夢見る図書館情報システム The Cards Challenge ! 平成20年12月17日改訂 「図書系職員のための アプリケーション開発講習会」
「テレビをみるのに、半導体の知識は必要ない」 はじめに 「テレビをみるのに、半導体の知識は必要ない」 (野口悠紀夫著. 超「超」整理法. 講談社) この講習会では、技術的(数学的)に難しい部分には立ち入らずに「夢のある図書館情報システム」を考えてみます。 実際に使用したい技術が決まったら、「集合知プログラミング」(オライリー)や、テキストマイニング本等をもとに必要なところだけ、別途説明します。
The Card Challenge 各自に配布するカードを使って、次世代の図書館情報システムを組み立ててみましょう 使用するカードは3種類です。 資源 ツール 理論
たとえば、次のようにカードを出します 東京大学OPAC Plus “言選Web” 理論 資源 ツール 用語抽出 PORTA Web検索 類似度 OPAC PORTA Web検索 資源 TermExtract ツール 東京大学OPAC Plus “言選Web”
いちからシステムを作らなくとも、なんとかいけます! 既存の図書館情報システムを 発展させる ブックマークレットや、 FireFoxアドオン OPAC 図書館 提供の DB 既存システム Amazonや”はてな”など、 データを集めているサイト ユーザデータ ユーザデータ 講習会サーバ ユーザデータ Webスクレイピングや Web API呼び出し いちからシステムを作らなくとも、なんとかいけます!
推薦システム Amazonのリコメンドシステムが有名 仕組みは、定番の方法がありますが…
推薦システムのたねあかし お茶 サッカー 野球 バレー 活花 まえだ 4 2 やまうち 1 5 いぐち なりた 3 5段階で興味の有無を調査! 表を列単位(ベクトル)でみていき、 近いパターンを探します。
クリックからの学習 検索すれば検索するほど賢くなるシステム Googleのパーソナライズド検索がこれ ユーザ単位でクリックを学習するのではなく、全クリックを学習する方法もありそう
クリックからの学習 ランキング 検索 ブラックボックス どのアイテムを クリックしたか? クリックのたびに、少しづつ勉強させる!
検索結果の自動分類 検索結果を分類してくれるシステムも最近みかけます UT Article Search (360 Search)とか CSLS Searchもそうですね
推薦もそうですが、上記の表を用意するのは基本です 自動分類システムのたねあかし お茶 サッカー 野球 バレー 活花 まえだ 4 2 やまうち 1 5 いぐち なりた 3 5段階で興味の有無を調査! 表を列単位(ベクトル)でみていき、 近いパターンをまとめます。 推薦もそうですが、上記の表を用意するのは基本です
2ステップマップ 作成への応用とか 2ステップマップは、図書館における雑誌の蔵書構成を調べる手法です ある雑誌から引用回数の多い他誌2誌へのリンクを張る 上記、えんえんと繰り返す リンクの交点ができないように紙に図示する 「集合知プログラミング」(オライリー)にあったサンプルプログラムのそのまま流用でもできそうな???
2ステップマップ用に交点を最小にするグラフを作る 雑誌C 雑誌A 雑誌G 雑誌B 雑誌D 雑誌F 交点が最小になるように、個々のアイテムを動かす
自由発想の時間 手元のカードを組合わせて、面白いシステムができるか考えてみましょう。 カードを使いアイデアを練るのは、KJ法などの先例もあり、けっこうよいみたいです。