高梨 直紘(東京大学) www.tenpla.net 2006.02.13-14 @総研大葉山キャンパス 「科学コミュニケーターワークショップ」 天プラの目指す科学コミュニケーション 高梨 直紘(東京大学) www.tenpla.net
【 天プラとは? 】 目標:最新の天文学をより多くの人へ ・2003年に高梨&平松(当時M1)が立ち上げた組織 ・天文学の普及を目指し、メーリングリストを中心に活動 ・メンバーは現在160名超 ・学生や科学館・プラネタリウムのスタッフが初期メンバー (当初は、プラネタリウムと協力した天文学普及を想定)
【 天プラのメンバー 】 「天文学とプラネタリウム」ML 加入者:158名 内訳:大学生・大学院生:79名 科学館・プラネタリウム関係者、その他:79名 メンバー分布:学生 メンバー分布:科学館関係者その他 他、イタリア、ハワイに各1名。
与えられた条件/環境を活かし、上記の方針に沿った活動を展開 【 天プラの活動方針 】 [基本方針] 新しい普及ルートを切り拓く ・ 様々な専門性を持った人間のコラボレーション ・ 既存の概念にとらわれない発想 ・ 学生にしか出来ない活動を ・ やってて楽しい活動を ← かなり重要 与えられた条件下で、いかに活動するか 与えられた条件/環境を活かし、上記の方針に沿った活動を展開
【 天プラの3活動 】 交流活動 天文学の普及に興味を持つ学生・科学館関係者などが 互いに交流を深めることで、活発な普及活動の土台を 形成する。 天文学の普及活動 学生と科学館などの協力により、講演会/天文教室や 展示・グッズ開発など様々な活動を展開する。 普及活動の普及活動 様々な普及活動を展開すると同時に、参加者の興味に 応じた普及活動の提案を行い、天プラの輪を広げる。
【 交流活動 】 天文学とプラネタリウム ML 天プラの活動の核となるメーリングリスト。 活動の紹介、意見交換など プラネタリウム見学会 実際のプラネタリウム番組・ 科学館展示を見学。そもそも プラネになじみのない学生に 現場を知ってもらい、意見交換 とアイディアの醸成を図る。 右:葛飾区郷土と天文の博物館での 見学を終えて。このような席から 驚異的(?)なアイディアが生まれる!
【 天文学の普及活動 】 学生だからこそ伝えられる天文学 講演会・天文教室・観望会への協力 相模原市立博物館(D)・明石市立天文科学館(M) 葛飾区郷土と天文の博物館(M)・さいたま市宇宙劇場(M) 江東区文化センター(M)・小平市公民館(M)・中野星の会(D) 入間市児童センター(M)・高井戸第二小学校(D・M・B) 済美小学校(D)・八王子第一小学校(D) etc 学生だからこそ伝えられる天文学 例えば・・・ 「ハワイ観測体験記」「チリ・ASTE観測」「天文進路相談室」 「Ia型超新星で探る宇宙膨張の謎」
【 天文学の普及活動 】 天文系イベントの開催 “サイエンスカフェ” ・ 国立天文台定例観望会(天塾と共催) ・ 国立天文台定例観望会(天塾と共催) ・ 札幌紀伊國屋(CoSTEPと共催) ・ レストラン“みんたる”@札幌市 ・ (計画中) レストラン“我楽多”(子育てコンビニと共催)@三鷹市 ・ (計画中) 大原美術館(日本学術会議、JST、倉敷市科学館と共催) → 大学院生のゲスト、人海戦術、天文業界との太いパイプが特徴 “観望会+サイエンスカフェ” ・ プロペラ星空観望会(調布飛行場内プロペラカフェと共催) → 滑走路に寝ころんで流れ星を見よう!
【 天文学の普及活動 】 各種グッズ・ソフトウェアの提案・作成 天文タイピングゲーム 「宇宙打(ソラウチ)」の開発・公開 各種グッズ・ソフトウェアの提案・作成 天文タイピングゲーム 「宇宙打(ソラウチ)」の開発・公開 プロジェクトリーダー:清水 隆史(元日本大学) ・ 関連画像・イラストを表示し、遊びながら 天文用語に触れる。 ・ ランキング機能/単語ゲット機能を付加し、 遊び要素も重視。 ・ 単語に関する簡単な解説と関連ウェブページ へのリンクも用意し、自発的なさらなる探求も 促すことができる。 公開から13ヶ月で17万アクセス突破 天プラ ウェブページ内で公開中。
【 天文学の普及活動 】 各種グッズ・ソフトウェアの提案・作成 Astronomical Toilet Paper (ATP) の開発 各種グッズ・ソフトウェアの提案・作成 Astronomical Toilet Paper (ATP) の開発 ・ トイレットペーパーに天文情報を印刷。 ・ 科学館等のトイレに設置、お土産にも。 ・ 試作品第1刷 100ロール→配布&反響を回収 ・ 製品版 10000個 販売完了。追加発注。 → 科学館、オンラインショップで販売。 ついに完成した ATP 第1号。 分子雲から星が誕生し、惑星を作り、ガスを放出して 死に至る過程をイラストと文章で解説し、輪廻する 星の一生をトイレットペーパー上に再現。 *ATP試作品は、日産科学振興財団 理科・環境教育助成 による助成事業です。
【 普及活動の普及活動 】 学校 学生 地域 学会 科学館 世界 天文教育普及研究会 あつまろ!ネット 夏の学校 科ボ研 天文学会 日本プラネタリウム協会 学会 科学館 IAUアジア太平洋地域会議 世界
2006/2/11現在、googleの「天文学」で2位! 【 活動の成果 】 ◆ 新聞・TVなど ◆ 雑誌など 毎日新聞、毎日小学生新聞、毎日中学生新聞 産経新聞、読売新聞、東京新聞、朝日新聞 NHK首都圏ネットワーク、武蔵野三鷹ケーブルTV 三菱電機DSPACE、Yahoo! Japanなど 子供の科学、DIME、マンモス、サイゾー、Cabiネットなど アウトリーチ手法として一定の成果あり (特に、一般層に効果あり) 2006/2/11現在、googleの「天文学」で2位!
【 将来展望 】 活動の対象の拡大 2003 2004 2005 2006 天文講演会 天体観望会 天文グッズ サイエンスカフェ 幼老障 小学校での観望会、シニア向け天文講座、病院での天文教室
【 将来展望 】 三鷹地区でモデルケース作りに挑戦 活動の主体を市民へ ・ 天文業界に閉じた活動から、市民の中での活動へ ・ 必要なサービスは、当事者こそが知っている ・ 地域力を活用した無理のない活動を 三鷹地区でモデルケース作りに挑戦
【 将来展望 】 地域の力を活かした科学普及 子育て支援NPO 三 鷹 地 域 学校教育支援NPO シニア支援NPO
【 将来展望 】 例)小学校への出張観望会の場合 小学校との連携 打ち合わせ 学校教育支援NPO 学校教育支援NPO 子育て支援NPO
【 将来展望 】 例)小学校への出張観望会の場合 機材の運搬 天体観望会 子育て支援NPO 子育て支援NPO シニア支援NPO
【 将来展望 】 例)サイエンスカフェの場合 ・ ママさん情報に敵うもの無し ・ 自分で店を持っている人も 子育て支援NPO シニア支援NPO ・ ママさん情報に敵うもの無し ・ 自分で店を持っている人も ・ 話しやすい(特に参加者 → 研究者) ・ “親”を対象にしたサイエンスカフェ
【 将来展望 】 例)科学館見学会の場合 ・ 子どもの面倒を見るという子育て支援 ・ 学校教育支援の一環 ・ 子どもはお姉さんお兄さんと 子育て支援NPO 学校教育支援NPO ・ 子どもの面倒を見るという子育て支援 ・ 学校教育支援の一環 ・ 子どもはお姉さんお兄さんと 遊べて楽しい ・ 保育系ボランティアとの協力も ・ 天文以外の科学普及団体との協力
【 ミタカ星空プロジェクト 】 天文教室 ? ! 観望会 … … A 教育機関 学校教育支援NPO 研究機関 メディア 地域経済 行政
【 今後の予定 】 今年の天プラも、ひと味違う 02/20 サイエンスカフェ@三鷹 03/05 ミニ天文トーク(交渉中)@龍野 02/20 サイエンスカフェ@三鷹 03/05 ミニ天文トーク(交渉中)@龍野 03/06 出張観望会@永野小学校 03/09 天文教室@東京医科歯科大付属病院 04/23 サイエンスカフェ@大原美術館 07/29 天文講演会@さいたま市宇宙劇場 (活動中プロジェクトWG) ATPWG、かるたWG、カフェWG、NPOWG 病院WG、地域WG、PodWG etc