新製品開発に関するリサーチ.

Slides:



Advertisements
Similar presentations
ビジネスプランセミナー 第 5 回 事業計画書の作成 時 山 山
Advertisements

製品戦略. 製品レベル 中核ベネフィット 休憩と睡眠 基本製品 ベッド、バースルーム、タオル 机、鏡、台、クローゼット 期待製品 清潔なベッド、洗い立てのタオル 膨張製品 リモコン付きのテレビ、生花 潜在製品.
製品デザイン. 製品レベル 中核ベネフィット 休憩と睡眠 基本製品 ベッド、バースルーム、タオル 机、鏡、台、クローゼット 期待製品 清潔なベッド、洗い立てのタオル 膨張製品 リモコン付きのテレビ、生花 潜在製品.
新製品の開発. 「新製品」とは 1. これまでにない新製品 全く新しい市場を創り出す新製品 2. 新しい製品ライン 既に確立されている市場に、企業が初めて 参入する新製品 3. 既存製品ラインへの追加 自社の現行の製品ライン(パッケー ジ、味など)を補う新製品 4. 既存製品の改良や変更 性能の改善もしくは知覚価値を増大さ.
マーケティングとマーケティ ングリサーチ. マーケティングとは何か? アメリカ・マーケティング協会の定義 「個人と組織の目的を満たすような交換 を生み出すために、アイデアや財やサー ビスの考案から、価格設定、プロモー ション、そして流通に至るまでを計画し 実行するプロセスである」
マーケティングの基礎.
ブランド戦略.
ブランド戦略.
【目次学習法】 企業経営理論 【経営戦略~社長】要するに、社長方針 【組織論~人事部】要するに、人集め
市場機会の発見・評価・選択.
製品・ブランド戦略 ウィラワン・ドニ・ダハナ 火曜日ー1時限.
コンジョイント分析.
設計段階.
マーケティング戦略の決定.
M.E.ポーターの競争戦略論 M.E.ポーターの競争戦略論は、「競争優位」に関する理論的フレームワークを提示した基本的理論である。SCPパラダイムという考えをもとに持続的な競争優位を確立するための戦略である。 SCPとは、市場構造(structure)、企業行動(conduct)、業績(performance)の略語であり、市場構造と企業行動が業績を決めるという考えである。
マーケティング・プログラム: 価格設定戦略
4P説と販売戦略 拓殖大学 商学部 今村 哲.
SAMPLE SAMPLE 1.誰に(ターゲット戦略) b.流通戦略(Place) ①誰に(ターゲット戦略) ・・・・・・・・・・・・・・・
価格戦略と消費者心理.
流通と営業.
新製品の売上予測.
マーケティング戦略の決定 ポジショニング戦略
新製品の開発.
テスト段階.
ブランドに関するリサーチ.
ファイナルペーパー by butao 本資料の“位置づけ”と“内容”のご説明 事例Ⅰファイナルペーパー 事例Ⅱファイナルペーパー
第2回 バリューチェーン1 【 Value Chain(価値連鎖) 】
マーケティング& ブランディング講座 こんな方にオススメ! 事例も交えて実践的に学ぶ マーケティング・ブランディングの知識!
製品デザイン.
定性調査.
市場調査のプロセス 企画段階.
マーケティング計画.
製品ライフサイクルと マーケティング戦略.
ポジショニング戦略.
マーケティング戦略の決定.
プロモーション戦略.
マーケティング概念.
マーケティング・リサーチ 2005年11月8日.
マーケティング戦略の立案: 新製品開発戦略
導入段階.
市場規模の予測.
情報技術とビジネス・プロセス革新②(第8章) 2.プロセス革新と企業戦略
Analysis for Marketing Planning
マーケティング・プロセス.
マーケティング・マネジメント.
顧客関係性マネジメント.
顧客関係性マネジメント(CRM) ウィラワン・ドニ・ダハナ 木曜日ー2時限.
ポジショニング戦略.
会社の会議名 発表者.
株式会社●●●● 御中 アライアンスのご提案 提案する日付 自社名.
市場規模の予測.
ブランド戦略.
会社名 ビジネス プラン プレゼンテーション.
競争の戦略 マイケル・E・ポーター 藤井 海太.
マーケティング・リサーチ 分析手法の解説.
マーケティング・ミックス.
第3分科会要旨 テーマ: 新市場創造型商品の事例研究 発表者: 古橋 雅彦
情報経済システム論:第13回 担当教員 黒田敏史 2019/5/7 情報経済システム論.
販路開拓 1.事業領域(ドメイン)決定 2.商品/サービスの売れる仕組みつくり 3.市場戦略 4.販売戦略.
消費者行動.
市場機会の発見と市場の規定.
製品またはサービスの販売 サブタイトル.
消費者行動.
コンセプト創出と文化的多様性 文学部文学科文芸・思想専修 2年 清水 麗
新製品開発戦略.
1970年代のアメリカでのビール会社(ミラー)のシェアは4%であり、売上が低迷し、業界で7位に位置。
マーケティング.
市場細分化 ターゲットの設定 ポジショニング
マーケティング戦略の立案: ポジショニング戦略
マーケティング・チャンネル戦略.
Presentation transcript:

新製品開発に関するリサーチ

マーケティングの4P戦略 Product (商品戦略) Place (流通戦略) Price (価格戦略) Promotion (プロモーション戦略)

新製品開発プロセス アイデア創出 アイデアのスクリーニング 製品コンセプトの開発とテスト マーケティング戦略の開発 事業収益性分析 製品開発 マーケットテスト 事業化

新製品アイデアの創出

新製品アイデアの供給 顧客 科学者、技術者、デザイナー、従業員 競争企業 自社営業担当者と販売店 トップ・マネジメント その他の情報

アイデア創出法 属性列挙法 強制関連法 形態学的分析 ニーズ/問題分析 ブレーン・ストーミング シネクティクス

属性列挙法  すでに存在する一つの製品の各属性をリストアップし、その属性を変化させ、製品を改良する技法。

強制関連法  いくつかの対象製品をリストアップし、そのうち一つの製品を残りの全ての製品と関連付けて考察する方法。

形態学的分析 存在する問題の構造面(次元)を確認して、その各次元の間のあらゆる関係(組み合わせ)を検討する方法。  存在する問題の構造面(次元)を確認して、その各次元の間のあらゆる関係(組み合わせ)を検討する方法。 問題:「物を動力運搬具によって、あるところから別のところに運ぶこと」 運搬具の形態:椅子、つり縄、台 作動する媒体:空気、水、油、レール 動力源:圧縮空気、内燃機関、電動機、蒸気、磁場

カード・ブレーン・ストーミング法 テーマを提示する。(例えば美味しくて健康によい飲料品) リーダーを含め4~8名の参加者が5分間、個人で発想する 各人がカード(2.5cm×7.5cm)を50枚持ち、1枚に1アイデアを記入する リーダーの左側の人から順に1枚ずつアイデアを読み上げ、B4サイズのシートに貼り付けていく 同じアイデアが先に出たら、そのカードを捨てる 先に出たアイデアをヒントに、新アイデアを追加してもよい 先に出たアイデアの内容が分らなければ、質問する

カード・ブレーン・ストーミング法 発想が滞り、パスする人が2人以上出たら、再度、発想タイム(5分間)を設ける 再発表タイム 手元にカードが残っている人は、読み上げて、並べる 全ての人のカードがなくなると、発表は終了する リーダーが中心となって、並べられたカード(アイデア)を分類し、分類後の各カード群を命名し、評価する

アイデアのスクリーニング

製品アイデア選択の誤り よいアイデアを削除してしまう誤り。 よくないアイデアを採用してしまう誤り。

スクリーニングの基準 最初に設定した企業目標に合致しているか 消費者ニーズに対する充足度 製品の差別性 製品ライフサイクル 社会的・環境的配慮 法的規制 販売部門のキャパシティ 製造技術力 利益水準 製品の開発費用

製品アイデアの評価法 評価基準: 0.0~0.40 下: 0.41~0.75 中: 0.76~1.00 上. 最低合格点: 0.70 (B)当社能力水準 製品成功要素 (A)ウェート 0 .1 .2 .3 .4 .5 .6 .7 .8 .9 1.0 (A×B)評点 企業の性格とイメージ マーケティング 研究・開発 人事 財務 製造 施設と地域的配置 購買 0.20 0.15 0.10 0.05 0.120 0.180 0.140 0.090 0.040 0.015 0.045 合計 1.00 0.720 評価基準: 0.0~0.40 下: 0.41~0.75 中: 0.76~1.00 上. 最低合格点: 0.70

新製品コンセプトの開発

新製品コンセプトとは   新製品コンセプトとは、その製品が新たに消費者に提供しようとする特徴的概念であって、消費者から見れば、その概念の大部分は、自分たちのニーズを満たしてくれる、現行製品にはない新しいベネフィットの集合である。

新製品コンセプトの開発 開発時期 コンセプトの姿 初期 短い文章または音声テープによる説明 中期 製品コンセプトの姿 開発時期 コンセプトの姿 初期 短い文章または音声テープによる説明 中期 イラストや写真付きのコンセプトステートメント 仕上気 製品の試作品付きのコンセプトステートメント

製品コンセプトの開発 アイデア:ミルクに入れると栄養も増し味もよくなるパウダー。 誰がこの商品をつかうのか 幼児、子ども、若者、中年の成人 何を製品の主要なベネフィットにするのか 味か栄養か、さわやかさか活力か これはどのようなときにのむのか 朝食、昼食、午後の休憩時、夕食

製品コンセプトの開発 ひとつアイデアから次の製品コンセプトが考えられる。 朝食をつくらずに、かつ手早く栄養をとりたいと思う大人向きのインスタント朝食飲料。 子供のための日中の飲料用に味のよいスナック飲料。 高年齢者向けで、夜分の飲み物として出す栄養補給剤。

製品コンセプトテスト テストの目的 テスト方法 コンセプトについての消費者の考えを知る コンセプトの改善内容を知る 最良コンセプトを選択する 今後の商品化のための初期評価を得る テスト方法 グループインタビュ 会場テスト コンジョイント分析

コンジョイント分析 コンジョイント分析とは、商品やサービスを構成する要素(規格や性能)の最適な組み合わせを探る手法です。

コンジョイント分析の事例 コンピューターの属性及び属性水準 価格:15万円,17万5千円,20万円 CPU:1.7GHz, 2.2GHz, 3.06GHz ハードディスク:20GB, 40GB, 60GB メモリ:128MB, 256MB ディスプレイ:15インチ, 17インチ

属性の組み合わせからなる製品コンセプト

プロファイルに対する選好データ

推定結果 Averaged Importance Utility Factor öòòòòòòòø PRICE 価格 ó32.29 ó .9667 ó--- 150000 õòòòòòòò÷ .3833 ó-- 175000 ó .1833 ó- 200000 ó öòòòòòòòòòø CPU cpu ó41.15 ó .6958 ó- 1.7GHz õòòòòòòòòò÷ .8792 ó--- 2.2GHz ó 1.2167 ó---- 3.06GHz öòø HD hard disk 8.85 ó ó -.2667 -ó 20GB õò÷ .1083 ó 40GB ó .1583 ó 60GB öø MEMORY memory 4.17 óó -.1000 ó 128MB õ÷ .1000 ó 256MB öòòø DISPLAY display 13.54 ó ó -.3250 -ó 15inch õòò÷ .3250 ó- 17inch 8.9625 CONSTANT Pearson's R = .726 Significance = .0007 Kendall's tau = .538 Significance = .0019

シミュレーション U(150000円,3.06Hz,60GB,256MB, 17inch) = 87.500

マーケット・テスト

製品評価テスト テストの目的 テストの対象者 テスト製品の受容度を測定し、市場への導入に足る製品を決定すること テスト製品の問題点、改善点をしること テスト製品の受容性からコアターゲットを確認すること 最適小売価格を知ること テストの対象者 対象者は、現ユーザーだけに絞るか 対象者は、自社ブランドのユーザーだけに絞るか 対象者は、あらゆるタイプのユーザーをとするか

マーケット・テストの方法 セールス・ウェーブ調査 模擬販売店技法 コントロールされたテスト・マーケティング テスト・マーケット

テスト・マーケット テストマーケットとは製品を全面的に市場導入した場合に直面するのと全く同様な状況で新製品をテストする方法。 留意すべき点   テストマーケットとは製品を全面的に市場導入した場合に直面するのと全く同様な状況で新製品をテストする方法。 留意すべき点 1.テスト実施都市数 2.どのような都市を選定するか 3.テスト期間 4.収集情報 5.その結果とるべき行動