-国民に開かれた電力システムを目指して-

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アーガス・メディア社 顧問 (元慶應義塾大学 産業研究所) (元東京ガス総合企画部) 吉武 惇二
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エネルギー変換技術の評価例:発電技術 立場 (ステークホルダー) 評価項目 評価細目 利用(適用)技術 放射性廃棄物処分費用?
2012.1.14-15 脱原発世界会議(パシフィコ横浜) 持込企画:発送電分離プロジェクト 全国市民オンブズマン連絡会議
電力小売自由化に伴う事業類型の見直し ○ 東京電燈の開業(明治19年)以降、各地に電力会社が誕生。工業化の進展や第1次世界大戦中の好景気等により電力需要増大。世界恐慌等を背景に過当競争(昭和7年:約850社(ピーク))が進み、事業者の合併・吸収が進展、5大電力に集約(東京電燈、東邦電力、大同電力、宇治川電力、日本電力)。
おおさかエネルギー地産地消推進プラン ~再生可能エネルギーの普及拡大等を目指して~
証券取引所の再編方法のあり方について 立教大学北原ゼミナール 新井・村杉・工藤・野村.
所属: 東京農工大学 大学院 環境エネルギー工学講座
クイズ 世界のエネルギー事情             鳥居 大斗.
自然エネルギーの限度 2011年9月21日 小野章昌.
電気事業における規制緩和の動向 平成12年6月7日 発表 : 寺 島 修.
どっちの言い分ショー!! ~どうなる日本の電力自由化~
“関西における望ましいエネルギー社会”の実現に向けて 関西エネルギープラン(案) 概要 将来像:関西における“望ましいエネルギー社会”
「u-Japan政策」に適合する電力政策の検討
新しいエネルギー社会に向けて (ディスカッションペーパー)
電力のパッケージ化 13T0228H 菖蒲直 人.
電力自由化における事業モデルの研究 ~電力システム改革に関わるフェールセーフについて~
シンポ「日本の環境・エネルギー政策選択」
電力班 小松・早川 藤丸・松浦 電力自由化に伴う 電力価格の変化.
日本の原子力政策の現状と課題 c 大谷紗代.
電力自由化の是非 肯定派.
電力自由化の是非 否定派 相原 成田 紙崎 保立.
手に取るように金融がわかる本 PART6 6-11 09bd139N 小川雄大.
日本の エネルギー政策 c 上坂愛一郎.
核燃料サイクルとは何か ウラン 軽水炉 使用済み核燃料 高レベル 放射性廃棄物     再処理 プルトニウム 高速増殖炉 プルトニウム.
第一生命株式会社化の是非 否定派 新井 上原 山村 新井.
> > = = = 調整火力維持+蓄電池コストの抜本的低減 現状 将来 150円 25円 15円 発電 再エネ 再エネ
福島新エネ社会構想 イノベーション・コースト構想における再生可能エネルギー等のエネルギー分野における取組みを加速し、 その成果も活用しつつ、福島復興の後押しを一層強化するべく、福島全県を未来の新エネ社会を先 取りするモデルの創出拠点とすることを目指す。(2016年9月7日/福島新エネ社会構想実現会議)
事例研究(ミクロ経済政策・問題分析 I) - 規制産業と料金・価格制度 -
2014年モデルプラント試算結果 電源 原子力 石炭 火力 LNG 風力 (陸上) 地熱 一般 水力 小水力 バイオマス (専焼)
我が国のエネルギーの歴史:一次エネルギー供給量の推移と需給構造の変化
環境省 再エネ加速化・最大化 促進プログラム 2018年版 概要
事例研究(ミクロ経済政策・問題分析 I) - 規制産業と料金・価格制度 -
KANSAI ELECTRIC POWER CO.LTD.,
脱フロン・低炭素社会の早期実現のための省エネ型 自然冷媒機器導入加速化事業(一部農林水産省、経済産業省、国土交通省連携事業)
二次電池利用による 不動産オフィスビルの環境対応モデル
地球環境と技術 エネルギー安全保障と技術開発
両国の現状 スウェーデン 日本 インターネット普及率 インターネット普及率 More than 50% 30.6% Eコマース浸透率
水素社会の実現に向けたロードマップ フェーズ1 水素利用の飛躍的拡大
◆各電気事業者の電力供給の計画を取りまとめると共に、地域間連系線の増強等に関する長期方針や個別の増強計画を策定する。
蓄電池 必要な 電気・熱 (温水を含む)を供給 再生可能 エネルギー 水電解装置 水素貯蔵タンク 燃料電池 給水タンク 水素を活用した
9 応用:国際貿易.
①新規の需要を求めた海外展開(自国内展開 →EU域内展開 →EU域外展開) ②収益性の高い事業への参入・集中(再エネ電源への投資 等)や、
EDF 47% Engie 64% Iber. 54% ENEL 61% RWE 43% E.ON 65% 電力→ ガス→ 電力→ 電力→
航空輸送産業:参考資料 2002年度企業論講義 川端 望.
地域低炭素投資促進ファンド事業 国 民間 資金 低炭素化プロジェクトの実現 (SPCによる実施) 平成25年度予算 ○○百万円 イメージ
環境省 再エネ加速化・最大化 促進プログラム 2018年版 概要
大阪市水道経営戦略( )の概要 《工業用水道事業編》 <抜本的な経営改革による収支ギャップ解消イメージ>
離島の再生可能エネルギー・蓄エネルギー導入促進事業
今年の冬の厳寒期における 四国電力管内での電力の需給状況 四国電力 アカデミー7班 1年 後藤 友彦 (日大・産業経営) 小林 航
~企業版2℃目標アドバイザー・ RE100アドバイザーの募集について~
個人情報の共同利用について 小売電気事業者となることを予定している事業者は、スイッチングに必要となる個人情 報を共同利用(個人情報の提供又は受領)するにあたって、以下の事項を「本人が容易 に知りうる状態」※1にする必要があります。   ① 共同利用する者の範囲   ② 共同利用の目的   ③ 共同利用する情報項目.
国 非営利法人 背景・目的 事業スキーム 事業者等 事業概要 期待される効果 脱フロン・低炭素社会の早期実現のための
電力・ガスシステム改革の概要と 進捗状況について
環境省 再エネ加速化・最大化 促進プログラム 2018年版 概要
AiSEG スマート分電盤 HEMSを取り巻く環境について.
E.ON(独) Iberdrola(西) DONG Energy(デンマーク) Centrica(英)
東京電力エナジーパートナー 九州電力 関西電力 中部電力 大阪ガス 神戸製鋼所 販売窓口50拠点、販 売スタッフ250名体 制を目指す。
脱原発関連 資料1-2 長期方針 エネルギー転換検討委員会の設置 国民的議論 エネルギー転換 基本方針の決定 エネルギー転換に
資料2 立地推進体制について(案) 平成23年7月26日.
事例研究(ミクロ経済政策・問題分析 III) - 規制産業と料金・価格制度 -
ブロックチェーン技術を活用した再エネCO2削減価値 創出モデル事業
地域低炭素投資促進ファンド事業 国 民間 資金 低炭素化プロジェクトの実現 (SPCによる実施) 平成25年度予算 ○○百万円 イメージ
5.9GW※ 1.4 GW ※ 6.7 GW ※ 海外比率10% 海外比率5% 20 GW 10~12 GW 10 GW 海外比率25%
おおさかエネルギー地産地消推進プラン ~再生可能エネルギーの普及拡大等を目指して~
水素供給体制の構築見通しを踏まえた計画的な開発・実証
資料1 2015年度夏季の電力需給対策について (概要) 2015年5月22日 電力需給に関する検討会合.
80年代のアメリカ経済 現代資本主義分析.
航空輸送産業:参考資料 2004年度企業論講義 川端 望.
LPガスに係わる10項目 安定供給の確保 ①石油とLPガスの備蓄の確保 環境への適合 ②ガス体エネルギーへの転換を進める
RE100とは? 2014年に結成した、事業を100%再エネ電力で賄うことを目標とする企業連合 RE100企業 再エネ 100% 調達.
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大阪から見た電力システム改革 ~改革は実現されるか?~ 2012年12月21日 大阪府市エネルギー戦略会議 資料2 大阪から見た電力システム改革 ~改革は実現されるか?~ 富士通総研 経済研究所 高橋 洋

-国民に開かれた電力システムを目指して- 電力システム改革委:基本方針(7月) -国民に開かれた電力システムを目指して- ・参入規制撤廃:新電力なども小口市場に ・料金規制撤廃:小口料金も市場ベースに ・地域概念の喪失:地域間競争の活性化 ・卸供給規制撤廃:Jパワー等 ・卸電力取引所の活性化 ・「ネガワット取引」の活性化 ・広域化:広域系統運用機関の創設 ・中立化:機能分離または法的分離 ・地域間連系線の増強 ・規制機関の独立性・機能の強化 1:小売全面自由化 2:競争促進政策 3:送電網の開放 1 Copyright 2009 Fujitsu Research Institute 1 1 1 1

電力システム改革委:その後の議論 1:小売全面自由化 2:競争促進政策 3:送電網の開放 ・最終保障サービス ・ユニバーサルサービス:離島対策 ・予備力を上回る分は取引所入札 ・部分供給のガイドライン化 ・機能分離か法的分離か? ・行為規制:情報遮断、人事制限、会計独立 ・計画値同時同量制度:リアルタイム市場の創設 ・長期的供給力確保:容量市場の創設 ・独立規制機関の設置:競争監視+送電規制 2:競争促進政策 3:送電網の開放   ・複数委員:「発送電分離は慎重に」   ・電力会社:「賛同していない」、「状況が変わった」 2 Copyright 2009 Fujitsu Research Institute 2 2 2 2

改革のメリット:小売り活性化 消費者の選択肢の拡大 スマートな省エネの推進 関連事業の拡大 自治体の役割:先導役、消費者保護・啓蒙 ・小売り会社を選ぶ:価格競争 ・サービスを選ぶ:再エネ、EMS ・料金メニューの多様化:時間帯別、ピーク時 ・ピーク時リベート、ネガワット取引 ・新電力の新規参入 ・サービス事業者の新規参入 ・スマートコミュニティの推進 スマートな省エネの推進 関連事業の拡大 自治体の役割:先導役、消費者保護・啓蒙 3 Copyright 2009 Fujitsu Research Institute 3 3 3 3

改革のメリット:分散型電源等の導入 再エネの大量導入 ガス火力等の増強 需要家電源の活用 自治体の役割:先導役、競争促進要求 ・系統制約の解消:優先接続、広域運用 ・ソーラーファーム、ウィンドファームの建設:枚方、泉南 ・太陽光パネル等の増産 ・GTCCの増強:東京都 ・一般電気事業者の発電所入札 ・コジェネの普及:エネ庁電ガ部コジェネ推進室 ・自家発電の市場化:売電、ネガワット ・自家発電の送電規制緩和 再エネの大量導入 ガス火力等の増強 需要家電源の活用 自治体の役割:先導役、競争促進要求 4 Copyright 2009 Fujitsu Research Institute 4 4 4 4

電力会社の株主としての要請 1:改革の先取り 2:競争力の強化 お客様に真に 選ばれる会社 3:送電ビジネスの確立 ・カンパニー制の導入:東京電力 ・コスト削減:総括原価方式の廃止 ・発電:ガス火力や再エネへの積極投資 ・小売り:DR等サービスの開発・導入 ・他地域、海外への積極展開 ・発送電分離:送電網の中立化、開放 ・再エネを含む広域運用ノウハウの確立 ・送電網への積極投資、買収:総括原価方式 お客様に真に 選ばれる会社 安定供給の 新たな担い手 Copyright 2009 Fujitsu Research Institute 5 5 5 5 5 5

エネルギー戦略策定に当たって 1.国に対する要請:改革の断行を ・小売り全面自由化 視点2 ・発送電分離:広域系統運用機関+法的分離  1.国に対する要請:改革の断行を   ・小売り全面自由化   ・発送電分離:広域系統運用機関+法的分離   ・独立規制機関の設置 視点2 需要者・生活者 目線へ  2.企業に対する要請:改革の先取りを   ・発電・小売り:競争力の強化   ・送電:インフラ力の強化   ・他企業:発電事業投資、小売り事業参入 視点3 国から地方へ  3.自治体としての行動:改革の先導を   ・再エネの振興、省エネの推進   ・消費者保護・啓蒙 視点4 再生可能エネルギー の推進 6 6 6 6