(NPO)UMLモデリング推進協議会(UMTP) 2004年10月8日 堀内 一 (NPO)UMLモデリング推進協議会(UMTP) ISO/IEC SC32WG2 東京国際大学
本日のTopics Part 1: モデリング技術の変遷 Part-2: 現状認識と求められる対応 Part 3: EAとビジネスモデリング Part-6: UMTP 2004/09/14 UMTP大阪 091008
モデリング手法の変遷
システム開発方法論の遷移 情報生産性 BPR SIS モデル指向 オブジェクト指向 ビジネス連携 データ中心 プロセス指向 OA 基幹業務の コンピュータ化 Internet + Web Tech. 個別問題解決 システム再構築 1960 1970 1980 1990 2000 2004/09/14 UMTP大阪 091008
ソフトウェア構成概念の変遷 プロセス (機能)指向 データ指向 オブジェクト指向 モデル指向 データ固有の処理 モデル コンポーネント Object データ固有の処理 モデル Data Data コンポーネント Program Program Program Program Data Program Data 独自マナーによるオブジェクト 再利用可能オブジェクト Data Data Data Data Program Data Web サービス Program データ資源基盤 Data クライエント・サーバシステム メインフレームコンピュータ 2004/09/14 UMTP大阪 091008
モデルとは モデル (Model): ある関心事について、対象の認識、理解、操作を容易とすることを目的に、 対象の本質を定められた方法で表現したもの。 関心事 認識 モデル化 モデル 理解 対象 (抽象化) 操作 規範的記述手段 2004/09/14 UMTP大阪 091008
モデルの種類と目的 モデルの種類 モデル化の目的 数式モデル 演算による対象の操作 記号モデル 論理記述による特性記述 図式モデル モデル化の目的 数式モデル 演算による対象の操作 記号モデル 論理記述による特性記述 図式モデル 図形関連に記述による対象の認識 実物モデル(モックアップ) 対象の外観 2004/09/14 UMTP大阪 091008
これまでの情報システムのモデル 機能階層 モデル データフローモデル 情報 システム イベント・プロセス モデル データモデル 機能階層 モデル データフローモデル 情報 システム イベント・プロセス モデル データモデル 2004/09/14 UMTP大阪 091008
モデル化認識の変遷 メタモデル連携 2000 年代 1990 年代 1980 年代 ベストプラクティス共有手段 ビジネス連携手段 ビジネスプロセス標準化手段 2000 年代 MDA手段 ビジネスプロトコル標準化手段 1990 年代 ソフトウェア部品化手段 情報要素意味交換手段 要求定義手段として CASEツール基盤として 1980 年代 データベース設計手段 データベース管理手段 2004/09/14 UMTP大阪 091008
モデリング手法の変遷(1970-現在) オブジェクト指向 データ中心 BPMN MOF2.0 UML2.0 2003 Plan-DB UML データ中心 Plan-DB UML T字ER 1997 MOF IDEF1X OOSE EXPRESS OMT 1992 NIAM Booch 1975 IRDS SSADM ER Model ISO/IEC 10728 Relational DM 1970 1970 Bachman 2004/09/14 UMTP大阪 091008
データモデルとオブジェクトモデル相違 データモデル(DOA) オブジェクトモデル(OOA) 先に、規範的データ値(定義域)の存在を認める 関数従属性に基づく正規化原理 オブジェクトモデル(OOA) なんでも、識別可能なものはオブジェクト 2004/09/14 UMTP大阪 091008
何をオブジェクトと呼ぶか Entity Set Property Value Set Name Sex オブジェクト? オブジェクト? “Male” “Female” Entity Set Property Value Set “Jon Due” “Adam Smith” Name Sex 2004/09/14 UMTP大阪 091008
オブジェクトモデリング オブジェクトの抽出を目的とした対象領域のオブジェクト概念によるモデル化 オブジェクトの表現 様々な記法が登場した 構造(抽象化構造) 関連 振舞い 様々な記法が登場した 2004/09/14 UMTP大阪 091008
オブジェクト指向の意義 開発者の論理 ユーザの論理 ●ポリモアフィズム ●コモディティソフトウェア の活用基盤 ●ソフトウェア再利用 ●分散環境(Heterogeneous) ●ソフトウェア柔軟性 でのソフトウェア活用 ●ソフトウェア生産性 ●資源の共有と部品化促進 オブジェクト指向パラダイム ●メッセージ ●カプセル化 ●サブタイプ/継承 ●集約化 パッシング 2004/09/14 UMTP大阪 091008
UML1.1 (’97/11 OMG標準として正式に承認) UMLの登場(1997) MOF2.0 UML 2.0 (2003) UML1.4 (2002 ISO提案) UML1.1 (’97/11 OMG標準として正式に承認) UML1.0 (’95/1 OMGに提案) Booch OMT OOSE 2004/09/14 UMTP大阪 091008
UMLダイアグラム 分類 ダイアグラムの名称 説明 構造図 クラス図 システムの静的なオブジェクト(クラス)構造とクラス間の関係を表す。 オブジェクト図 クラス図との区別はなく、クラス図にオブジェクト(インスタンス)を含めたもの。 パッケージ図 クラスとその依存関係のまとまりを示す。 振舞い図 ユースケース図 システムが提供する機能と、機能の利用者の関係を表す。 シーケンス図 オブジェクト間のメッセージのやりとりを時間順に表す。 コラボレーション図 オブジェクト間のメッセージ送信をオブジェクトの関連とともに表す。 状態図 オブジェクトがメッセージを受けた際の動作と内部の状態遷移を表す。 アクティビティ図 オブジェクトの内部操作により駆動されるフローを表す。 実装図 コンポーネント図 ソフトウェアコンポーネント間の依存関係を表す。ソースコードの構成を管理する。 配置図 コンポーネントやオブジェクトのノード上をまたがる分散配置や相互作用を表す。 2004/09/14 UMTP大阪 091008
UMLが重視される背景 情報及びソフトウェアの共有の促進 情報システムの相互運用性の促進 ネットワークによるビジネス連携の促進 eコマース、eビジネスの普及 ソフトウェア再利用の追求 コンポーネントの一般化 ソフトウェア自動化の追及 MDAの実用化 ソフトウェア・Web連携 Webサービスの普及 2004/09/14 UMTP大阪 091008
UMLの利点と効果 ベンダ間で共通の仕様記述が可能 システム開発の自動化 ソフトウェア連携と情報連携が容易となる ビジネス連携が容易となる マルチベンダ開発を容易とする 国際的な委託開発、調達を容易とする システム開発の自動化 ソフトウェア連携と情報連携が容易となる ビジネス連携が容易となる 技術導入方法の統一(UMLプロファイル) 2004/09/14 UMTP大阪 091008
MDA(Model Driven Architecture) OMGの技術目標、 UML、MOF、CWMを コア技術とする
An Approach to MDA PIM PSM MDA Tools UML MOF CWM Executable Framework Sharable software Components Common Business Models PSM Best Practices PIM Common Software Components Common Object Patterns Common Atomic Object Common Ontology 2004/09/14 UMTP大阪 091008
Model変換メタモデル Transformation * PatternDefn 1 1 * extends * source 1 * +name: string MOF::Class 1 tracking * extends body 0..1 * source 1 * Term TRule +name: string * target 1 * 0..1 1 RuleVar * * supersedes 2004/09/14 UMTP大阪 091008
ビジネス連携とモデル共有の必要性 Retailer Community Manufacturer Community Wholesaler 2004/09/14 UMTP大阪 091008
Company X ebXML Repository ebXML Software Company Y 1 ebXML 仕様送付 2 3 Build System 4 企業情報アップロード要求 仕様 プロファイル ebXML Repository シナリオ DO BUSINESS! 12 TPAを送信 8 プロファイル&シナリオ承認 5 TPAを承認 9 企業Xの照会 6 企業Xプロファイルの送信 7 企業 Xのシナリオ要求 10 企業 Xのシナリオの送信 11 Company Y ebXML プロセス モデル ebXML 情報モデル ebXML Software 2004/09/14 UMTP大阪 091008
手法が合意され、具体的データ項目の定義作業中 ebXML仕様 手法が合意され、具体的データ項目の定義作業中 ビジネスプロセス モデリング手法につき、検討継続 コアコンポーネント R&R 既にV2を発表 R&R:レジストリ&リポジトリ CPA:コラボレーション・プロトコル 合意書 CPA 企業-A 企業-B ebXML通信仕様 2004/09/14 UMTP大阪 091008 仕様書:Technical Architecture
ビジネス連携のモデル化 (BCF of UN/CEFACT) ドメインベストプラクティスモデルに基づく 協調のモデル化 2004/09/14 UMTP大阪 091008
UMLの限界 UMLは、ソフトウェア仕様としてのオブジェクトモデル化手法の統合版からスタート ビジネス領域など、非ソフトウェア分野のモデリングには限界をもつ UML仕様が複雑化 2004/09/14 UMTP大阪 091008
UMLの限界 ビジネス要求: 「顧客は、与えた注文の商品をその時、もっとも早い輸送手段で納品することを望んでいる」 顧客 注文 商品 ビジネス要求: 「顧客は、与えた注文の商品をその時、もっとも早い輸送手段で納品することを望んでいる」 顧客 注文 商品 輸送手段 2004/09/14 UMTP大阪 091008
現状認識と 求められる対応
モデリングの現状認識 UMLへの関心は、この1年で急速に高まった UMLによる仕様記述の義務化も一部始まった。 オブジェクト指向開発でのトラブルは続く・・・ Use-case Java ? 共通オブジェクト不在 企業を越えてのモデル共有はこれから・・・・ 業界団体によるベストプラクティスのモデル化も始まったが・・・・ 2004/09/14 UMTP大阪 091008
改めて、何故モデリング? Model 企業システム最適化 ビジネス連携 ソフトウェア開発効率化 2004/09/14 UMTP大阪 091008
モデリングの目的 Model 伝達・意味共有 仕様化 操作 Web Collaboration Business Collaboration E-Business Model 仕様化 MDA Outsourcing Model based Testing 操作 Model base Planning 2004/09/14 UMTP大阪 091008
何をモデル化するのか? ビジネス ビジネスプロセス ビジネス連携 メッセージ 通信プロトコル システム データベース プログラム プラットホーム コンポーネント OS、 システムプログラム 2004/09/14 UMTP大阪 091008
モデリングに何を期待するのか ソフトウェア重視の立場: ビジネス連携重視の立場 企業システム体系管理の立場 予測・計画手法の立場 システム及びソフトウェアに関するより厳密で、共通な仕様記述 モデル駆動によるソフトウェアの開発 ソフトウェアコンポーネント共有 ビジネス連携重視の立場 システム論理のオープン化 ビジネス論理のオープン化 企業システム体系管理の立場 EA(Enterprise Architecture) 予測・計画手法の立場 モデルによるシステム(ビジネス)シミュレーション モデルによる予測、見積もり モデルによるテスト 2004/09/14 UMTP大阪 091008
ソフトウェアモデリングとビジネスモデリング MDA ebXML BPMN モデル記述法 UML 独自記法 モデリングの主眼(記述側面) オブジェクトの関連と特性、及び振る舞い ビジネスプロセス モデリングの目的 PIMとPSMのマッピング 交換文書(メッセージ) ビジネス論理の共有 モデル導入の意図 実装可能性と効率 論理の共有 論理の共有と検証 2004/09/14 UMTP大阪 091008
課題 モデルの体系化(タクソノミー)と記述法の分化 モデル記法の単純化 ビジネスモデリング技術 モデル共有を可能とする方法論 UML2.0 への批判 ビジネスモデリング技術 BPMNなど、あらたなモデル化機能と方法論 モデル共有を可能とする方法論 モデル共有のための基盤 モデリング成果の生かし方 2004/09/14 UMTP大阪 091008
モデルの種類と目的 Model Domain Ontology Model Business Collaboration Model Enterprise Architecture Model Business Information Model Business Process Model Software Process Model Software Component Model Business Collaboration Business Process Reengineering Model Consistent System Specification Reusing Software Components Automatic Software Generation (MDA) Performance Measurement 2004/09/14 UMTP大阪 091008
情報システムにおける各種仕様(モデル) 企業 組織 開 発 ビジネス実体 情報システム ビジネス プロセス データ ソフトウェア 機器 ソフトウェア開発プロセスモデル WBSモデル 作業ネットワークモデル 情報システム アーキテクチャモデル 企業 ソフトウェア品質モデル ソフトウェア経済モデル ソフトウェア性能評価モデル ソフトウェア受入れ評価モデル 組織 開 発 ビジネス実体 情報システム ビジネス プロセス データ ソフトウェア 機器 運用管理 連携 データモデル、 オブジェクトモデル ビジネスプロセスモデル 機能階層モデル データフローモデル イベント・プロセスモデル ソフトウェアモジュール関連 コンポーネントモデル 業界 企業 業界 ベストプラクティス 2004/09/14 UMTP大阪 091008
モデルの分類 モデルの記述レベル Meta-meta Model Meta-Model Model Target Entities Entity relationship Behavior Communication Specification Manipulation Enterprise Business System Project Software Technologies モデル化の目的 モデリング観点 2004/09/14 UMTP大阪 091008
ソフトウェアを規定するもの システム概念仕様 開発管理仕様 データ仕様 ソフトウェア仕様 エンジニアリング仕様 プラットフォーム仕様 2004/09/14 UMTP大阪 091008
モデルのタクソノミー 普遍的 モデル ビジネス概念モデル ソフトウェア アーキテクチャモデル 企業アーキテクチャ モデル(EA) 技術・実現方式独立 プロジェクト依存 エンジニアリング モデル 要求モデル テクノロジモデル プラットフォーム依存 実装モデル 2004/09/14 UMTP大阪 091008
階層的モデルと役割 システム戦略 エンジニリング 開発ツール モデル 要求 開発プロジェクト テクノロジ プラットホーム MDA ツール ビジネス概念モデル ソフトウェア アーキテクチャモデル 企業アーキテクチャ モデル(EA) MDA ツール エンジニリング モデル テクノロジ プラットホーム 開発 プロジェクト 開発ツール 開発プロジェクト 要求 ビジネスモデル管理 ソフトウェア アーキテクチャ管理 システム戦略 技術管理 要求モデル 2004/09/14 UMTP大阪 091008
EAとビジネスモデリング
ビジネスモデリングへの期待 企業体系 連携仕様 ビジネス戦略 ビジネス概念仕様 システム概念仕様 2004/09/14 UMTP大阪 091008
EA:Enterprise Architecture 2004/09/14 UMTP大阪 091008
BPMN(Business Process Modeling Notation) 2004/09/14 UMTP大阪 091008
BPMN (Business Process Modeling Notation) 2004/09/14 UMTP大阪 091008
企業間連携とモデル
企業間ビジネス連携 ベストプラクティス 意味交換 Model Model システム相互運用 System Specification Software Software 規範的モデル要素 2004/09/14 UMTP大阪 091008
企業間連携のためのモデル ビジネス・ベストプラクティス・モデル 共通情報要素 共通オントロジー 企業A 企業B ビジネス要求モデル 対象領域 (実世界) ビジネス要求モデル テクノロジモデル エンジニアリングモデル ビジネスプロセスモデル ビジネス情報モデル ワークフローモデル コンポーネントモデル 要求 ソフトウェア 実装環境 企業A 企業B 対象領域 (実世界) ビジネス要求モデル テクノロジモデル エンジニアリングモデル ビジネスプロセスモデル ビジネス情報モデル ワークフローモデル コンポーネントモデル 要求 ソフトウェア 実装環境 2004/09/14 UMTP大阪 091008
流通SCM構想 : 経済産業省+(財)流通システム開発センタ 流通SCM構想 : 経済産業省+(財)流通システム開発センタ “流通SCM”とは、消費者の視点から製配販のビジネス・プロセスの合理化・効率化とIT技術の活用 により、必要又は有用な情報の交換・共有を図ることによって、商品の製造から店頭販売に至る 「流通システムの全体最適化」を実現する“企業間マネジメント・システム”である。 環 境 変 化 対 応 の 方 向 具 体 的 方 向 性 1.ビジネス・プロセスの集約化、 コード等の標準の活用 2.コード体系等の国際標準 との整合化 3.インターネット対応、 ビジネス・プロセスの集約化、 オープン・システムへの(段階 的な)移行 等 4.ビジネス・プロセスの集約化、 中小企業でも容易なシステム の構築、 その他支援 5.コード体系等の整備、 リファレンス・モデルの整備 6.画像を含めた付加価値の高い 情報交換が可能なシステムの構築 7.ビジネス・プロセスの集約化、 在庫情報の可視化等 1.経済の低迷 (経済のデフレ化) 2.経済のグローバル化 (GCIの取組等) 3.ITの急速な進展 (情報伝達手段の高速化・ 複雑化、J手順の陳腐化 等) 4.中小企業のIT活用の 遅れ 5.食等の安全・安心の高 まり 6.消費者ニーズの一層の 高度化 7.環境意識の高まり (3Rの推進等) 1.業務の一層の合理化・ 効率化 2.国際標準との整合化 3.時代の流れの方向に 沿ったIT技術の採用、 情報伝達手段の集約化、 オープン・システム化の方向性 等 4.中小企業への配慮、 普及啓蒙活動 5.トレーサビリティの向上、 リードタイムの短縮化 6.付加価値の高い情報交換 7.在庫・返品の削減 等 情報共有基盤の構築 2004/09/14 UMTP大阪 091008
モデル共有のための基盤
モデル共有の問題点 モデル技術者の不足 (UML技術者だけではない) 標準モデル化手法への認識不足 標準モデル要素(情報要素)への認識不足 モデル技術者の不足 (UML技術者だけではない) 標準モデル化手法への認識不足 標準モデル要素(情報要素)への認識不足 ベストプラクティス・モデル不在 2004/09/14 UMTP大阪 091008
モデル共有性確保 ビジネス・ベストプラクティス ベストプラクティス モデル メタデータ機能 規範的 モデリング観点 関心事 規範的情報要素 ベストプラクティス モデル メタデータ機能 規範的 モデリング観点 関心事 規範的情報要素 情報要素 記述レベル データ要素 共有可能モデル 規範的 テンプレート コード要素 識別・分類体系 オブジェクトプロファイル 用語 オントロジー 規範的モデル化機能 オブジェクトパターン モデル化記号の意味論 モデル化記号の構文 2004/09/14 UMTP大阪 091008
モデル化の限界 一つのモデルですべてを表現することは不可能 2004/09/14 UMTP大阪 091008
規範的モデル化観点 RM-ODP (ISO/IEC 10746, 1998 ) Enterprise Viewpoint (企業観点) Information Viewpoint (情報観点) Computational Viewpoint (計算観点) Engineering Viewpoint (工学観点) Technology Viewpoint (技術観点) Open-edi Reference Model (ISO/IEC 10493) Enterprise Architecture (Zachman FW) 2004/09/14 UMTP大阪 091008
規範的情報要素(Value Domain) 予め定義される値 規格化、標準化された値 コード 分類体系(オントロジー) 基本情報要素 メタデータ・メタモデルの整備と管理 2004/09/14 UMTP大阪 091008
Metadata Registry Standards (ISO/IEC 11179) 補助資料-1 Metadata Registry Standards (ISO/IEC 11179) IS11179-1: Information technology -- Metadata Registries (MDR) - Part 1: Framework IS11179-2:Information technology -- Metadata Registries (MDR) - Part 2: Classification for administered items IS11179-3:nformation technology -- Metadata Registries (MDR) - Part 3: Registry Metamodel IS11179-4: Information Technology -- Metadata Registries(MDR) - Part 4: Formulation of data definitions IS11179-5:Information technology -- Metadata Registries (MDR) - Part 5: Naming and identification principles IS11179-6:nformation technology -- Metadata Registries (MDR) - Part 6: Registration 2004/09/14 UMTP大阪 091008
ISO/IEC 11179 MDR規格の概念 Conceptual Domain Data Element Concept +Specifying DEC Administration: 0..1 Object Class: 0..1 Property: 0..1 CD Administration: 0..1 Value Meanings: 0..N +Having 1..1 1..1 1..1 +Expressed by +Represented by +Representing +Expressing 0..N 0..N Value Domain Data Element 0..N +Representing VD Administration: 1..1 Permissible Values: 0..N Description: 0..1 Data Type: 1..1 DE Administration: 1..1 Derivation: 0..1 +Represented by 1..1 2004/09/14 UMTP大阪 091008
ISO/IEC 11179によるデータ項目定義 Person’s Name Japanese Name Data Element Emp Id Name Birth date Address Employee Person’s Name Japanese Name Data Element Concept Conceptual Domain Value Domain (…..,”Horiuchi”,….) 2004/09/14 UMTP大阪 091008
集約データ データ項目 基本情報要素 実体レコード データ項目関連集約 商 品 商品在庫残検証 識別キー: 商品番号 商品名 商品‐在庫残 商 品 商品在庫残検証 識別キー: 商品番号 商品名 商品‐在庫残 商品‐安全在庫基準 商品-在庫残 >= 商品-安全在庫基準 データ項目 商品番号 商品名 商品-在庫残 商品-安全在庫基準 型: 9(13) 型: X(20) 型: 9(5) 型: 9(5) 基本情報要素 商品コード 物品名称 数 量 (JANコード制約) (物品名称規則) 値: 非負 2004/09/14 UMTP大阪 091008
DOA回帰の背景 規範的情報要素とモデル化要素に従ったモデルの共有性確保 ビジネス連携基盤の構築 RDBとオブジェクト指向プラットホーム(J2EEなど)開発環境の有機的活用 既存資産と新技術の融合 (レガシーの救済) 2004/09/14 UMTP大阪 091008
Domain Ontology Modelの例 +++对于Open Edi Onto的介绍. Open edi Onto 是SC32WG1 定义的一个标准. 我们以这个本体为例,分析了应用系统使用本体模型的最基本的四种情况. 我们按照有简单到复杂的顺序,给出这四个case. ISO/IEC JTC1 SC32WG1 2004/09/14 UMTP大阪 091008
(ドメインベストプラクティスのモデル化) ECOM NRR 業界プロジェクト (ドメインベストプラクティスのモデル化) 2004/09/14 UMTP大阪 091008
モデル操作による予測 モデル ビジネスシミュレーション システムシュミレーション 開発規模見積もり システムテスト 品質評価 計画・ シミュレーション 経験値 モデルによる経験値の蓄積 モデルによる経験値の外挿 開発プロジェクト 開発プロジェクト 開発プロジェクト 2004/09/14 UMTP大阪 091008
モデルに基づく予測と評価 戦略 策定 事業戦略 ベストプラクティス モデル 最新テクノロジー 事業 指示 事業 シミュレーション 評価 システム 構想 影響 分析 ビジネス概念モデル ソフトウェア アーキテクチャモデル 企業アーキテクチャ モデル(EA) 開発 指示 システム シミュレーション 構成変更 評価 評価 構成変更 指示 ビジネスモデル管理 ソフトウェア アーキテクチャ管理 2004/09/14 UMTP大阪 091008
Modeling 異なる専門家の連携による組込みソフトウェア開発 Test Technology Quality Assurance Metrics Modeling PSM PIM Test Specification Architecture Design Requirements/Analysis Design Application Knowledge Design Knowledge Application Domain Design Domain Application Domain Technology Design Domain Technology 2004/09/14 UMTP大阪 091008
UMLモデリング推進協議会(UMTP) NPO(特定非営利活動法人) 2003年9月 東京都承認
モデリング技術普及アライアンス OGIS総研 中国 UML ECC 国内大学 UML University 国内大学 国内大学 韓国 高麗大学 インド 技術・スキル アジア 研究 連携 教育・認定 CBOP 教育サービス 提言 モデル共有促進 情報サービス産業協会 ユーザ企業 ユーザ企業 ユーザ企業 日本情報システム ユーザ協会 SI ベンダ ツールベンダ SI ベンダ ツールベンダ 業界団体 組込みソフトウ ェアベンダ 組込みソフトウ 経済産業省 ェアベンダ OMG 2004/09/14 UMTP大阪 091008
UMTPの事業 モデリング技術の体系化と普及事業 認定事業 モデル共有促進事業 国際連携 モデリング技術者認定 教材及びコンテンツ認定 モデリング技術調査研究 モデリング技術体系化とスキル体系 育成カリキュラム策定 技術者フォーラム 認定事業 モデリング技術者認定 教材及びコンテンツ認定 モデル共有促進事業 各分野のベストプラクティス・モデル開発支援 モデル登録と共有化支援 国際連携 UMTP Asiaの運営(中国、韓国、インド) OMGなど海外団体との連携 2004/09/14 UMTP大阪 091008
2004年度 組織 2004/09/14 UMTP大阪 091008
UMTP認定事業の組織 技術者の組織化と育成指針 UMTP認定事業 モデリング普及部会 UMTP University 運用部 モデリング技術部会 認定制度部会 問題作成部会 産業界要請を考慮したモデリングスキル体系 テストの判別力を強化のために、日本テスト学会との連携。 UMTP Asia での認定(英語版)。 Webテストの運営 コンテンツ維持 認定実務 UMTPメンバだけでなく、外部専門家及び有識者の動員 2004/09/14 UMTP大阪 091008
UML及びモデリング技術教育・技能認定の意義 ビジネスベストプラクティスモデルの確立と準拠性向上 専門職能差別化領域確保による技術習得インセンティブ 差別化による技術者モラールの向上 専門技能に見合う待遇(ジョブアサイン、待遇での差別化) ニュービジネス創出への政策支援 わが国ベンダのデファクトモデル技術への準拠性向上 政府調達ガイドラインへの反映、 ITスキル標準との連携 ベンダ/ユーザSLA(Service Level Agreement)への反映 地域(アジア)間の技能流動性(技能共有)向上 地域間ソフトウェアビジネス連携の基盤確保 地域間連携のリーダシップ確保 技能定義、スキル標準・認定手段の共有とインフラ提供によるリーダシップ確保 2004/09/14 UMTP大阪 091008
モデリング技能認定の意義 ベストプラクティス 業界団体 業界団体 業界団体 制度 基準 OMG 認定ビジネス 業界ベストプラクティスモデル 認定ビジネス ベストプラクティス 業界ベストプラクティスモデル 業界団体 業界ベストプラクティスモデル 業界団体 業界ベストプラクティスモデル 業界団体 スペシャリストとしての 差別化領域 アジア地域間ソフトウェアビジネス連携 公正なSI市場 制度 ガバメントRFPガイドライン ソフトウェア取引モデル SLAガイドライン 政府調達ガイドライン CMMi/SPIガイドライン 教育ビジネス モデルリング技能認定標準 基準 UML認定基準 OMG 2004/09/14 UMTP大阪 091008
UMLモデルの読み書きが普通にできる(モデリングリテラシーがある) UMTPスキルレベル レベル モデリングスキル 説明 L4 実践に基づいてモデリングを指導できる L3のスキルを有し、開発プロジェクトでモデリングを一定数あるいは期間実践した経験を持つ L3 実務でモデリングが実践できる 拡張性や変更容易性の点で高品質なモデルを定義できる ビジネスモデリング、分析、アーキテクチャ設計、組み込み開発を行うための専門的な知識を備えている(分野は選択) L2 UMLモデルの読み書きが普通にできる(モデリングリテラシーがある) 開発範囲の一部を担当し、モデリングができる 他者のモデルの意味を理解できる L1 簡単なUMLモデルの意味が分かる UMLなどを使ってモデリングを行う最低限の知識を持っている 2004/09/14 UMTP大阪 091008
モデリングの技能領域 カテゴリ4 製造 ドメイン別モデル技能 電子商取引モデル(ebXML) カテゴリ3 メタモデルとモデル共有技能 業界 ベスト プラクティス 業界 ベスト プラクティス 業界 ベスト プラクティス 業界 ベスト プラクティス カテゴリ4 組込みソフトウェア SCM 流通 製造 ドメイン別モデル技能 電子商取引モデル(ebXML) カテゴリ3 メタモデルとモデル共有技能 共通UML プロファイル 共通 プロファイル 共通モデリング方法論、モデリングパターン ベンダ プロファイル ベンダ プロファイル プラットフォーム依存モデル実装技能 プラットフォーム依存モデル実装技能 規範的情報要素知識 カテゴリ2 UML技能 カテゴリ 1 OMG基準 2004/09/14 UMTP大阪 091008
UMTP Asia UMTP/Korea Korean Venders Japanese Venders UMTP/Japan 韓国KCSC+SMTF UMTP/Korea Korean Venders Japanese Venders UMTP/Japan Asian Best Practice System Integrator System Integrator Hardware Vender Component Vender Hardware Vender Component Vender 検定・登録 BO/SC Registry Common Certification Common Business Practices Common Component Trade Protocols Common Technical Infrastructure Users Users System Integrator Chinese Venders UMTP/China Hardware Vender Component Vender 中国・武漢大学 CSCC 2004/09/14 UMTP大阪 091008
スポンサー トラック 2004/09/14 UMTP大阪 091008
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