セマンティックWebの現在 ISWC2005参加報告 国立情報学研究所 実証研究センター 助手 大向 一輝
ISWC2005概要 The 4th International Semantic Web Conference アイルランド・ゴールウェイ 参加者数:500名超 3rd(広島):400 2nd(フロリダ・サニベル島):250 論文数 Research Track:55(1/4以下) 日本人:0 Industrial Track:17 Poster・Demo:100以上 ワークショップ:9 Semantic Desktop Semannot End User Interaction Semantic Network Analysis ・・・
ISWC2005 Best Paper Ontologies are us: A Unified Model of Social Networks and Semantics Peter Mika (Free Univ) 他1件(忘れました…) Semantic Challenge Winner Confoto - Demo! Featured Service Piggy Bank ISWC Semantic Web Bank
感想 理論からアプリケーションへ Semantic Desktop WS Lightweightアプローチ 理論はRuleML Conferenceに コミュニティ指向 Personal / Community-based Ontologyの定着 Social Networkとの関連 世界の動向 セマンティックWeb研究の中心はヨーロッパへ EUのFunding Meeting DERI International Galway, Stanford, Seoul… ASWC2006 アメリカのWeb2.0勢力 研究としてのセマンティックWebは?
Piggy Bank(続) FirefoxプラグインによるRDF統合環境 ScraperによるHTMLページ対応 Solvent:FirefoxプラグインによるXpath抽出 - Demo! 第6回勉強会 大向の資料参考
国立情報学研究所 実証研究センター 助手 大向 一輝 Ontologies are us: A Unified Model of Social Networks and Semantics サーベイ 国立情報学研究所 実証研究センター 助手 大向 一輝
Introduction セマンティクスとコミュニティ 従来の知識表現の限界 意味とコンテキストは切り離せない 創発的セマンティクス 現場で意味は発生する 創発の場としてのコミュニティ モデル化 自己組織的・自律的 ローカルなエージェント同士のコミュニケーション オープン環境
オントロジーのモデル Actor - Concept - Instance Tripartite Graph(3部グラフ) 3部グラフの分析から各要素を分析する Content A Content B Content C Content D Content E Tag A Tag B Tag C Tag D Tag E User A User B User C User D User E
モデル分析 3部グラフをActor-Concept・Concept-Instanceに分割 それぞれをアフィリエイトネットワーク分析 要素間の類似度を2次元にマッピング Concept X Concept Y Concept Z Actor A 1 Actor B Actor C Actor A Actor B Actor C 1 0.54 0.27 0.11
Case Study 1 Del.icio.usからのコミュニティ・オントロジー抽出 Social Bookmark - Demo! 30,000 users(2004.12) Actor - ユーザ Concept - タグ Instance - ブックマークのURI
Case Study 1 概念の上位下位判定 出現頻度と共起,包含率からBroader - Narrowerを自動決定 A B A B
Case Study 2 通常のWebからのオントロジー抽出 Actor - ページ内の人名 Concept - あらかじめ用意した語のセット Instance - Webページ ACモデルとCIモデルで作られる語彙ネットワークを比較し,有識者に質問 ACモデルのクオリティが高い
考察 2つのネットワークの違い Concept - Instance 一般語が強くなる傾向 人為的な操作・Spamの可能性 Actor - Concept コンテキスト性の強いネットワーク 1人が持てるConceptには限界がある
まとめ コミュニティを考慮に入れたオントロジーのモデル化 3部グラフから2部グラフへの変換とネットワーク分析 6パターンのネットワーク Case Study Social Bookmark オントロジー抽出 理論武装 これはオントロジーか? 共起のネットワークを見ているだけではないか? → 通常のシソーラスがどのようにして作られているかを参考に
参考資料 ISWC2005論文 http://www-kasm.nii.ac.jp/~i2k/tmp/iswc2005/contents.htm Semantic Desctop WS http://www.semanticdesktop.org/SemanticDesktopWS2005/Topics Piggy Bank(第6回:大向) Swoogle(第7回:森田) Personal Publication Reader(第6回:松岡) http://www-kasm.nii.ac.jp/~i2k/research/archives/cat_swsurvey.html