太陽館スペクトル観測開始手順 小屋を開ける 鍵は共通玄関用で開く

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太陽館スペクトル観測開始手順 2008.04.15 1. 小屋を開ける 鍵は共通玄関用で開く T.T.IShii 1. 小屋を開ける 鍵は共通玄関用で開く シャッターを開ける(人力で, 一番上まであげたらロックを左に回す) レール上に障害物がないことを確認 起動、後進     小屋が動く間、異常がないか見ておく, 異常時には停止を押す リミットで止まったら、停止を押す 2. 鏡の蓋を外す 緑のカバーとビニールはたたんで(3-5面鏡のある)小屋の中に入れておく 二面鏡(上側)の蓋から先に外す 一面、二面鏡の蓋も小屋の中にしまう 3. 追尾のスイッチを入れる コンセントは全てさしておく(写真は裏面に) 追尾用モーターのスイッチ(二箇所)を入れる 4. 太陽導入 二面鏡の影が一面鏡にかからないように一面鏡をレール上で移動 一面鏡からの反射光の高さに合わせて二面鏡をレール上で移動 一面鏡の光が二面鏡にバランスよく当たるように一面鏡を動かす 二面鏡の光が三面鏡に当たって、焦点面スリット付近に太陽像ができるように   二面鏡を動かす(二面鏡のクランプは二箇所,締めすぎないように注意) モーター部とおしりと二箇所 モーター部が上下、おしりが左右 それぞれ二つねじがあるが片方を緩めれば動く 通常モーター部は下側を、おしりは東側を緩める 動きが重いときはもう片方も緩める 二面鏡おしりのクランプ 5. 分光器室内準備 鍵は、鍵置き場の5番(分北5)の鍵     鍵置き場は、分光器室ドアの右斜めぐらいのドア コリメーター鏡と回折格子の蓋を外す 除湿機(二つ)の電源を切る 6. 見学や実習の目的に応じてスペクトルができる焦点部の準備       見学 眼視用スクリーン設置 スリット幅全開 回折格子角度と波長は右の表 数値をセットして、設定値移動を押す 必要ならフォーカス調整 第一焦点面をH-alphaでモニターする場合は カメラ電源、モニター電源、ビデオデッキの電源をON       実習 別紙(CCD観測手順)参照 H-alpha 20 41 00 Na 18 11 30 Mg 15 33 50 H-beta 14 25 00 Ca (H) 11 12 00

太陽館スペクトル観測終了手順 2006.10.09 1. 起動した周辺機器の電源OFF CCDカメラ、PC、焦点モニター用カメラ、 T.T.IShii 1. 起動した周辺機器の電源OFF CCDカメラ、PC、焦点モニター用カメラ、 モニター、ビデオデッキOFF確認 2. 追尾停止 追尾モーターのスイッチを二つとも切る フィルター以外のコンセントを全て抜く 抜かないと書いてあるフィルターのコンセントは抜いてはいけない 3. 鏡の蓋をする 一面鏡の蓋を先にしめてから二面鏡の蓋をする 緑のカバーもかける   マジックテープがあるのが二面鏡用、ビニールは二面鏡モーター部に 三,四,五面鏡の蓋もする 4. 小屋を閉める レール上に障害物がないことを確認 起動、前進     小屋が動く間、異常がないか見ておく, 異常時には停止を押す リミットで止まったら、停止を押す シャッターを閉める(ロックを上に回して外せば勝手に降りてくる) 一面鏡の小屋、三面鏡付近東西二箇所の各扉の施錠確認 5. 分光器室内片付け コリメーター鏡と回折格子の蓋をする 除湿機(二つ)の電源を入れる 鍵を閉めて、鍵は鍵置き場に戻す (退出時には玄関の鍵を閉めるのも忘れずに) この裏あたりに コンセント色々 モニター電源 追尾用 モーター電源 上下二つとも 入れる 第一焦点 モニター用 カメラと電源 ビデオデッキ フォーカス調整 ハンドボックス

光路図 2006.10.09 三面鏡(像をつくる鏡) 二面鏡 一面鏡 眼視用セッティング 眼視用 スクリーンを 外したところ ↓ T.T.IShii 三面鏡(像をつくる鏡) 二面鏡 通常開けるのは コリメータ鏡と 回折格子の蓋のみ 他の鏡の蓋は開けない 一面鏡 眼視用セッティング 眼視用 スクリーンを 外したところ ↓ 回折格子自動回転装置 数値セット このガイドに 合わせて CCDカメラを 設置する 設定値移動 ボタン(押す)

南 西 東 北 ハンドボックスの各ボタンを押した時に太陽が動く方向 波長と回折格子の角度 2008.04.15 速度は通常はM(Mid)に T.T.IShii ハンドボックスの各ボタンを押した時に太陽が動く方向 東 西 北 南 速度は通常はM(Mid)に 大きく動かす時はF(Fast) 西に動かした時に 止まりにくいので注意 太陽面上での方向と一致 (つまり南は太陽の南側部分) 東西は実際は水平ではなく 6.3度傾いてる(西側がさがっている) 焦点面スリット上部の紙に東西線をとってある 第一焦点面のモニター画面は 上下は一緒で左右反転 PCでのCCD画面は上下反転 CCD画面の波長方向は、左が赤 回折格子の角度を増やすと より赤い波長が入る 波長と回折格子の角度 計算用IDL script (/home/ishii/lib/cal_grating_angle.pro) 眼視用 H-alpha 20 41 00 Na 18 11 30 Mg 15 33 50 H-beta 14 25 00 Ca (H) 11 12 00 ---------------------------- CCD用(CCDの置き方によってずれる) H-alpha(6563) 20 39 10 Fe(6302) 19 40 50 H-beta (4861) 14 23 50 H-gamma 12 31 30 Ca H(3968) 11 12 00 10”の精度で微調整可能なので観測時に調整 波長長い            波長短い スリット下側 スリット上側 もう 20”増やして設定値移動 もう 20”減らして設定値移動

CCD観測手順 2008.04.15 1. PC起動、CCDカメラ準備 パソコンのコンセントをさして電源を入れる T.T.IShii 1. PC起動、CCDカメラ準備 パソコンのコンセントをさして電源を入れる 焦点部の眼視用スクリーンを外してCCDカメラをガイドに合わせて設置する CCDカメラにケーブル(3本)をつなぐ CCDカメラの電源(パソコンラックの上の箱)を入れる 2. 初期設定と撮影準備 フォーカス調整(第一焦点は目でみて判断、CCDカメラは一番奥まで押し付ける) CCD制御ソフトを起動(CCD観測のアイコンをダブルクリック) コンフィグファイル(C:\ccd\Fc1500_long10.dat)をロード(ファイルを開く) 設定のタイムアウト値(200000msecに0二つ増やす) 設定の保存範囲(表示部分だけのチェックをはずす)を変更 window sizeを全視野表示あるいは最大化 露出時間(トリガーカウンタ設定 PAイネーブルの値を変更)を調整 PAイネーブル 874が 1秒 (だいたい比例) 詳細は裏面に 回折格子の角度を設定して、使用する波長を導入する(詳細裏面) H-alphaは、20 39 10 でリファレンスがきちんと入る Fe(6302: 19 40 50) 第一焦点のH-alphaモニターを用意(カメラ、モニター、ビデオデッキの電源ON) スリット幅は100mmに。 適当な露出にしておいてプレイっぽいボタンを押して連続撮影にして 画面上下にわずかにスリットの影ができるようにスリット位置を調整する ビデオデッキの時刻更正(時報117の毎分に合わせてセット)をしておく 3. 撮影と保存 連続撮影を■で停止して、 ●ボタンで一枚だけ撮影 フロッピーボタンをクリックすると保存用画面になるので、tiffで保存する (一番最初は、上の階層に戻って新しくフォルダをつくること) 4. データ転送 観測が終了したら、ネットワークケーブルをつないで (ハブにPCからと上流からと二本さす) データ転送(Secure File Transfer Client を使用) 観測データは、バックアップ兼ねてそのままHDDに残しておく 5. 終了処理 ソフト終了、CCDカメラの電源OFF、ケーブル(3本)を抜いてPCラックの上に片付ける PC電源OFF、ネットワークケーブル二本抜く、コンセント抜く 第一焦点モニター用電源を全て(カメラ、モニター、ビデオデッキ)OFF

FC1500_long10.datでの 波長と回折格子の角度 2008.04.15 トリガーカウンタ設定のPAイネーブルの値と露出時間の対応 0.1 sec 87 0.2 sec 175 0.5 sec 437 1.0 sec 874 2.0 sec 1748 3.0 sec 2622 4.0 sec 3496 5.0 sec 4370 もっと短い時間には コンフィグファイルとして、Fc1500_pulse10.datをロード PAイネーブルの 16が 1/1000.秒 0.1 sec      1600 0.05 sec 800 0.01 sec 160 1/30. sec 532 1/60. sec 266 2008.04.15 T.T.IShii 波長と回折格子の角度 計算用IDL script (/home/ishii/lib/cal_grating_angle.pro) 眼視用 H-alpha 20 41 00 Na 18 11 30 Mg 15 33 50 H-beta 14 25 00 Ca (H) 11 12 00 ---------------------------- CCD用(CCDの置き方によってずれる) H-alpha(6563) 20 39 10 Fe(6302) 19 40 50 H-beta (4861) 14 23 50 H-gamma 12 31 30 Ca H(3968) 11 12 00 10”の精度で微調整可能なので 観測時に調整 PCでのCCD画面は上下反転 CCD画面の波長方向は、左が赤 回折格子の角度を増やすと より赤い波長が入る 波長長い            波長短い スリット下側 スリット上側 もう 20”増やして設定値移動 もう 20”減らして設定値移動

フィルターの検定 2006.11.14 ディスター、コロラドなどのフィルターの検定方法 T.T.IShii フィルターの検定 ディスター、コロラドなどのフィルターの検定方法 フィルターあり、フィルターなしの二種類を露出時間を適当に変えて撮影 フィルターに太陽光がまっすぐ入るように台の位置を調整 高さの調整がぎりぎりなので、適当な台がもう少しあるといい ディスターの場合、一番低くしたのを二つ重ねてなんとか 一つだと一番高くしても足りない 入射光の角度については、ディスターは角度依存性がコロラドほど高くはない 温度依存の方が大きい 室温だとかなりブルー側、温度を上げると赤い方にずれてく 今回、ディスターの黄色い反射光が五面鏡にきちんと当たるように調整 光が充分あれば、五面鏡の位置で確認可能 フィルターは、黄色が太陽方向 普通、太陽に向けて字が読める向きにシールがはってある スリット幅100umで、フィルターなし(I_0)が露出0.2s(long/175)t_0 フィルターあり(I)で、ものにもよるけど4sぐらい(logn/3496)t 長時間露出の露出時間が不安定な印象なので transmissionがどこまで正確かは不明 transmission=(I/t)/(I_0/t_0)=(I/I_0)*(t_0/t)