コンテンツ・クリエイティビティ・ビジネス

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コンテンツ・クリエイティビティ・ビジネス 2013年6月18日 廣瀬 禎彦 http://www.hirose-sadahiko.com/

グローバル・ビレッジ マクルーハンのキーメッセージのひとつ テレビの可能性を見て発想した 1950年代の後半から1960年代の前半     1950年代の後半から1960年代の前半     ひょっとしたらテレビとコンピューターがつながることをイメージしてい     たのかもしれない   (参考)  東京オリンピック   1964年                       オンラインシステムが本格的に稼働した                       最初の時期で、文字だけが表示できる                       ブラウン管端末がネットワークに接続 今と比べて,当時まだ存在していなかったのは双方向コミュニケーションとオープン ネットワーク

グローバル・ビレッジ(2) グローバル 地球規模 ビレッジ 都市、都会ではなく 村、ローカル グローバル    地球規模 ビレッジ      都市、都会ではなく 村、ローカル ネットワークをイメージすれば,それが世界的なきぼで広がるグローバルなネットワークになると発想するのは難しくない。  ただし、テレビはFMの世界だから届く範囲は限られていた時代だが、、、 ビレッジという発想はどこから出て来たか?    実現しているかたちはソーシャルネットワーク    ちいさな集団がたくさんあって、その中心になるような,大都会が    あるわけでない構造をイメージしていた

グローバル・ビレッジ(3) 発展の経路をたどってみる 予測のため 連続的変化とカタストロフィカルな変化 発展の経路をたどってみる    予測のため 連続的変化とカタストロフィカルな変化 1960年代の終わり、アメリカ大統領選挙でテレビのメディアとしての力が確立。  ケネディとニクソンのテレビ討論会でそれまでは有利だと評価されていたニクソンがこの討論会の結果、討論の内容(コンテンツ)よりもメディアの伝える容貌(メディアの性格)でケネディに敗北 「メディアはメッセージ」の代表的な例

グローバル・ビレッジ(4) 1964年、東京オリンピックの記録集計にコンピュータとネットワークが結びつけて使われたことによりコンピュータがネットワークにつながっていることを一般の人が初めて知った。 コンピュータがネットワークにつながれて記録集計につかわれたことにより、すべての競技の記録集計結果を閉会式までに提出することができた(オリンピック史上はじめて) 当時使われたコンピュータ        メモリーサイズは16Kワード        大きさはほぼ教室一杯になるほど        トランジスターを素子として使用        通信端末は電動タイプライターに通信機能をつけたもの

参考 1964年は日本にとってエポックメイキングな年 東海道新幹線が東京ー新大阪間で開通 首都高速道路が羽田ー代々木間で開通     東海道新幹線が東京ー新大阪間で開通     首都高速道路が羽田ー代々木間で開通     代々木の米軍住宅地跡を整備し、選手村とした     いまの代々木公園の前身 米国ではケネディが暗殺され、ベトナム戦争が泥沼化

グローバル。ビレッジ(5) 1969年、ARPAネットがスタート     Advanced Research Project Agency Network 米国国防総省の高等研究計画局が全国の主要研究機関の     コンピュータを通信ネットワークで接続し、コンピュータの資源を     研究者のあいだでシェアユースするために構築     その一部の機能がe-mail. 現在のインタネットの基本となる二つの技術、通信プロトコルであるTCP/IPとデータ転送の単位であるパケット方式がこのときに採用され、そのまま現在まで使い続けられている 日本ではこの年にはじめて銀行のオンラインシステムが稼働

グローバル・ビレッジ(6) 1970年代、コンピュータはビジネスの世界得発展。  この時代のネットワークは基本的に閉じた構成で,主として企業内の情報処理に使用された コンピュータの処理速度は急激に高速化したが通信インフラの整備はそれに比べて著しく遅く、1970年代なかばでの通信速度は専用回線をつかっても128文字/秒程度 1970年代の終わりにパソコンが登場  ネットワークにつながりパソコン通信がはじまる  普通の人もネットワークを使えるようになる  ただし、まだこの時期でもネットワークはクローズ型 パソコンは1976年頃、パロアルトにあるゼロックスの研究所でその原型が開発される

グローバル・ビレッジ(7) 1960年代、テッドネルソンがハイパーテキストという概念を提唱。  電子化された文章、ドキュメントのカットアンドペースとなど現在の電子ドキュメント化に必要な概念を発表 ハイパーテキストの考え方を具体化したかたちがHTML. 単に文章を記述するだけでなく、他の文書との関連付けの機能も持っており、インタネットのリンクに発展 テッドネルソンは、将来デジタル化されるであろう膨大な資料、文書を記述し相互に関連付けを行うことを可能にするためにこの概念を提唱 最初にHTMLが動いたのはNEXTと呼ばれたジョブスがアップルをはなれて1990年代前半に開発したパソコン WWWはハイパーテキストの概念のなかのハイパーリンクから発展。  ここからブラウザーと呼ばれる閲覧ソフトが誕生(1990)