ウィルス 河野 裕哉
ウイルスを知る コンピュータウイルスとは、プログラムに寄生する極めて小さなプログラムであり、自分自身を勝手に他のプログラムファイルにコピーする事により増殖し、コンピュータウイルス自身にあらかじめ用意されていた内容により予期されない動作を起こす事を目的とした特異なプログラムのことです。
なぜ、ウイルスと呼ぶようになったのか・・・
コンピュータウイルスの定義 経済産業省が告示した「コンピュータウイルス対策基準」には、コンピュータウイルスの定義を、『第三者のプログラムやデータベースに対して意図的に何らかの被害を及ぼすように作られたプログラムであり、次の機能を一つ以上有するもの』としています。
1) 自己伝染機能 自らの機能によって他のプログラムに自らをコピーし、又はシステム機能を利用して自らを他のシステムにコピーすることにより、 他のシステムに伝染する機能 2) 潜伏機能 発病するための特定時刻、一定時間、処理回数等の条件を記憶させて、条件が満たされるまで症状を出さない機能 3) 発病機能 プログラムやデータ等のファイルの破壊を行ったり、 コンピュータに異常な動作をさせる等の機能
感染時の症状を知る コンピュータウイルスに感染すると、典型的な例として ・音楽を演奏する。 ・異常なメッセージを表示する。 ・画面表示が崩れる。 等の症状があります。
このほかにも、次のような症状が生じた場合には、ウイルス感染の可能性が考えられます。 ・システムが立ち上がらない。 ・システムの立ち上げに異常に時間がかかる。 ・システムがハングアップする。 ・ユーザの意図しないディスクアクセスがおこる。 ・ファイルが削除、破壊される。 ・ディスクが破壊される。
コンピュータウイルスを感染させる行為をした場合 日本では、電子計算機損壊等業務妨害罪、偽計業務妨害罪、器物業務妨害罪等の規定が適用される可能性があります。 電子計算機損壊等業務妨害罪が適用された場合、5年以下の懲役又は100万以下の罰金に処せられる。ウイルスに感染した被害者から損害賠償を請求された場合は、作成者はさらに多額の賠償をしなければならなくなる。 自分のコンピュータがウイルスに感染したが対策をとらず、他のコンピュータに感染を広げてしまった場合も賠償の責任を負う可能性があるそうです。
みなさんくれぐれもお気をつけ下さい
ご清聴ありがとうございました。