An Analysis of Social Network-Based Sybil Defenses

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組合せ最適化輪講 2.3 連結性 川原 純. 2.3 連結性 内容 – グラフ上の節点をすべてたどるアルゴリズム 計算機上でのグラフの表現 – 強連結成分を求めるアルゴリズム トポロジカル順序を求める方法も – k- 連結、 k- 辺連結について – 2- 連結グラフの耳分解について.
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Presentation transcript:

An Analysis of Social Network-Based Sybil Defenses Paper Introduction: An Analysis of Social Network-Based Sybil Defenses Survey by: Kazuhiro Inaba

この論文について ACM SIGCOMM Conference 2010 で発表 ネットワーク関係のトップカンファレンス

Sybil P2P や SNS において、多数のアカウントを作って不正なことをする行為 例: Social Bookmark Service で狙った記事を一斉にブックマークして目立たせる 例: Amazon review で “この記事は参考になりましたか?” を不正に増やす 例: P2Pサービスへの攻撃

読もうと思った動機 Graph clustering / Community detection の “良さ” の評価方法について考えたい Modularity, Conductance, Coverage, Surprise ...?? 特定の metric が高い値を出すと、“良い”のか?

It reminds me of a PLDI’98 paper. 「プログラム中の変数と別の変数が、同じメモリ領域を指す可能性があるか? 」 の推定手法 ものすごくシンプルで速く使いやすい、が 標準的な評価法 : 検出されたmay-aliasペアの数 (少ない良い) では競合手法に大差 この論文の用いた評価方法 : may-alias情報を使う 最適化がコンパイラで実際に行われた回数

読もうと思った動機 Graph clustering / Community detection の “良さ” の評価方法について考えたい Modularity, Conductance, Coverage, ...???? 特定の metric が高い値を出すと、“良い”のか? Community 検出の具体的な応用を使った、 勝敗のつけやすい指標による評価について調査

本題: An Analysis of Social Network-Based Sybil Defenses

概要 「Sybil Defense の既存手法の内容は全て、 実質的に、Community Detection では?」 実験的に、この考察を評価する 逆に、既存の Community Detection のアルゴリズムをそのまま用いて Sybil Defense してみる この考察に基づき、既存手法の有効性に疑問を投げかける

既存手法に共通する仮定 (1) Sybil ノードが Honest ノードと friend 関係を 結ぶのは、(巧く騙す必要があり) 難しい  “Attack Edge” は少ない

既存手法に共通する仮定 (2) “Attack Edge” は少ない Honest ノードのなすグラフは fast-mixing (i.e., O(log|V|) ステップの乱歩で定常分布に収束) Attack Edge が少ないため、全体では違う

既存手法 (として取り上げられているもの) SybilGuard Yu, Kaminsky, Gibbons, and Flaxman (SIGCOMM’06) SybilLimit Yu, Kaminsky, Gibbons, and Xiao (S&P‘08) SybilInfer Danezis and Mittal (NSDI’09) SumUp Tran, Min, Li, and Subramanian (NDSS’09)

比較対象 (1) SybilGuard 問題: Honest ノードが friend request を他のノードから受けた。相手は Sybil か否か? 手法 : “RandomRoute” 各ノードは接続するEdgeEdgeのランダムな 全単射を持ち、それに従い歩く 双方からの Θ( √|V| log|V| ) 歩の Random Route が交差すれば Honest と見なす

比較対象 (2) SybilLimit SybilGuard のグループの後続研究 Θ(log |V|) 歩の RandomRoute を双方から r 回 RandomRouteのTail集合の共通部分から一つedgeを選択 各 edge につき |V|/r 回まで Honest として 受理

比較対象 (3) SybilInfer ノード u から v に移る確率を Puv = min(1/deg(u), 1/deg(v)) とした遷移行列で Θ(log |V|) 歩ランダム歩き T := ランダムウォークの始点・終点ペアの集合 P(X=SetOfAllHonestNodes | T) を最大化するXを Honest ノードの集合と見なす 焼きなまし

比較対象 (4) SumUp “Sybil Resilient” social voting service こういう系のサービス Sybil からの票をできるだけ数えず Honest からの票だけ数えたい

比較対象 (4) SumUp Maxflow を計算することで集計をする Source : trusted node(s) Sink: 投票をした人 Source付近が混まないように容量を多少工夫

各手法の比較 各手法は、全ノードに “Sybil 度” のランク付けをするアルゴリズムと見なすことができる 例: SybilGuard 交差するまでの RandomRoute の長さが長い = Sybil度が高い このランキングの様子を 実験で調査する

人工データ Astrophysics Facebook

Sybil 検出力の実験 人工データ Scale-free graph を生成 (Honest nodes) 10% をランダムに選ぶ (Malicious nodes) Sybil node を追加して Sybil+Malicious でグラフ生成

Sybil 検出力の実験 Facebook Graph (500 node) 10% をランダムに選ぶ (Malicious nodes) Sybil node を追加して Sybil+Malicious でグラフ生成

CD : (Local) Community Detection による方法 以下の論文のアルゴリズムを使用 Mislove, Viswanath, Gummadi, and Druschel, “You are who you know: inferring user profiles in online social networks”, WSDM’10 Trusted node の単一元集合 S={v} から始めて、 conductance を最小にする元をgreedyに追加 極小になった所を v の属する community とする 今回は、ランキングのために極小になっても 止めず全ノードを処理する

SumUp との比較実験 5000~50万 nodes 100本のattack edge 縦軸は 回収されたHonest票 / 投票数

既存手法への疑問点 右図のような構造のネットワークに対応できるのか?

できていない

おまけ (1) SumUp: Sybil-Resilient Online Content Voting (2009) digg.com のクロールデータで実験 300万ユーザー / 38000記事 SumUp を使ったシミュレーションと実際の 結果が食い違った記事を手作業で検証

おまけ (2) An Evaluation of Community Detection Algorithms on Large-Scale Email Traffic (2012) コミュニティ検出でスパムメール判定 node: メールアドレス, edge: メール 正解は SpamAssassin によるメール本文からの判定

おまけ (2) An Evaluation of Community Detection Algorithms on Large-Scale Email Traffic (2012) Modularity Coverage Inter-cluster conductance conductance Average