高周波観測 大田 泉 (甲南大学理工学部) 空気シャワー電波観測ワークショップ2014@甲南大 2014.01.11
目次 帯域でみる電波利用 電波観測について 電波天文の現状 電波天文の今後 空気シャワー電波観測ワークショップ2014@甲南大 2014.01.11
帯域で見る電波利用 短波以上 30MHz以下 10m以上 AM,短波放送、アマチュア無線など 超短波(メートル波) 30-300MHz帯 1-10m FM, VHF, NMR、鉄道無線など 極超短波 300MHZ-3GHz 1m-10cm UHF, 電子レンジ、携帯電話、無線LAN など センチ波 3GHz-30GHz 10-1cm ETC,衛星放送、レーダーなど ミリ波 30-300GHz 1cm-1mm 電波天文、ミリ波レーダーなど サブミリ波 300GHz-3THz 1mm未満(~0.1mm) セキュリティなど 帯域で見る電波利用 空気シャワー電波観測ワークショップ2014@甲南大 2014.01.11
電波観測について アンテナ:極超短波より短い帯域 受信機 受信方法 ディッシュアンテナ+フィード:指向性を持たせるため ヘテロダイン受信機 直接検出器(サブミリ波を含む高周波) 受信方法 検波・・・広い周波数幅をそのまま二乗検波器で検波する 連続波観測:周波数依存性など 分光観測 天体の出す線スペクトルの観測:天体の組成や運動など 電波観測について 空気シャワー電波観測ワークショップ2014@甲南大 2014.01.11
フィード 線状アンテナ 板状アンテナ 平面アンテナ 開口面アンテナ 進行波アンテナ ダイポール、八木宇田、ループ、モノポール 板状アンテナ ディスコーン、テーパスロットなど 平面アンテナ マイクロストリップなど 開口面アンテナ ホーン、ディッシュ、レンズなど 進行波アンテナ ヘリカルなど http://www.interq.or.jp/blue/rhf333/ANT-K.htm フィード 空気シャワー電波観測ワークショップ2014@甲南大 2014.01.11
AD変換⇒ ソフトウェアラジオ ヘテロダイン受信機 http://upload.wikimedia.org/wikipedia/ja/8/89/RF1-IF2-receiver.png 戻る 空気シャワー電波観測ワークショップ2014@甲南大 2014.01.11
電波観測について 単一鏡 アレイ アンテナ単体 Phased Array 干渉計 シンプル 大きさに制限 複雑 広がった構造を観測するのに優位 Phased Array 干渉計 複雑 大きさは割りと自由 細かい構造を観測するのに優位 電波観測について 空気シャワー電波観測ワークショップ2014@甲南大 ASTE ALMA 2014.01.11
電波天文の現状 現状 LOFAR, MNA, MeerKAT, ASKAP VLBI、VLA IRAM,野辺山、ASTE ALMA、SMA :SKA Pathfinder VLBI、VLA IRAM,野辺山、ASTE ALMA、SMA MNA 電波天文の現状 東アジアVLBI観測網 空気シャワー電波観測ワークショップ2014@甲南大 2014.01.11 ASKAP
LOFAR(LOw Frequency ARray) オランダ・ドイツ他欧州各国 10~240MHz(30~1.3m) ダイポールアンテナ・電波干渉計 口径 1km以上 開口面積 1km^2 キーサイエンス 非常に遠方の宇宙(6<z<10)の宇宙再電離 系外銀河の高感度観測 短時間変動天体とパルサー 超高エネルギー宇宙線 宇宙の磁場 太陽物理と宇宙天気 LOFAR(LOw Frequency ARray) 空気シャワー電波観測ワークショップ2014@甲南大 2014.01.11
今後 SKA ALMA その他 低周波の衛星計画 サブミリ波帯望遠鏡計画 など 電波天文の今後 http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/multimedia/picture/alma/0901131705.html 空気シャワー電波観測ワークショップ2014@甲南大 2014.01.11
ALMA 12m50台+7m4台12m12台 計66台 最大基線長16km ALMA Windows US-EU Japan EU Band Frequency (GHz) 3 84 - 119 4 125 - 163 5*) 163 - 211 6 211 - 275 8 385 - 500 *)limited number of antenas 7 275 - 370 10 787 - 950 9 602 -720 12m50台+7m4台12m12台 計66台 最大基線長16km ALMA 空気シャワー電波観測ワークショップ2014@甲南大 2014.01.11
SKA AU,CA,CH,DE,IT,DU,NL,SA,SW,EN +India バンド:Low 70-350MHz, Mid 350-1.67GHz, Survey 650-1.67GHz Phase1 Low AU 250,000 Mid SA 190+MeerKAT 64 Survey AU 60+ASKAP 36 Phase2 Phase1の規模を拡大。詳細はほぼ未定 キーサイエンス 銀河の誕生と進化、ダークエネルギー パルサー、ブラックホールの観測による重力の検証 宇宙磁場の起源と進化 太陽系外惑星とその上の生命体の探査 宇宙再電離 SKA SKA Organisation 空気シャワー電波観測ワークショップ2014@甲南大 2014.01.11