IBMの歴史 発明 System 360 (1964) Hard Disk (1956) DRAM RDB (1970 Codd, 1973 System R) Floppy disk (1971) PC with 8088 CPU and DOS (1981) (8bit CPU の Apple ][ は 1977, PC-9801 は 1982 ) RISC (1980 801 minicomputer, 1990 POWER) System 360 (1964) メインフレームビジネスで世界を席巻
メインフレームビジネス 市場シェア 70% を越える「巨人」 ハードウェアが売上げ(及びシステム導入価格)の大部分を占める ソフトウェア市場はまだ無い (むしろ System360 が作った) システム全体が自製 本体、周辺機器、端末、プリンタに至るまでほとんど全てを自社開発
システム構成 端末群 プリンタ カードリーダ 本体 ディスク装置 テープドライブ いわゆる集中型システム
システム構成 ソフトウェア ハードウェア IBM 製
システム構成 アプリケーションソフト システムソフト (OS) IBM 製 ハードウェア IBM 製
システム構成 アプリケーションソフト データベース IBM 製 システムソフト (OS) IBM 製 ハードウェア IBM 製
システム構成 各種業務用アプリケーション データベース IBM 製 システムソフト (OS) IBM 製 IBM 製 ハードウェア (顧客自製などさまざま) データベース IBM 製 システムソフト (OS) IBM 製 ハードウェア IBM 製
システムモデル 集中型システム 分散システム (‘90s) SI という業種の存在 ハード、ソフトの多くがメーカー製 メーカー自身、または単一業者で請け負い 分散システム (‘90s) ダウンサイジングによるコスト削減 システムの複雑化(通信の取り込みなど) オープンプラットホームへの移行 SI という業種の存在 ソリューションビジネス 集中型システム ハード、ソフトの多くがメーカー製 メーカー自身、またはメーカーと密な関係にある 単一業者が受注して設置導入、保守の全てを請け負う 水平分散システム (‘90s) ダウンサイジングによるコスト削減 システムの複雑化(通信の取り込みなど) オープンプラットホームへの移行 SI という業種の存在 ソリューションビジネスという領域の可能性 IBM を見よ コンピュータという製品を作り出し、 汎用機ビジネスを作り出した企業が、 ソリューションビジネスへの転身をさっさと果たしている
分散型システム構成 端末群 ファイアウォール Internet 社内ネットワーク サーバ群 周辺 装置 各種 装置 各種 装置 こうした機器構成になってくると、 ・1メーカーのもので揃えるのが不可能になっていく ・複数メーカーの製品を効率よく組み合わせるサービスが売れるように ・SI、ソリューションビジネスと言う IBM のソリューションビジネスへの転向とはつまり ・自社のハードウェアでなくてもよい ・自社のソフトウェアでなくてもよい (もちろん自社のハード・ソフトであった場合に、他のSI業者より強い 競争力を得られるなら歓迎。逆にそのために開発をする、という 価値観への転向。) 周辺 装置 各種 装置 各種 装置 データベース サーバ Web サーバ ファイルサーバ
オープンソースソフトウェアの普及 アプリケーション OS、開発環境 よく知られた利用例 Internet 周辺での普及が目立つ Web ブラウザ:Firefox, Mozilla Web サーバ:Apache OS、開発環境 Linux, BSD Java よく知られた利用例 Google : Linux Yahoo : FreeBSD MacOSX : FreeBSD Internet 周辺での普及が目立つ ここではオープンソースソフトウェアがどんなものか、という ことについては余り気にしないで 単一企業による開発と、その購入による利用という形ではなく、 オープンな開発と自由な利用、というソフトウェアが増えている、 ということだけが伝わればよい。