NIIメタデータデータベースの構想 国立情報学研究所 開発・事業部 コンテンツ課 米 澤 誠 yonezawa@nii.ac.jp           

Slides:



Advertisements
Similar presentations
All Rights Reserved, Copyright © 2001 GeoBasic® & IIMS® Networking GIS データ共有型 GIS 2001年2月 ジーイーネット 株式会社.
Advertisements

目録規則 (1) 目録の作成方法を定めた成文規則 記述と標目についての作成方法を定める。 国際的にほぼ標準化されている。 各国の目録規則は、国際標準に合わせて策定。 構成 記述に関する規則 標目に関する規則 配列に関する規則.
図書館活用法 Ⅰ 第8講 インターネット情報とその利用法 (1) (明治大学図書館庶務課 菊池).
ライブラリシステム研究会 JIP図書館情報システムの歩み 日本電子計算(株) 内山智之 平成1 5 年 9 月1 9 日 Copyright © by 日本電子計算株式 会社
NDL-OPAC 国立国会図書館 Webcat PLUS 国立情報学研究所 Books 日本書籍出版協会
パネリスト 上村順一 (Jun’ichi Uemura, NII) 大柴忠彦 (Tadahiko Oshiba, NDL)
ジャパンリンクセンター(JaLC)のご紹介
4.ユーザー登録マニュアル              Version 年6月10日 国立情報学研究所.
5.コンピュータ目録とカード目録 5-1.カード目録.
はじめての CMS シニアSOHO横浜・神奈川 大和田 健一 2009年02月18日 シニアSOHO横浜・神奈川.
ネットワーク情報資源の組織化 整理技術研究グループ 堀池博巳、吉田暁史
社会福祉法人の財務諸表等開示システムの概要等①
情報処理基礎 2006年 6月 1日.
DRMのコンセプト 2004/01/15 DRM 入江 伸.
3.記述の構造 3-1.単行書誌単位のみ 『情報サービス』 3-2.集合書誌単位と単行書誌単位 『図書及び図書館史』
図書DBの使用方法 NDL-OPAC 国立国会図書館 Webcat PLUS 国立情報学研究所 Books 日本書籍出版協会
書誌情報を提供するサービスへ 「だれでも」書誌情報をダウンロードして再活用できる
InfoLibDBRによる      システム構築  山口大学 情報環境部 深川昌彦.
国立情報学研究所 メタデータ・データベース 共同構築事業について
図書館システムの歴史と 日本語処理を考える
OAI-PMHの適用事例 -千葉大学学術情報リポジトリとNIIメタデータ・データベースとの相互運用-
平成19年11月16日 図書系職員のためのアプリケーション開発講習会
標準空間情報の整備及び 異種データベース間のデータ交換手法 に関する研究開発
学術機関リポジトリとは 定義 学術機関リポジトリ (Institutional Repository) は,大学あるいは研究機関の電子的な知的生産物(論文,電子的教材,実験データ,学会発表資料)を蓄積し,保存し,(原則として)無料で発信するための保存書庫。 意義 研究成果の視認性とアクセシビリティの向上.
OAI-PMHと図書館サービス -千葉大学附属図書館での事例を交えて-
ILLシステム講習会 補講2 1.グローバルILL 2.ILL料金相殺サービス 3.その他 ILLシステム講習会(平成18年度)
2010年6月更新 (株)紀伊國屋書店 OCLCセンター
広島祈念館(現行) 動画や静止画資料 ・証言者情報 ・証言動画 ・記録動画 ・静止画 動画・静止画DB 来館者やインターネットへの情報の提供
大学病院医療情報ネットワーク(UMIN)について
学外文献申込方法.
平成17年度調査研究 「障害のある児童生徒等の教育の総合的情報提供体制におけるコンテンツの充実・普及方策に関する実際的研究」 研究協議会資料
図書館と 情報スキルアップ教育 ―情報検索講習会報告と今後の展望―.
教育系サブジェクトリポジトリとしての展開
CiNii Articlesトップページ クイックガイド <キーワードによる検索方法>
学生の相互評価を用いた モデリング演習支援システム
小樽商科大学学術成果コレクション (Barrel) - ねらいとお願い
ILLシステム講習会 ILLシステム概論 1.ILLシステムの概要 2.総合目録データベースとILLシステム 3.ILLデータベースと他のデータベースとの関係 4.ILLレコード 5.ILLレコードに対する操作と状態遷移 6.NACSIS-ILL利用状況 7.マニュアル等 ・自己紹介 ・全体スケジュール説明.
レポート・論文のための 資料の探し方講習会 国内文献編
書誌データの国際標準と協力についてのシンポジウム 2002年12月26日
9.講習の振り返り・お役立ち情報 Version1.2
東京大学空間情報科学研究センターを 中心とした空間情報データベースの整備
平成22年6月15日 図書系職員のための アプリケーション開発講習会
図書館システムの歴史と日本語処理 紅林 徹也 ~ 大規模目録データベース ~ 株式会社 日立製作所 公共システム事業部
InfoLibによるZ39.50の活用事例 2002年9月20日 インフォコム株式会社 ナレッジマネジメント本部 鳥越 直寿
事務所における情報化の問題点 データが所内で共有されていない、各課ごとに個別に利用されている
特定非営利活動法人共同保存図書館・多摩 齊藤 誠一 (株)カーリル 吉本龍司 2015年3月3日
学生の相互評価を用いた モデリング支援システムの開発
クイックガイド <キーワードによる検索方法>
京都大学図書館機構における オープンアクセスの取り組み
平成20年度 奈良教育大学学術リポジトリ成果報告
目録の基礎を学ぶ 岡山県大学図書館協議会 平成19年度第2回研修会 平成19年12月4日(火) 大手前大学 吉田暁史
GoNET-MIS のご紹介 2015年04月 アイビーソリューション株式会社 Ver 2.1.
情報・システム研究機構 データサイエンス共同利用基盤施設 人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)
全国6,000以上の図書館からリアルタイムの貸出状況を確認できる
平成16年度東京大学技術職員研修 データベース検索
情報共有による Z39.50データベース選択支援環境
立命館大学における アウトソーシングとシステムの 現状について
国立国会図書館の インターネット上の 情報資源に対する取り組み
新潟大学の取り組み 平成21年度 新潟県地域共同リポジトリ 9,300件
卒論・レポートのための 資料の探し方講習会 入門編
所蔵スキーマと状態通知についての考え方 株式会社紀伊國屋書店 加茂健二 1.現在の状況
データカタログサイト「DATA.GO.JP」の本格運用開始について
大学図書館における研究開発 「ライブラリシステム研究会」について 三田図書館・情報学会月例会 2002年9月21日
卒論のための資料探し 平成22年6月29日~30日 茨城大学図書館 図書館キャラクター 「わらづと君」
@MD-NET Web-EDI導入について ~ 説明会資料 ~
1. API機能による統計データの高度利用環境の構築
- MARUZEN Z39.50 Gateway-CAT、Knowledge Worker Z39.50 Target のご紹介-
Z39.50プロトコルによる日本語書誌データ情報検索システム
山梨大学 学術リポジトリ 概要 ・2009年6月1日正式公開 ・コンテンツ件数 1,738件
新潟大学学術情報部学術情報管理課 山城 光生
Presentation transcript:

NIIメタデータデータベースの構想 国立情報学研究所 開発・事業部 コンテンツ課 米 澤 誠 yonezawa@nii.ac.jp           

経緯 先行事例 CORC その他 ネットワーク上の情報資源の取扱い 今後の予定 目次 経緯 先行事例 CORC その他 ネットワーク上の情報資源の取扱い 今後の予定

経緯 大学図書館等によるメタデータの作成 国内情報発信の必要性 共同利用できるメタデータの必要性 図書館情報大学: ディジタル図書館 東京大学: インターネット学術情報インデックス 東京工業大学: TDLサブジェクトゲートウェイ 北海道大学:北方資料DB 岡山県総合文化センター:ディジタル岡山大百科 国内情報発信の必要性 共同利用できるメタデータの必要性

先行事例:CORC OCLCが運営する共同目録 情報資源の選定方針は図書館まかせ MARC形式でのデータ作成 図書館システム,Websiteでの再利用が可能 サブジェクト書誌Pathfinderを作成可能 WorldCatにも収録 http://www.oclc.org/corc/

先行事例:その他 (1) BUBL LINK (Univ. of Strathclyde) インターネットリソースへのフリーアクセス http://bubl.ac.uk/link/ INFOMINE (Univ. of California) カリフォルニア大学図書館が提供 20図書館で分担作成 http://infomine.ucr.edu/

先行事例:その他 (2) The AMICO Library (RLG) Archival Resources (RLG) 教育利用を目的とした美術資料データベース 30の美術館,LCで作成 http://www/amico.org Archival Resources (RLG) 歴史資料に関する解説,画像データベース RLGが作成 http://www.rlg.org/arr/

ネットワーク上の情報資源の取扱い NACSIS-CAT/ILLニュースレター5号掲載 ねらい 複数機関で相互補完的にメタデータを収集 研究上有用な情報資源へのアクセスを保証(高品質な資源に関する高品質なメタデータ) 日本国内の各機関の情報発信を支援 継続的なデータベースの構築が可能 図書館システム,Website等での再利用が可能

ネットワーク上の情報資源の取扱い 作成方式 共同分担作成方式,参加は任意 主に図書館等の組織がメタデータを作成 URL等の内容変更の修正は作成元で 将来的には,情報資源作成者によるページソースへのメタデータ付与を目指す

ネットワーク上の情報資源の取扱い 対象とする情報資源

対象とする情報資源 学術研究・教育に有用なもの 一定の評価基準により選択 主題・言語は問わない アクセスフリーなもの ネットワーク上の情報資源の取扱い 対象とする情報資源 学術研究・教育に有用なもの 一定の評価基準により選択 主題・言語は問わない アクセスフリーなもの

ネットワーク上の情報資源の取扱い データ内容 ダブリンコアに準拠した標準的なデータ NACSIS-CAT著者名典拠ファイル等を参照した典拠コントロール 件名・分類等の主題情報を付加

ネットワーク上の情報資源の取扱い 構築システム 基本機能 Webベースの検索・登録インターフェース 既存DBの一括アップロード機能 URL検索,重複レコードチェック ページソースからのメタデータ自動作成 ダウンロード NACSIS-CAT著者名典拠等の参照 既存DBの一括アップロード機能 自動巡回ソフトによる定期URLチェック機能

構築システム 拡張機能 分類・件名DBによるデータ作成補助機能 自動巡回ソフトによるデータ収集・蓄積機能 メタデータジェネレータ機能 ネットワーク上の情報資源の取扱い 構築システム 拡張機能 分類・件名DBによるデータ作成補助機能 自動巡回ソフトによるデータ収集・蓄積機能 メタデータジェネレータ機能

今後の予定 2001年12月~: 実務担当者の検討会議 2002年4月~: 試行運用の開始 2002年9月~: 本格運用の開始 構築システム設計 既存メタデータとの連携 メタデータ記述要素・記述文法 情報資源の選定基準 2002年4月~: 試行運用の開始 2002年9月~: 本格運用の開始