明星大学 情報学科 2010年度後期 コンピュータ設計論 第9回 入出力装置2 補助記憶装置、通信装置 @ DENGINEER
本日 の メニュー 1.補助記憶装置 2.通信装置 3.演習
1.補助記憶装置(1) コンピュータの基本構成 CPU 入力装置 制御装置 演算装置 出力装置 補助記憶装置 データの流れ 制御の流れ (ALU) 出力装置 補助記憶装置 データの流れ 制御の流れ 主記憶装置
1.補助記憶装置(2) 補助記憶装置 主記憶装置を補うもの。 主記憶装置に比べて、 一般的にアクセス速度は遅いが、 一般的にアクセス速度は遅いが、 大容量、安価、不揮発である。 取り外しできるメディアもあり、 バックアップやデータ交換、 プログラム配布にも活用されている。
1.補助記憶装置(3) HDD(ハードディスク) 金属などの硬い(ハードな)円盤に塗布した 磁性体に、情報を記録する装置。 円盤は、プラッタ(platter)と呼ばれる。 読み書きするための磁気ヘッドは、 プラッタの回転による風圧で、ほんのわずかに浮いて 接触していないので、高速・微動・高精度・高密度が 実現できている。 タバコの煙の粒子の 直径より狭い
1.補助記憶装置(3) HDD(ハードディスク) アクセスアーム 磁気ヘッド 磁気ディスク
1.補助記憶装置(4) HDD(ハードディスク) シリンダ セクタ
1.補助記憶装置(5) 光学ドライブ レーザー光などの光を使用して、メディアから 情報を読み取る装置。 「読み出し専用型」「追記型」「書き換え型」がある。 詳細は、配布資料を参照のこと。
1.補助記憶装置(6) USBメモリ Flashメモリを使用し、インターフェースに USBを採用した、記録メディア。 コネクタが一体になっており、駆動部分がないため、 小型で扱いやすい。 意匠デザインに工夫を凝らしたものや、セキュリティを 強化するための指紋認証を備えたものもある。
1.補助記憶装置(7) SDカード Flashメモリを使用した、携帯機器用の 記録メディア。 互換性について 機器側 SD SDHC SDXC SD ◎ ○ ○ メディア SDHC × ◎ ○ SDXC × × ◎
1.補助記憶装置(8) SSD(Solid State Drive) Flashメモリを使用し、インターフェースが HDDと互換性のある記憶装置。 HDDとの比較 駆動部がないので、 高速・無音・低発熱・省電力・振動に強い
2.通信装置(1) 通信装置 他の装置と情報を交換するもの。 一般的に伝送距離が長くなるので、 シリアル方式のインターフェースが シリアル方式のインターフェースが 採用される。 システム構成の変更や膨大な配線からの 開放というニーズから、無線方式の 利用も多くなってきた。
2.通信装置(2) LAN(Local Area Network) 不特定の外部とは接続しない、 閉じたネットワーク。 閉じたネットワーク。 ⇔ WAN(Wide Area Network) 一般的には、物理的な規格の「Ethernet」と、 通信規格の「TCP/IP」を使用したものが 使用される。
2.通信装置(3) 有線LAN 100Base-TX 対応ケーブル 装置側コネクタ (8芯UTP カテゴリ5) (RJ-45 モジュラー8極8芯)
2.通信装置(4) シリアルインターフェース EIA-232D(RS-232C) 成り立ちは、モデムを通してネットワーク接続するための インターフェース。 現在の複雑化・高速化したネットワークでは、利用されなく なり、組み込み機器における、簡便な装置の通信手段としての 利用が多い。 パソコン(AT互換機)では、本来の規格から、信号線や 機能を省略したものが採用されている。
2.通信装置(5) IrDA(Infra Red Data Association) 赤外線を利用した、無線通信方式。 現在では、主に携帯電話の簡易通信手段として 使われている。 通信速度は、有線方式のRS232-Cと同等。
2.通信装置(6) BlueTooth 微弱電波を利用した、無線通信方式。 電波強度により、クラス分けされている。 Class1 100mW 100m Class2 10mW 10m 接続相手と「ペアリング」を行なうことで通信可能となる。 ヒューマンデバイスでの採用例が多い。 (キーボード、マウス、ヘッドセットなど) PS3やWiiのコントローラでも採用されている。
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