加古郡播磨町における 特定健診保健指導モデル事業 その中間報告 2007.11.17 兵庫県医師会常任理事 足立光平
加古川地域の概要 構成 :一市二町「加古川市・ 加古郡稲美町・播磨町」 人口 :約33万3千人 医師会 :加古川市加古郡医師会 構成 :一市二町「加古川市・ 加古郡稲美町・播磨町」 人口 :約33万3千人 医師会 :加古川市加古郡医師会 河合 勝会長(播磨町) 医療機関数 :202ヶ所 播磨町21ヶ所 基幹病院 : 兵庫県立加古川病院(地区内移転・新築中) 加古川市民病院(加古川市設立) 甲南病院加古川病院(旧国立加古川病院) 神鋼加古川病院(民間) 情報基盤: 加古川地域保健医療情報システム・ケアネット播磨 2
加古郡播磨町の特徴 面積は9.09平方キロメートルと兵庫県下の町では最小。その3割が海を埋め立てた人工島 人工島では一般機械器具製造、化学工業を中心とする約60数社が操業し、その製造出荷額は県下でも上位にランク。大型商業施設乱立気味 平成18年4月1日現在の人口は、県下12町(平成18年3月31日現在)の中でも最多の34,215人、平均年齢約42歳、高齢化率約17%と若い町 町長 清水 ひろ子氏 平成18年7月13日就任
国保ヘルスアップ事業の一環として プログラム名「ヘルスアップはりま」 国保ヘルスアップ事業の一環として プログラム名「ヘルスアップはりま」 5月に説明会・実行委員会結成 医師会・県栄養士会・県在宅保健師の会・播磨町いきいきセンター ・加古川総合保健センター・健康福祉事務所・県・町行政 アドバイザー:神戸大保健学科 中山貴美子講師 7月より健診(8個別機関・保健センター)開始 対象者選定・かかりつけ医受診機関マッチング 8月より前期指導実施(65歳~74歳対象) 3ヶ月初回面接・個別支援A2回・文書2回 8/30中間総括 10月より後期指導実施(40歳~64歳) 最終評価
かかりつけ医での保健指導(個別相談・後期) 8医療機関に栄養士7名・保健師4名より各1名派遣 かかりつけ医での保健指導(個別相談・後期) 8医療機関に栄養士7名・保健師4名より各1名派遣 医療機関 受付時間 初回 1ヶ月後 3ヶ月後 定員 1 16:30~18:30 9/27 木 11/1 12/20 3 2 13:00~15:00 9/28 金 10/26 12/21 3 9:00~12:30 9/29 土 10/27 12/22 4 13:30~15:30 5 9:00~12:00 10/1 月 10/29 6 10/2 火 10/30 12/25 7 10/3 水 10/31 12/26 8
8/30 第3回実務担当者会・中間総括 30名 3班に別れてグループディスカッション 8/30 第3回実務担当者会・中間総括 30名 3班に別れてグループディスカッション 適切な保健指導のための環境設定の必要性 対象者の確保・選定の困難性・キャンセル対応 効果的指導のための方法の工夫・各種ツール・記録紙等の整備 指導時間の制約・確保と事前準備ミミーティング等の必要性 三職種連携・チームワークの必要性と成果・指導者の育成 かかりつけ医師の健診結果報告での動機づけの重要性 動機づけ成功例・一ヶ月で3kg減
播磨町モデル事業評価指標概要 対象 評価項目 評価手段 根拠資料 評価時期 対象個人 集団 事業 全体 初回後 2回目後 3回目後 行動変容・ 生活習慣改善度他 行動変容質問票・事後アンケート他 質問票の変化・42項目点数変化他 初回後 2回目後 3回目後 集団 グループ別生活習慣改善度他 生活習慣質問表(播磨町)他 項目集計内容変化・保健指導実施記録他 事業 全体 参加数・記録・連携・資材・関係者満足度他 実施者反省・ 対象者アンケート・指導者プロセス評価 グループワーク指摘・保健指導プロセス評価表他 3回目終了後
今後のプロセス・・かかりつけ医モデル の継承発展普及のために 今後のプロセス・・かかりつけ医モデル の継承発展普及のために 20年1月31日 第4回実務担当者会議 指導結果と評価指標による最終評価 モデル対象者・医師へのアンケート実施・結果 当かかりつけ医モデル形式の整備・拡大 看護師も含めた連携指導スタッフの育成 集団健診・保健指導との関係の整理・提起 データの転換・情報システム活用事後フォロー 医師会と行政・国保・健保組合との集合契約