電験3種勉強会直前対策! 8月6日(土) 本番まであと1ヶ月 佐藤 強.

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等価電源の定理とは 複数の電源を含む回路網のある一つの端子対からその回路を見た場合、その回路は、単一の電源(電圧源或いは電流源)と単一のインピーダンスまたはアドミタンスからなるシンプルな電源回路と等価と見なせる。 ただし、上記の定理が成り立つためには、回路網に含まれる全ての電源が同一周波数(位相は異なっていても良い)の電源であることと、回路が線形である(重ね合わせの理が成り立つ)ことが前提となる。
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電験3種勉強会直前対策! 8月6日(土) 本番まであと1ヶ月 佐藤 強

1.理論 2.電力 3.機械 4.法規 1.理論 1

1. 理論(クーロン力、電界、電位) クーロン力 〔N〕 電界 〔V/m〕 電位 〔V〕 1

1. 理論(クーロン力、磁界、磁位) クーロン力(磁界) 〔N〕 磁界 〔A/m〕 磁位 〔A〕 1

1. 理論(コンデンサ) コンデンサ容量 〔F〕 電界の強さ 〔V/m〕 〔C〕 電荷 :誘電率 :電極面積 :電極間距離 :電位 1

静電エネルギー 〔J〕 電荷についても要チェック +q〔c〕 +q〔c〕 -q〔c〕 +q〔c〕 -q〔c〕 -q〔c〕 理論(静電エネルギー) 静電エネルギー 〔J〕 電荷についても要チェック +q〔c〕 +q〔c〕 -q〔c〕 +q〔c〕 -q〔c〕 -q〔c〕 1

理論(磁界の強さ) 磁界の強さ 〔A/m〕 円電流による磁界 〔A/m〕 1

理論(環状コイル) 環状コイルの磁界 〔A/m〕 1

理論(フレミングの法則) フレミングの法則   左手の法則        右手の法則 〔N〕 〔V〕    電動機          発電機 1

理論(ヒステリシス・ループ) ヒステリシス・ループ 磁束密度 〔T〕 〔N〕 磁界の強さ 水平軸はHorizontalで覚える 1

理論(抵抗の△-Y変換) 平衡三相回路  のみ覚えておく 抵抗の△ーY変換 R=r/3 R r r R R r r=3R 1

理論(交流回路の電圧・電流) 交流回路の電圧・電流ベクトル 1

理論(交流回路の電力と力率) 電力と力率 P θ Q S 有効電力 〔W〕 〔VAR〕 無効電力 皮相電力 〔VA〕 1

理論(単相交流の直列回路) 直列回路は電圧で三角形を作る 単相交流の直列回路 1

理論(単相交流の並列回路) 並列回路は電流で三角形を作る 単相交流の並列回路 1

テブナンの定理 1. ab端子間の電圧 2. ab側から見たZab 3. 電流は 電圧源は短絡し電流源は開放 理論(テブナンの定理) スイッチ付きの回路を見たらテブナンの定理が使えるのでは?と思おう! テブナンの定理 1. ab端子間の電圧 2. ab側から見たZab 3. 電流は 電圧源は短絡し電流源は開放 1

理論(三相回路の電圧と電流) 三相回路の電圧と電流 電流 I は相電流 1

理論(計器の種類)  可動コイル形は、 直流の平均値を 指示する 計器の種類 実効値 1

電圧の測定範囲拡大 V V rv Rv Vv 電流の測定範囲拡大 I Ia A IS ra RS 分圧の式 分流の式 理論(電圧/電流の測定範囲拡大) 電圧の測定範囲拡大 分圧の式 V V rv Rv Vv 電流の測定範囲拡大 分流の式 I Ia A IS ra RS 1

二電力計法 三相有効電力 P=P1+P2 三電圧計法 2 2 2 負荷電力 P=(V1ーV2ーV3)/2R 〔W〕 三電流計法 2 2 2 理論(二電力計法、三電圧計法など) 二電力計法 三相有効電力 P=P1+P2 V2/Rを2で割る 三電圧計法 2 2 2 負荷電力 P=(V1ーV2ーV3)/2R 〔W〕 I2Rを2で割る 三電流計法 2 2 2 負荷電力 P=(I1ーI2ーI3)R/2 〔W〕 1

理論(P型、N型半導体) 4価のシリコン P型・N型半導体 3価 5価 1

1.理論 2.電力 3.機械 4.法規 2.電力 1

2.電力(水力発電と揚力発電) 水力発電 P=9.8QHηtηg 〔w〕 揚力発電 P=9.8QH/ηpηm 〔w〕 1

2.電力(汽力発電所の効率) 効率=出力/入力 汽力発電所の効率 1

2.電力(コンバインドサイクル発電) コンバインドサイクル発電 1

2.電力(変圧器の並行運転) 変圧器の並行運転 変圧器A 分流計算と同じように! PA %ZA ~ P PB %ZB 変圧器B 1

2.電力(電線のたるみ) 鳩が鈴なりにダブっている 1

2.電力(単相2線式の電圧降下) 電圧降下率とは? 単相2線式の電圧降下 電圧降下 三相3線式の場合、 1

三相3線式の電圧降下 例 こう長2Kmの三相3線式 受電端電圧6400V 負荷電流100A 遅れ力率0.8の負荷 この線路の電圧降下は? 2.電力(三相3線式の電圧降下) 例 こう長2Kmの三相3線式 受電端電圧6400V 負荷電流100A 遅れ力率0.8の負荷 この線路の電圧降下は? ただし、 r=0.3Ω/km X=0.35Ω/km (1)156 (2)164 (3)182 (4)200 (5)270 三相3線式の電圧降下 他に単相3線式の電圧降下を求める問題もある 1

ループ線路の電圧降下 A rab rca B C rbc I1 I2 I B C A A rab rbc rca I1 I2 手順 2.電力(ループ線路の電圧降下) 手順 ①給電点Aでループを切り開く ②A→Bの電流I ③B→Cの電流I-I1 ④C→Aの電流I-I1-I2 ⑤rabI+rbc(I-I1)+rca(I-I1-I2) ⑥AC間の電圧降下は? ループ線路の電圧降下 A rab rca B C rbc I1 I2 I I-I1 I-I1-I2 B C A A rab rbc rca I1 I2 1

2.電力(三相3線式の負荷電力と損失) 三相3線式の負荷電力 三相3線式の電力損失 1

ここで、基準容量に換算した合成%インピーダンスを%Z、基準容量、定格電圧に対する定格電流をIn、短絡電流をISとする。 2.電力(短絡電流の計算) %インピーダンス法による短絡電流の計算 ここで、基準容量に換算した合成%インピーダンスを%Z、基準容量、定格電圧に対する定格電流をIn、短絡電流をISとする。 1

2.電力(地絡電流の計算) 非接地方式線路の地絡電流の計算 1

対地静電容量CS 、線間静電容量Cm とすると、 Cm を△ーY変換すると、3 Cm となるので、 作用静電容量C= CS+3 Cm 2.電力(ケーブルの静電容量と充電電流) 3心ケーブルの静電容量 対地静電容量CS 、線間静電容量Cm とすると、 Cm を△ーY変換すると、3 Cm となるので、 作用静電容量C= CS+3 Cm 3心ケーブルの充電電流 周波数をf、線間電圧をVとすると、充電電流ICは、 IC=2πfCV/√3 1

1.理論 2.電力 3.機械 4.法規 3.機械 1

直流発電機 E=V+RI E=kΦn k=pZ/60a 3.機械(直流発電機) 直流発電機 E=V+RI E=kΦn k=pZ/60a 1

直流電動機 E=VーRI T=k’ΦI P=ωT k’=pz/2πa 3.機械(直流電動機) 直流電動機 E=VーRI T=k’ΦI P=ωT k’=pz/2πa  1

3.機械(誘導電動機) 誘導電動機 P2:PC2:Po=1:s:1ーs 1

3.機械(同期発電機の短絡比) 同期発電機の短絡比 1

3.機械(同期発電機の出力) 同期発電機の出力(電機子抵抗は無視) 厳密には だから、Z=jxsのみで良い 1

同期電動機の出力 電動機→トルク→P=ωT 3.機械(同期電動機の出力) 同期電動機の出力      電動機→トルク→P=ωT 発電機のベクトル図と比べると、EとVを逆にして作図 1

3.機械(変圧器の電圧変動率) 変圧器の電圧変動率 %抵抗降下 %リアクタンス降下 負荷力率(遅れ) 1

全負荷出力をPn、鉄損をPi、全負荷時の銅損をPc、負荷率をmとしたとき 3.機械(変圧器の効率) 変圧器の効率 負荷率mのときの規約効率 全負荷出力をPn、鉄損をPi、全負荷時の銅損をPc、負荷率をmとしたとき 最大効率はPi=m2Pcのとき(重要!) 1

1.理論 2.電力 3.機械 4.法規 4.法規 1

最大供給電流を求めさせ、そこから漏れ電流を求め、1線当たりの絶縁抵抗を求める! 4.法規(低圧電路の絶縁性能) 低圧電路の絶縁性能 最大供給電流を求めさせ、そこから漏れ電流を求め、1線当たりの絶縁抵抗を求める! 1

絶縁耐力試験 公称電圧 ↓ Em= Enx(1.15/1.1) 最大使用電圧 ↓ Et= 1.5Em 試験電圧 この表のEmは、最大使用電圧 4.法規(絶縁耐力試験) 絶縁耐力試験 公称電圧 ↓ Em= Enx(1.15/1.1) 最大使用電圧 ↓ Et= 1.5Em 試験電圧 この表のEmは、最大使用電圧 試験時間:10分間 直流試験は交流の2倍 問  公称電圧6600V、直流試験の試験電圧は? 1

接地工事の種類 (B種はちょっと変わり種) 4.法規(接地工事の種類) 接地工事の種類 (B種はちょっと変わり種) 1

4.法規(D種接地工事) D種接地工事 1

4.法規(風圧荷重) 風圧荷重 甲種:980Pa 乙種:490Pa 1

4.法規(力率改善) 電力用コンデンサの力率改善 皮相電力一定とは、変圧器が過負荷とならないようにと、問題では与えられる 1

効率なので、出力/入力が基本。問題では、 出力/(出力+鉄損+銅損)で与えられる場合が殆ど。 負荷率mのときの全日効率を求める。 4.法規(変圧器の全日効率) 変圧器の全日効率 効率なので、出力/入力が基本。問題では、 出力/(出力+鉄損+銅損)で与えられる場合が殆ど。 負荷率mのときの全日効率を求める。  定格容量:Pn(VA)、負荷力率:cosθ、時間:T(h) 鉄損:Pi(W)、銅損:Pc(W)、負荷率:m 1

負荷率=平均需要電力/最大需要電力 x100〔%〕 4.法規(需要家の負荷特性) 需要家の負荷特性 需要率=最大需要電力/設備容量 x100〔%〕 負荷率=平均需要電力/最大需要電力 x100〔%〕 不等率=最大需要電力の総和/合成最大需要電力〔pu〕 不等率を1.3として、合成最大電力と日電力量を求める。 合成最大電力204kW 日電力量3300kWh 1

理論 機械 4th SEP 電力 法規 9月4日の本試験に向けて、猛DASH!