老人クラブ 5万人会員増強運動 5カ年計画(平成26~30年度) 公益財団法人 鹿児島県老人クラブ連合会
老人クラブ50年の歴史のなかで ●戦後、高齢者が自主的に組織してきた老人クラブは、 平成10年をピークに、クラブ数・会員数が減少している。 平成10年をピークに、クラブ数・会員数が減少している。 平成10年 17万会員 平成25年 11万会員 ●一方、わが県は高齢社会となり、今後も高齢者人口が 増え続けることが予測されている。 65歳以上人口 75歳以上人口 平成22年 45万人 (人口比 27%) 25万人 (15%) 平成47年 50万人 (人口比 36%) 32万人 (29%)
「老人クラブ活性化3か年計画」を実施 平成22~24年度 実施項目の認識が深まり、活動に進展がみられた。 しかし、会員増には 平成22~24年度 「老人クラブ活性化3か年計画」を実施 1 健康づくり・ 介護予防活動 会員 加入増 実施項目の認識が深まり、活動に進展がみられた。 しかし、会員増には つながらなかった 2 若手リーダーの 養成・活用 3 一般高齢者への 呼びかけ
老人クラブ組織 総意のもとに ● 運動案の策定 … 県老連加入促進検討会 ● 県老連における検討 ① 運動案の送付 ② 会議 (県老連加入促進検討会) ● 運動の決定 … 県老連理事会・評議員会
高齢者の孤立を防ぎ、 健康で生きがいある長寿社会を 実現するために 老人クラブはこれからも “新たな仲間に呼びかけ” “5つの基本理念” をめざしてすすみます! “5つの基本理念” をめざして、 時代が求める多様な老人クラブづくりをすすめましょう!
老人クラブがめざすもの (基本理念) 生きがいづくり 高齢期の充実 - 趣味・文化・レクリエーション 等 健康づくり 高齢期の充実 - 趣味・文化・レクリエーション 等 健康づくり 健康寿命を延ばす - 学習・運動・体力測定 等 仲間づくり 同世代の連帯・支え合い - 例会・友愛・親睦 等 地域づくり 社会貢献 - 環境美化・ボランティア・世代交流 等 男女共同参画によるクラブづくり 居心地の良いゆめのある暮らし-つながりの心で持ちつ・持たれつ
「伸ばそう!健康寿命・担おう!地域づくりを」 運動スローガン 「伸ばそう!健康寿命・担おう!地域づくりを」 総力を結集して、 5万人会員増強を達成しよう!
老人クラブの 「総力」 … 75歳以上高齢者は26万人 会員増強の中心世代です。 … 会員の6割を占める女性会員の結束で勧誘活動を強化 ● 高年パワー … 75歳以上高齢者は26万人 会員増強の中心世代です。 ● 女性パワー … 会員の6割を占める女性会員の結束で勧誘活動を強化 しよう ● 若手パワー … 75歳未満若手高齢者14万人 魅力ある活動は自らが 創造しよう
運動の期間・目標 ● 期間 5カ年(平成26~30年度) ● 目標 5万人会員増強 5万人達成のイメージ ● 期間 5カ年(平成26~30年度) ● 目標 5万人会員増強 (ピーク時からの減少6万人、16万人を戻す) 5万人達成のイメージ 年間 1クラブ5名純増 ×5年 ⇒5万人 年間 加入率およそ10%増 ×5年 ⇒5万人 最低加入率25%増で ⇒5万人 年間 市町村老連新設6クラブ増 ×5年 ⇒5万人 団塊世代の60%加入増で ⇒5万人
市町村老連において 独自のプランをつくろう 1. 運動目標の設定 県老連「5万人」を基本に、市町村老連における 目標数を設定する 単位老人クラブにおいても同様に目標数を設定 2. 運動の内容 次の3つの共通実施運動を基本にしながら、 独自の運動内容を作成
単位クラブや市町村老連での取り組み ★まずはメンバーを決めて,話し合う場をつくろう! 人をつくる 会員増強(運動推進) 委員会を設置する ★まずはメンバーを決めて,話し合う場をつくろう! 会員増強(運動推進) 委員会を設置する 目標の会員増数を 決める 目標数達成の ための進め方を 決める。 会員で合意する ●勧誘の具策 ●クラブのPR ●町内会・自治 会等との連携 ●楽しい活動の 場つくり ●若手等人材の 発掘 定期的に目標と 達成状況を共有する 解散・脱会防止のための 相談できる場 人をつくる
3つの共通実施運動 運動 ① 勧誘から始めよう! 運動 ② クラブをPRしよう! 運動 ③ クラブをつくろう!
勧誘から始めよう! 会員一人ひとりが勧誘の担い手です 運動1 勧誘から始めよう! 会員一人ひとりが勧誘の担い手です ・会員増強の成功例に共通するのは勧誘活動です。 ・一会員,1人声かけを勧めよう。 ・運動スローガンを高年・女性・若手会員で実践しよう。
成功事例 ① 大和(だいわ)友愛クラブ ② 政畝(まさうね)永寿会 ・3年間で100名増員 ・毎年10名以上の増員 〈兵庫県川西市〉 〈兵庫県川西市〉 18のサークル活動へ、 未加入高齢者や 他グループ参加者を誘い ・3年間で100名増員 ② 政畝(まさうね)永寿会 〈広島県呉市〉 未加入高齢者を くまなく訪問して、 加入を呼びかけ ・毎年10名以上の増員
クラブをPRしよう! あなたのクラブは地域に知られていますか? ・地域にクラブをPRする 運動2 クラブをPRしよう! あなたのクラブは地域に知られていますか? ・地域にクラブをPRする ・ 自治会活動にも参加し,地域で存在が知られるようにしよう。 ・ 行政と連携して「介護予防活動」の輪を地域の高齢者に広げよう。 ・ 地域高齢者と出会う場で、クラブのPRを ・ 口コミ、ポスター、チラシ、会報、ホームページ等,創意工夫して ・ 「いきいきサロン」はPRの場。運営にもかかわろう。
成功事例 ③ さしまスローライフ ④ 大野城(おおのじょう)市 シニアクラブ連合会 ・5年間で158名と倍増 ・8年間で173名の増員 〈埼玉県川口市〉 町のいたるところに、 あえて手作りした広報誌と お誘いポスターを貼りだして、クラブをPR ・5年間で158名と倍増 ④ 大野城(おおのじょう)市 シニアクラブ連合会 〈福岡県〉 市広報誌や公民館だよりで クラブを紹介、 福祉推進員との交流会や 隣組組長会議でPR ・8年間で173名の増員
クラブをつくろう! すべての地域にクラブを設置しよう 運動3 ・自治会と連携して未設置地域に老人クラブをつくろう! ・解散の近隣クラブをホスト役に老連と連携してクラブを再生しよう! ・高齢者の増加に伴い、一地域に複数クラブの設置を目指そう。 ・高齢者の意向が多様化するなか,新しいタイプのクラブを考えよう。
成功事例 ⑤ 昭島市 ⑥ 慶河苑(けいかえん) 老人クラブ連合会 ・10年間で ・高齢者全員加入の 15クラブ新設 町内会高齢部として再編 老人クラブ連合会 〈東京都〉 未設置地域の町内会に クラブの必要性を訴え、 協力してクラブを立ち上げ ・10年間で 15クラブ新設 ⑥ 慶河苑(けいかえん) 町内会高齢部 〈福島県福島市〉 孤立死をきっかけに、 町内会、民生委員、クラブで協議、住民アンケートの結果 ・高齢者全員加入の 町内会高齢部として再編 自治会 連携型 自治会 連携型
成功事例 ⑦ いきいきクラブ長泉 ⑧ 戸狩老人クラブ ・高齢者による「戸狩長寿会」 ・2クラブを立ち上げる ・「戸狩若手高齢者会」 (ながいずみ) 〈静岡県長泉町〉 休会と未設置地域を 町の地図で把握し、 町内会長や民生委員と相談、 適任者をリーダーにして ・2クラブを立ち上げる ⑧ 戸狩老人クラブ 〈長野県飯山市〉 加入促進により 若手が増えたため、 年齢別に2クラブに分けた ・高齢者による「戸狩長寿会」 ・「戸狩若手高齢者会」 休会・未設置 地域型 新たな試み~年齢別
成功事例 ⑨ スマイルクロ-バー会 ⑩ 浦安市 老人クラブ連合会 ・1クラブ結成 ・参加したい活動に参加 〈徳島県徳島市〉 〈千葉県〉 〈徳島県徳島市〉 市内広域を範囲とする、 絵画を中心とした 高齢者のサークルが、 市老連に加盟 ・1クラブ結成 ⑩ 浦安市 老人クラブ連合会 〈千葉県〉 所属クラブの同意を得て、 趣味を通して、 他クラブへも越境入会 (正・準会員を区別) ・参加したい活動に参加 新たな試み~サークル 新たな試み~越境入会
会員増強のキーワード 運動を検討するなかでは、 さまざまな 「会員増強に関するキーワード」が 提案された。 連合会における 「独自プラン」の参考に、紹介する。
会員増強のキーワード ●リーダーの意欲 ●活動の魅力 ●楽しい活動 ●加入のメリット ●地域支え合い ●顕彰制度 ●イメージアップ ●若手人材の発掘 ●活動の場づくり ●名称変更 ●サークル活動 ●広域型クラブ ●自己点検 ●行政との連携強化 ●加入促進委員会 ●体験型加入促進 ●数値目標の設定 ●地域行事への参画 ●広報PR、HP ●行政等の広報活用 ●地元名士の加入 ●年代別の活動 ●若手、女性の活用 ●行事オープン化 ●クラブ選択制 ●休会クラブの復活 ●事務局体制の強化 ●後継リーダー養成 ●他高齢者グループへの声かけ ●未加入者への情報提供 ●相談支援体制の強化 ●新規事業の開発 ●いきいきサロンの実施 ●戸別訪問、口コミ、お誘い ●高齢者の生活を守る活動 ●自治会や他団体との連携 ●未加入者へのアンケート調査 ●未加入者リストの作成 ●自治会との連携による新設クラブ ●未組織地区での新設 ●人材育成、役割分担 ●単位クラブと連合会の連携 等
生きがい・健康づくりを中心に 全国へと広がった老人クラブ 地域づくり活動への期待が大きくなっています! あたたかな地域をつくりましょう! ● 今日では、 孤立防止、生活支援、消費者被害防止、子どもや障がい者・高齢者の見守り、 地域づくり活動への期待が大きくなっています! ● 老人クラブ関係者の努力にくわえ、 行政、自治会、民生委員、社会福祉協議会など、 地域団体との連携を深め、高齢者の仲間づくりによって、 あたたかな地域をつくりましょう!