Internetで読み解く生きがい健康情報 ペンネーム「とし坊」 99/09/04 Internetで読み解く 健康情報~「食事と健康」 “最近の病気と健康” おなか健康!不老の秘訣? http://www.asahi-net.or.jp/~ny7t-ooj/ 生きがい情報士 健康生きがいアドバイザー ★「食事と健康」 ~主な項目 1.最近の病気の傾向 死亡率の推移(昭和5年~平成8年) 年齢調整死亡率の推移(昭和22年~平成7年) 部位別がん死亡率の推移 食塩摂取量の移り変わり(全国平均) ペンネーム「とし坊」 おなか健康!不老の秘訣?
最近の病気と傾向 死亡率の推移(昭和5年~平成8年) Internetで読み解く生きがい健康情報 99/09/04 最近の病気と傾向 死亡率の推移(昭和5年~平成8年) ●死因別にみると、明治から昭和初期(1930-40ぐらい)まで多かった肺炎、気管支炎、結核、胃腸炎などの感染性疾患は、戦後急速に減少し、 代わっていわゆる生活習慣病(がん、心臓病、脳血管疾患など)による死亡が上位を占めるようになった。 がんは昭和56年(1981)から死因の第1位を占め、 平成8年には死亡数271,094人、 人口10万対死亡率 217.4、 総死亡の 30.2%となっている。 ※平成7年に心疾患の死亡率が低下している理由:死亡診断書の改正の影響が あげられる。 がん研究振興財団・ガンの統計 平成7年に心疾患死亡率が低下している理由 日本人の死亡原因 1位 がん(30.3%) 2位 脳卒中(15.7%)脳出血・脳梗塞 3位 心臓病(15.4%)狭心症・心臓梗塞 (平成8年 厚生省「人口動態統計」) おなか健康!不老の秘訣?
最近の病気と傾向 年齢調整死亡率の推移(昭和22年~平成7年) Internetで読み解く生きがい健康情報 99/09/04 最近の病気と傾向 年齢調整死亡率の推移(昭和22年~平成7年) (注)総数の率は右軸に、 部位別の率は左軸に示している。 このグラフは、 表 「主要死因・性別・年齢調整死亡率・年次別(昭和22年~平成7年)」のデータをもとに、グラフ化したものです。 (注)総数の率は右軸に、部位別の率は左軸に示している。 がん研究振興財団・ガンの統計 おなか健康!不老の秘訣?
Internetで読み解く生きがい健康情報 最近の病気と傾向 部位別がん死亡率の推移 99/09/04 食塩摂取量の 移り変わり 注目! ●このグラフは、資料「悪性新生物死亡率、性別・年齢階級別・主要部位別 (平成7年)」のデータをもとに、グラフ化したものです。 (注)1995年はICD-10で、それ以外はICD-9である。 ●男は肺がん、女は胃がんが最も多い 悪性新生物(がん)による死亡を、その部位別にみると、 男では「肺がん」が最も多く、平成7年ではがん死亡の20.9%を占めており、次いで「胃がん」20.1%、「肝臓がん」14.3%の順となっている。 一方、女では「胃がん」が最も多く、がん死亡の17.5%を占めており、次いで「肺がん」11.9%、「結腸がん」9.5%の順となっている。 従来多かった「胃がん」や「子宮がん」の死亡率は減少傾向にあり、 早期診断・早期治療など医療技術の進歩も関与していると考えられる。 ● 大腸ガンの割合が増えつつある事に注目。 ●胃がん死亡は何時になったら心配でなくなるか 1960年頃よりわが国の胃がん死亡率が減少し始めた。わが国は胃がん対策が他国より強化普及しているので、次の世紀のはじめには死亡率が米国並みの10万対10以下に低下し、心配が少なくなるのではないかと期待されていた。(現在が10万対50前後) どの国も高齢者は胃がん死亡数は極めて高いので、わが国は、出生率の低下と共に人口の高齢化は世界一速いテンポで進んでいるので、減少速度が遅いのは当然。 わが国の都県別の胃がん死亡率は、1960年代に高率な地域は東北各県と奈良、低率なのは鹿児島など南の県に多く、東京都は中間である。愛知は全国平均よりやや低い。1970年から1990年の20年間の減少率は、秋田46.8%、鹿児島42.8%、東京44.6%で大差はなく、全国均等に減少していることが分かる。奈良は若干異なっており51.3%で高く、とくに1980年までの減少が著しかった。この原因の一つは奈良県内で大阪のベットタウン化した地域に若い年齢層が多数流入したことがあげられる。もっとも1980年以降減少傾向は他と変わりはなくなった。 胃がん問題は日本人にとって今後もかなり長く続く。一日の塩の消費量が最近わが国で12.5g/人で、減少傾向から再び上昇したことは胃がん減少を遅らせるのではないかと心配の種である。胃がんの大きな危険要因の一つであるからである。 がん研究振興財団・ガンの統計 おなか健康!不老の秘訣?
Internetで読み解く生きがい健康情報 99/09/04 食塩摂取量の移り変わり(全国平均) 生活習慣に着目した疾病対策の基本的方向性について 平成8年10月21日から、公衆衛生審議会成人病難病対策部会において、「生活習慣 に着目した疾病対策の基本的方向性について(意見具申)」がとりまとめられ、厚生大臣に意見具申されることとなった。 生活習慣に着目した疾病概念の導入の必要性 「成人病」という概念は、医学用語ではなく、昭和30年代に、「主として、脳卒中、がん、心臓病などの40歳前後から死亡率が高くなり、しかも全死因の中でも上位を占め、40~60歳くらいの働き盛りに多い疾病」として行政的に提唱されたが、その後、加齢にともなって罹患率が高くなる疾病群という意味として国民の間に定着していた。 生活習慣病というのは、食生活、運動、休養、飲酒、喫煙などのライフスタイルから、 長年の生活習慣が素因となって引起こされてくる病気、即ちこれまで成人病と呼ばれ ていた心臓病、がん、脳卒中の他に、高血圧性疾患、腎臓病、糖尿病、高脂血症、胃 及び十二指腸潰瘍、肝疾患(アルコール性)、歯周病(虫歯)、骨粗しょう症、貧血(鉄 欠乏症)などを指しています。「生活習慣病」は生活習慣の中でも食習慣、とりわけ栄 養と病気との関わりを重視しています。 国によって生活習慣が関与する 疾患群に関する病名が異なる 米国においては「chronic disease(慢性疾患)」が、英国においては「life-style related disease(生活様式関連病)」や「chronic degener-ative disease(慢性退行性疾患)」が、仏国においては「maladie de comportement(生活習慣病)」が用いられている。また、ドイツにおいては、心臓病、循環器病、腎臓病、糖尿病等の「Zivilisationskrankheit(文明病)」という記載がある他、スウェーデン においては、生活が裕福になるほどかかりやすい病気という意味で 「valfardssjukdomar(裕福病)」という用語がみられる。 おなか健康!不老の秘訣?
最近の 病気と傾向 年齢階級別 主要死因の割合 (平成7年) Internetで読み解く生きがい健康情報 99/09/04 最近の 病気と傾向 年齢階級別 主要死因の割合 (平成7年) ●このグラフは、資料「悪性新生物死亡率、性別・年齢階級別・主要部位別 (平成7年)」のデータをもとに、グラフ化したものです。 ●〔中高年に多いがん死亡〕 悪性新生物(がん)による死亡率は30歳以後急激に増加し、 30歳~84歳で死亡順位の第l位を占めている。 がん研究振興財団・ガンの統計 全がんの年齢階級別罹患率 大阪府医師会 おなか健康!不老の秘訣?
最近の病気と傾向[大阪府がん登録、藤本伊三郎] 全がんの年齢階級別罹患率(1978~89) Internetで読み解く生きがい健康情報 99/09/04 最近の病気と傾向[大阪府がん登録、藤本伊三郎] 全がんの年齢階級別罹患率(1978~89) ●このグラフは、資料「悪性新生物死亡率、性別・年齢階級別・主要部位別 (平成7年)」のデータをもとに、グラフ化したものです。 ●〔中高年に多いがん死亡〕 悪性新生物(がん)による死亡率は30歳以後急激に増加し、 30歳~84歳で死亡順位の第l位を占めている。 全がんの年齢階級別罹患率 大阪府医師会 おなか健康!不老の秘訣?
Internetで読み解く生きがい健康情報 99/09/04 最近の病気と傾向 がん死亡割合の国際比較 このグラフは、資料「悪性新生物死亡率の国際比較」のデータをもとに、グラフ化したものです。 (注)棒グラフの上の数字はがん死亡率である。 日本と外国との比較 わが国は外国と比べると、男女共に「胃がん」、「肝臓がん」が多い。それに対し ここに比 較した諸外国では、男では「肺がん」、「前立腺がん」、「結腸、直腸がん」が多く、女では 「乳がん」、「肺がん」、「結腸、直腸がん」が多い。 ●胃がんの原因の一つ、1日の塩の消費量 厚生省指針・目標10g以下よりも高い。 塩辛いものは少なめに、あまり熱いものはさましてから。 日本人の代表的ながんといえば、胃がんがあげられます。その割合は、少しずつ減ってきているとはいえ、肺がんや子宮がんなど他のがんに比べるとまだ圧倒的に多いのが現状です。この胃がんの発生に密接な関係があると指摘されているのが、塩分の摂取です。一日にとる食塩の望ましい量は、10グラム以下とされています。 食塩のとりすぎがいろいろ な病気と関係があることがいわれ、一般に塩をひかえる傾向にはあり胃がんの死亡率も確実に下がってきていますが、まだこの一日10グラム以下の量まではいっていません。 また、熱い茶がゆをよく食べる地方に食道がんが多いという報告もあり、食塩の場合と同じ ように、熱いものはがんが発生しやすい状況をつくります。あまり熱いものはさましてから食 べることをおすすめします。 がん研究振興財団・ガンの統計 おなか健康!不老の秘訣?
最近の病気と傾向 都道府県別にみた死亡 の状況 Internetで読み解く生きがい健康情報 99/09/04 最近の病気と傾向 都道府県別にみた死亡 の状況 女 男 青森 沖縄 長野 兵庫 茨城 男 女 都道府県別にみた平成7年の死亡(全死因)の状況 平成7年の死亡率(全死因)を都道府県別にみると、男は中部で低く、また、男女とも近畿 西部で高い傾向がある。 男の死亡率の低い県は長野、福井、熊本、石川等となっており、高い県は兵庫、青森、大阪、鳥取、和歌山等となっている。 女の死亡率の低い県は沖縄、熊本、長野、島根等となっており、高い県は兵庫、大阪、青森、茨城、和歌山等となっている。 平成7年の死亡率について都道府県別に男女の分布状況をみると、男の死亡率の高い 県は女の死亡率も高く、男の死亡率の低い県は女の死亡率も低くなっており、男女の死亡 率には相関関係がみられる。 その中でも特徴的な県をみると、兵庫は震災の影響により、男女とも高い死亡率となって いる。青森は女に比べて男の死亡率が2倍と特に高くなっており、長野は逆に男の死亡率が特に低くなっている。また、沖縄は男に比べて女の死亡率が1/2と低くなっている。 平成7年の死亡(全死因)の状況 厚生省のページ おなか健康!不老の秘訣?
最近の病気と傾向 都道府県別にみた死亡 の状況 Internetで読み解く生きがい健康情報 99/09/04 最近の病気と傾向 都道府県別にみた死亡 の状況 男 女 平成7年の悪性新生物死亡率 男 女 平成7年の脳血管疾患死亡率 都道府県別にみた悪性新生物による死亡の状況 平成7年の状況 平成7年の悪性新生物の死亡率は、男226.1、女108.3である。 男は中部で低く、近畿西部、九州北部で高い傾向がある。男の死亡率の低い県は長野、 福井、群馬、沖縄、熊本等となっており、高い県は大阪、福岡、長崎、佐賀、兵庫等となって いる。 女は四国、九州南部で低く、九州北部で高い傾向がある。女の死亡率の低い県は福井、 長野、静岡、沖縄、高知等となっており、高い県は大阪、長崎、佐賀、東京、福岡等となって いる。 都道府県別にみた脳血管疾患による死亡の状況 平成7年の脳血管疾患の死亡率は、男99.3、女64.0である。 男女とも各都道府県の差は小さいが、西日本に死亡率の低い県が多く、東北、関東北部に死亡率の高い県が多い傾向がみられる。 男の死亡率の低い県は沖縄、熊本、奈良、大阪、香川等となっており、高い県は栃木、青 森、宮城、秋田、岩手等となっている。 女の死亡率の低い県は沖縄、熊本、香川、徳島、山梨等となっており、高い県は宮城、栃 木、茨城、秋田、福島等となっている。 厚生省のページ おなか健康!不老の秘訣?
最近の病気と傾向 都道府県別にみた死亡 の状況 Internetで読み解く生きがい健康情報 99/09/04 最近の病気と傾向 都道府県別にみた死亡 の状況 男 女 平成7年の心疾患死亡率 三大成人病 (この3つで死亡原因の 62%を占める。) ガン 心臓病 脳卒中 その他の代表的な成人病 肝硬変・腎硬化症 (臓器の機能が衰える) 糖尿病・痛風・高血圧症 (代謝機能の一部に異常) 都道府県別にみた心疾患による死亡の状況 平成7年の状況 平成7年の心疾患の死亡率は、男99.7、女58.4である。 男女ともに日本海側で低く、近畿西部で高い傾向がある。男の死亡率の低い県は沖縄、 秋田、新潟、福井、福岡等となっており、高い県は青森、和歌山、徳島、兵庫、大阪等となっている。 女の死亡率の低い県は沖縄、島根、熊本、富山、長野等となっており、高い県は和歌山、 大阪、埼玉、愛知、兵庫等となっている。 平成7年の結果の注意点について 心疾患死亡数の減少、脳血管疾患死亡数の増加、悪性新生物死亡数の増加等) 平成7年1月の阪神・淡路大震災の影響があること。 成人病の現状 主要疾患の死亡者数(平成7年厚生省「人口動態統計」から) 主要疾患別にみた死亡者数は、がんが第1位で26万3千人となっており、以下、脳卒中15万人(第2位)、心臓病14万人(第3位)、腎炎等1万6千人(第9位)、糖尿病1万4千人(第10位)となっており、これらの総死亡数に占める割合は、約63%である。 がんによる死亡を部位別にみると、胃及び子宮が減少傾向である一 方、肺、大腸、乳房が年々増加している。 循環器病による死亡については、脳出血の著しい現象がみられる一 方、脳梗塞はここ数年横ばいであり、虚血性心疾患については若干の 増加傾向がみられる。 厚生省のページ おなか健康!不老の秘訣?
Internetで読み解く生きがい健康情報 99/09/04 高血圧が重大な病気である理由 国の死亡統計を見ると最近は脳卒中死亡の減少と癌、心疾患死亡の増大が目立ちます。しかし、病気の人がどれだけいるかの目安になる有病率とどれだけの人が治療を受けているかを示す受療率の推移を見ると様相は死亡統計と全く異なり、高血圧や脳卒中は他の成人病よりありふれた疾患で最近でも確実に増大しています。(図1、図2) 高血圧の一般療法は? 秋田県立脳血管研究センター・「血圧、脳卒中の話。」 おなか健康!不老の秘訣?
Internetで読み解く生きがい健康情報 99/09/04 肥満と子供の成人病 肥満は成人病予備軍 歩く習慣で運動不足解消 子供の成人病 → 小児成人病 ある報告では、 なんと10歳で既に98%に動脈硬化が認められる 小学生の20~40%が既に成人病予備軍である 肥満を防ぐ食生活のポイント 子供の成人病が深く静かに広がりつつある 食べ過ぎと、運動不足が、その大きな原因 奈良県医師会のページ おなか健康!不老の秘訣?
Internetで読み解く生きがい健康情報 99/09/04 肥満を防ぐ食生活のポイント 1 食事は3食バランスよく、腹八分目。 2 清涼飲料、菓子など甘いものは控えめに。 3 植物性油を適量に。 4 蛋白質(脂肪の少ない肉、魚、大豆製品、 牛乳)は十分に。 5 新鮮な野菜と海藻を十分に。 6 果物はほどほどに。 7 味付けはうす味に。 健康と生活習慣 健康と生活習慣との関係については、ブレスローの7つの健康習慣が代表的なものとしてあげられる(Belloc N.B.and Breslow J.,1972)。ブレスローは、健康習慣から以下の7つを選び、実施している健康習慣の数の多い者ほど疾患の罹患が少なく、また寿命も長 かったことを明らかにした。 国民の生活習慣の現状(平成6年「国民栄養調査」から)及び課題 ア.栄養摂取等について(平成6年) 炭水化物が減少の傾向、動物性たんぱく質&動物性脂質は 微増傾向にある。カルシウムを除く栄養素については所要量を上回っている。糖質エネルギー比率が減少傾向、脂質エネルー比率は、昭和63年以来、上限25%を超えてその後も漸増傾向。 イ. 栄養摂取等について 食塩摂取量は、昭和62年まで減少傾向、昭 和63年以降、逆にやや増加し、ここ数年13g弱と横ばいが続いている。食塩の目標摂取量である1日10g以下に比べ隔たりが大きい。 ウ. 運動習慣について 運動習慣のある人(運動を週2回以上、1回30分以上、1年以上継続している人)の割合は、各年代において増加傾向を示すが、全体での運動習慣のある者は3 0%以下である。 エ.飲酒習慣について (平成6年国民栄養調査) 飲酒習慣のある人(週3回以上、1回に日本酒1合以上またはビール大ビン1本以上飲んでいる人)の割合は、男性43.6%、女性6.0% である。 成人1人当たり酒類販売(消費)量は101.6リットルと10年前の約1.2倍に増加している。 女性の飲酒者の割合は、昭和43年の19. 2%から昭和62年の43.2%と2倍以上に増加。さらに、未成年者の飲酒について、高校生の29.4%は月に1回以上飲酒する習慣があるという調査結果がある。 オ.喫煙習慣について 喫煙習慣のある人の割合は、男性43.8%、女性9.1%であり、男性は年々低下、女性では横ばいである。年齢階級別にみると他の全年齢階級で喫煙率が低下傾向あるいは横ばいであるのに対し、20歳代女性の喫煙率は増加している。また、平成7年総務庁の調査では、男子中学生の2.6%、女子中学生の1.0%、男子高校生の 19.4%、女子高校生の6.5%の者が毎日喫煙しているという結果が得られている。 肥満を防ぐ食生活のポイント おなか健康!不老の秘訣?
糖尿病はなぜ増え続けるのか (ライフスタイルの変化と糖尿病有病率の増加) Internetで読み解く生きがい健康情報 糖尿病はなぜ増え続けるのか (ライフスタイルの変化と糖尿病有病率の増加) 99/09/04 糖尿病有病率 (10万人あたり) 自動車登録台数 (万台) 総エネルギー量 脂質 (g) ( Kcal ) 全世界で増え続ける糖尿病 現在、潜在患者数を含めると糖尿病を持つ方は600万人にのぼ り、2000年には800万人に達するとも言われています。まさに国民 病です。しかも、その内治療を受けておられる方は半数にも達しま せん。 糖尿病はなぜ増え続けるのか (ライフスタイルの変化と糖尿病有病率の増加) 日本における糖尿病の有病率は厚生省の統計によりますと食事 摂取エネルギーの増加、自動車登録台数の増加に伴い、年々増 加の一途をたどっています。言い換えると生活が豊かになるにつ れ増加しているわけです。とくに食事の総カロリー量は1975年を境 に頭打ちとなり減少に転じていますが脂肪の摂取量は増加し続け ています。ちなみに1970年はマクドナルドが日本に進出した年でも あります。ハンバーガーなどの外食、スナック菓子の摂取量は現 在でも減っていないのがその理由でしょう。 糖尿病はなぜ増え続けるのか おなか健康!不老の秘訣?
Internetで読み解く生きがい健康情報 99/09/04 成人病と幼児期の食生活の影響 子供の頃に,ハンバーガーや フライドポテトなどの高脂肪 高タンパク質食の食習慣を作ってしまうと、 このような食事でしか満足感が得られなくなる。 大人になっても脂肪の過剰摂取が続き、肥満症や動脈硬化症、心臓病や糖尿病の原因となる。 参照先 『子供の食生活のお話』 大人になって改善しようとしても、 相当意識的な努力が必要。 おなか健康!不老の秘訣?
Internetで読み解く生きがい健康情報 99/09/04 「成人病」→「生活習慣病」へ 国によって呼び方が違う 文明病(独),慢性疾患(米), 生活様式関連病(英),生活習慣病(仏), 裕福病(スウェーデン) 成人病は生活習慣が深く関与していること 食習慣、とりわけ栄養と病気との関わりを重視。 食の「質」と「量」と「食べ方」が大切で、 「毎日30品目以上を バランスよく摂る」こと。 生活習慣に着目した疾病対策の基本的方向性について 平成8年10月21日から、公衆衛生審議会成人病難病対策部会において、「生活習慣 に着目した疾病対策の基本的方向性について(意見具申)」がとりまとめられ、厚生大臣に意見具申されることとなった。 生活習慣に着目した疾病概念の導入の必要性 「成人病」という概念は、医学用語ではなく、昭和30年代に、「主として、脳卒中、がん、心臓病などの40歳前後から死亡率が高くなり、しかも全死因の中でも上位を占め、40~60歳くらいの働き盛りに多い疾病」として行政的に提唱されたが、その後、加齢にともなって罹患率が高くなる疾病群という意味として国民の間に定着していた。 生活習慣病というのは、食生活、運動、休養、飲酒、喫煙などのライフスタイルから、 長年の生活習慣が素因となって引起こされてくる病気、即ちこれまで成人病と呼ばれ ていた心臓病、がん、脳卒中の他に、高血圧性疾患、腎臓病、糖尿病、高脂血症、胃 及び十二指腸潰瘍、肝疾患(アルコール性)、歯周病(虫歯)、骨粗しょう症、貧血(鉄 欠乏症)などを指しています。「生活習慣病」は生活習慣の中でも食習慣、とりわけ栄 養と病気との関わりを重視しています。 国によって生活習慣が関与する 疾患群に関する病名が異なる 米国においては「chronic disease(慢性疾患)」が、英国においては「life-style related disease(生活様式関連病)」や「chronic degener-ative disease(慢性退行性疾患)」が、仏国においては「maladie de comportement(生活習慣病)」が用いられている。また、ドイツにおいては、心臓病、循環器病、腎臓病、糖尿病等の「Zivilisationskrankheit(文明病)」という記載がある他、スウェーデン においては、生活が裕福になるほどかかりやすい病気という意味で 「valfardssjukdomar(裕福病)」という用語がみられる。 生活習慣病に関する世論調査 Health Making Health Station おなか健康!不老の秘訣?
がんの原因 [Doll,1981] 大阪医師会のページより Internetで読み解く生きがい健康情報 99/09/04 がんの原因 [Doll,1981] 大阪医師会のページより そのた:秋田県脳欠陥研究センターのがん おなか健康!不老の秘訣?
悪性腫瘍(癌および肉腫)の原因に 関する学説と一般消費者の意識の違い Internetで読み解く生きがい健康情報 99/09/04 悪性腫瘍(癌および肉腫)の原因に 関する学説と一般消費者の意識の違い 食品添加物 ダイオキシン・環境汚染 野菜の健康に対する益と害 1・1. 動物は直接あるいは間接に植物を食べなければ生きることができません。 1・2. 植物は動物の合成できない多くの物質を合成できます。 1・3. 光合成や窒素同化とは? 光合成に特有の細胞内構造物として葉緑体(クロロプラスト)、 そして葉緑体に特有の物質としてクロロフィル(葉緑素)とカロチノイドなどがあります。 クロロフィル(葉緑素とも呼ばれます)やカロチン(カロテンとも呼ばれます)は光のエネルギを吸収して、 エネルギを必要とする反応にエネルギを供給する役割を持っています。 食べた場合には、カロチンは癌の発症の予防な どに役立ちますが、 クロロフィルは黄疸の原因物質(ビリルビン)に代謝されますので、 肝臓 や腎臓に負担をかけ、成人病(生活習慣病)の原因になります。 1・4.人類が合成できないのに、植物が合成できる典型的な物質は何? 植物は自己の生命に必要な全ての物質を自家合成します。 一方、動物は生命に必要な物質の一部を合成できません。 そこで、動物 は、自家合成できない、ビタミンC(アスコルビン酸とも呼ばれます) などの全てのビタミンやリノール酸などの特殊な不飽和脂肪酸などを、 植物から横取りしなければ、生きることができません。 ちなみに、ビタミンCは水溶性ですので、過剰量を食べても、 尿中に排出され、過剰症はほとんど起こりません。 けれども、ビタミンCは、体内で、結石の原因物質である修酸に代謝されます。 したがって、結石の遺伝体質を持っている場合や、大過剰量を食べる場合には、留意が必要です。 1・11.ウーロン茶は多量のアルミニウムを含んでいます。 1・12.「植物性の物質」と「植物の物質」は多くの場合異なります。 特に、マーガリンの製造行程は非常に高い程度に不飽和脂肪酸を有害物質へ変化させます。 1996年、デンマーク政府はマーガリンの健康への悪影響を懸念し、 マーガリンに含まれる有害物質の含量の記載を義務付けました。 「植物性」を「安全」あるいは「健康」と錯覚しなように 気を付けましょう。 健康維持と増進の談話室(堀尾 武一) おなか健康!不老の秘訣?