研究背景 研究目的 手法 研究計画 分散型プラズマアクチュエータと物体形状の統合最適設計による 仮想空力形状の実現 jh NAH

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第10章 機械設計の高度化 ★本講義の内容だけでは機械設計はできない? ★教科書や参考書の設計手順で設計ができるのか?
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経歴 金崎 雅博(かなざきまさひろ) 2004年3月東北大学大学院 情報科学研究科 システム情報科学専攻 博士後期課程 修了
高速CFDコードを用いた次世代空力応用研究プラットフォーム構築に 向けた実証研究
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Bottom-UpとTop-Down アプローチの統合による 単眼画像からの人体3次元姿勢推定
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火星探査への応用を想定した 密閉型パラフォイルの風洞試験結果について
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Jh NAHI 横田 理央 (東京工業大学) Hierarchical low-rank approximation methods on distributed memory and GPUs 背景  H行列、H2行列、HSS行列などの階層的低ランク近似法はO(N2)の要素を持つ密行列をO(N)の要素を持つ行列に圧縮することができる。圧縮された行列を用いることで、行列積、LU分解、固有値計算をO(NlogN)で行うことができるため、従来密行列の解法が用いられてきた分野では階層的低ランク近似法
複数ホストに分割されたメモリを用いる仮想マシンの監視機構
エアリード楽器および音響機器における大規模音響流体解析
Computer Graphics 第10回 レンダリング(4) マッピング
アンテナ最適化技術と電波伝搬シミュレーション技術の高速化と高精度化
研究課題名 研究背景・目的 有機エレクトロニクス材料物質の基礎電子物性の理解 2. 理論 3. 計算方法、プログラムの現状
通信機構合わせた最適化をおこなう並列化ンパイラ
オープンソース開発支援のための ソースコード及びメールの履歴対応表示システム
ソースコードの特徴量を用いた機械学習による メソッド抽出リファクタリング推薦手法
高汐 一紀 慶應義塾大学 新しい空間の創出:uPlatea 新しい道具の創出: u-Photo 思考する家具・部材: u-Texture
導電性高分子材料の電子状態計算に現れる連立一次方程式に対する 並列直接解法の高性能化
GW space-timeコードの大規模な有機-金属界面への適用に向けた高効率化
背景 課題 目的 手法 作業 期待 成果 有限体積法による汎用CFDにおける 流体構造連成解析ソルバーの計算効率の検証
随伴解析を用いた物体表面形状最適化による抵抗低減
Peer-to-Peerシステムにおける動的な木構造の生成による検索の高速化
Bottom-UpとTop-Down アプローチの組み合わせによる 単眼画像からの人体3次元姿勢推定
細菌べん毛モーターを用いて泳ぐ仮想生物の寸法と速度の関係
ベイズ最適化 Bayesian Optimization BO
第10章 機械設計の高度化 ★本講義の内容だけでは機械設計はできない? ★教科書や参考書の設計手順で設計ができるのか?
研究背景・目的 研究組織 実施内容 適用手法 提案研究により期待されること
Q3 On the value of user preferences in search-based software engineering: a case study in software product lines Abdel Salam Sayyad (West Virginia University,
高精細計算を実現するAMR法フレームワークの高度化 研究背景と研究目的 複数GPU間での袖領域の交換と効率化
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堆積炭塵爆発に対する大規模連成数値解析 研究背景 研究目的 計算対象および初期条件 燃焼波の様子(二次元解析) 今後の予定
A02 計算理論的設計による知識抽出モデルに関する研究
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研究背景と目的 解析結果・グラフ 解析手法 今後の展望 太陽光模擬の高精度化 熱中症リスク評価シミュレータの開発と応用
研究背景と目的 解析結果・グラフ 解析手法 データベース化結果・今後の展望 データベース化 熱中症リスク評価シミュレータの開発と応用
Jh NAHI 横田 理央 (東京工業大学) Hierarchical low-rank approximation methods on distributed memory and GPUs 背景  H行列、H2行列、HSS行列などの階層的低ランク近似法はO(N2)の要素を持つ密行列をO(N)の要素を持つ行列に圧縮することができる。圧縮された行列を用いることで、行列積、LU分解、固有値計算をO(Nlog2N)で行うことができるため、従来密行列の解法が用いられてきた分野では階層的低ランク近似
■ 背景 ■ 目的と作業内容 分子動力学法とフェーズフィールド法の融合による 粒成長の高精度解析法の構築 jh NAH
ビデオデータベースを用いた 流体画像に基づくアニメーション生成
強制パススルー機構を用いた VMの安全な帯域外リモート管理
異種セグメント端末による 分散型仮想LAN構築機構の設計と実装
IPmigrate:複数ホストに分割されたVMの マイグレーション手法
背景 粒子法(SPH・MPSなど)は大規模流体シミュレーションなどで幅広く利用.一方で,手法の数学的正当化(数値解析)が不十分
エアリード楽器および音響機器における大規模音響流体解析
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研究背景 研究目的 手法 研究計画 分散型プラズマアクチュエータと物体形状の統合最適設計による 仮想空力形状の実現 jh180079-NAH 松野 隆 (鳥取大学),金崎雅博(首都大学東京) 分散型プラズマアクチュエータと物体形状の統合最適設計による 仮想空力形状の実現 プラズマアクチュエータ(PA) 放電プラズマを利用した流体制御デバイス 誘電体バリア放電で生成されたプラズマの移動によって, 平滑な物体表面から壁面噴流が生成できる 可動部分なし,単純構造,高速応答 流体制御への応用例: ブラフボディ空力抵抗の大幅低減 (80%減)等多数 産業的実用化への障壁 高速・大スケール流へ適用する場合の流体制御性能低下 実問題への適用手法が未開拓 ほとんどの研究は、既存の形状に対して後付け設置を想定 プラズマアクチュエータのポテンシャルが生かされていない プラズマアクチュエータ応用研究における現在の課題 研究背景 プラズマアクチュエータの構成と間欠駆動時のジェット可視化 多電極プラズマアクチュエータによる二次元翼の剥離制御風洞試験結果(松野 2017) OFF ON (Vdc=-20kV) ON Dielectric material Thickness of the dielectric layer Length of electrode Gap of electrodes 課題 現状 PAの噴流強度の不足 高出力の多電極PAが開発[1]され 大幅に出力向上 流体制御メカニズムが未解明 「京」を用いた高精度数値解析[2]によって進展 制御因子が非常に多く、 最適な設計が困難 未解決 CFD/EFD両面から研究中(jh170047-NAJなど) Velocity Location of Actuator Scale of the Model プラズマアクチュエータの流体制御性能を決定する諸因子 [1] T Matsuno et al 2017 IOP Conf. Ser.: Mater. Sci. Eng. 249 012005 [2] M Sato et al 2015 AIAA Journal 53 2544–2559 多数のプラズマアクチュエータの存在を前提とした高性能な空力形状(”仮想空力形状”)の実現 物体の物理形状と,多数のプラズマアクチュエータを統合した空力最適化コンセプトの実証 空力制御効果の最大化と,形状への物理的要求達成の両立 研究目的 高速CFDコードを用いた空力応用研究プラットフォーム jh160032-NAJ/jh170047-NAJ(代表者:松尾裕一(JAXA))において幅広いアーキテクチャでの適用性を実証 空力解析:FaSTAR +User Customized Routines プラズマアクチュエータは体積力ソースとしてUCRに実装 グリッド自動生成:HexaGrid PARSEC法による形状定義→STL自動生成→HexaGrid 最適化:Harmone-sa/ea 改良NSGA-IIによる大域的最適化 多点追加サンプリングEGO法による低コスト最適サンプリング法 手法 多数分散型プラズマアクチュエータの動作特性解析 CFD用数値モデルを構築 一様体積力ソースモデルを基盤 実物を用いた実験結果を用いて評価 最適化・設計手法の実装 EGO法の効率的実行手法 解探索の並列化,サンプル取得の投機的実行手法の検討 評価指標にEHVI (expected hypervolume improvement) を適用 形状/PA統合最適設計 Phase I: フィージビリティスタディ 2次元単純形状(ブラフボディを予定)の仮想空力形状設計 空力特性の単純な最適化 形状変更とPA設計の統合最適化によるベネフィットの評価 Phase II: 空力制御効果の最大化 上記で得られた仮想空力形状の多目的最適化 形状変更のコストとPA電力消費etc.のトレードオフ検討 研究計画 PA間欠噴流解析(松野) 揚力最大化:PAの位置・出力に対する近似曲面と流れ場