総合講義B:インターネット社会の安全性 第8回 ネットワークの脆弱性 2011.11.25 総合講義B: インターネット社会の安全性 第8回 ネットワークの脆弱性 坂口利裕
Q1:では?(解答) 0.9×0.9=0.81 稼働率0.9 稼働率0.9 稼働率0.9 1-(1-0.81)×(1-0.9)=1-0.19×0.1=0.981 2011.11.25 総合講義B:インターネット社会の安全性
Q2:原因究明の考え方(解答例) PC2から印刷を試す(1回目) 大雑把に2分していくことがポイント PC2から印刷を試す(1回目) 可能ならPC1-ケーブル1が原因なのでケーブル1と2(もしくはPC1とPC2)を交換しPC1から印刷を試す(2回目) 可能ならケーブル1が原因 不可ならPC1が原因 不可ならハブ-ケーブル3-プリンタが原因なのでケーブル2とケーブル3を交換しPC1から印刷を試す(2回目) 可能ならケーブル3が原因 不可ならハブもしくはプリンタが原因なので(交換機器がないから)PC1から外部へアクセスしてみる(3回目) 可能ならプリンタが原因 不可ならハブが原因 2011.11.25 総合講義B:インターネット社会の安全性
要因 物理的な弱さ 運用面の弱さ 回線・伝送路が単一 迂回路がない ソフトウェア等の設定ミス セキュリティホールへの対処の遅れ プログラムのバグ(欠陥・想定外の状況に対する安全対策の欠如) 2011.11.25 総合講義B:インターネット社会の安全性
事例 世田谷ケーブル火災(1984) ルーティングエラー(1999?) 架線事故による停電(2006) 総合講義B:インターネット社会の安全性 2011.11.25 事例 世田谷ケーブル火災(1984) NTT回線消失→銀行オンラインの数日間にわたる停止 ルーティングエラー(1999?) 設定ミスによる麻痺 架線事故による停電(2006) クレーン船による架線切断→バックアップ機能せず SUICA・PASMO機能停止(2007) プログラムミスによるサーバー機能の停止 個人情報流出(2011) サーバーの脆弱性をついた情報流出 サーバーに対する攻撃 DoS攻撃→麻痺状態に落とし込む 2011.11.25 総合講義B:インターネット社会の安全性 坂口利裕
グラフ理論(ネットワーク理論) ネットワークなどを対象にした数学 最短経路 最小費用経路 などを合理的に求める リンク ノード 最小費用経路 などを合理的に求める リンク ノード 2011.11.25 総合講義B:インターネット社会の安全性
伝送エラー(アナログ) 2011.11.25 総合講義B:インターネット社会の安全性
伝送エラー(デジタル) 2011.11.25 総合講義B:インターネット社会の安全性
伝送媒体・伝送方式の違い 有線 無線 メタル 光ファイバー 赤外線 電波 電磁波の影響あり 電磁波の影響は少ないがコスト高 到達距離が短い/遮蔽物の影響 電波 高周波数になると遮蔽物の影響大 混信 2011.11.25 総合講義B:インターネット社会の安全性
エラー検出/エラー訂正 伝送するデータ中に冗長な情報を付加 伝送の正しさの確認 主な方法 エラーの訂正が可能な方式もある 訂正不能な場合は送信元に再送信を要求 主な方法 パリティ(奇偶)チェック チェックディジット サムチェック CRC(巡回冗長検査) など 2011.11.25 総合講義B:インターネット社会の安全性