公共情報システム論(2) インターネット技術とIT拠点構想 April/16/2005 公共情報システム論(2) インターネット技術とIT拠点構想 大阪市立大学 創造都市研究科/学術情報総合センター 中野秀男 nakano@media.osaka-cu.ac.jp hideo@gscc.osaka-cu.ac.jp http://www.media.osaka-cu.ac.jp/~nakano/ April/16/2005 公共情報システム論 インターネット技術とIT拠点構想
インターネット技術(1) インターネット/イントラネット 電子メール メーリングリスト たかがメール されどメール 地域情報化/庁内情報化 個人メールアドレス メーリングリスト 相談・受付(開かれたメーリングリスト) 打合せなど(閉じたメーリングリスト) たかがメール されどメール April/16/2005 公共情報システム論
インターネット技術(2) WWWシステム/ホームページ インターネット中継、テレビ会議システム それぞれに暗号化技術など 情報発信、情報検索、情報共有(Wiki,Mixi) DBシステムとの連動 インターネット中継、テレビ会議システム 技術がそろそろ練れてきた 遠隔相談、遠隔医療、遠隔講義 IT拠点構想 それぞれに暗号化技術など April/16/2005 公共情報システム論
IT拠点構想の背景 ユビキタスネットワーク社会 「大阪市地域情報化指針 」 大阪市高度情報推進懇談会報告書 公共情報システム論 April/16/2005 IT拠点構想の背景 ユビキタスネットワーク社会 いつでも、どこでも、誰もが、誰とでも 「大阪市地域情報化指針 」 大阪市高度情報推進懇談会報告書 ICTを活かした市民生活の向上をめざして (ICT = Information and Communication Technology ) 報告書の第1提言→ IT拠点構想 大阪市では、豊かな市民生活や快適で活力ある地域社会を実現する手段として情報通信技術(IT)を有効に活用し、活力ある豊かな地域社会を築いていくため、「大阪市地域情報化指針」を平成13年12月に策定した。 この指針を受けICT分野だけではなく、広く各分野における有識者が集まり大阪市高度情報化推進懇談会(以下、懇談会)が開かれた。懇談会では、大阪市の特性を活かした情報化を円滑に推進することを目的とされ、大阪市の地域情報化の課題とめざすべき方向性について、主に、市民を中心に利用者の立場に立った考え方をもって検討され、平成16年3月に「大阪市高度情報推進懇談会報告書」[2]にまとめられた。 IT(ICT)を活用して市民がより豊かに生活できるよう、実際の生活に役に立つという視点で提案を行っており、さらに言えば、これらを実現することにより、大阪の情報発信力の向上につながり、地域の活性化にも役立つものと考えられている。 IT拠点構想の実現はその提言1にあたる(詳細は付録Fを参照)。この章ではその詳細を記述する。 April/16/2005 公共情報システム論 インターネット技術とIT拠点構想
IT拠点構想概要 地域活性化の取り組み イベント 実現する技術 IT(ICT)を利活用した賑わいのある集いの場 複数拠点 公共情報システム論 April/16/2005 IT拠点構想概要 地域活性化の取り組み IT(ICT)を利活用した賑わいのある集いの場 複数拠点 イベント 講演/セミナー/パネル討論/講習会 別のIT拠点:高速ネットによる参加 自宅などからも可 実現する技術 インターネット配信(ストリーミング配信) リアルタイムにイベントを配信 インターネット会議 拠点間での討論・質問など ICTを活用して同じ目的、意識を持った人々が1つの拠点に集まり、フェイス・トゥ・フェイスの中で相互の支援・連携を図る。 老若男女問わず、誰しもがICTを利用できる さらに、それらの拠点が複数できることで、それぞれの活動が互いに影響を与え合う場をリアルとバーチャルに提供し、既存の活動の活性化や新たなものを創造していくことが期待できる。 ・ユビキタスネットワーク社会 「いつでも、どこでも、誰もが、誰とでも」高度な情報ネットワークを通じて多様なアクセスが可能になり、様々なサービスを享受できる環境の実現に向けて April/16/2005 公共情報システム論 インターネット技術とIT拠点構想
IT拠点構想のきも 提案は縦割り提案が多い インフラ部に分野を乗せよう いろんな場所を活用 いろんな人材の活用 大阪市の情報パワーの蓄積 教育、障害者、ハイテク いろんな場所を活用 梅田、難波、新大阪、 いろんな人材の活用 大阪市の情報パワーの蓄積 April/16/2005 公共情報システム論
利用技術概要 実際にIT拠点を想定したフィールド実験を元にその技術と運用方法 インターネット配信 インターネット会議 公共情報システム論 April/16/2005 利用技術概要 インターネット配信 インターネットライブ中継に着眼 IT拠点でのイベントや講演を中継 インターネット会議 他会場より参加 ・今の技術はどんなもの? ・どこまで何ができる? ・どういった設定・環境がベスト? どんなツールがあり、何ができて、そのツールの具体的な設定や環境 ベストな出力ができる設定や環境 音、動画、プレゼンテーション 実際にIT拠点を想定したフィールド実験を元にその技術と運用方法 April/16/2005 公共情報システム論 インターネット技術とIT拠点構想
インターネット配信 インターネットライブ中継 利用技術の選定 ほぼリアルタイム 少々の遅延(15~30秒) 運用コスト高 多くの配慮必要 一部無料 再生用ソフトウェア無料配布 導入が容易 一般的に利用されている技術 April/16/2005 公共情報システム論
インターネット会議 iVisit Polycom 試用版であれば無料 簡単 ただし英語 使用環境が限定されない 公共情報システム論 April/16/2005 インターネット会議 iVisit 試用版であれば無料 簡単 ただし英語 使用環境が限定されない Polycom 高価ではあるが本格的で品質が高い 360°指向性マイク → 有効範囲広 NAT環境での使用は要設定 ・Polycom 専用の端末を使って、ビデオ会議を行うため、非常に高価である。高品位の音声で、コンピュータを使用しなくても使用できる。 端末(スピーカやカメラなど)が大きくて重量があるため、移動体ユニットとしては考えにくい。パソコンを使用する場合は、「ViaVideo」という専用カメラ端末をUSBポートで接続する。この場合も、電源を必要とし、マイクとしても広範囲の音を取得するので、定置で接続場所を考える必要がある。価格:50万以上~ ・I visit Free版のLiteと40ドル弱の有料のPlusがある。 Plusを接続管理者が所有し、それをキーとして接続すると複数名でテレビ会議ができる。 Lite版については1:1の接続のみがサポートされている。 April/16/2005 公共情報システム論 インターネット技術とIT拠点構想