第294回ガスクロマトグラフィー研究会 「ガスクロの過去・現在・未来」

Slides:



Advertisements
Similar presentations
平成27年度広島県合同輸血療法委員会 平成27年度事業計画案 資料 3-1. 平成 27 年度の委員会活動の概要 県合同輸血療法委員会の開催(6月 27 日) 輸血前後の検査手順書の作成【新規事業】 輸血療法に関する調査の実施(継続と発展) 医療機関からの相談応需事業の実施 合同輸血療法委員会研修会の開催.
Advertisements

気体サンプリングと分析の基礎から最前線 2011 年 6 月 17 日 北とぴあ ガスクロマトグラフィー研究懇談会 委員長 ( 独)産業技術総合研究所 前田恒昭
第34回安全工学シンポジウム, 日本学術会議, 安全知の体系化
第4章 ABC/ABMと原価情報 原価計算・原価低減の新技法 1.ABCとは何か 2.ABCの有効性 3.ABMとは何か 4.ABMの有効性.
千葉大学医学部附属病院【病院セミナー室3】 千葉市中央区亥鼻1-8-1
環境中のポリ塩化ナフタレンの分析手法開発に関する検討
生涯最高の失敗 ~ノーベル賞につながった開発プロジェクト~
ディスカッションの進め方 【1】 テーマの提示 (約5分) 【2】 ディスカッション(約30分)
情報数理Ⅱ 平成27年9月30日 森田 彦.
薬品分析学3.
千葉大学医学部附属病院【病院セミナー室3】 千葉市中央区亥鼻1-8-1
流体のラグランジアンカオスとカオス混合 1.ラグランジアンカオス 定常流や時間周期流のような層流の下での流体の微小部分のカオス的運動
薬品分析学3 第1回:概論.
手に取るように金融がわかる本 PART6 6-11 09bd139N 小川雄大.
「ヒト組織バンク事業の開始に当たって」 平成13年2月26日(火) 見学会 10:00~12:00 講習会 13:00~17:00
生理活性化合物の合成 ライフ 主たる提供特許 技術概要
第12回 情報論的学習理論ワークショップ (IBIS 2009) IBIS 2009のプログラムについて
突発現象のToO観測 野上大作 (京大 花山天文台) 2011/09/07(Wed)
【事業名】 【事業代表者】㈱○○ ○○ 【実施予定年度】平成26~○年度 平成26年 月 日 (1)事業概要
セルロース学会北海道・東北支部セミナーの案内
薬品分析学3.
人間性豊かな人材の養成を通じて、科学技術と人間社会の調和的発展に寄与する
HPLCにおける分離と特徴 ~理論段数について~
新しい法人への移行に向けて (社)日本畜産学会 将来検討委員会.
光触媒を用いた 効率的発生源対策技術の検討 金沢大学大学院 大気環境工学研究室 M1 吉田充宏.
地域防災力向上チャレンジ 企画提案書 提案者 学校名 ※ 代表者の所属する学校名を記載すること。 代表者名
高度情報演習1C 実践 画像処理プログラミング
日本認知言語学会 第14回全国大会 2013年9月21日~22日 京都外国語大学.
第4章 組合せ論理回路 (4) Quine McCluskeyの方法.
新潟大学工学部化学システム工学科 教授 金 熙濬
思考支援ツールを用いた 情報処理技術知識の学習方式
静電気学会のプラズマ研究と 学会連携への期待
SBSE-TD-GC/MS法による農薬分析
第25回応用物理学科セミナー 日時: 7月21日(木) 16:10 – 17:40 場所:葛飾キャンパス研究棟8F第2セミナー室
GPCクリーンアップを用いた PCBs、PCNs、PCTs及びPBBsの 同時分析
ガスクロマトグラフィー研究懇談会講習会「プロが教える“ガスクロ自由自在”」
水系の2,2’-アゾビスイソブチロニトリル(ABN) の分析法
廃材がケニアを変える 東京工業大学無機材料工学科学部3年 畑井 丈虎.
新学術「宇宙の歴史をつむぐ地下素粒子原子核研究」 2015年度領域研究会@神戸大学 2015年5月16日 岸本康宏
22章以降 化学反応の速度 本章 ◎ 反応速度の定義とその測定方法の概観 ◎ 測定結果 ⇒ 反応速度は速度式という微分方程式で表現
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 水素発生量評価試験
12の発明の原理だけで発想できるプロセス アイデア発想とアイデア選定
心理実験における データ分析 Q&A 平成15年12月3日(水) スポーツ心理学会第30回大会 ラウンドテーブルディスカッション
質量分析の概要 対応ページ:p1~13 担当:伊藤.
千葉大学とJSPS北京研究連絡センターとの共同シンポジウム
ダイナミックシミュレーションの活用と課題
事業リスク分析をベースとした 意思決定・事業評価手法
アグリビジネス分科会 2009年度 活動報告.
検討事項2 『医薬品製造販売業GQP/GVP手順書<モデル>』の改訂
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 1.1.1 加工・熱処理および試験片加工
【事業名】 【事業代表者】㈱○○ ○○ 【実施予定年度】平成29~○年度 平成29年 月 日 (1)事業概要
【事業名】 【事業代表者】㈱○○ ○○ 【実施予定年度】平成28~32年度 平成28年 月 日 (1)事業概要
英国及び北九州におけるバイオテクノロジーと 北九州学術研究都市メディアセンター(会議室)
水中農薬一斉分析における 固相前処理法の簡略化の検討
廃PVC中有害金属の 最適な処理方法の評価
大阪市立大学 人工光合成研究センター 開所5周年記念講演会 2018年6月12日(火) 14:00〜16:30(13:30開場) 櫻木弘之
DATA METI構想を進めていくためのロードマップ(工程表)(案)
セマンティックWebの 生産管理システムへの適用
J I M A 2005 安全と品質を支える検査と計測 主 催:日本検査機器工業会 特別協力:フジサンケイ ビジネスアイ
労働市場 国際班.
1.5層スペースフレームの 接合方法に関する研究
経済学科の紹介 他大学との違いはなにか? 2019/5/26.
(公社)日本顕微鏡学会 第40回関東支部講演会 顕微鏡が切り拓く最先端科学
情報数理Ⅱ 平成28年9月21日 森田 彦.
ガスクロマトグラフィー/負イオン化学イオン化 質量分析法による河川水中フェノール類の 高感度定量
資料5 大阪がん患者団体協議会の対外事業活動 2018年度 公開シンポジウムの実施報告と今後
情報処理技法(リテラシ)II 第2回:チーム活動 産業技術大学院大学 情報アーキテクチャ専攻 助教  柴田 淳司 パソコンの基本操作.
セマンティックWebの 生産管理システムへの適用
10周年記念学習懇談会 9 1 4 「乾癬の治療について」 「アメリカでの最新治療と 1 2 大阪乾癬患者友の会(梯の会) 講演
プログラム 9:30 開場・受付開始 10:00-10:05 開会挨拶 九州大学 副学長 安 浦 寛 人 氏 第 1 部
Presentation transcript:

第294回ガスクロマトグラフィー研究会 「ガスクロの過去・現在・未来」 ガスクロマトグラフィー研究懇談会設立50周年 特別講演会(於 工学院大学) 第294回ガスクロマトグラフィー研究会 「ガスクロの過去・現在・未来」 「もっと知りたいガスクロの基礎」  古野正浩:ジーエルサイエンス株式会社 「ガスクロ分析の最前線」  協賛企業各社 「ガスクロの過去・現在・未来」 保母敏行:首都大学名誉教授 招待講演「熱分解GC/MSを有効活用した高分子材料分析システムの開発」 渡辺忠一:フロンティア・ラボ 記念講演「日本のガスクロ50年」 表彰講演 表彰式 意見交換会

ガスクロマトグラフィーの歴史 キャピラリーカラム開発50周年 1906年 M.S.Tswett:カラムクロマトによる植物色素の分離をクロマトグラフィーと命名 1941年 A.J.P.Martin, R.M.Synge:液‐液分配クロマトグラフィーのアイデア 1952年 A.T.James,A.J.P.Martin:気‐液分配クロマトグラフィーを創始 1956年 van Deemter:分離効率に影響を与える要因を解析 1958年 M.J.E.Golay:キャピラリーカラムの理論と応用例を示す(スプリットインジェクション、TCD検出器) 1958年 G.Dijkstra,J.Degoey:キャピラリーカラムの実用可能性と固定相液相の動的塗布を報告 1958年 I.G.McWilliam (FID)、J.E.Lovelock (ECD)開発を報告 1958年 L.Rohrschneider:固定相液相の極性を定義する方法を提案 1959年 D.H.Desty キャピラリーカラムによる燃料分析の応用を報告 1959年 D.H.Desty ガラスキャピラリー製作装置の特許 1962年 M.Mohnke,W.Saffert:気-固吸着型PLOTカラムの開発 1966年 L.Rohrschneider:固定相液相の特性を表現する定数を提案 1970年 W.O.McRynords:上記に改良を加え新定数と分類表を報告

ガスクロマトグラフィーの歴史 キャピラリーカラム開発50周年 1975年 R.E.Kaiser:キャピラリークロマトグラフィー国際シンポジウム 1975年 キャピラリーカラムを用いる市販GC/MSが登場               (1957年J.C.Holmes:GCとMSの結合を報告) 1979年 R.D.Dandeneau,E.H.Zerenner:溶融シリカキャピラリーカラムを開発 1976年から1986年にかけて化学結合型固定相液相の研究 1980年代にはGC装置のキャピラリーカラム対応が一般化 1980年代大量試料注入法の実用化(PTV,クールオンカラム) 1993年 J.Pawliszyn:固相マイクロ抽出(SPME)開発 1995年 J.B.Philips:GCXGCの開発 2008年 ガスクロマトグラフィー研究懇談会50周年 2008年 キャピラリーカラム開発50周年 2013年 分析化学誌 GC研究懇談会特集号(2011年秋募集開始)

ガスクロ自由自在Q&A (丸善)好評発売中 2008年度GC研究懇談会の行事 4月25日 : GC研究会「GCカラムの基礎、現状、今後」 7月30日 : キャピラリーガスクロ講習会(座学・実習) 8月22日 :見学会 住友精化千葉工場(標準ガス製造の現場) 9月 3日 :東京コンファレンス講習会「プロが教えるガスクロ自由自在」 9月10日 :日本分析化学会第57年会特別講演 11月2-5日:日中韓研究交流会シンポジウム(中国・厦門) 11月13日 :SS2008特別講演(理科大学) 12月12日 :50周年記念特別講演会(工学院大学) 「ガスクロの過去・現在・未来」 2月 27日 : 総会と研究会             「ガスクロマトグラフの多様性と可能性」 6月 5日 : 研究会「GC/MSの使い方と最前線」 出版予定「役に立つGC分析」(仮題)

ホームページhttp://members3.jcom.home.ne.jp/gc-kondankai/index.html ガスクロマトグラフィー アーカイブス 提案趣旨:竹田一郎 日本の研究者・技術者や日本の企業が、 GCの理論、装置、機材、応用、利用などの分野でこれまでに解明・作成した研究成果から 国内のでの本体装置や様々な付属品の製造まで、 あらゆる?GC関連の事項を網羅的に収録して、これまでの研究や生産の経過を集約すると 共に、今後の発展の礎とすることを目的とする。 本企画が、現在、国内で分析研究や業務に従事している若い方々に、先人の成果と努力を知 ってもらい、今後に続けていくことも期待している。 また、この様な活動が各国で行われることで、全体として発展の詳細な流れを把握できると思 われる。