岡田安弘 Bファクトリー計画推進委員会 2006年10月17日

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岡田安弘 Bファクトリー計画推進委員会 2006年10月17日

どこまで到達したのか 目標はどこだったか。 LoI for the Belle collaboration, April 1994 100fb-1 ICHEP06 (WA) Penguin neglected ICHEP06 (WA)

Model-independent approach to New Physics effects

3つの段階 1st stage 2nd stage 現在から 3rd stage K中間子のCPの破れの原因を解明する。(小林・益川理論の検証) 2nd stage 現在から 3rd stage  LHCの成果により新しい物理の方向性が決まり、フレーバー物理の課題はっきりする。 何をどこまで測ればよいか目標が決まる。   Machine, Physics, Theory の再検討が必要。   J/y KS mode でも理論的にクリーンとはいえない。         と     の違いを数%で測る。たとえできても新しいパラメータを決定できるか。( の測定)   その戦略は2010年代中頃からその先20年の素粒子物理の展開の議論のなかで決まるはず。    今はまだ判断できない。

2nd stage 現在から 3rd stage が始まるまで。(必ずしもLHCの結果ですぐ始まるとは限らない) New physics の効果が現れる質的に異なったいろいろな過程の測定精度を上げる。   new observables と improvements Model-independent approachと many model examples 2nd stage を経なければ 3rd stage の計画も立たてられない。

observable model The Discovery Potential of a Super B Factory

Competition/synergy Energy frontier とは共栄共存 Tevatron B program、 LHCb とは競争 Ex. HERA-B とasymmetric B factory いろいろな過程がどのカテゴリーにはいるか? e+e- でなければできない。 両方でできる。 e+e-は先にできるが、あとでは抜かれる。 ハドロンでなければできない。

f3 LHCbとの競争。 他の物理量とあわせてNew Physics の効果がどこにあるかを定量的に決められる。 緊急度が高い。 |Vub| とf3 はCKM 行列を定義する測定。 LHCbとの競争。  他の物理量とあわせてNew Physics の効果がどこにあるかを定量的に決められる。 緊急度が高い。  |Vub|, f3/g Bd mixing and CP asymmetries eK and B(K->pnn) Bs mixing and CP asymmetries +

b-s transition 同じカテゴリーに属するいろいろな過程、観測量がある。 ある意味でB(b->sg) によって既に強く制限されている。

Tau modes e+e- B factory でユニーク LHC charged Higgs search とのsynergy (Charged Higgs coupling universality) K.A.Assamagan, Y.Coadou, A.Deandrea Belle B->tn: excluded region (95.5%CL) B(B->tn) B(B->Dtn)/B(B->Dmn)

Bs physics Life time difference によってハドロンコライダーと競争できるか。 もし終状態がCPの固有状態なら f new phase in the Bs-Bs mixing amplitude 

Tau Lepton Flavor Violation ハドロンでも可能だが、e+e- が有利。 ニュートリノの質量生成と関連   t -> m g, t-> 3m, t->mh の関係。 多くの模型では m->e g によって強く制限される。

Grand view /grand question なぜ3世代あるか、どうやって質量のパターンが決まったのか、大統一との関連、バリオン数生成とのかかわり、など、フレーバー物理には基本的な問題がある。 これらの問題を解決するには、エネルギーフロンティアでTeVスケールの物理の方向性が決まる必要がある。 おそらく、3rd stage の問題。

まとめ B ファクトリー実験は 2nd stage に入った。 2nd stage ではハドロンコライダーのB プログラムと比較、競争が重要。 2nd stage の成果に基づいて、LHC後のフレーバー物理を担う 3rd stageの検討ができる。