ボーヴォワール 『第二の性』とそれ以後 (インターネット上には適切な情報が少ない) ジェンダーと文明 11 ボーヴォワール 『第二の性』とそれ以後 (インターネット上には適切な情報が少ない)
20世紀 公 選挙権の獲得(ここまで第一波フェミニズム) 近代のリベラル・デモクラシー原理:人権思想、理性主義、男女の性差の極小化、公私の区分、議会制民主主義、改良主義、プライバシーの尊重、個人主義、市場の尊重 最初の女性大学教授 最初の女性弁護士
第二の性 シモーヌ・ド・ボーヴォワール Simone de Beauvoir(1908-86) 「夫」はジャン=ポール・サルトルJean-Paul Sartre(1905-80)、哲学者、作家 『第二の性』1949出版
第二の性 「20世紀の本当に理論的なフェミニストの考察の始まり」 「現代フランスのフェミニズムの起源」 (カトリーヌ・ロジャース、『ボーヴォワールの「第二の性」』1998)
女はつくられる 人は女に生まれるのではない、女になるのだ。 (『第二の性』体験、第一部 女はどう育てられるか、12ページ) (『第二の性』体験、第一部 女はどう育てられるか、12ページ) 公から私への契機(1960年代、第二波フェミニズム)
他者としての女 女は娘、妻、母として定義される。 女であることの定義が自分の外から与えられ、自らそれを引き受け、価値内面化し、隷属化
基準は男 「女は男を基準にして規定され、区別されるが、女は男の基準にならない。女は本質的なものに対する非本質的なものなのだ。男は<主体>であり、<絶対者>である。つまり女は<他者>なのだ。」
他者 余計者 よそ者ー男性中心の社会において 男=主体、絶対、能動性 女=他者(できそこないの男)、劣った性(←歴史的につくられてきた)、受動性は奨励される(メモ「ファイティング・ガール」2001テレビドラマ、深田恭子、お転婆、新しい、しかし基準は男の強さ)
フロイト 「女について」(フロイトの男性中心主義を表す講演=女は男のできそこない、ユダヤ=キリスト教的な男根中心思想) のちにラディカル・フェミニズムにおいて批判される
リベラル・フェミニズム リベラル・フェミニスト:ベティ・フリ-ダン、1921年生まれ、『新しい女性の創造』1963 エリザベート・バダンテール、1944年生まれ、ボーヴォワールの系譜、『男は女、女は男』1986 フランスのフェミニズムの正統 性別役割分業批判へ(国連「女性差別撤廃条約、1977)