎 𝟏𝟕 𝒚𝒓 −𝟏 Suppressed by 𝑚 𝜈 and GIM Only suppressed by L-R mixing (𝜁)

Photon Energy (Wavelength) in Neutrino Decay 𝝂 3 → 𝜈 1,2 +𝛾 From neutrino oscillation Δ 𝑚 23 2 = |𝑚 3 2 − 𝑚 2 2 | ~ 2.4× 10 −3 𝑒 𝑉 2 Δ 𝑚 12 2 ~ 7.65× 10 −5 𝑒 𝑉 2 From Planck+WP+highL+BAO ∑ 𝑚 𝑖 <0.23 eV 50meV< 𝑚 3 <87meV 𝑬 𝜸 rest =14~24meV ( 𝝀 𝜸 =51~89m) in the 3 rest frame 𝜈 2 𝜈 3 𝛾 𝐸 𝛾 = 𝑚 3 2 − 𝑚 1,2 2 2 𝑚 3 Two body decay  distribution in ν 3 → 𝜈 2 +𝛾 m3=50meV 50𝜇𝑚(25meV) dN/d(a.u.) [m] 100 500 10 Red Shift effect Sharp Edge with 1.9K smearing 𝒎 𝟑 =𝟓𝟎 𝐦𝐞𝐕 E =24.8meV E =24meV (𝜆=50𝜇𝑚) (𝜆=51𝜇𝑚) m2=8.7meV E =4.4meV m1=1meV (282𝜇𝑚)

C𝜈B decay signal and Backgrounds CIB summary from Matsuura et al.(2011) at λ=50μm AKARI CMB ZE Zodiacal Emission(ZE) 𝐼 𝜈 ~ 8 MJy/sr COBE ZL CIB 𝜆𝐼 𝜆 ~ 0.1-0.5 MJy/sr Surface brightness I [MJy/sr] ISD CB decay CB decay Expected 𝑬 𝜸 spectrum 𝑚 3 =50meV DGL SL 𝜏= 3×10 12 yr𝑠 𝐼 𝜈 ~ 0.8MJy/sr wavelength [m] E [meV] Excluded by S.H.Kim et. al 2012 λ=50 μm E=25 meV 𝜏= 1×10 14 yr𝑠 𝐼 𝜈 ~ 25kJy/sr

Proposed rocket experiment with a diffraction grating and Nb/Al-STJ array combination 200-sec measurement at altitude of 200~300km Telescope with diameter of 15cm and focal length of 1m All optics (mirrors, filters, shutters and grating) will be cooled at ~1.8K At the focal point, diffraction grating covering =40-80m (16-31meV) and array of Nb/Al-STJ pixels of 50(in wavelength distribution) x 8(in spatial distribution) are placed Each Nb/Al-STJ pixel is used as a single-photon counting detector for FIR photon in =40−80m (Δ𝜆=0.8𝜇𝑚) Sensitive area of 100mx100m for each pixel (100rad x 100rad in viewing angle) Nb/Al-STJ array 𝜆=40−80𝜇m 𝐸 𝛾 =16~31meV Δ𝜃 𝜆 8 rows 50 columns

Expected precision in the spectrum measurement Telescope parameters Main mirror D=15cm, F=1m detector sensitive area 100mx100m / pixel 50 x 8 array Δ𝜆= 80𝜇𝑚−40𝜇𝑚 50 =0.8𝜇𝑚 CMB ISD SL DGL CB decay wavelength [m] Surface brightness I [MJy/sr] Zodiacal Emission Zodiacal Light Integrated flux from galaxy counts 𝜏= 1×10 14 yr𝑠 Zodiacal emission ⇒ 343Hz / pixel 200sec measurement: 0.55M events / 8 pixels (at 𝜆=50𝜇𝑚) 0.13% accuracy measurement for each wavelength: 𝜹 𝑰 𝝂 =11kJy/sr Neutrino decay ( 𝑚 3 =50 meV, 𝜏 𝜈 =1× 10 14 yrs): 𝑰 𝝂 =25kJy/sr 2.3σ away from statistical fluctuation in ZE measurement  decay with 𝝉 𝝂 =𝟏 𝟎 𝟏𝟒 yrs is possible to detect, or set lower limit!

Sensitivity to neutrino decay Parameters in the rocket experiment simulation telescope dia.: 15cm 50-column (: 40m – 80 m)  8-row array Viewing angle per single pixel: 100rad  100rad Measurement time: 200 sec. Photon detection efficiency: 100% Can set lower limit on 3 lifetime at 4-6  1014 yrs if no neutrino decay observed If 3 lifetime were 2  1014 yrs, the signal significance is at 5 level

Energy/Wavelength/Frequency 𝐸 𝛾 =25 meV 𝜈=6 THz 𝜆=50𝜇𝑚

STJ back-tunneling effect Quasi-particles near the barrier can mediate Cooper pairs, resulting in true signal gain Bi-layer fabricated with superconductors of different gaps Nb>Al to enhance quasi-particle density near the barrier Nb/Al-STJ Nb(200nm)/Al(10nm)/AlOx/Al(10nm)/Nb(100nm) Gain: 2~200 Photon Nb Al Al Nb

STJ energy resolution 𝜎 𝐸 = 1.7Δ 𝐹𝐸 Si Nb Al Hf Tc[K] 9.23 1.20 0.165 Statistical fluctuation in number of quasi-particles  energy resolution Smaller superconducting gap energy Δ yields better energy resolution Δ: Superconducting gap energy F: fano factor E: Photon energy 𝜎 𝐸 = 1.7Δ 𝐹𝐸 Si Nb Al Hf Tc[K] 9.23 1.20 0.165 Δ[meV] 1100 1.550 0.172 0.020 Tc :SC critical temperature Need ~1/10Tc for practical operation Nb Well-established as Nb/Al-STJ (back-tunneling gain from Al-layers) Nq.p.=25meV/1.7Δ=9.5 Poor energy resolution, but a single-photon detection is possible Hf Hf-STJ is not established as a practical photon detector yet Nq.p.=25meV/1.7Δ=735 2% energy resolution is achievable if Fano factor <0.3 for a single-photon 35