情報システム演習B 論文講読 『知識マップ上での同学習における 携帯端末を用いた成的評価に関する研究』 情報システム演習B 論文講読 『知識マップ上での同学習における 携帯端末を用いた成的評価に関する研究』 日本教育工学会 第18回全国大会 永井 正洋(東京工業大学大学院) 加藤 浩(メディア教育開発センター) 越川浩明(千葉大学教育学部) 赤堀 侃司(東京工業大学) 教育情報システム学講座3年 千葉 佑介
はじめに(本論文について) 筆者はWeb上での協同学習の効果に着目し、 この論文より以前に知識マップ付Web掲示板「NakSun」 の開発を行っている この論文は「NakSun」に対する形成的評価を行う ための機能を付加した事に関する論文である 論文発表時点では、実際にそのシステムを使って 評価を行ってはいない
Web掲示板「NakSun」とは(1) 利用者が取ったノートを掲示板に書き込む ↓ 知識マップと呼ばれる、「知識を意味的なある ↓ 知識マップと呼ばれる、「知識を意味的なある まとまりを持った要素に分解し、要素間における 学習の順序関係を表現したもの」で各ノートの 関係を分かりやすく図示
Web掲示板「NakSun」とは(2) では、知識マップとはどのようなものなのか こんな感じ→ 書き込まれたノートをノードとして図上に表現 関係のあるノードを線分で結ぶ こんな感じ→
本論文で付加した機能(1) 各ノートに対する形成的評価を携帯電話から 行う機能 価値があるノートであると評価されたノートの ノードは知識マップ上でより大きく表示される
本論文で付加した機能(2) 外部の評価者が携帯電話から協同学習を観察 できるように、継時順内容表示の掲示板を作成
形成的評価を行った結果は? システムの開発までで終わってしまい、 実際にシステムを用いて形成的評価を行う までには至っていない 今後 ↓ システムの開発までで終わってしまい、 実際にシステムを用いて形成的評価を行う までには至っていない 今後 ↓ このシステムを中学校数学科での協同学習の際に 用いて、形成的評価が学習者に与える影響について 明らかにしていく予定
疑問を持った点 何故、一つの評価につき2点を加えるのか。2点 以外に評価者がある程度自由に(例:1~3点) 点数を付ける事はできないのか いつでもどこでもアクセスできるように、携帯電話を 評価用端末に選んだとあるが、パソコンからは評価 できないのか
個人的意見・感想 インターネットでNakSunを外部公開して いなかったので、知識マップの詳細や各ノートを 関連付ける方法が分からなかった ノートを閲覧する際に、そのノートが持つ点数を 表示するようにしてはどうか
参考文献 1、永井正洋ホームページ (http://www.ak.cradle.titech.ac.jp/nagai/) 2、作業者の知識の偏りと習熟を考慮したソフトウェア開発シミュレーションモデル (http://isw3.aist-nara.ac.jp/IS/MasterThesis/1999/9851206.html)