趣旨 平成22年4月1日厚生労働省(医政発0401第17号) 各都道府県知事にあて発令された文章を受けて 県内各施設における医療的ケアを実践的に 指導できる看護職員を養成することを目的
主催 ・沖縄県保健福祉部 ・沖縄県社会福祉協議会 ・沖縄県老人福祉施設協議会 主催 ・沖縄県保健福祉部 ・沖縄県社会福祉協議会 ・沖縄県老人福祉施設協議会
◎看護職員と介護職員の 連携によるケアの在り方 ◎看護職員と介護職員の 連携によるケアの在り方
特別養護老人ホームにおける 看護職員と介護職員の連携による ケアの在り方に関する取りまとめ H22年3月31日 特別養護老人ホームにおける看護職員と 介護職員の連携によるケアの在り方に 関する討論会 (厚生労働省)
夜間における看護職員の体制
夜間における実施頻度の多い医行為 ・服薬の管理(麻薬を除く)74. 6% ・経管栄養9. 9% ・吸引5. 3% ・創傷処置4 夜間における実施頻度の多い医行為 ・服薬の管理(麻薬を除く)74.6% ・経管栄養9.9% ・吸引5.3% ・創傷処置4.6% H20年9月~10月 厚生労働省調査
モデル事業の実施(125施設) ①口腔内の吸引…鼻腔内やのどの奥をのぞく ②胃ろうによる経管栄養…鼻腔栄養をのぞく H21年9月~3月 モデル事業の実施(125施設) ①口腔内の吸引…鼻腔内やのどの奥をのぞく ②胃ろうによる経管栄養…鼻腔栄養をのぞく H21年9月~3月
実施方法として ①各特養に一定の経験を有する看護師(指導看護師) に対して統一的な研修を実施 ↓ ②施設内の看護職員が介護職員に研修を行う ↓ 看護職員による入所者の状態確認 ↓ 介護職員による実施が可能 ※医師、看護職員、介護職員の役割分担・連携を 明確にする
介護職員のケアの習熟 1人で「痰の吸引等…」ができるようになるまでには ・2ケ月を要する…8割 ・3ヶ月を要する…9割 ☆濃密な連携体制が必要
安全面について ・救命救急を要する様な事故はなし ・ヒヤリハット計267件 ※ただし各施設によってヒヤリハットの基準 に相違がる 実施した87%が介護福祉士であった
実施要件及び法律的整理 一定条件下(研修等)で特養ホームにおいて 介護職員が口腔吸引等の実施は可能であったと 報告あり ↓ 違法性は阻却されるものとして整理された
今後の課題 1 「医行為」概念の再整理 2 実施状況の検証及び必要な見直し 3 その他 今後の課題 1 「医行為」概念の再整理 2 実施状況の検証及び必要な見直し 3 その他
各都道府県知事 殿 H22年4月1日 厚生労働省医政局長 特養老人ホームにおけるたんの 吸引等の取り扱いについて 各都道府県知事 殿 H22年4月1日 厚生労働省医政局長 特養老人ホームにおけるたんの 吸引等の取り扱いについて
◎高齢者及び医療的ケアに関する倫理、 法規及び多職種連携 ◎高齢者及び医療的ケアに関する倫理、 法規及び多職種連携
高齢者介護の理念
その人の自尊心を高め支えていくことである 尊厳を支える、守るということは その人の自尊心を高め支えていくことである
高齢者介護に関する倫理、法規 ○老人福祉法 特別養護老人ホーム ○介護保険法 高齢者介護に関する倫理、法規 ○老人福祉法 特別養護老人ホーム ○介護保険法
☆介護保険制度のねらい4つ 1老後の最大の不安要因である介護を社会全体で支える 2社会保険方式により給付と負担の関係を明確にし、 国民の理解を得る 3利用者の選択により、多様な主体から保健医療サービス・ 福祉サービスを総合的に受ける 4介護を医療保険から切り離し、社会的入院解消の条件 整備を図る
高齢者の医療の確保に関する法律 後期高齢者医療制度の発足 2008年4月1日(老人保健法) ・後期高齢者(75歳以上) ・前期高齢者(70歳から74歳まで) ※民主党政権になってこの制度の見直しを約束しました
医療的ケアに関する倫理法規 ・医師法 ・保健師助産師看護師法 ・関連する通知 医療的ケアに関する倫理法規 ・医師法 ・保健師助産師看護師法 ・関連する通知
特別養護老人ホームにおけるケアと 多職種連携 看護職員 > 相互理解 介護職員 ↓ ケアマネージャー 、相談員、栄養士、 理学療法士、その他 特別養護老人ホームにおけるケアと 多職種連携 看護職員 > 相互理解 介護職員 ↓ ケアマネージャー 、相談員、栄養士、 理学療法士、その他
◎利用者への適切なケアを 提供するための具体的な取り組み ◎利用者への適切なケアを 提供するための具体的な取り組み
取り組み前の準備として 医師・看護職員・介護職員 それぞれの役割分担を行う 取り組み前の準備として 医師・看護職員・介護職員 それぞれの役割分担を行う
・根拠に基づいた研修指導と 連携ケア 介護職員への研修は分かりやすい言葉で 「分かるはず」と先入観を持たない 理解しやすいように工夫する ・根拠に基づいた研修指導と 連携ケア 介護職員への研修は分かりやすい言葉で 「分かるはず」と先入観を持たない 理解しやすいように工夫する
・ヒヤリハット・事故報告 施設内委員会の整備 事例検討の実施 ↓ 速やかに対策・事故防止 全職員が情報を共有 ・ヒヤリハット・事故報告 施設内委員会の整備 事例検討の実施 ↓ 速やかに対策・事故防止 全職員が情報を共有