「松の湯」の再生を考える シャレットワークショップ案
1) 「松の湯」の現状把握 2) 誰のための「松の湯」? 3) 何のための「松の湯」? 4) 開かれた場へ
1) 「松の湯」の現状把握 2) 誰のための「松の湯」? 3) 何のための「松の湯」? 4) 開かれた場へ
松の湯の現状把握 外観の保存 中身の充実 復原か改修か? 2005年 黒石市中町地区 重要伝統的建造物群保存地区 松の湯の現状把握 2005年 黒石市中町地区 重要伝統的建造物群保存地区 2008年 黒石市 → 「松の湯」取得 2010年度 「松の湯」改修工事 基本計画 2011年度 「松の湯」改修工事 実施設計 外観の保存 中身の充実 復原か改修か?
1) 「松の湯」の現状把握 2) 誰のための「松の湯」? 3) 何のための「松の湯」? 4) 開かれた場へ
風の人 ⇔ 土の人 外からやってくる 風のような存在 地元で生活する 土地の人 地域住民 観光客
人口流出・流入 青森市 流出!! まちなか 首都圏 弘前市 流入率 通勤→24% 通学→43% 流出率 通勤→30% 通学→50%
人口増減 減少 激減 増加 年齢5歳階級別人口 平成2年 平成7年 平成12年 平成17年
・0〜10歳・・・ 人口別で一番少ない ・10〜20歳・・50%が他地域へ通学 (43%の通学者は流入) ・30〜40歳・・減少 ・60歳以上 ・・増加 松の湯 黒石の担い手を育てていく環境 → 親子で楽しめる場 新しいコミュニティが生まれるしかけ→ 世代のミックス
1) 「松の湯」の現状把握 2) 誰のための「松の湯」? 3) 何のための「松の湯」? 4) 開かれた場へ
空間 → 場所へ space place 空き家から居場所へ
中心市街地の真ん中 こみせとよされ横町の結節点 周辺にかぐじや空き地が点在 立地条件が良い! こみせ よされ横町
① 「むすぶ」場所 異なる地域や文化を結びつける場所 ↓ 多様性を持ち、新しいものを生み出す土壌 動線をむすぶ 時間をむすぶ 関係性をむすぶ
動線 松の湯の土間を利用して通り抜けをもうけ、新しくデザインできる場所にはよされ横町に開くようにオープンスペースを設けた。 それを囲うように屋根のかかった反外部空間を設けることで外から内へつながる一本の横につながる動線を通しました。 それに対して、交わるように縦の動線で裏のかぐじへつなぐことを考えました。
こみせ よされ横町 松ノ湯の外観の保持 これは松の湯外観です:こみせ通りに面している、 今は閉じている箇所を開き、こみせ通りから直接土間に連続するように開口を開きました。 よされ横町 こみせ
通り土間の空間はこんな感じで吹き抜けていて、梁がむき出しになっています。 風呂はバーカウンターになり、かごは吹き抜けから梁を利用してつり下がるランプの傘として利用します。
様々な人の交流が生まれ、まちなかのにぎわいを演出 → 常に何かが行われている「松の湯」
時間 「昼のカオ 夜のカオ」
昼のカオ 地域住民、観光客にOpenな場 観 住
観光客 交流の場 地元の人
昼 ちさんちしょう! 地参地笑 地域住民の多様な参加により(Mix)、 地域活性化を目指したい!! 地域住民の参加 笑顔 コミュニケーション
昼 松の湯 〈お惣菜〉 お母さん + (観光客) 食卓へ 買い手 例えば・・・ 担い手 創り手 近隣農家 子ども 野菜 調理 作り手 お母さん + (観光客) 昼 食卓へ 買い手 例えば・・・ 担い手 松の湯 〈お惣菜〉 創り手 近隣農家 子ども 野菜 調理 作り手 地域の方 知恵おばあちゃん
夜のカオ こみせの静けさと大人の集い よされ横町
よされ横町
松ノ湯 よされ横町のにぎわいが途切れている
よされ横町からのアプローチ これはよされ横町から見たときのファサードです。 よされ横町沿いにオープンスペースを設け、その後ろに屋根と柱で覆われた中間領域があり、既存の土間へとつながります。 よされ横町からのアプローチ
夜 大人のたしなみ 若い人がまちなかに来るきっかけ 酒と文化のたしなみ 人を引き込む奥行きの演出
若い人もおじさんも お姉さんも 楽しめるBar 二次会!?
異なるものを結びつける 多様な世代の交流 こども・若者・大人・高齢者 ↓ 新しいコミュニティ!? よされ横町とこみせ まちなかと農村 観光客と地域住民 昼と夜 多様な世代の交流 こども・若者・大人・高齢者 ↓ 新しいコミュニティ!?
親子で楽しむ 子育て中のお母さんたちが 安心して居られるように・・・ 〈子どもの部屋〉 〈お母さんたちの場所〉 絵本コーナー カフェ 工作 子どもの庭 カフェ 集まれる場所 イベントスペース
通り土間で子どもが遊んでる様子です。 アイストップの場所には子どものスケールに合わせた低い開口を設けて子どもが遊んでるのが見えるようにしました。
これは大きな屋根の中の様子です。 包まれた建物の上には勾配のある屋根を設け、その上に登れるようにして、ネッ転がれるように芝をひきました。 大きな屋根があることで、内部なのに屋根の上を利用できることを考えました。
これは裏のかぐじにつながる小さな穴です。 子供しか入れないスケールにすることで、子供を呼び込むきっかけになればいいと思ってます。
冬の日のコミュニティ オープンスペースに雪を集めて・・ 新しい活用! これは大きな屋根に開いたトップライトです。 上の方をすぼめることで光を入れるだけでなく、内部からの空の見え方を意識しました。 空き地とも関係をもてるように、一時的に開閉できる大きな扉を設け空き地と反外部空間が連続して利用できるようにしました。 オープンスペースに雪を集めて・・ 新しい活用!
② 文化を「生む」場所 〈新たな文化を生み出すところ〉 まちなかは文化を生み出し、人々を集める場 ② 文化を「生む」場所 中心市街地は商品を販売するだけの商店街ではない! 〈新たな文化を生み出すところ〉 黒石・・ものづくりの文化の伝統(造り酒屋がまちなかに) まちなかは文化を生み出し、人々を集める場
「松の湯」を「まちなか文化」の拠点に!! 1,黒石の生活文化・食文化 2,文化をつくり出す楽しみの場 3,文化情報を発信していく
1,黒石の生活文化・食文化 農家の方がまちなかに来て、野菜や果物、お米などの販売 地場産品 青空朝市
1,黒石の生活文化・食文化 地場の野菜を調理して、カフェやBarで提供 Café & Bar ビアガーデン
2,文化をつくり出す楽しみの場 多様な人が参加して、交流から新しい文化が生まれていく スタジオ(蔵)では、映画上映、音楽・演劇の練習など スタジオ お母さん 子ども 視線を遮らないことで、活動の様子が見えていく
地元の生きた情報が手に入る場所→現実に行われているから 3,文化情報を発信していく 地域の人が外へ向けて発信! 貸しスペースにすることで、様々な人が利用 誰でも発表! ミニ ステージ イベント 情報発信 地元の生きた情報が手に入る場所→現実に行われているから 市民にも観光客にも伝わっていく・・
3,文化情報を発信していく 観光客へ地元の情報発信! 〈外へ向けて何か発信したい人〉 地場野菜、加工食品、イベントも 外へ向けて 情報発信! 常設 ・・・観光用案内など 貸しスペース・・・農産物の販売 ギャラリー NPO、ボランティア、 町内会など誰でも利用可能
1) 「松の湯」の現状把握 2) 誰のための「松の湯」? 3) 何のための「松の湯」? 4) 開かれた場へ
「松の湯」改修の進み具合は?? 今はどうなってるの?? 地域に開かれた「松の湯」へ プロセスの公開 「松の湯」改修の進み具合は?? 今はどうなってるの?? →地域住民の関心 いつも見えないところで計画が進んでいく不思議 使うのは誰!?
地域の人を巻き込んでいく運営を! 新しい使い方 地域の中で「松の湯」を育てて活かしていく 一人一人の想いが集まる場所になっていくのでは? 多様な主体の参加 → 選択の幅を広げる 新しい使い方 地域の中で「松の湯」を育てて活かしていく 一人一人の想いが集まる場所になっていくのでは?
○○会 NPO 松の湯 個人 企業 地域住民 → 「松ノ湯」の運営 実際に住民が運営を担うと・・ 地域住民 → 「松ノ湯」の運営 ○○会 NPO 松の湯 そこで、建物の運営も黒石市から民間へ受け渡すことを一つ提案します。 地域にはnpo、町内会、民間が存在し、やる気のある個人などが運営主体となることで、地域の為の地域住民のための場になると考えます。 指定管理者制度などはいかがでしょうか 個人 企業
住民はプロセスにしっかり参加して・・ 運営についても行政と一緒に考える・・ 松の湯の持続可能性 市と住民の協力が「松の湯」のカギ!!? 開かれた「松の湯」 ↓ 黒石市と黒石市民の連携にかかってる!!
ご清聴ありがとうございました! よされ横町側のファサードです。 格子を残して、後ろのガラスを透明にすることで中の人が見え隠れするようなファサードを考えてます。